緊急事態宣言が出てからは出勤率がぐっと減りました。
テレワークでどうにか要点を抑えて業務をこなしています。
私は東京を縦断して通勤しています。
電車に乗っている時間は遅延すると50分を越えます。
始発に乗っていくから座っていけますし帰りも要領よく座って帰宅します。
往復100分の読書タイムです。
気が付くと本をどさっと落として半分は寝ています。
それでも月に5冊は読んでいたのですが、この4月5月は半分の5冊しか読んでいません。
その中でも昨日読み終わった「カクテルパーティー」は考えさせられるものでした。
沖縄在住の大城立裕氏の作品です。
氏の作品を初めて読んだのは「レールの向こう」2015年8月30日出版
次が「あなた」2018年8月30日出版
そして今回の「カクテルパーティー」1967年発表2011年9月16日岩波文庫です。
人間失格を読んで晩年を読むようなもの。
この本の特徴はスミソニアン博物館でエノラ・ゲイを展示して原爆展を開こうとして、退役軍人会に企画をつぶされた騒動をきっかけに、ならば「カクテルパーティー」を舞台上映してやろうではないかと大城氏が戯曲にした「カクテルパーティー」も含まれていることです。
主人公の娘が米軍兵に暴行されたにもかかわらず、正当防衛で加害者を負傷させたことで先に加害者から娘が告訴されるという話です。
その中で中国に進軍していた日本軍と占領軍の米軍と沖縄に人々が語られます。
コロナで山に行けないとぼやいている私はなんて平和なのだろうと少し思いました。
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