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妻がお弁当を作っている。どうやら片栗粉は唐揚げに使うようだ。子供たちの部屋に行ってみると、高校生の息子がいない。家族よりも部活をとったらしい。これはこれで健全か。この春から富士山が見える都会の大学に進学して一足先に帰省している娘は、まだ寝ていた。茶色に染めた髪が布団からのぞいているのが、なんとも初々しい。
娘が起きるのを待って、正月に一人で歩いた鬼ノ城に向かう。今日は、妻と娘も一緒だ。多くの人出が予想されたので、マイナーな奥坂休憩所に車を停めて阿弥陀原登山道で鬼ノ城に上がることにした。この登山道はちょっと急だが、休憩もなく妻も娘も上がり切る。拍手。
すこぶる天気がいいので、瀬戸内海の小豆島までよく見えた。じりじりした日差しを避けて、第二展望台の木陰でお弁当を広げることにする。定番のおにぎり、鶏の唐揚げ、卵焼きの三点セット。相変わらずうまいので、ひたすら満足。
この後、北門から西門に回り込み、一日早い「ちまき」を頬張る。そういえば、去年は雨の中の星山の頂で「ちまき」を頬張った。このときは激しい雨と雷で慌てて駆け降りたが、今日はほんとにいい天気だ。妻と娘が話し込んでいる間、岩の上に寝転んでひとり昼寝を決め込んだ。なんせ、高速バス→街中トレイル→ハイキングだから。
来年のGWもどこかの山で「ちまき」を頬張る夢を見て。
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