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肩こりにしては強過ぎ、その日の夜は寝返りも打てなかった。
昨日の午前中に病院へ行き、担当医に昨日から左肩がひどく痛むようになったというと、医師は3〜4日前に何かなかったかと聞いてくる。
私が木〜金と登山に行ってましたと答えるとそれが原因だという。
木〜金（1日〜2日）は朝日小屋泊まりで蓮華温泉から朝日岳へ行った。
当初の予定は蓮華温泉から鉱山道で三国境へ上がり、鉢ヶ岳の稜線を歩いて、赤男山の南側コルから赤男山をピストンし、朝日小屋に泊まり、翌日は長栂山から五輪山の尾根を藪漕ぎで歩いて蓮華温泉へ下る予定だった。
関東甲信で、山と高原地図に登山道のある山は全て登頂済みなので、今回はその周辺にある未踏の山に立つ予定であった。
朝日小屋へ宿泊予約の際、どこから上がるのかと聞かれたので鉱山道と答えたら「鉱山道は危険です。秋になってから歩いてください」と言われた。
仕方なく五輪尾根を上がって、その途中から五輪山へ上がることにしたが、五輪山の南側はササと灌木の猛烈な藪で、進むのにとても時間が掛かった。
このまま藪漕ぎしていると朝日小屋着が遅くなるので、途中で退却する。
このころから徐々に体調も悪化し始め、翌日の下山ではかって経験したことのない体調の極不調に見舞われることになる。
日常では朝と昼だけの一日二食（夕食は諸般の事情で食べられない）だが、朝日小屋泊の当日は夕食も摂った。翌朝も勿論摂ったが、体調不良の腰痛は一晩寝ても一向に解消していなかった。
以前は腰痛の薬は関節の痛みに効く薬を飲んでいたが、全く効果がないので最近は痛みの神経に作用する薬に変更していた。
その薬は効果もあるが副作用も強く、今回、蓮華温泉への下りでは効果より副作用が大幅に強く出て、一つ間違えれば遭難騒ぎになってもおかしくない、散々たる状況だった。
山と高原地図で、朝日小屋から蓮華小屋まで下りの標準CTは7時間ほどだが、私は休憩を含めてその倍以上の時間が掛かった。
朝日小屋スタートから可成り腰が痛く、普段は痛くない右ひざも痛む。膝サポーターは左だけだが、左より右の方が強く痛むので、吹上のコルで左のサポーターを外して右に着ける。
その後は膝の痛みはひどくならなかったが、神経に作用する薬の副作用でフラフラとなり、白高地沢橋が近くなった緩やかな下りで、腰が崩れるように倒れ込む。
幸い、転倒がそのまま転落につながるような危険な登山道ではなかったが、うつぶせに下向きで倒れた体位ではそのままは起き上がれなかった。
地面を腹ばい、身体を斜面に対して上向きにして腕や膝を立てないと起き上がれなかった。
起き上がって歩き出しても再び倒れ、それを三回繰り返した。
やっと白高地沢橋に着き、真っ平らな巨岩に仰向けになると即眠り込んだ。
白高地沢橋に着いた時刻は分からないが、目が覚めたのは1〜2時間仮眠した後だった。その後、瀬戸川橋までフラフラ感はいくらか良くなったが、一度だけ腰が崩れる格好での転倒があった。
兵馬ノ平には『蓮華温泉まで約60分』と書かれた道標があるが、私はその区間では一度も転ばず、休憩もせず、ずっと歩き続けていても2時間以上かかり、蓮華温泉着は20時を過ぎていた。
このルートは水には不自由しないので、水分補給は問題ないと思う。
登りで使っていたシングルストックは藪漕ぎで紛失したので、その後は木の枝をストックの代用としていた。
下りでは左右に木の枝を突いてWストックとしていたが、腰が崩れる瞬間は意識朦朧状態で、立っていることそのものが危険な状態だったと思う。
転んでから起き上がるまで数分かかり、その繰り返しだったが、救助ヘリを呼ぼうとは思わなかった（携帯は間違いなく圏外だったはず）。
痛みの神経に作用する薬は、日常では意識朦朧となったことはない。
ただ、この薬は副作用が色々多いことは承知していた。
今回とは別の整形外科医は、「○○さんは山へ行くなと言っても行くだろうから…」と言って笑いながら関節痛の処方箋を出してくださっていた。
今回の首〜肩の痛みは乳酸が蓄積したもの？だろうか…
山から無事に帰宅しても、後日予期せぬ症状が出るとは。
もう、私が行けるのは短時間で行って来られ、転んでも転落にはつながらない山に限られる。
行きたい山は山ほどあるが、行けなくなった現実を受け入れる以外にない。
画像１ 登りでここから五輪山への藪に入る。
２ この道標から白高地沢橋間で度々転倒する。
３ 瀬戸川橋
こんばんは！
大変でしたね(･∀･;)
もしかしてお薬はサインバルタですか？
私は五十肩でサインバルタを初めて飲んで、その効き目の強さに以降飲むのをやめた経験があります。
どうぞご自愛くださいませ。
こんにちは
私が処方されたのはリリカod錠です。
