|
パブロ･カザルス氏の｢鳥の歌｣が収録されている｢ホワイトハウス･コンサート｣という楽曲のCDである｡ちなみに二日前には｢バッハの無伴奏チェロ組曲｣が届き堪能中であった♪
私は音楽については全くわからない｡
家にあるCDといえば、なぜかB'zばかり｡
熱狂的なファンということではない｡
(もちろん好きです)
単純にドラマの主題歌でお気に入りが圧倒的にB'zが多かったというだけだ｡
｢ガラスの仮面｣というドラマの主題歌｢Calling｣を筆頭に､｢海猿｣の主題歌｢OCEAN｣､｢名探偵コナン｣のアニメの主題歌等結構多いのだ。
この私がなぜパブロ･カザルス氏のCDを買って最近癒されているのかというと､4月9日土曜日に踊平に行った時の出来事にある｡
下山時赤杭尾根をてちてち歩いていると､林道との合流点で､男性の方に道を尋ねられた｡自信をもってうっかり逆方向を教えてしまい､自分が3歩進んで逆だったことに気がつき事なきを得た｡ズマド山北峰下の川井駅と古里駅の分岐から､結果的に御一緒させていただくことになった｡私がゆっくりゆっくり下っていたので､合わせてくださったのだ｡細いところでビビッていると､｢ストックお貸ししましょうか｣とおっしゃってくださるなど､励ましてくださったり､楽しくお話ししながら無事古里駅まで行くことができた
下山中に鳥のお話になり､鶯が上手に鳴けるようにがんばって練習していること､今は標高の高いところでは見かけなかったことなどをお話しされていた｡言われてみて初めて､確かにと気がついた私であった｡
そこから､シジュウカラのお話になった｡
その男性はチェロがお好きだそうで､中でもパブロ･カザルス氏が一番お好きだとおっしゃっていた｡
スペインのカタルーニャ地方生まれ｡
カタルーニャ民謡の『鳥の歌』を平和への願いを込めて演奏されていたそうだ｡
演奏会で｢カタロニアの小鳥たちは青い空に飛びあがるとピースピースといって鳴くのです｣と挨拶されたそうだ｡
男性の方は､カタロニアの小鳥はおそらくシジュウカラだろうとお考えになっていらしたそうで､シジュウカラはずっとピースピースと鳴くものだと思っていたら､ツィピーツィピーツィピーって鳴くんだと山に来て初めて知ったと微笑みながらおっしゃっていた｡
このお話しを聞き､パブロ･カザルス氏のチェロの演奏､｢鳥の歌｣を聞いてみたいと思ったのだ
大田区の図書館にはCDの所蔵がなかったので､思い切って購入した｡
チェロっていいなあと思った
低音の弦の響きが落ち着くのだ｡
今も聞きながら日記を入力している｡
写真は左が｢無伴奏チェロ組曲｣右が｢鳥の歌-ホワイトハウス･コンサート｣
