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Yamareco

記録ID: 1000687
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
比良山系

釈迦岳から打見山

2016年11月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.7km
登り
1,596m
下り
1,610m

コースタイム

日帰り
山行
9:16
休憩
1:23
合計
10:39
8:46
8:55
20
9:15
9:18
32
9:50
9:50
5
9:55
9:55
24
10:19
10:21
9
10:30
10:31
25
10:56
11:09
27
11:36
11:41
17
11:58
12:01
26
12:27
12:46
14
13:00
13:02
16
13:18
13:18
5
13:23
13:35
4
13:39
13:39
35
14:14
14:17
23
14:40
14:47
21
15:08
15:10
56
16:06
16:06
18
16:24
16:26
17
びわこバレイ山麓駅駐車場
16:43
びわこバレイ国道ゲート
イン谷口から打見山まで事前の読みより1時間程度長く掛かっています。
烏谷山、比良岳と今まで未踏の区間が本当に素晴らしかったことが要因でしょう。
キタダカ道に入ってからはペースをやや上げたので、少しは遅れを短縮出来たのではないかと思います。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
びわこバレイの駐車場下部のキタダカ道入口にデポするつもりでしたが、
夜間はスキー場への道路入口がゲートで封鎖されていました。リサーチ不足です。
結局、ゲート下の国道沿いに自転車をデポしてから、車は登山口のイン谷口へ。

キタダカ道登山口(びわこバレイ駐車場脇)16:24 ↓ 徒歩
国道161号・びわこバレイ口交差点    16:50 ↓ 自転車
湖西道路高架下付近(自転車デポ)    17:25 ↓ 徒歩
イン谷口駐車場(大津ワンゲル道登山口) 17:37 

※ ひらトピア付近から自転車は降りて押して歩いてます…。

キタダカ道から志賀駅へのルート沿いに自転車をデポするほうがベター。
比良駅付近に適切な駐車スペースがあれば夜明け前にイン谷口まで歩いて登る。
志賀駅付近に適切な駐車スペースがあれば、イン谷口に自転車を置いていっそのこと逆向きで歩く。
などの改善点が考えられそうです。







コース状況/
危険箇所等
大津ワンゲル道のイチョウガレは三点支持で。下降は要注意。

比良岳〜木戸峠間は地形が複雑で、今の時期は落ち葉で踏み跡が分かりにくいところも。
あれ?と行き詰ったら、しっかりと見回してルートファインディングしました。

木戸峠〜クロトノハゲ間は登山道が崩壊している箇所があるようで閉鎖されています。

キタダカ道下部、志賀駅方面(キタダカ谷左岸を下るルート。分岐の傍に橋があります)と、びわこバレイ山麓駅への分岐には指導標がありません。
イン谷口駐車場下部・大津ワンゲル道登山口(260m)

まずは先週の縦走の終点となった釈迦岳へ。
今回はまだ歩いていない大津ワンゲル道で登ります!

縦走後の車の回収には時間が掛かるものの、駐車場のすぐ傍に登山口があるのは好都合。
正確にはまだ夜明け前ですが、うっすらと周りが見えるようになったので出発します。
イン谷口駐車場下部・大津ワンゲル道登山口(260m)

まずは先週の縦走の終点となった釈迦岳へ。
今回はまだ歩いていない大津ワンゲル道で登ります!

縦走後の車の回収には時間が掛かるものの、駐車場のすぐ傍に登山口があるのは好都合。
正確にはまだ夜明け前ですが、うっすらと周りが見えるようになったので出発します。
細い丸太橋でイン谷を慎重に渡って左岸の尾根へ登っていきます。
細い丸太橋でイン谷を慎重に渡って左岸の尾根へ登っていきます。
広い尾根の320m付近を横切って東斜面へ抜けます。
マーキングは豊富でルートは明瞭そのものです。
広い尾根の320m付近を横切って東斜面へ抜けます。
マーキングは豊富でルートは明瞭そのものです。
大津ワンゲル道の序盤は緩い山腹道でウォーミングアップにちょうど良い感じです。
尾根上の400m前後の等高線の詰まったところを避けてルートを通したのでしょうか。
概ね尾根の東側を通りますが、直上や西側も通っていきます。
大津ワンゲル道の序盤は緩い山腹道でウォーミングアップにちょうど良い感じです。
尾根上の400m前後の等高線の詰まったところを避けてルートを通したのでしょうか。
概ね尾根の東側を通りますが、直上や西側も通っていきます。
西側山腹を順調に登っていると、朝日を受ける堂満岳が見えました。
この辺りで標高550mくらいでしょうか。

