STAP細胞の論文問題で、筆頭著者が自分のやり方が自己流だったことを言い訳にしていたけど、よく今までそれでいろんな研究室を渡り歩けたなと感心します。ましてや理研にリーダーとして採用されるなんて。
もう自分は岩登りはできないけど、もし岩壁の取り付きでパートナーから「僕の確保の仕方は自己流です。」って言われたら、「じゃあね!」って言って一人で降りるだろうな。
ヤマレコの山行記録を見ていても、たまに自己流の方を見かけますよね。危険なことしているのに本人は気付いていない。一言注意してあげたい気がするけど、突然知らない人からそんなこと言われたら反駁されるでしょうね。BLに入れて無視されるだけ。
今はネットで検索したり質問したりで、山岳会に入らなくても知識は増えていくのでしょう。お金出せば講習会もあるし、山岳ガイドも昔よりはいっぱいいるし。こんなこと書くとまたオヤジの小言なんて言われるんだろうな。
ある程度のレベルの登山であれば、自己流でも問題ないことが多いだろうが、岩と雪の世界になると、自己流では危ないでしょう。自分も最初は自己流で登っていましたが、岩と雪を目指すようになって社会人山岳会に入りました。そこでいろんなことを教えてもらい、他の会との交流もあり、いろんな方と知り合えました。本当に入会して良かったと思ってます。
でも地方に来て気がついたけど、都会より山岳会が少なく、情報も少ない。入りたくても入れない人もいるんだろうな。
ankotaさん、おはようございます。お元気で山に登られておられるようですね。
自己流、わたしも同感です。今の日本の状況、private > public の反映かなと思っています。私の山岳部時代は少なくとも、public > = privateの気持ちがありました。でないと、技術の継承や全体のレベルアップはできません。昨年、驚いた事の一つが、テント場のスペースが足りなくなっている、その理由が、パーティーでやって来ても一人一つのテントで宿泊するためだそうです。
たしかに、見ていてちょっとなあと思う人が居ますが、おっしゃる通り、助言してもたぶんイヤなオヤジと見られるのがオチですね。
時代は変わったといえばそれまでですが。今の自分が夏山や人の多い冬山を敬遠する理由は、その辺にありますかね。
我々のような「時代遅れ」のオヤジは、こそこそと人目を避けるように山に行きましょうね 。
パミールさん、コメントありがとうございます。
時代とともに方法、考え方が変化するのは当然ですね。
自分も10代の頃、新しい山道具を持っていると、父親から、
「今はそんな道具がないと登れないのか。」
と馬鹿にしたような言い方されて、ムッとした憶えがあります。
ヒマラヤも素人同然の人でも登れるようになりました。以前であれば、厳しい登攀をこなしても、一握りの人しか行けなかった場所です。
でも自然の脅威は時が経っても変わりません。
吉村昭の「三陸海岸大津波」(文春文庫、2004年、第1刷)の解説に、地元の古老の言葉が以下のように載ってます。
「津波は、時世が変わってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人たちは色々な方法で十分警戒しているから、死ぬ人はめったにいないと思う」
この言葉が活かされなかったのが残念です。
今日は昨日よりずっと天気が良いようです。今日の方が天気が良いのは予想していましたが、日曜日は人が多いだろうと思って土曜日にしました。おかげで雄大な八幡平を独り占めできました。こそこそするのも良いものですね。
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