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【地域別山行状況】
関東と、東京から電車や高速道路でアクセスしやすい東北、甲信の比率が大幅ダウン。新潟、伊豆も大阪にいる間は行く機会ほぼ無いと思う。関東も3月までは歩いていたので2ケタに乗っているが、今年は1,2回程度だろう。箱根山や草津白根山が解禁されたら必ず飛んで行くが。
東北は思い入れある地域だが、いかんせんアクセスに難があり、年2回以上行けるか微妙なところ。甲信は夏山山行のメイン処となるだけに、これまたアクセスが遠いのが困りもの。新穂高ならまだ近いかと思ったが、それでも東京〜上高地間より遠かった。当面は比較的アクセスの近い南〜中央アルプス辺りを集中的に開拓していくかどうか。
【最高地点標高別山行状況】
標高1000m未満の山行が増え、標高1500m以上、2000m以上の山行が減少しているのは長期的な傾向であり、単に大阪周辺の近場に標高の高い山が少ないというだけが理由ではない。
一つには、標高がそれなりにあって居住拠点たる東京から近しい山はだいたい歩いてしまっており、一部の例外を除き、一度歩いた山を再訪するということがなかなか無いこと。そのため、標高1500m以上の山となるとだんだんと遠方の山を指向するようになり、移動の手間などがかかる分回数が減っていると言える。
一方で、復福プロジェクト(福島の山をまた自由に歩けるようになることを祈念して浜通り、阿武隈高地の低山を歩く個人的な取組)など低山をメインターゲットに歩くことが増えており、低山はサクッと短時間で歩けるので、時にはダブルヘッダー、トリプルヘッダーでハシゴすることもある。それで低山の山行回数が稼げている。
ただ、大阪では本当に標高1500m以上の山でサクッと行ける所が近くに無い。必ずしも山高きが故に尊からずだが、時には山に没入してガッツリ歩きたい。
【ルート定数別山行状況】
過去10年を見ると、山行のルート定数は低減傾向。図表では表していないが、ルート定数50超の山行回数が10以下の山行よりも多いのが常だったのが、令和4年と5年は逆転。
10以下の山行が激増したのは、令和4年については岩手や福島で低山を歩きまくったためだが、令和5年についてはやはり近くに低山が多いため。
50超の山行の低減傾向、ルート定数最大値の縮小傾向の原因の第一は、先述の通り、遠方山行の増加(⇒移動にかかる時間・手間の増⇒山行自体にかける時間の減あるいは大規模山行の回数減)。
しかし、今後もついて回る話としては、年々仕事の職責が重くなる中、仕事の課題を片付けてから心置きなく山行しよう、山行しても仕事に余力を残しておこうという心理が働くようになった感がある。
特に令和4年は仕事上のトラブルも多く、仕事のことを考えると、山行機運が高まらないことも多々あり、山行しようと思っても未明から日没まで山を歩き尽くそうという気持ちになることはなかなか無かった。どちらかというと、「このくらいにしておこう」「さっさと帰ろう」と負荷を抑え気味にしていたと思う。
言ってみれば、体力的な衰え云々の前に、既にして心理的にセーブをかけてしまっているのだ。これもまた老成と言うべきか。
心理的なセーブが体力の衰えを加速させる負のスパイラルに陥ることの無いよう、意識は常に高く持ち続けていかねばならないだろう。
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