西側山腹を順調に登っていると、朝日を受ける堂満岳が見えました。
この辺りで標高550mくらいでしょうか。

巨岩が多い一帯に入りました。
人工的な岩積みも見られるのですが、何時の何のものかは分かりません。
巨岩が多い一帯に入りました。
人工的な岩積みも見られるのですが、何時の何のものかは分かりません。
左上方には釈迦岳が近づいてきます!
この後段々と本格的な登りになるでしょう。
左上方には釈迦岳が近づいてきます!
この後段々と本格的な登りになるでしょう。
比較的緩めの尾根を登っていると、東側から大きな別尾根が合流してくるのが見えてきます。
山と高原地図に記載されている雄松山荘道(破線)の尾根でしょうか。
比較的緩めの尾根を登っていると、東側から大きな別尾根が合流してくるのが見えてきます。
山と高原地図に記載されている雄松山荘道(破線)の尾根でしょうか。
雄松山荘道出合(620m)にて小休止をとりました。
合流してきた別尾根のルートはマーキングはありますが、
やや荒れていてあまり人が入っていないようです。
それと分岐の指導標には表示が無いので、登り推奨のルートなのかもしれません。
雄松山荘道出合(620m)にて小休止をとりました。
合流してきた別尾根のルートはマーキングはありますが、
やや荒れていてあまり人が入っていないようです。
それと分岐の指導標には表示が無いので、登り推奨のルートなのかもしれません。
雄松山荘道出合を過ぎてから、見ごろを迎えた紅葉の木々を見られるようになりました。

雄松山荘道出合を過ぎてから、見ごろを迎えた紅葉の木々を見られるようになりました。

朝日に照らされて本当にきれいでした。
今年の紅葉はあちこちでイマイチのようですが、比良山系は比較的きれいと感じます。
朝日に照らされて本当にきれいでした。
今年の紅葉はあちこちでイマイチのようですが、比良山系は比較的きれいと感じます。
紅葉はきれいですが、尾根の傾斜が段々と増してきています。
そろそろ大津ワンゲル道の核心部が近いのでは…。
紅葉はきれいですが、尾根の傾斜が段々と増してきています。
そろそろ大津ワンゲル道の核心部が近いのでは…。
尾根の前方に白い崖が見えてきました。
これが山と高原地図で危険マークの付いているイチョウガレのようです。
一見するとどこから登るのかという感じでしたが、
左端にはロープとステップがあって楽しく登れます。
地元の雪彦山を思い出します。
よく見ると右端からも登れそうな…。
尾根の前方に白い崖が見えてきました。
これが山と高原地図で危険マークの付いているイチョウガレのようです。
一見するとどこから登るのかという感じでしたが、
左端にはロープとステップがあって楽しく登れます。
地元の雪彦山を思い出します。
よく見ると右端からも登れそうな…。
最初の岩場を越えてもまだまだ急登が続きます♪

最初の岩場を越えてもまだまだ急登が続きます♪

右寄りに向きを変えてもう一段続きます!
急登はすぐ終わるかなと思ったら意外に長かったです。
ここは大津ワンゲル道で最も楽しいところでした。
でも登りで通過するほうが安全なのは間違いないと思われます。
右寄りに向きを変えてもう一段続きます!
急登はすぐ終わるかなと思ったら意外に長かったです。
ここは大津ワンゲル道で最も楽しいところでした。
でも登りで通過するほうが安全なのは間違いないと思われます。
イチョウガレの急登が一段落すると、尾根北側の視界が開けました。
紅葉に彩られた釈迦岳山頂が既に間近に見えています。
なお尾根の北側は絶壁に近いので足元注意です。
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イチョウガレの急登が一段落すると、尾根北側の視界が開けました。
紅葉に彩られた釈迦岳山頂が既に間近に見えています。
なお尾根の北側は絶壁に近いので足元注意です。
先週歩いたばかりの釈迦岳からヤケオ山にかけての景観も見事でした!
1,000m級の稜線が真横に見えているので、釈迦岳山頂まで残る標高差も僅かです。
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先週歩いたばかりの釈迦岳からヤケオ山にかけての景観も見事でした!
1,000m級の稜線が真横に見えているので、釈迦岳山頂まで残る標高差も僅かです。
先週下ったばかりの旧リフト線沿いからのルートが合流してきます。
ここまで来ると釈迦岳山頂はすぐそこです。
先週下ったばかりの旧リフト線沿いからのルートが合流してきます。
ここまで来ると釈迦岳山頂はすぐそこです。
釈迦岳山頂(1,060m)。
大津ワンゲル道のおかげで楽しくここまで登ることが出来ました。
とはいってもようやく縦走の起点に着いただけで、
これから今日の行程の主題となります。
この後の比良の主稜線はほぼ全て初めてということで、
小休止しながら読図して縦走に備えます。
釈迦岳山頂(1,060m)。
大津ワンゲル道のおかげで楽しくここまで登ることが出来ました。
とはいってもようやく縦走の起点に着いただけで、
これから今日の行程の主題となります。
この後の比良の主稜線はほぼ全て初めてということで、
小休止しながら読図して縦走に備えます。
三等三角点
点名:「北比良」
標高:1,060.07m
三等三角点
点名:「北比良」
標高:1,060.07m
南側にこれから向かっていく山々。釈迦岳山頂より少し西側にて木々の間から見えました。
行けるようなら蓬莱山、無理なら打見山までと考えていました。



