3月のおすすめルートの中に昼闇山と荒沢山・足拍子岳がある。
どちらも日帰りで10時間の行程である。(当然ながら休憩は含まず)
昼闇山の項には、「このルート最大の核心部となる支稜の雪庇越えは条件が悪ければ難易度の高い登攀となる」、「体力・技術共に上級者向けの山」、「ルート全体において雪崩や雪庇の崩壊には注意すること」とある。
荒沢山・足拍子岳の項には「高度感のあるナイフリッジ、際どく不安定な雪庇の処理、藪や脆い岩場の通過など高度な登攀技術が要求されます」、「雪上での登攀技術や確保支点の応用技術などを会得していないと通過は難しい」、「ホソドノコルでは懸垂下降が必須になる」とある。
ヤマレコユーザーの登山技術は初心者から超ベテランまで幅広い。
トップ画面に表示されるおすすめルートとしてこのような、極めて難度の高い山が取り上げられるのは如何なものだろうか?
雪山へ憧れ、技量のない人がこれらの山へチャレンジすれば、ともすれば遭難が危惧される。
私は昼闇山は僅か1260m付近で敗退した。そこから上は天に昇ることになりそうな危険極まりない状況であった。
荒沢山は登頂したが、足拍子岳は事前の下調べの段階で断念した。
ヤマレコは登山のSNSとしては他を圧倒している。
一部の卓抜した登山技術を持つ人だけが行ける山をおすすめルートとして掲載し、それが山岳事故を誘発する潜在的な副因とならなければ良いが・・・・・と心配するのは私だけだろうか?
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