やうやうと冬から春へ。
みなさんは、こんな体験を何回しているでしょうか。
私は10回くらいですかねぇ(泣笑
以前の日記でも書いたのですが
春か秋か、という”春秋の優劣”という議論が万葉の頃にあったそうです。
額田王(ぬかたのおおきみ)の歌、冬こもり春さり来れば〜
結論は秋が優勢であったようです
私は”春派”であります。
春本番になれば花鳥が一気に目覚める。
しかし、その前にある春を待つ端境期
寒さに耐えていれば春は勝手にやってくると思っていた。
だから、春を意識したのは10回くらいかなぁ。。
街の雨鶯餅がもう出たか 富安風生
昭和十二年吟。つぶやきっぽい。春まだ浅く、寒い雨のなかでの鶯餅との出会いなのだろう。寒いとはいえ春の走りの雨、わずか気温が上がり、吐息は蒸気になり尾を引いていたに違いない。寒い中での春が近い喜びが十七音に感じられないだろうか。
立春や月の兎は耳立てゝ 星野椿
春本番では月は朧(おぼろ)である
立春は二月四日ごろ。端境期である。
空気も澄んでいるので月の陰影もよく見える(私は関東なのでなおさら)
椿さんは鎌倉住まいなので僕と感覚が合う。。
満月に向かう半月の頃でしょうか
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行
松田聖子の”風立ちぬ”は大滝詠一の名吟であり、上記の歌の連想と個人的に思っていたのですが、
検索したら堀辰雄翻訳の「風立ちぬ、いざ生きめやも」という小説もあるんだと勉強になった。
夏から秋へはどうか。
多くの人にとっては、秋とは秋本番で、秋とは、紅葉・山燃えるである。
だが立秋は八月八日頃であり、実質・夏日である。
敏行は、八月八日には秋は来ないけれど”秋の風に驚く”と詠んだ
冬から春へはどうか。
やはり”目にはさやかに見えねども”である
駅舎で流れている録音された鳥の鳴き声は嘘っぱちw
端境期を楽しもう
私のブログの名称は、「季節の中Four Seasons」と言います。仕事ばっかりの20代、30代から40代に入ったとき、なんかちがなと感じ、畑をしたり、ガーデニングをしたりしていく中、庭の草花、木々の変化に季節を感じました。そして、今は、山歩きで季節を感じています。春派と秋派、難しい選択ですね。私は、節操なく、ブログ名称通り「季節の中Four Seasons」かな?
春といえば、これを思い出します
東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花、主無しとて、春を忘るな
何度寒暖を繰り返すと桜が咲きだすのか?丹沢の豆桜の下向きの花容がなんとなく好きです。もうじき春
ながながと失礼しました
どもですー
> 仕事ばっかりの20代、30代から40代に入ったとき、なんかちがなと感じ、畑をしたり、
> ガーデニングをしたりしていく中、庭の草花、木々の変化に季節を感じました。
> そして、今は、山歩きで季節を感じています。
すこし飛びますが okushiraneさん という人が
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1060835.html
> なんだかこの歳になってやっと里山低山ハイクが楽しいと思えるようになってきました。これも加齢なのかな?
なんて書いていて、低山病のわたくしはとても親近感を感じます(爆)
私の趣味の自転車の場合、トレーニングありきの人が多いので里山のコースに連れて行っても傾斜=登坂としかみていないんですね(´・ω・`)
こんなことを書くようではもうジジババかもですが
トレーニング中にも何かを感じられなければ(余裕がなければ)レースでも余裕がないと個人的に思っていました。
東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花、主無しとて、春を忘るな
検索したら菅原道真。。
roadwalkerブログ、プロフィール欄に載っていたので貼らせていただきました
fourseasons2012.blog.fc2.com
”黄落”の記事びっくりしました。
天国での仕事は”そこそこに”と、どうぞお伝えくださいませ。
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