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南側にこれから向かっていく山々。釈迦岳山頂より少し西側にて木々の間から見えました。
行けるようなら蓬莱山、無理なら打見山までと考えていました。



釈迦岳から縦走開始して、まずは電波塔記号のあるカラ岳を目指します。
釈迦岳の西側へ伸びる尾根はゆったりした地形でした。
釈迦岳から縦走開始して、まずは電波塔記号のあるカラ岳を目指します。
釈迦岳の西側へ伸びる尾根はゆったりした地形でした。
1,000mコルを通過。
釈迦岳南山腹を巻いてくる登山道が合流してきます。
1,000mコルを通過。
釈迦岳南山腹を巻いてくる登山道が合流してきます。
カラ岳へ登り返す途中で比良山系北部を見通せました。
見事な雲海が果てなく続いていました。
今日の気象条件からすると、竹田城でも雲海が観られたかもしれません。
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カラ岳へ登り返す途中で比良山系北部を見通せました。
見事な雲海が果てなく続いていました。
今日の気象条件からすると、竹田城でも雲海が観られたかもしれません。
カラ岳(1,030m)山頂。
びわこバレイのある蓬莱山・打見山を除いては、比良では珍しく人工物のある山頂です。
縦走路は建物に遮られるように南に90度方向転換します。
この頃から縦走路にて他の登山者の方々と時折出会うようになってきました。
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カラ岳(1,030m)山頂。
びわこバレイのある蓬莱山・打見山を除いては、比良では珍しく人工物のある山頂です。
縦走路は建物に遮られるように南に90度方向転換します。
この頃から縦走路にて他の登山者の方々と時折出会うようになってきました。
電波塔の南側から武奈ヶ岳、比良スキー場跡が見えました。
今回の縦走では踏みませんが、武奈ヶ岳も久しく行ってないので憧憬の思いで見てました。
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電波塔の南側から武奈ヶ岳、比良スキー場跡が見えました。
今回の縦走では踏みませんが、武奈ヶ岳も久しく行ってないので憧憬の思いで見てました。
カラ岳からは縦走路は蛇行しながら南西へ。
正面にはまだまだ距離があるはずの堂満岳が大きく見えてきます。

縦走路は1,020mピークを越えると比良ロッジ跡まで北側山腹を巻いていきます。
八淵の滝方面から上がってくるルートとの分岐もありました。
カラ岳からは縦走路は蛇行しながら南西へ。
正面にはまだまだ距離があるはずの堂満岳が大きく見えてきます。

縦走路は1,020mピークを越えると比良ロッジ跡まで北側山腹を巻いていきます。
八淵の滝方面から上がってくるルートとの分岐もありました。
旧比良ロッジ跡(970m)。

西側には旧比良スキー場のコースが見えています。
リフトとロープウェイを乗り継いで、ようやくゲレンデまで辿り着けるというすごいアクセス。
人里離れた山奥の秘境感あるスキー場という雰囲気だったのでしょう。
2003-2004年シーズンを最後に廃止されたとか。
当時既にスキーが趣味の中心だったのに(登山はまだやっていませんでした)、来たことがないまま廃止されてしまったことが悔やまれます。
旧比良ロッジ跡(970m)。

西側には旧比良スキー場のコースが見えています。
リフトとロープウェイを乗り継いで、ようやくゲレンデまで辿り着けるというすごいアクセス。
人里離れた山奥の秘境感あるスキー場という雰囲気だったのでしょう。
2003-2004年シーズンを最後に廃止されたとか。
当時既にスキーが趣味の中心だったのに(登山はまだやっていませんでした)、来たことがないまま廃止されてしまったことが悔やまれます。
この日は琵琶湖側から東寄りの風が吹いて、どんどん雲が湧き上がってきていました。
普段よりも比良の標高が高くなったように感じました。
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この日は琵琶湖側から東寄りの風が吹いて、どんどん雲が湧き上がってきていました。
普段よりも比良の標高が高くなったように感じました。
北比良峠(970m)。
ここに来たのは2回目で9年ぶり。月日の経つのは早いものです。懐かしかったです。
自分はこの光景の北比良峠しか見ていませんが、9年前はロープウェイ等の建物が全て撤去されて自然修復工事が終わった直後だったようです。

9年前は坊村から武奈ヶ岳を経てダケ道へ降りていますが今回は縦走。
南側に見えている前山(999m)へ登っていきます。


北比良峠(970m)。
ここに来たのは2回目で9年ぶり。月日の経つのは早いものです。懐かしかったです。
自分はこの光景の北比良峠しか見ていませんが、9年前はロープウェイ等の建物が全て撤去されて自然修復工事が終わった直後だったようです。