最初に処方されたのは25�唹貊鬼嵎�でした。
効き目が弱いので二週目からは75�咾吠儿垢靴討發蕕い泙靴拭�
更に強い150�咾發△蠅泙垢�、副作用が強いので、医師はお勧めできないと言います。
今は毎日リリカod錠75�咾鯆�夕飲み、腰痛はかなり改善され、副作用もひどくはないです。
今回、登山中に出た強い副作用は全く初めてでした。
今後も日常生活ではリリカの服用で穏やかに過ごせそうですが、山を長時間歩いていると副作用が強く表れるように思います。
腰の状態は悪くなりすぎていて、手術はできないと言われています。
お気遣いに感謝いたします。
こんにちは
リリカだと副作用がかなり出るんですね。
兵馬から２時間で蓮華ということは、疲労が極度になっておられましたね。
ご無事で良かった。
私も頸椎神経痛が手術したほどしゃれでなくひどいので身につまされます。
数年前、蓮華に行く途中のしら池でご老人とお話しました。
「どこの山に登られるのかね、私は息子の🚙で蓮華温泉までしか行けない。
山に登れていいですね・・・」とのこと。
７０歳後半位の方でしたか。
ああ・・私もいつかは山に登れなくなるなぁ、と実感しました。
第一段階・第二段階と難しくなるにつれ、どの山なら登れるか脳内で
リサーチしながら山に通っています。ではでは
こんにちは
リリカを処方されたのは地元の総合病院でした。
私は手術をしてでも痛みを解消したいと言うと、大学病院へ紹介状を書いて下さいました。
大学病院では脊椎の専門医でしたが、「手術をしても痛みが取れるとは限らない」と言われ、更に、普通に歩ける状態なので、手術でなく薬で痛みを和らげるように言われました。
その時処方されたのがサインバルタ20�咾如▲螢螢�以上に強い薬でした。
日常ではフラフラすることはないですが、眠気が強く、便秘になりやすいです。
中高年には変形性膝関節症は少なくないと思いますが、腰痛は膝痛よりはるかに厄介です。
70代でも元気に山登りする人はいますが、身体のどこかに不具合があると体力は急速に衰えるような気がします。
今は休まず一生懸命歩いていても、登りではほぼCTと同じ、下りではCTをオーバーします。
兵馬から蓮華まではやや上り基調ですが、今考えると「なんであんなに時間が掛かったのだろう？」と思いますが、足を前に出すのがとても遅くなっていたのでしょう。
もう、3000m級の山なら室堂から立山、畳平から乗鞍、千畳敷から木曽駒くらいです。
蓮華から白馬は体調が良くても日帰りは明らかに無理です。
2~3年前までは、過去のガシガシ歩いていた頃が自分の脳裏に強く残っており、予定どおりに歩けなかった時、『こんなはずではなかった』と思うことが度々あったのですが、もう今では標高差の大きい山やCTの長い山は始めから無理だと分かりました。
＞第一段階・第二段階と難しくなる…
個人差はあるでしょうが、私の場合は階段から転げ落ちる感じで急速に難しくなりました。
一旦難しくなると、もう元には戻れない、仕方ないですね。
遭難につながるような事故は絶対に起こさないことが最も肝心ですね。
コメントありがとうございました。
他人事ではありません。正直に書かれている事柄身に沁みます私も同年代で諏訪湖周辺の山を歩きます。自戒して歩きたいと思いますが理学療法等はなさらないのでしょうか？最近貴方様ブログ楽しみに拝見させていただいております。ありがとう。そしてご自愛のほどお祈り申し上げます。
始めまして
山の遭難では、統計的に高齢者ほど事故を起こしやすいそうです。
体力や気力が衰えているにも拘らず、それを正しく認識できず、若い頃と同じようなペースで歩こうとすると事故につながりやすいですね。
私の場合、循環器や消化器系統にも治療継続中の不具合があり、同年代の方より明らかに衰えが進んでいます。
理学療法では治らない脊柱管狭窄症と脊椎側弯症ですが、ある程度の登山はできますので、現状維持で経過観察です。
お互いに安全第一を心掛け、一日でも長く山の素晴らしさを体感しましょう。
コメントありがとうございました。
裸山は２５２号で南会津町の女房の実家に行く道中常に仰いで気になる山。あんなスラブをどうやって登るのか？疑問が少し晴れました。そして高松山はここ１０年位黒曜石や縄文人に想いを馳せ一人静かに佇む私の好きな里山。貴殿も登られ嬉しくなりました。体調回復祈っております。
こんにちは
裸山、展望が良いことを知ったのは、国道252号から晩秋に登った記録でした。
私には国道側からは無理なので北側から藪漕ぎで行きました。
高松山は、霧ヶ峰側からあのカヤトを見たら好展望は間違いなしと思いました。
あまり人の行かない山へ行くのが好きです
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