私事ながら今年で登山趣味10周年となる。
昔の携帯を紛失してしまったので詳しい日時は忘れてしまったが、2012年6月に始めたことは確かだ。
末尾が2の日付に登り始めた記憶があるので、本日投稿させてもらった。
せっかくなのでその10周年の思い出を振り返っていきたい。
思い出が深いのでそこそこ長文だが、自己満足故にご容赦を。
始まりはとある方のホームページ。
元々温泉趣味で奥多摩にある蛇の目温泉に寄ってみたいと考えていたのだが、片道3時間以上、他に観光施設のようなものもないのでどうしようかなとネットサーフィンをしていると郷原から槇寄山を経由して数馬に降りる登山ルートを掲載しているホームページを発見。
一運動した後の温泉は格別と言う事で決定。
当日は以前嵌っていて酔った勢いで課金しまくり、最強軍団作り上げたゲームしながらも無事登頂&温泉。
今考えると登山しているとは思えない行動だ。
ただ天候も良くきれいな富士山も見えるなど今でも思い出深い山行だ。
2度目の登山は因縁深い戸倉三山。
これは前回登山の帰りのバスの中で西東京バスの時刻表を貰ったことに関係がある。
その時刻表を見ると武蔵五日市駅近い今熊山から戸倉三山を経由して十里木方面に下るとそのまま瀬音の湯に出る登山ルートが掲載してあった。
その横には朗らかな老夫婦のイラストもあり、登山知識皆無な自分は駅から近く最後に温泉があるなんて素晴らしいコースじゃないかと勘違い。
6月の暑い盛りに500mlのペットボトル一本携えて登山開始。
さてこの戸倉三山だが、ネットで検索するとドM向け、きつい、つまらないと散々な評判である。
つまり、どう考えても素人向けの山ではない。
結果として2座目の市道山を過ぎたあたりで手元の飲料はほぼ尽き、道迷いで遭難しそうになった挙句、おそらく脱水症状で一時的に気絶。
どうにかこうにか這う這うの体で笹平方面に下り事なきを得た。
ちなみにこの時、笹平がエスケープルートであると言う事を知らず進んでいたのでエスケープルートでなければ遭難死体の出来上がりである。
同日夜には友人との飲み会もあり死にかけたわwwwと笑っていたが、今考えると笑いごとではない事態である。
その他に思い出深い奥多摩の山と言えば雲取山だ。
金曜日の夜に奥多摩駅近くの民宿に前泊し、土曜日の朝2のバスで出発。
(朝1のバスは起きれなかった)
当時はまだチノパンに普通のスニーカーで登っていたこともあり、登る途中の親子に「その格好で登るのですか!!」と驚かれてしまった。
それでもどうにか登頂完了。
初めての前泊登山で自分なりに練った登山計画を達成した瞬間でもあり感慨深かった。
それ以外にも鴨沢から奥多摩駅の超ロングコース、バスの時間を勘違いして三峯神社で終バスを逃す、雲取山荘での音楽会など楽しい思い出が一杯である。
自分のホームは奥多摩なのだなと思う。
それ以外の山では鳳凰三山が印象深い。
奥多摩や丹沢などの山々をそこそこ周り、他の地域に足を伸ばしていたがどうしても日帰りになってしまう。
そんな折に帰りの電車の中で姦しいご年配の方に絡まれたいた「ヤマノススメ」を読んで登山を始めた大学一年生の男の子が鳳凰三山に登ったことを話していた。
帰ってから調べてみると夜行バスで広河原に到着するルートがあると知った。
初めての3000mクラス&新しいルートの発見である。
それからは南アルプスを中心に3000mクラスの山々もいくつか登ることが出来るようになった。
当時の大学一年生は順調にいけばもう社会人、元気に働いているだろうか。
近年は主に百名山に遠征している。
足を痛めた至仏山、荒天で登山中止となった富士山、ヘロヘロでどうにか下山した平ヶ岳、人の優しさに触れた磐梯山、まさかの雪山天城山、どれも百名山と呼ばれるだけあって素晴らしい山々であった。
個々に感想を述べていたらどれだけあっても足りないので残念ながら割愛させていただく。
もし興味があれば、私の過去の登山記録を参考にしてほしい。
(ダイレクトマーケティング)
登山仲間も紹介したい。
一応登山仲間と言えるのは友人のAと職場の先輩であるBだ。
Aは元々体を鍛えるのが趣味でマラソンなどもやっていたのだが、その関係にもあり登山をやってみたいと言う事でいくつかの山を一緒に回った。
今ではすっかりトレランにハマっているという所まで知っているのだが、コロナの関係もあり2年以上会えていない。
私の登山と方向性が違うと言う事もあり、最近はあまり一緒に登っていないが、登山好きを一人増やすことができた。
Bは職場の先輩だが、久々に再開すると登山にハマっていた。
私より登山歴は短いものの既に北アルプスなどを登っており、槍や剣などの名峰も踏破しているようだ。
自分はその方面は疎いので参考にしつつ、今度一緒に八ヶ岳に行くことになった。
単独行も楽しいが、グループで行くのもまた違った楽しみがある。
今後挑戦したい山に東北の山々がある。
東北の山々は高さこそアルプスの峰々に譲るが、独立峰の凛とした佇まいは麓から見て圧巻である。
登山以外の旅行もそこそこやっているので岩木山、岩手山、鳥海山辺りを電車から眺めた時の印象は深い。
母の出身が東北というのも多分影響があるのだろう。
時間を見つけて挑戦したい。
さて、10周年の思い出をほんの少し語っただけでも長くなってしまった。
ここ10年で自分の周りの環境もだいぶ変化した。
登山関係で言うのであれば少々右足に不安があり、登山に躊躇するような要素もある。
しかし、せっかくここまで続けた趣味だ。
気持ちの続き限り、新しい挑戦をしていきたい。
そして山々に感謝である。
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