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怪我自体はたいしたことはないのだが……
同じ箇所の靱帯損傷を小学校5年生の時を皮切りに、過去7回もやっているので、主治医の先生が珍しく鬼神モードになられ「3週間は走れても走るな」と言われている次第。「じっくりきちんと治しましょう」ということである。
滑った訳でも、木の根っこにひっかかった訳でもなく、左足がカクンと抜けて崩れ落ちそのまま正座するような形になり左足をひねった。
一番心配だった鵞足(ガソク)は無事であった。
先生がおっしゃるには、「スキーでひざ使いまくっているんだから、カクンと抜けることくらいありますよ」とのこと。
4月に鵞足を痛めたので、リハビリがてら、最近はお山に行っても高尾山→陣馬山にしか行っていなかった。
過去の経験から、捻挫してもざっくり12時間以内なら自力歩行は可能なので、テーピングで固定し、エアサロパンスでシューシューしながら歩いた。ストックは持って行かなかったが当日は大丈夫だった。次の日から腫れて靴もはけなくなり(連れ合いのサンダルを借りた)、1週間は山でもめったに使ったことがない、ストックのお世話になった。
捻挫はおもしろいもので??私の場合だと負傷してからだいたい12時間後くらいにいつも大きく腫れる。
今年はまあこんな感じマイナス要因が多いのだが、これが、思わぬ方向にプラス以上に転じている

一番は鵞足を痛め、お山は無理だが、歩くことはできるので、始めてみた川の遡行

現在多摩川(通称:タマソコ)と近所の呑川(ノミソコ)を辿っている。
タマソコをしたお陰で、思わぬ場所を知ることができた。
草花丘陵。
きっかけは、羽村取水堰まで辿り着き、その先に行く為、『新編武蔵風土記稿』で予習を始めたところ、多摩川の挿絵に「浅間山」とあった。「浅間社」という神社があり、現在は羽村神社になっていることがわかった。
これはもう行くしかないぞ。
浅間岳まで行ったあと、本当は多摩川橋に抜けて多摩川遡行をする予定であった。
しかし多摩川橋と満地トンネルの分岐で思わず満地トンネル見てみたいなあと思って行ってしまった。
そして、これもマイナスがプラスになったことであるが、満地トンネルまできて、多摩川橋とは逆方向に行ったことで、日の出町の(仮称)野鳥の森・こども自然公園の前を通ることになり、あとで草花丘陵のうちの菅生丘陵につながっていることが判明。
前回歩いたの長淵丘陵とつながっている。
大荷田川から長淵丘陵→菅生集落へ抜けていた径、(仮称)野鳥の森・こども自然公園にいくつかある菅生丘陵への径。「宮本古道」「谷ノ入古道」と名称がついているので、現在の青梅市の友田町や長淵町へぬける径であったように思う。こうした径や峠などの存在を知ることができたこと、これは大きなプラスとなった。
今、羽村市、福生市、あきる野市、青梅市、奥多摩町の『新編武蔵風土記稿』の村名との同定をしている。あきる野市はおそるべしだった。やっと青梅市を始められそうである。
マイナスは必ずプラスに転じる。
おもしろいものである。
※写真は私のひざの上でくつろいでいる飼い猫クリ防