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入山目的は未踏の黒部ダム〜五色ヶ原間を歩くことと、室堂〜薬師岳間の登山道沿いにある未登のピークに立つことで、鷲岳を予定していました。
鬼岳も登山道から僅かに離れていますが、無雪期の記録は皆無で、途中から山頂までが濃いハイマツ帯らしく、予定から外していました。
天狗平の天狗山、室堂平南の国見岳、室堂山最高点は残雪期に行きました。
手元に『山と高原地図』(2010年版)があり、黒部ダム〜平ノ小屋間は3時間45分、平ノ小屋〜五色ヶ原間は4時間35分で、扇沢始発の電気バスに乗れば、夕方5時過ぎには五色ヶ原山荘に着くだろうと思われました。
実際に平ノ小屋に着いたのは13時直前で、これから更に4〜5時間かけて標高差1000mを上がるには気力も体力も喪失していました。
平ノ小屋のずっと手前で電波が通じ、五色ヶ原山荘はキャンセルしました。
平ノ小屋では翌日の朝食のみで\8000でした。
日常で、朝食は普通の量だと思いますが、昼と夜はほとんど食べないか、食べても其々おにぎり一個程度の少食です。
28日は高速道のSAで4時半頃に朝食、以降、平ノ小屋まで水のみでした。
小屋の宿泊台帳には既に三名の住所・氏名・年齢・職業が記されていましたが、小屋の中にも外にも人はいなく、小屋の管理人のお話では釣り師とのことでした。
小屋の壁には大イワナの写真が掲示されていました。
9月末で禁漁なので、この時季は釣り人が多いそうですが、平水時の好天下ではなかなか釣れないのでは…と思います。
増水後の笹濁りなら、朝まずめに竿を垂れるとどんな初心者でも入れ食いでしょう。
黒部ダム駅と平ノ小屋の標高はほとんど同じ、ロッジくろよん〜平ノ小屋間の沢には丸太を組んだ橋が両岸に整備され、飛び石伝いに渡る沢はありません。
御山谷〜中ノ谷間には、小走りで歩けるような歩きやすい所がありますが、ロッジくろよん〜平ノ小屋間では滑落すれば数十m下の黒部湖まで止まりそうにない急斜面のザレ場も何か所かあります。
奥黒部ヒュッテ〜平ノ渡場よりかは、少しはマシかと思います。
かって、剱御前小舎を未明に出、真砂岳の稜線でご来光を眺め、その日は薬師岳山荘に泊ったこと、奥黒部ヒュッテを真夜中に出て高天ヶ原の露天風呂に浸かり、その日は雲ノ平山荘に泊ったなどのハードな記憶が脳裏をよぎり、すっかり歩けなくなった現状との乖離が甚だしいです。
山の遭難事故で高齢者の占める割合は、統計を見るまでもなく多いです。
若い人は特別に意識せず、普通に歩くだけで速くて事故も少ないです。
山で、ストイックなまでに張り詰めた注意力の持続は難しいようにも思います。
高齢者の遭難の多くは、登山に必要な総合的な体力&能力(登山力)の衰えが自覚しにくいオーバースペック(オーバースキル)に起因するのではないか、と思います。
ロッジくろよん〜平ノ小屋間では、28日に8人(内 女性3人)、29日は2人とスライドしました。
この区間では誰もマスクなしで、熊鈴も鳴らしていませんでした。
ヘルメットを被った高齢者三人が両日ともキノコ採りをしていました。
29日は道端に腰を下ろし、休んでいました。
「平ノ小屋で泊まったのか?」と話し掛けられ、昨日も道で会ったと言います。
私が「イヤ∼、五色ヶ原へ行きたかったんですが、71過ぎてると無理でした」と言うと、三人の内の一人が「俺も71だ、アㇵㇵ

今の高齢者は元気な人が多いようです。
山行そのものは全く無理(無謀に近かった)でしたが、自然の中に身を置く素晴らしさは、いつどこへ行っても五感に沁みるものがあります。
山への情熱、山での感性は、天に昇る時まで持ち続けていたいものだと思います。
yama194と申します。さしでがましいようですが、
立山の鬼岳は、2020年9月16日にハイ松を漕いで登っております。踏跡はありませんでした。
ヤマレコ記録ID: 2570622でご確認ください。GPSログも載せておりますので、ご参考までにお知らせします。なにかわからないことがありましたらお問い合わせください。
ちなみに、私も鷲岳は登っていません。いつか・・・と思ううちに年を重ねてしまいました。
