先月に佐世保から西唐津を旅したときにお世話になったご夫婦がいます。日本最西端の神崎鼻を訪問して江迎町へ向かう途上、道沿いの美しい霊園を立ち止まって眺めているときに、お墓参りを終えたご夫婦に声を掛けられました。
その時は少し会話をして、別れました。数分歩いて冷水岳登山口の所で、ご夫婦の車が停車して、『もし、よろしかったら、冷水岳の展望台まで案内しますよ!』と声を掛けて頂きました。『また、ここまで戻ってきます。』とも言われました。ご好意に甘えて北九十九島を一望できる冷水岳の展望台まで案内していただきました。計画外のコースで旅程中最高の絶景を堪能できました。そして、故郷の景観を喜々として、また誇らしげに語るご主人の表情が印象的でした。帰宅後、旅の疲れが癒えた頃にご夫妻にお礼状を差し上げました。そんなことを忘れていた一昨日、ご夫妻から封書が届きました。
中には「本土最西端訪問証明書」が同封されていました。
しかも、日付は私が訪問した10月21日になっていました。
お二人との会話の中で、「本土最西端のモニュメントへは行ったが、展望台には行かなかったです」とは話をしました。
そのことを覚えていて、わざわざ、事情を説明して「30年10月21日」の日付で証明書を入手してくれたことに感激です。本当に優しいご夫婦です。
徒歩旅をしていればこそ、遭遇する”出逢い”は最高の思い出です。
adoppo殿、それは、人柄なんでしょうね〜貴殿の
adoppoさん、こんばんは。私も経験が有ります。数年前に「岩木山」に登山した時の話です。岩木山神社から登ったのですが、同じコースを戻るには面白くないと思い、岩木山スカイライン方面へと下山したのです。バスの時刻表を見たら本数も少なく2時間以上バスが来ないのです。途方に暮れていて、コカ・コーラの自販機に飲み物を詰めている兄さんに声を掛けてみました。そうしたら、弘前方面に戻るから乗っていってもいいよーと言われました。お言葉に甘えて、岩木山神社まで乗せて戴きました。気持ちばかりの御礼を出したのですが、結構ですよと受け取ってもらえませんでした。知らない土地での親切は、一人旅の私に取って本当に有り難い事でしたし思い出も一層深まりました。感謝ですね。
コメントありがとうございます。三重県の方ですか。鈴鹿出身なのでなんとなく嬉しいです。
徒歩旅で優しくされることが多い私ですが、そのたびに懺悔することがあります。まだ徒歩旅を始めて間もない頃、東海道を西へ向けて歩いていました。鈴鹿峠を越えて行きかう人のいない土山町の山中で、一見、ホームレスかと思えるような人と出会いました。リュックもバッグも何も荷物の類は持っていません。その人から、「何か食べ物を持ってないですか?」と話しかけられました。
その時、私はソーセージ、パン、などを持っていましたが、返答に窮しました。
”リュックを下ろした瞬間に、それを持って逃げられたら、追いつけない”と思ったからです。そして「私も何もなくて、そこで水を貰ったばかりです」と偽ったのです。
人に優しくしてもらう度に、『あの人は本当に困っていたのかもしれない。酷いことをした』と思います。
今、同じ場面に遭遇したら”リュックを下ろして食べ物をあげるでしょう。”
なぜならば、もしかして、リュックは奪われるかもしれないが、危害を加えるようには見えなかったからです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する