9年前は坊村から武奈ヶ岳を経てダケ道へ降りていますが今回は縦走。
南側に見えている前山(999m)へ登っていきます。


スリーナインの前山へ登ってきたら廃屋の建っている微妙な雰囲気のピークでした。
ここにも大山口へ下る分岐があります。
スリーナインの前山へ登ってきたら廃屋の建っている微妙な雰囲気のピークでした。
ここにも大山口へ下る分岐があります。
縦走路は前山からしばらくは高低差が殆どありませんが、
金糞峠が近づいてくると段々と下り一方になってきます。
縦走路は前山からしばらくは高低差が殆どありませんが、
金糞峠が近づいてくると段々と下り一方になってきます。
金糞峠(880m)。

8年前に堂満岳に登りに来た際に通過したことのある峠。
詳細はすっかり忘れていましたが、前回は曇りで微妙な天候だったから雰囲気は全く違うものでした。

ここは琵琶湖側から武奈ヶ岳へ向かう際、北比良峠と並んで要衝となる峠ということで多くの登山者の方が小休止中でした。
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金糞峠(880m)。

8年前に堂満岳に登りに来た際に通過したことのある峠。
詳細はすっかり忘れていましたが、前回は曇りで微妙な天候だったから雰囲気は全く違うものでした。

ここは琵琶湖側から武奈ヶ岳へ向かう際、北比良峠と並んで要衝となる峠ということで多くの登山者の方が小休止中でした。
何ともいえない微妙な地名の金糞峠も紅葉に包まれていました。

金糞峠から堂満岳まではこれまでとは一変。
急登も混じる約170mの登りとなります。
何ともいえない微妙な地名の金糞峠も紅葉に包まれていました。

金糞峠から堂満岳まではこれまでとは一変。
急登も混じる約170mの登りとなります。
70m程登った辺りで縦走路と堂満岳へ向かうルートが分岐します。
縦走では堂満岳を避けるほうが楽なのはいうまでもないけど、
8年前の登頂時は曇りで微妙な空模様でした。
また折角すぐ近くを通るのだから立ち寄らない手はないでしょう。
但し堂満岳山頂周辺は急峻な箇所があって、ちょっとした気合が必要です。
70m程登った辺りで縦走路と堂満岳へ向かうルートが分岐します。
縦走では堂満岳を避けるほうが楽なのはいうまでもないけど、
8年前の登頂時は曇りで微妙な空模様でした。
また折角すぐ近くを通るのだから立ち寄らない手はないでしょう。
但し堂満岳山頂周辺は急峻な箇所があって、ちょっとした気合が必要です。
この風化した花こう岩の崖は印象的!堂満岳に再びやってきたと感慨深かったです。
この風化した花こう岩の崖は印象的!堂満岳に再びやってきたと感慨深かったです。
今朝最初に登った釈迦岳がだいぶ遠くになりました。
雲の上に浮かんでいるようです。

この後の急登を越えれば緩やかな尾根に出て堂満岳山頂に至ります。
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今朝最初に登った釈迦岳がだいぶ遠くになりました。
雲の上に浮かんでいるようです。

この後の急登を越えれば緩やかな尾根に出て堂満岳山頂に至ります。
堂満岳山頂(1,057m)

先着の4人パーティーさんと入れ替わるように到着しました。

今回は天候は良いのですが、雲海のためにまた琵琶湖は見えずです。
まあこれはこれで美しい光景なので良しとしましょう。

一しきり撮影を済ませてから、一息入れて出発します。
堂満岳山頂(1,057m)

