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そのおかげで、夜には天体観測を楽しむことが出来ました。
(そのときのヤマレコはこちら。(星関係の記載はありませんが))
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-901002.html
入笠山は、南アルプスがふもとの町の光をさえぎってくれるので、天体観測のメッカらしいのです。
よく見えるときには、天の川が撮影できるそうです。
そしてマナスル山荘新館には巨大な望遠鏡と観測ドームが設置されており、天文観測をしたい方は
大体ここに泊まるらしいのです。
(マナスル山荘は、新館と本館があり、別個の施設です。
天文観測ができるのは新館のほう)
私もお誘いいただき、天体観測ドームへ行きました。。
もっとも、宿泊した夜はほぼ満月。
月明かりのせいで、恒星がほとんど見えませんでした。
唯一ぼんやり見えていたのは、スピカという星。
さて、ほぼ真っ暗の夜空ですが、夜空に明るく光る点。
とてもはっきり見える、なんだろう、と思ったら、
なんと、これは木星だったのです。
そう、金星以外の太陽系の惑星が実は夜空に見えているんですよね。
今まで知らなかったので、すごく驚きでした。
月明かりのせいで恒星がほとんど見えなくなっている夜空でも、はっきりと光り輝いていました。恒星があるときでも一番明るい天体になるんじゃないかと思うくらい。
同じように、火星、土星も見えていました。
木星を望遠鏡で見ると、木星の縞がはっきりと分かりました。また、木星の衛星4つが
近くにあるのも確認できました。
火星は、なんだか白っぽい星。赤くなかった・・・
土星は、ボヤーとした輪郭だけ分かりました。その当時はちょうど、輪の部分が一番こちら側に傾いている時期なのだそうです。
ぼやけて見えるのは望遠鏡の性能が悪いわけではなく、上空に気流があると像がぼやけてしまうのです。木星の時には気流が一瞬途切れたらしく、一番はっきり見えました。
また、月も見せてもらいました。月は地球に近いので、一番低い倍率にしても、月の全部を見ることは出来ないのです。大きすぎて視野に入らない。なので一部分を見ました。うまく気流が切れて、月の表面のでこぼこがはっきりくっきり見られたのです。もう感動でした。
宿のオカミさんは、土星を見せると皆感動するといってらしたけど、土星はちょっとぼやけていたこともあり、私的にはこの月の表面を見られたのがすごくよかったと思っています。
さて、星空を見たいと思うのなら、月の出ない夜や新月あたりに宿に予約を入れるといいです。ブログを見ると、やはり新月あたりから予約が埋まっていくような。
今思えば、6月の花の時期に私がすんなり予約できたのは、満月付近だったからかも。
ちなみに、高校の地学部や気象部、天文学部のような団体さんが泊まりに来ることもあるそうです。そのときはちょっとやかましいのだとか。
星空は望遠鏡なしでも見えますので、どこの宿に泊まってもOKです。
マナスル山荘新館
http://manasuru.com/
月って、すごいなー。満月だと恒星が見えなくなるんだなあ、とか、
惑星が実は見えていたんだ、太陽の光ってすごいなあ、とか、
知らなかった事を教えてもらった、有意義な旅でした。
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