曽我物語を記せば長くなるのですが、
南関東を歩いている人なら、二宮・大磯・伊豆などに立ち寄れば嫌でも知ってしまうだろうし
歌舞伎の演題や歌川広重の描いた大磯宿「虎が雨」、、
※ヲタク向けですが鎌倉政治について記された「吾妻鏡」にも記録があります。
虎が雨は夏の季語で、傍題は「虎が涙雨」
旧暦五月二十八日の雨。親の仇討ちを果たしたのちに討たれた鎌倉時代の武士、曽我十郎の愛人であった大磯の虎御前が、十郎の死を慎んで涙の雨を降らせたという。
私的には仇討ちではなく平和に解決してほしかったのですが、
衝撃な結末だったため今でも演題になっているのでしょう。
よべの酒のこるからだや虎が雨 藤田湘子
ゆく道や曽我中村の花蜜柑 ほの香
仇討の隠れ岩あり梅雨の晴れ ほの香
まな板に朝を切る音虎が雨 ほの香
出立の曽我に花あり五月富士 ほの香
虎が雨滲みる小道は続きおり ほの香
土の香の懐かしきかな虎が雨 ほの香
すそ野まで隠してしまひ虎が雨 ほの香
河津より島に移れり虎が雨 ほの香
虎が雨降るや一人の涅槃堂 ほの香
車窓には筋を伝うて虎が雨 ほの香
大樹より落ち来て虎がなみだ雨 ほの香
像吠える刀伝ふや虎が雨 ほの香
虎が雨ルージュの伝言聴きながら ほの香
数年にわたり曽我物を作句していたようですw
春眠や栞して曽我物語 ほの香
一番のお気に入りはこれです(^▽^)
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