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田代岳は何回か登山した事があるが、3合目あたりまでは登山道の脇は笹藪になっている。毎年タケノコシーズンになれば静かな山が賑やかな山と化す。
この親子は荒沢登山口付近から入山した模様。ある程度シーズン中盤以降になってくると、奥深く探すか、或いは雨後の時を選ぶのだろう。雨後はタケノコがニョキニョキ育つらしい。
何よりも凄いのは、発見されるまで10日も山中で過ごした事。
地元では山菜取りのベテランらしく、遭難しても沢水や山菜で飢えをしのいだと新聞に書いてあった。実際ビバークするにしても一晩ならともかく9日間もの間は精神的にかなりキツい。私だったら正気を保つ事は難しい思う。沢を下って滝にぶつかれば
ロープでもない限り、厳しいだろうし。ライターを準備して狼煙を上げるかも知れない。
何にしても、この事故は息子さんが動けなくなって沢に置いて、母が助けを求めに下り、道端にうずくまっていた処を青森県側から来た山菜取りの人に発見されたという。ともかくこの親子が助かって良かったと思うと同時に、山にはキケンが潜むものであるというのを再認識しました。
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