先着の4人パーティーさんと入れ替わるように到着しました。

今回は天候は良いのですが、雲海のためにまた琵琶湖は見えずです。
まあこれはこれで美しい光景なので良しとしましょう。

一しきり撮影を済ませてから、一息入れて出発します。
堂満岳山頂からは一旦これまで登ってきた尾根を引き返します。
そして急坂が始まる直前、今度は北西へ伸びるゆったりとした尾根に向かいます。
自分の持っている2007年版の山と高原地図「比良山系」には載っておらず、この分岐には指導標もありません。
しかし分岐から少し下ったところにマーキングがあるのを見つけました。
それにこの別ルートは30〜40m下ったところで縦走路へ戻ることが出来る筈。
ということで念のために方向確認をしてから取付きます。
堂満岳山頂からは一旦これまで登ってきた尾根を引き返します。
そして急坂が始まる直前、今度は北西へ伸びるゆったりとした尾根に向かいます。
自分の持っている2007年版の山と高原地図「比良山系」には載っておらず、この分岐には指導標もありません。
しかし分岐から少し下ったところにマーキングがあるのを見つけました。
それにこの別ルートは30〜40m下ったところで縦走路へ戻ることが出来る筈。
ということで念のために方向確認をしてから取付きます。
尾根筋を下ってきて山腹を通る縦走路に突き当たりました。
南側の木々の向こうにはこれから向かっていく山々が透けて見えます。
ここから南側、打見山へ辿り着くまで自分は初めての区間が続きます。
次は南比良峠へ。
尾根筋を下ってきて山腹を通る縦走路に突き当たりました。
南側の木々の向こうにはこれから向かっていく山々が透けて見えます。
ここから南側、打見山へ辿り着くまで自分は初めての区間が続きます。
次は南比良峠へ。
堂満岳西山腹を巻いていく縦走路。
南比良峠までは緩やかな下りが続きます。紅葉も見ごろで最高でした。
堂満岳西山腹を巻いていく縦走路。
南比良峠までは緩やかな下りが続きます。紅葉も見ごろで最高でした。
南西方向にゆったりと尾根を張らせた山がはっきりと見えてきます。
改めて地形図を見ると烏谷山(からとやま)と分かりました。
縦走路は左側の稜線を辿っていくよう。どんな道のりか楽しみです。
南西方向にゆったりと尾根を張らせた山がはっきりと見えてきます。
改めて地形図を見ると烏谷山(からとやま)と分かりました。
縦走路は左側の稜線を辿っていくよう。どんな道のりか楽しみです。
南比良峠(910m)に到着です。
比良の縦走ではいくつもの味わいのある峠に降り立つことが出来て幸せな気分です。
地元の山では峠は林道などで潰されてることが多いので、原型を留めていることは貴重と感じます。

ここの峠はちょっとだけ複雑で西の奥ノ深谷側から上がってくるルートは少し西で合流します。
琵琶湖側から上がってくる深谷のルート(山と高原地図で破線扱い)は指導標には書かれていないので、登り限定の難路なのでしょう。
南比良峠(910m)に到着です。
比良の縦走ではいくつもの味わいのある峠に降り立つことが出来て幸せな気分です。
地元の山では峠は林道などで潰されてることが多いので、原型を留めていることは貴重と感じます。

ここの峠はちょっとだけ複雑で西の奥ノ深谷側から上がってくるルートは少し西で合流します。
琵琶湖側から上がってくる深谷のルート(山と高原地図で破線扱い)は指導標には書かれていないので、登り限定の難路なのでしょう。
南比良峠のお地蔵さん。
今では登山者しか通りませんが、お地蔵さんが見守り続けてくれています。
南比良峠のお地蔵さん。
今では登山者しか通りませんが、お地蔵さんが見守り続けてくれています。
比良山系縦走コースの案内板。
この先要所で欠かさず見られます。縦走の目安に役立ちました。
比良山系縦走路はそれほど登山者も多くなく、比較的静かな山行となりました。
比良山系縦走コースの案内板。
この先要所で欠かさず見られます。縦走の目安に役立ちました。
比良山系縦走路はそれほど登山者も多くなく、比較的静かな山行となりました。
南北に長い970mピークに乗り上げました。
北側には木々越しに堂満岳が見えています。南側から見てもどっしりして貫録ある山です!
多少左肩が下がってますが富士山みたいな形です。

六甲縦走に比べると比良の縦走は数値上はアップダウンが小さいものの、
歩いてみると地味でもメリハリのある起伏でなかなかハード。
滑りやすくザレた急坂も多いです。
南北に長い970mピークに乗り上げました。
北側には木々越しに堂満岳が見えています。南側から見てもどっしりして貫録ある山です!
多少左肩が下がってますが富士山みたいな形です。

六甲縦走に比べると比良の縦走は数値上はアップダウンが小さいものの、
歩いてみると地味でもメリハリのある起伏でなかなかハード。
滑りやすくザレた急坂も多いです。
荒川峠(950m)。
970mピークからは一旦僅かに下って、この荒川峠に降り立ちます。
地形図には記載がありませんが、ここも峠の原型を留めています。
ここからも大谷川を経て志賀駅へ降りられそうです。
西側に古道が続いてる形跡が見られますが、どの地図にも記載が無いので今ではバリルートとみてよいでしょう。

この辺りから数人の南下中の方々と前後入れ替わるように歩いていくようになります。
中にはテント泊装備の方も居られました。
実は自分も75Lザックで用意していたのですが、日曜は時雨そうだったので残念ながら急遽日帰りに変更しました。
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荒川峠(950m)。
970mピークからは一旦僅かに下って、この荒川峠に降り立ちます。
地形図には記載がありませんが、ここも峠の原型を留めています。
ここからも大谷川を経て志賀駅へ降りられそうです。
西側に古道が続いてる形跡が見られますが、どの地図にも記載が無いので今ではバリルートとみてよいでしょう。

