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前号でRakuten MobileのSIMを追加してデュアルSIMにしたことを日記しました。Rakuten SIMが快調ならこちらをメインSIMにして本気で0円運用(ただしデータ量1GB/月上限)にしようかとも思ったのですが、ネット上で調べてみると、Rakutenは建物の中などで、とてもつながりにくい(アンテナが立たない)というクレームが多発していました。(AUアンテナを借りている地域ではこの問題は発生しないようです。)
ということで、今のところdocomo系, AU系などの格安SIMとの併用が好ましいという結論になりました。
ところが、今使っているBiglobe(docomo系)と併用してみると、街中でRakutenはばっちりなのに、Biglobeがアンテナ4本立ってもインターネットに接続できないことが多々あることが確認されました。これは以前から気になっていましたので「やっぱりそうか!」と腑に落ちました。
原因を調べると「格安SIMはアンテナまではそれぞれの純正回線(docomo, AU, SB)と全く同じだが、その先インターネット接続するパイプの太さが細いので、ユーザーが多いとそこで目詰まりする」現象ではないかと思われました。Biglobeは光回線との併用で3GB/月550円でとても魅力的ですが、ユーザー数も増加していて目詰まりを起こしやすいのでは、とも思われました。
たまたま、Biglobeを契約した今年4月以降はCのために外でインターネットを使う機会がすくなかったのですがここにきて電車利用が復活し利用機会が増え、また契約自体が2年目の来年4月から月額900円くらいに上がるところだったので、ほかに良い格安SIMがないかと探したところ、HIS(旅行会社の)の音声SIMがそこそこ良い条件(1G/590円;半年使うと事務手数料+アルファがキャッシュバック)だったので、えいやっ、とMNPで切り替えてしまいました。(品質的にはOCNモバイルが一押しのようですが、切り替えに伴う費用(\3300)のカバーがありませんでした。)
SIMが届いたので、早速切り替えて、大岳山にハイクしたついでに測定してみました。(MNP登録、切り替えなどはネット上で完結しますが、e-SIMではないので、SIMの物理的差し替えはDIYです。^^;)
※ 画像1: 4G実測結果 HIS 対 楽天モバイル 4G
【わかったこと】 データ数が少ないので暫定の暫定
1. 電波の十分(3本以上)入るところでは、楽天のほうがHISよりもわずかに速度が出る傾向がみられるようです。
2. 電波が十分(3本以上)入るところでは、いずれも市街地よりも山間部のほうが速度が出る傾向があるようです。青梅から滝本あたりではいずれのSIMも下り40Mbps〜50Mbps超を記録しました。
3. 大岳山頂では 楽天(AU)は圏外でした、HIS(docomo系)は0本ながらかろうじてデータ通信ができる場所がありました。
4. 全体的に楽天はダウンロードの速度を重視しているにも見えるので、スマホからのアップロードする(画像のシェアなどする場合)時間は比較的にかかりそうです。
【所感】
1. 当初HISは実績値が少ないため、多少心配していましたが、Biglobeよりもインターネットがサクサク動くし、Biglobeの一番のネックだった市街地でのつながりにくさは解消/改善されたように思いました。
2. 東京近郊の市街地屋外ではHIS, 楽天とも問題は感じませんが、駅構内地下などでは楽天はアンテナが立たないことがしばしばあり、移動中はHISのほうが安心だと思いました。
3. 市街地を離れたエリアではdocomo系有利は変わっていないようですが、東京近郊の里山はドコモ、AUの差は縮まっており、また青梅、御嶽あたりの駅付近は楽天もカバーしているようで速度もよく出ていました。
4. 楽天は1GB/月まで無料、また電話アプリを使うと、自宅Wifi環境での使用含め一般電話にも無料通話が出きるのでメリットがあると思います。
5. デュアルSIMは、楽天+docomo系/Au系/SBを組み合わせることにより、様々なニーズをカバーしやすいように思います。
※ 格安SIMの競争は相変わらず激しいようで、週ごとにどこかのベンダーから新しいサービス、料金体系がアナウンスされるような状況です。コストのために手間を惜しまないなら、半年から1年単位でベンダーの切り替えを行うのが最適解ではないかと思われます。
※ お迷いの方向けのわかりやすい解説はこちら
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