最近泣いた映画。
オリエント急行殺人事件。
ストーリーはすでに知っていたし、この映画で泣けるとは思っても見なかった。
泣けるのは、犯人が被害者を刺し殺す場面。
とても悲しくなった。
もちろん、被害者に同情してではない。犯人の抱えてきた悲しみ、怒りがよく伝わってきて、涙がでてしまった。
刺し殺される被害者は画面に写らない。犯人は手の動きと表情、そして短い台詞で、
喪失の悲しみを、万感の思いを、表現する。
監督はさすがである。そしてみなさんは素晴らしい演技だった。
私的、映画名シーンとなった。
アルバート・フィニーのポアロ役となるこの作品は、以前テレビで放映されていたのを録画しておいたもので、
たまたまアガサ・クリスティのドキュメンタリーを見たことから、オリエント急行の映画版を見ようという気にようやくなった。
この作品は、単にトリックが奇想天外というだけではなく、作者の、正義についてのメッセージがこめられたものだったということを知って、見ようという気になったのだ。
それが何か、というのは忘れてしまったのだけど(おい)
とにもかくにも、深い印象を残した映画だった。
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