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https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-190434
その後気が向いたときにそのほかの山も加えておりまして、現在約70種、233地点となりました。
便利といえば便利なのですが、これを実際のハイクで使おうとすると、カシミールとジオグラフィカ上の地図をにらめっこしながらマーカをいちいち手で登録しなければならず、とても面倒でした。
そこで今回、カシミール上の野草データ(NDB)を一括してジオグラフィカのマーカーとして登録するプロジェクトに挑戦しました。とても複雑だったので丸1日かかりました。

手順としては
1.カシミールのNDBに地名として登録した「野草の位置データ」.gpxをテキストエディタで弱み込み、不要データを削除後*1)、.txtファイルとして書き出す。
2.ジオグラフィカがマーカーとして理解できるデータに書き直す。(適当なツールを持っていないのでExcelのconcatenate関数などを使ってタグなどを生成などしました。)
・まず前項の.txtファイルをスペースを区切りに追加したcsvファイルとしてExcelに呼び出す。
・シートをコピーしながら、不要な列削除、緯度経度標記変換*2)、必要なxmlタグを追加など行い成型する。
・成型後データの入ったシートをCSV(.txt)ファイルとして書き出す。
3.上記.txtファイルをTeraPad(テキストエディタ)で読み込み、","を行(\n)に変換*3)。なぜか不要な"マークがそこら中に追加されるで削除。ヘッダー、フッターの追加*4)など行った上、UTF-8に変換して書き出す*5)。(この段階でXML互換に仕上げます。)
4..txtを.gpxに書き換える。(中身は一緒です。)
5.ジオグラフィカで読み込む。と、マーカーに"import"フォルダして追加されます。
画像1 ジオグラフィカのマーカー画面
画像2 変換後のgpxファイル例
画像3 拡大するとこんな感じです。(こちらの姫はほぼ公開と思われますので。)
※ 引っかかりそうなのは以下の諸点でした。
*1) 後から追加した野草データは、元から入っている地名データ27000件くらいの後ろに追加されているので、ヘッダーと元から入っている地名データは削除します。削除の時には"Shift"を押しながら"PageDown/up"キーを使うと少し早く目的行にたどり着けます。
*2) カシミールのDBを書き出すと経度緯度表記が、例えば32°59'02.20"が32.590220になるので、分、秒に分解して小数に計算しなおしが必要です。
*3) Excel上で文字列を作ると1ポイントのデータが横1行になりがちなので、一旦csvに落として、テキストエディタで","を改行コード(\n)に置換するひと工夫がいります。
*4) 追加するヘッダー、フッターは以下のようなもので大丈夫です。
ヘッダー:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<gpx version="1.1" creator="Geographica - http://geographica.biz/" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http://www.topografix.com/GPX/1/1" xsi:schemaLocation="http://www.topografix.com/GPX/1/1 http://www.topografix.com/GPX/1/1/gpx.xsd" xmlns:kashmir3d="http://www.kashmir3d.com/namespace/kashmir3d" xmlns:geographica="http://geographica.biz/namespace/geographica">
フッター:
</gpx>
*5) うっかりShift-JISのままインポートすると、文字化けして目がちかちかします。これもテキストエディタなどでUTF-8にコード変換が必要です。
以上です。何回かやってみて手順が安定したらヤマノートにするかもしれません。
p.s. 2023.04.16 ジオグラフィカ⇒カシミールはこちらの日記に追加しました。
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