この辺りから数人の南下中の方々と前後入れ替わるように歩いていくようになります。
中にはテント泊装備の方も居られました。
実は自分も75Lザックで用意していたのですが、日曜は時雨そうだったので残念ながら急遽日帰りに変更しました。
990mピーク。
荒川峠から一登りでこの好展望の無名峰に到着です。
南側は崖になっていて、これから向かう烏谷山(右端)、打見山(左端)を見通せました。
蓬莱山ではなく打見山が時間的に縦走の終点になりそうと分かってきました。
まだまだ距離がありますが、先を急ぐには惜しいと感じる素晴らしい縦走路が続きます。
日没までの時間が厳しくなったとしても、打見山からはロープウェイがあるので焦らずにいきます。
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990mピーク。
荒川峠から一登りでこの好展望の無名峰に到着です。
南側は崖になっていて、これから向かう烏谷山(右端)、打見山(左端)を見通せました。
蓬莱山ではなく打見山が時間的に縦走の終点になりそうと分かってきました。
まだまだ距離がありますが、先を急ぐには惜しいと感じる素晴らしい縦走路が続きます。
日没までの時間が厳しくなったとしても、打見山からはロープウェイがあるので焦らずにいきます。
990mピークから山腹道を経てやや広めの尾根に乗りました。
前方に見えるのが烏谷山のようです。
990mピークから山腹道を経てやや広めの尾根に乗りました。
前方に見えるのが烏谷山のようです。
烏谷山の肩に乗り上げて展望が広がってきました!
琵琶湖はしぶとい雲海?で見えませんが、南側から雲が薄くなってきていました。
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烏谷山の肩に乗り上げて展望が広がってきました!
琵琶湖はしぶとい雲海?で見えませんが、南側から雲が薄くなってきていました。
烏谷山山頂直前の分岐。
縦走路は山頂直下を巻いているので、ここから直上します。
烏谷山山頂直前の分岐。
縦走路は山頂直下を巻いているので、ここから直上します。
烏谷山山頂(1,076.5m)到着!
今日の縦走で踏んだ数々の山頂の中でここが最も好展望でした♪
武奈ヶ岳やコヤマノ岳はもちろん、今日歩いてきた釈迦岳、カラ岳、堂満岳が勢ぞろい。
縦走の醍醐味を満喫出来ました!

ここは武奈ヶ岳のように広々としてはおらずこじんまりとした山頂です。
先着されていたお二人の登山者とご挨拶を交わして休憩していきます。
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烏谷山山頂(1,076.5m)到着!
今日の縦走で踏んだ数々の山頂の中でここが最も好展望でした♪
武奈ヶ岳やコヤマノ岳はもちろん、今日歩いてきた釈迦岳、カラ岳、堂満岳が勢ぞろい。
縦走の醍醐味を満喫出来ました!

ここは武奈ヶ岳のように広々としてはおらずこじんまりとした山頂です。
先着されていたお二人の登山者とご挨拶を交わして休憩していきます。
烏谷山の三角点は目立つところにあります。
忘れずタッチしておきます。
比良山系の中でずっと中央部が空白域のままでしたが、やっとここまで来ました。
烏谷山の三角点は目立つところにあります。
忘れずタッチしておきます。
比良山系の中でずっと中央部が空白域のままでしたが、やっとここまで来ました。
三等三角点
点名:「大物」
標高:1,076.46m

烏谷山から北西には緩い大きな尾根が派生しており、別に展望地があるかもとちょっと入ってみましたが見出せませんでした。
地形図を見ると奥ノ深谷方面から登ってこれそうな尾根に見えます。

風も穏やかで心地良く、好展望の山頂で立ち去り難かったです。
でも縦走はまだまだ先が長いので、20分の滞在で出発することにします。
三等三角点
点名:「大物」
標高:1,076.46m

烏谷山から北西には緩い大きな尾根が派生しており、別に展望地があるかもとちょっと入ってみましたが見出せませんでした。
地形図を見ると奥ノ深谷方面から登ってこれそうな尾根に見えます。

風も穏やかで心地良く、好展望の山頂で立ち去り難かったです。
でも縦走はまだまだ先が長いので、20分の滞在で出発することにします。
南隣の比良岳を見通す。

山頂からは先述の分岐に戻らなくても、そのまま南下して縦走路に復帰出来ました。

烏谷山の次は比良岳です。南側にどっしりした貫禄ある山が見えてきました。
“比良”の名が付けられてるだけあって、存在感抜群の山です。

烏谷山と比良岳の間の葛川越を隔てたアップダウンは比較的大きいものです。
下り120m、登り100m。等高線の詰まり具合を見るとけっこう疲れそうで気合が要ります。
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南隣の比良岳を見通す。

山頂からは先述の分岐に戻らなくても、そのまま南下して縦走路に復帰出来ました。

烏谷山の次は比良岳です。南側にどっしりした貫禄ある山が見えてきました。
“比良”の名が付けられてるだけあって、存在感抜群の山です。

烏谷山と比良岳の間の葛川越を隔てたアップダウンは比較的大きいものです。
下り120m、登り100m。等高線の詰まり具合を見るとけっこう疲れそうで気合が要ります。
烏谷山付近から見る比良岳。
更に南には打見山と蓬莱山が見えていますが、なかなか近づいてこない印象を受けました。
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烏谷山付近から見る比良岳。
更に南には打見山と蓬莱山が見えていますが、なかなか近づいてこない印象を受けました。
地形図にも峠名が記載されている葛川越(940m)に降り立ちました。
学生の団体さんらしい皆さんが休憩中でした。

