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写真2:爺ヶ岳中峰から見た北ア
写真3:柏原新道登山口駐車場(扇沢の対岸)
本日(5/1)に快晴の中、爺ヶ岳へ日帰りで登ってきました。
予報では山頂の気温は0℃前後、風は4m/s前後とこの時期にしては極めて穏やかな環境だったためこの日にしました。
結果的には予報通りの天候で、山頂で休憩する以外はほとんど半袖で行動できました。日差しが暑いくらいで麦わら帽子を持って行かなかったことを後悔しました(でも日焼け止めで顔の日焼けは防止できたと思います)。
好天のためか、この日は数10人が入ったと思います。駐車場は満杯まではいきませんでしたが4,50台はあったと思います。
ここ数年では最も残雪が多く、標高2050m付近から雪が連続して南尾根入口の八ッ見ベンチ(今はまだ標識が外されています)付近の藪以外は埋もれて快適です。八ッ見ベンチより先の夏道は歩いていないので登山道の残雪は不明ですが、おそらくまだ残雪が多くて滑落の危険が高いと思われるので、八ッ見ベンチで南尾根に乗ってしまった方がいいと思います。
冬道として利用される爺ヶ岳南尾根は残雪が早く消える区間では夏道と言っていいほど明瞭な踏跡ができています。尾根直登ルートで雪は比較的少ないし、ろくでもない急雪面や雪壁は無いので比較的安全性は高いと言えます。残雪期の北アルプスとしてはそれほど難しい山ではありません。
しかし万が一滑ったらそのまま谷底まで滑落するような場所もあり、その時の雪質にもよりますが装備(軽アイゼンではないアイゼンとピッケル)と確かな雪上歩行技術(特に下り)が必要です。
この連休中で爺ヶ岳では既に2名の方が亡くなっています。発見場所は南尾根ではなく扇沢(南尾根の西側の沢)と南尾根の東側の斜面で、おそらく雪面からの滑落と思われます。
このルートは雪山に慣れている人ならそう簡単に滑落するような場所ではありませんが、危険度は雪質に大きく左右されるので入山される方は気を付けて下さい。
今年は燕岳登山口の中房温泉に通じる県道が路肩崩壊で通行止めとなっており(歩くぶんにはOK)、白馬岳登山口の猿倉に通じる県道も未開通のままです(開通時期未定)。これらの登山口利用を計画されている方はご注意下さい。猿倉の登山者用駐車場には亀裂が発見されて閉鎖されており、今のところもし林道が開通してもマイカーでのアプローチは送迎以外は不可とのことです。長引くと昨年同様に大雪渓コースの利用者は大幅減で他の登山口が混雑する結果になるかもしれません。
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