明けましておめでとう御座います。
若かりし頃は、八ヶ岳や北アルプスを主戦場にして、夜行列車で休み毎に出かけて、より高く、より困難なルートを踏破することに喜びを感じていました。
今は近隣の低山中心で、昔の私や本格的な登攀をされる方からすると、「登山者?」と鼻で笑われそうな山行です。
しかし、低山でも山行は楽しいし、同じルートでも毎回新たな発見があります。
最近、正月を迎えると「あと何年山行が出来るだろうか?」と考えるようになりました。
考えても仕方ないことなので、今年もボチボチ登りたいと思います。
私の大好きなチェコの作家である、カレル・チャペック(中公文庫、小松太郎訳)を引用して、新年のご挨拶を締めたいと思います。
「われわれ園芸家は未来に生きているのだ。バラが咲くと、来年はもっときれいに咲くだろうと考える。10年たったら、この小さな唐檜が一本の木になるだろう、と。早くこの10年が経ってくれたら!50年後にはこのシラカンバがどんなになるか、見たい。本物、いちばん肝心なものは、わたしたちの未来にある。新しい年を迎えるごとに高さと美しさが増していく。ありがたいことに、わたしたちはまた一年歳をとる」
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