NHKアナウンサーが街中で通りすがりの人にインタビューするものだが、取材対象者は老若男女様々である。
インタビュアーが聞き出す内容は、取材に応じた方の生きざまや半生、人生の岐路に直面したことなど様々であるが、どれも迫真的でありドラマチックである。
時には「う〜ん」と唸らされることもあり、人の一生が一筋縄ではいかないことを如実に語るが、皆さんに共通していることは自分の人生は自分で切り開くというポシティブで力強い生き方・考え方である。
番組で報道されるのは、視聴者に感動を与え得る成功例だろうが、視聴者自身の生き方の参考になるものも多いだろう。
昔、東京12チャンネル(今のテレビ東京)で、元NHKアナウンサー、故八木次郎氏のインタビューで『人に歴史あり』という番組があった。
八木次郎氏のナレーションに引き込まれ、毎回見ていた。
インタビューされるのは著名人や有名人だったが、『ガイロク』は市井の一庶民である。
有名人であろうがなかろうが、人は長く生きていれば様々な局面で試練に立たされる。
長い人生が順風満帆であるはずがなく、10人いれば10人なりの、100人いれば100人なりの波乱万丈がある。
振り返って見れば退屈な順風満帆より、波乱万丈の人生こそ生き甲斐があったというご年配の方も多いのではないか。
『人に歴史あり』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E3%81%AB%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%82%E3%82%8A
長らく、北アルプスの山岳ガイドを務めた某氏がおっしゃっている。
『人生で大事なことは山が教えてくれる。人生で悩み、苦難に直面した時は謙虚な気持ちで山に教えを請えば良い』と。
けだし名言である。
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