電子機器用のスクリュードライバーを使用して、裏のカバー(電池入れを兼ねる)と、基板を外してみました。GPSアンテナは、「85-00」と番号が入っていて、基板の上方(「写真-2」では、左に配置されています)
次に、基板は、外せませんが、開けてみます。「写真-3」です。左の赤の矢印の先に、GPSアンテナがあります。基盤の後にステンレス製のカバーが付いています。右の青の矢印の先に、タッチパネル方式の液晶のベースの金属板があります。
この二枚の金属板があるので、表側(液晶側)からの、GPSの信号電波は、大部分、遮断されていると考えても良いと思います。「写真-1」の裏のカバーの左端のプラスチック部分の下に、GPSアンテナが位置しています。少し大袈裟ですが、この部分のみが、GPSの信号電波が、通過出来る場所と表現しても良いと思います。
大型リュックの右の肩紐に、Oregon600の液晶側を進行方向に向けて、吊り下げ、山行きを行うと、トラックログが、必ず乱れると云う現象の原因が、ようやく、今回の分解調査で解明致しました。
GPSの信号電波が、人体と大型リュックに遮られて、Oregon600の裏カバー上部の僅かな電波通過可能箇所に入る事が出来なかった為に、大きくトラックログが乱れたものと考えても良いと思います。
この日記が、タッチパネル方式のGPS機器のGPS信号電波の受信能力について、疑問を持たれている方の参考になれば幸いです。
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