山と高原地図では琵琶湖側から大岩谷沿いを登ってくる破線道が描かれていますが、
地形図では峠から50mほど下で破線道が切れています。
西側は白滝谷方面へ谷が続いてますが、完全にバリルートの範疇でしょう。

ここで一息入れてから間髪入れずに比良岳への登り返しに掛かります!
地形図にも峠名が記載されている葛川越(940m)に降り立ちました。
学生の団体さんらしい皆さんが休憩中でした。

山と高原地図では琵琶湖側から大岩谷沿いを登ってくる破線道が描かれていますが、
地形図では峠から50mほど下で破線道が切れています。
西側は白滝谷方面へ谷が続いてますが、完全にバリルートの範疇でしょう。

ここで一息入れてから間髪入れずに比良岳への登り返しに掛かります!
比良岳への登りもけっこう急坂が続きます。
振り返ると烏谷山が端正な三角錐の姿で見送ってくれました。
烏谷山にはまたぜひ立ちたいものです。
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比良岳への登りもけっこう急坂が続きます。
振り返ると烏谷山が端正な三角錐の姿で見送ってくれました。
烏谷山にはまたぜひ立ちたいものです。
だだっ広い平らなところに乗り上げました。
ここは広大な比良岳の北東端で、山頂は少し先の南西端。
もうほぼ同じ標高なので、既に山頂に達していると考えても良いでしょう。
それにしても展望は乏しいのに、何故か本当に居心地良く感じたところでした。
だだっ広い平らなところに乗り上げました。
ここは広大な比良岳の北東端で、山頂は少し先の南西端。
もうほぼ同じ標高なので、既に山頂に達していると考えても良いでしょう。
それにしても展望は乏しいのに、何故か本当に居心地良く感じたところでした。
「比良岳」と書かれていますが、山頂の1,051m標高点はまだ少し先。
縦走路はこの指導標どおりに下り始めることを目視してから山頂へ向かいます。
「比良岳」と書かれていますが、山頂の1,051m標高点はまだ少し先。
縦走路はこの指導標どおりに下り始めることを目視してから山頂へ向かいます。
草原と疎らな木々に覆われて、すごく雰囲気が良いです!
山頂はこの突き当たりです。
草原と疎らな木々に覆われて、すごく雰囲気が良いです!
山頂はこの突き当たりです。
比良岳山頂(1,051m)
木々に覆われてはいますが、周囲の景観が透けて見えています。
南側には蓬莱山がよく見えてます。
山頂には山名標も全く無く、唯一手製のものが木に置かれています。
この何もないこともすごく良いです。
山頂の良さは展望の有無だけで決まるものではないということを
改めて認識させられた比良岳山頂でした。

すぐに出発するのはもったいないので、ここでも小休止をとっていきます。
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比良岳山頂(1,051m)
木々に覆われてはいますが、周囲の景観が透けて見えています。
南側には蓬莱山がよく見えてます。
山頂には山名標も全く無く、唯一手製のものが木に置かれています。
この何もないこともすごく良いです。
山頂の良さは展望の有無だけで決まるものではないということを
改めて認識させられた比良岳山頂でした。

すぐに出発するのはもったいないので、ここでも小休止をとっていきます。
名残惜しいですが比良岳を出発します。
縦走路の指導標まで戻って縦走再開です。
山頂からそのまま下っても問題ないように思いましたが、
周辺はあまりにゆったりした地形なので安全策を取りました。
名残惜しいですが比良岳を出発します。
縦走路の指導標まで戻って縦走再開です。
山頂からそのまま下っても問題ないように思いましたが、
周辺はあまりにゆったりした地形なので安全策を取りました。
比良岳から下ってきて間もない頃にお地蔵さんが。
もう木戸峠に着いたのかと思ったが、指導標を見ればまだ先でした。
周辺は二重山稜のような複雑な地形。
昔から迷いやすいところとしてお地蔵さんが置かれたのでしょうか。
今では廃道扱いでしょうけど、地形図には大谷川沿いからこの辺りまで登ってくる破線道が描かれています。
比良岳から下ってきて間もない頃にお地蔵さんが。
もう木戸峠に着いたのかと思ったが、指導標を見ればまだ先でした。
周辺は二重山稜のような複雑な地形。
昔から迷いやすいところとしてお地蔵さんが置かれたのでしょうか。
今では廃道扱いでしょうけど、地形図には大谷川沿いからこの辺りまで登ってくる破線道が描かれています。
広い尾根を東から西へ。蛇行しながら南下していきます。
今の時期は落ち葉が隠していることもあって、
一瞬登山道を見失うこともありました。
比良岳〜木戸峠間は確実にルーファイする必要がありそうです。
広い尾根を東から西へ。蛇行しながら南下していきます。
今の時期は落ち葉が隠していることもあって、
一瞬登山道を見失うこともありました。
比良岳〜木戸峠間は確実にルーファイする必要がありそうです。
これは比良岳の南側を水源とする谷のようです。
この谷を見た後、登山道は再度尾根の東側へ。
これは比良岳の南側を水源とする谷のようです。
この谷を見た後、登山道は再度尾根の東側へ。
尾根の東側へ移ってくると、もう殆ど標高差は無くなりました。
行く手にはようやく打見山が大きく迫ってきます。
と同時にここまでは静寂の世界でしたが、びわこバレイから賑わっていることを
伺わせる色んな音が聞こえてくるようになりました。
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尾根の東側へ移ってくると、もう殆ど標高差は無くなりました。
行く手にはようやく打見山が大きく迫ってきます。
と同時にここまでは静寂の世界でしたが、びわこバレイから賑わっていることを
伺わせる色んな音が聞こえてくるようになりました。
木戸峠(970m)到着!
多くの峠を経てきましたが、ここが今日の縦走で最後の峠です。

