2011年7月にウナキベツ川から知床大沼経由で知床岳を手始めに岬まで歩く計画を立てました。根性なし我が隊は天候不順を理由に3日間大沼で粘って下山しました。
晴れ間を突いて登った知床岳も踏み跡が全て河になっていて悲惨でした。
皆さん雨の日、知床半島に入るのはやめましょう。
海岸を歩いているとちぎれた白い後足が落ちている。
ウナキベツ川から登り始めると踏み跡に巨大なできたてウンチ。
本州の山では使ったことのない熊鈴をぶら下げるが心許ない。
相棒と交互にホイッスルを鳴らしながら歩く。
獣臭を感じて熊撃退スプレーを安全ピンを抜いて持ち歩く。
稜線の幕場では一夜明けるとテントを中心に半径8メートの円を描くようにウンチがちびちびされている。
山から下りてオショロコマを釣って遊んでいると番屋のお兄さんに
「この時期山に何泊もするなんて信じられない。」
「昨日も親子熊がでた。」
「先日はお祝い事で一家で札幌に出かけ、留守にしていた番屋の犬が熊に尻尾を残して食われた。」
「鎖に繋いだままだったからなー。可哀想なことしたよ。」
「え、それって白い犬ですか。」
「何で分かった?」
・・・・・・・
それでも少し奥に行けば尺が釣れるのではないかと番屋裏を5メートルほど遡行すると湯気の立つできたての巨大うんちが岩の上に鎮座していました。
これ以来、羆恐怖症になりました。
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