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GPS機器の話題に入ります。メインのGPS機器を、Oregon600(タッチパネル方式)から、GPSMAP 64s(非タッチパネル方式・クワッドヘリックスアンテナ付き)に切り替えましたが、Oregon600の衛星信号受信能力の低さが、何故なのか? 今も気掛かりが続いています。
予備機として使用している「etrex20」に比して、受信能力が少し低いと、これまでの山行きの度毎に感じる事が多く、原因について、何故なのか?と、絶えず考えていました。「Oregon600」が、「etrex20」と基本的に大きく異なるのは、大きめのタッチパネルが付いている事です。
タッチパネルは、現在、スマートフォン等で普通に使用されています。少し技術的になりますが、タッチパネルの内部には、「ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)エッチング式」の非常に細かい網の目状の、透明電極膜が組み込まれています。この非常に細かい網の目状の、透明電極膜が、電磁波(GPS等の衛星信号)に対して、シールド膜として働いているのではないかと思い当たりました。
「etrex20」は、タッチパネル方式では無く、トグルで操作します。当然、表示パネルは、静電容量方式タッチパネルではありませんので、シールド膜として働く機能は弱いと思います。一般的な液晶です。etrex20は、衛星信号の受信能力が、かなり高いと云う事は、GARMINを使っている登山者の間では、ほゞ、コンセンサスになっていると思います。
この「Oregon600」と「etrex20」に組み込まれているアンテナ・GPSチップが、ほゞ、同レベルの物であるとするならば、タッチパネル内に組み込まれている透明電極膜に依るシールド作用の有無が、「Oregon600」と「etrex20」の衛星信号の受信能力の違いの原因では?と考えるに至りました。
※ 下記の「2019/10/16追記」で、原因が解明出来たと考えています。主因は、タッチパネル方式そのものでは無い様です。
「2019/09/18 追記」 衛星信号の受信能力を主目的に考えれば、操作方式が、タッチパネル方式では無い、GPS機器を選択した方が、良いと云う事になると思います。
この日記が、タッチパネル方式のGPS機器をお持ちの方で、衛星信号の受信能力に疑問をお持ちの方や、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
画像を、3枚添付致します。
1枚目は、草刈りの現場(背景は三上山)
2枚目は、Oregon600(2019/08/29 綿向山 水無山ルートより GARMIN 3台比較)トラックログは、酷く乱れています。
3枚目は、etrex20(同じく、2019/08/29 綿向山 水無山ルートより GARMIN 3台比較)リュックトップの物入れ内で、ほゞ、正確なトラックログを記録しています。
「2019/09/18 追記」 タッチパネル方式の弱点の一つは、降雨時/降雪時に、タッチパネル上に、水滴が溜まり、異常作動を起こす事です。Oregon600で、降雪の中、ルート確認をする為に操作を行いましたが、地図が、あちらこちらと、勝手に動き回り、ハンカチタオルで、水滴を拭き取っては、操作をした記憶があります。
異常気象時に、難コースで、登山ルートから外れた場合、タッチパネル方式のGPS機器では、復帰する為のルート探索が困難になる可能性もあると、その時に感じました。
「2019/10/16追記」 2019/10/12の日記「Garmin Oregon600の分解(GPSアンテナの位置確認他)」で、ある程度分解して、内部を見てみました。ようやく、Oregon600のGPS信号の受信能力の低い原因が解明出来たと、考えています。トラックログが大きく乱れる原因が判明したと、思います。
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