よい山行を。
ヤマレコの記録検索で、鬼岳の記録は探し出せず、登頂されているとはびっくりです。
東面から上がられて北東へ下山されていますね。
ハイマツの頂上から展望も良さそうですので、来年以降行けそうなら行きたいですが、家の事情もあり、行ける可能性は低いのが実情です。
山行履歴も他ユーザーを圧倒、凄い方がいらっしゃることも新たな驚きです。
記録をお示しいただき、まことにありがとうございました。
鬼岳は東の岩稜からハイ松と岩の隙間を左側から取りつき途中で右に乗り換えて登りました。
北東斜面の沢状は薮をつかんで降りましたが、岩の隙間が多く足がはまる可能性が有るので登りのラインをクライムダウンした方が安全かと思います。
尚、山の検索は地図検索で高精度を指定するとピンポイントでヒットすると思います。お試しください。
お気をつけておでかけください。
再度コメントを頂き、ありがとうございました。
記録検索にこだわり過ぎていました。
地図検索で鬼岳をズームしますと明瞭な軌跡が表示され、リサーチの不手際でした。
来年以降、鬼岳だけなら一泊二日で行けそうです。
鷲岳は、獅子岳⇔ザラ峠間の標高差400mをどう歩くかが難題です。
リハビリに励んでいらっしゃるご様子を記録で拝見し、
順調に回復され、良かったと嬉しく思っておりました。
黒部ダムから平の小屋を抜け、五色ヶ原へのコースは
読売新道を下って奥黒部ヒュッテに宿泊した際、
いつか是非とも歩きたいと憧れているコースです
今年もつい行きそびれてしまいましたが、
平の小屋からの上りは長くきつそうですね
今年は幾つか、懐かしい縦走路を辿りましたが、
何とも悲しくも、その現実に体力の衰えを突き付けられ
もう自分の意志だけでは山歩きは安全ではないと思い知らされました。
無理のない歩き方を心がけるしかないと反省しながらも
沢山ある未踏のコースを歩きたくて諦めきれないのが悔しいです
亀の歩みでも、歩ける限り歩きたいものですね
ご無沙汰しています。
圧迫骨折した腰椎は、レントゲンを見る限りは治っているようですが、家にいる時でもまだ痛みがあり、大きくて重いコルセットを一日中付けています。
手首の骨折でも、違和感がなくなるまで半年ほど掛かりましたので、腰は半年以上は痛みを覚悟しています。
鎮痛薬の副作用で口内炎が出来やすく、先月初めから鎮痛薬はやめました。
何もしないで家にいる日が続くと頭が変に?なりそうです
フレイル&サルコペニアの進行を如何にして遅らせるかが喫緊の課題です。
平ノ小屋〜五色ヶ原は佐々成政の時代からの由緒ある古道ですけど、標高差が大きいですから大変!!
黒部ダムから行くには10年遅く、ロッジくろよん泊で夜明けと同時にスタートするべきでした。
kyom4さんなら来年でも行けるでしょうから、計画なさってみてください。
老衰で歩くのが遅くなり、長時間の歩行も容易ではないですが、事故だけは起こさないように心がけましょう。
2年前の明神岳頂上で足元の岩が動いて転んで以降、ヒヤリハットは起こしていません。
北アルプスの未踏があちこちにありますが、高齢者の登山では達成感と危険性は諸刃の剣だと思います。
ヤマレコの山行記録は多くが標準タイムを下回っていますが、歩ける限りはマイペースで山を楽しみたいですね。
私も、一度歩いてみたいと思っています。
アルペンルート、往復1万円くらいかかるので、歩いて登下山してみたいです。
ザラ峠からの爆裂火口のあと?雄大でした。
また見られるかな?
歩きたい山やコース、数少ない思い入れの強い所を、丁寧にしっかり歩きたいですね。
遠い昔、立山カルデラからはザラ峠のほか、直接室堂へ上がる御歌道というのもあったようです。
いにしえの山岳信仰ルートには強く惹かれますが、もうすっかり衰えました。
欅平から黒部ダムへの関電専用トンネル、2024年から一般に開放されるそうですね。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2109/06/news140.html
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