木戸峠からキタダカ道へ打見山北山腹を抜ける登山道が閉鎖されていました。
一部で斜面が崩壊している模様です。
自分は元々行くつもりでしたが、一度は打見山を越えなければいけません。

木戸峠はT字状になっていて、一旦は琵琶湖と反対側に右折。
すぐにキャンプ施設?と思われるところに出ます。
木戸峠(970m)到着!
多くの峠を経てきましたが、ここが今日の縦走で最後の峠です。

木戸峠からキタダカ道へ打見山北山腹を抜ける登山道が閉鎖されていました。
一部で斜面が崩壊している模様です。
自分は元々行くつもりでしたが、一度は打見山を越えなければいけません。

木戸峠はT字状になっていて、一旦は琵琶湖と反対側に右折。
すぐにキャンプ施設?と思われるところに出ます。
キャンプ施設を抜けると、あとは打見山に向かってスキー場の斜面を淡々と登っていきます。
蓬莱山から打見山にかけてのメインゲレンデは歩いたことがありますが、
この谷筋のコースは初めてでした。
登り始めは初級向きの斜度でほっとしますが、この後に壁が待っていることはまだ知る由もありません。
キャンプ施設を抜けると、あとは打見山に向かってスキー場の斜面を淡々と登っていきます。
蓬莱山から打見山にかけてのメインゲレンデは歩いたことがありますが、
この谷筋のコースは初めてでした。
登り始めは初級向きの斜度でほっとしますが、この後に壁が待っていることはまだ知る由もありません。
“く”の字状に曲がるコースを登っていくと、奥には中斜面が見えてきました…。
小回りの練習には良さそうな斜度、ではなくて登るには気合が要りそうです…。
“く”の字状に曲がるコースを登っていくと、奥には中斜面が見えてきました…。
小回りの練習には良さそうな斜度、ではなくて登るには気合が要りそうです…。
木戸峠付近から斜面を登り始めて、ようやく打見山の建物群を見上げるところまでやってきました。
振り返ると釈迦岳からこれまで歩いてきた山々が勢ぞろい!
縦走の達成感に包まれる至福の一時でした。ここから見ると釈迦岳が遥かなる山となっています。
写真中央奥には2週連続の比良縦走で、行けなかった武奈ヶ岳も見送ってくれています。

登ってきたこのコースは上部は中斜面、下部は緩斜面となっています。
空いていれば気持ち良く滑れそうです。
なお自分はびわこバレイにスキーに来たことはまだありません。

歩くと長かった斜面をようやく登りきると、そこは観光客で大賑わい!!のびわこバレイ。
縦走の終点、打見山にようやく到着です!
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木戸峠付近から斜面を登り始めて、ようやく打見山の建物群を見上げるところまでやってきました。
振り返ると釈迦岳からこれまで歩いてきた山々が勢ぞろい!
縦走の達成感に包まれる至福の一時でした。ここから見ると釈迦岳が遥かなる山となっています。
写真中央奥には2週連続の比良縦走で、行けなかった武奈ヶ岳も見送ってくれています。

登ってきたこのコースは上部は中斜面、下部は緩斜面となっています。
空いていれば気持ち良く滑れそうです。
なお自分はびわこバレイにスキーに来たことはまだありません。

歩くと長かった斜面をようやく登りきると、そこは観光客で大賑わい!!のびわこバレイ。
縦走の終点、打見山にようやく到着です!
打見山山頂(1,108m) ※現地表記より地形図の標高のほうが高いです。

最後のスキー場の斜面を登るのがきつかった…。
長い縦走を経てようやく到着した山頂ではありますが、半分は下界のような不思議な空間。
日の長い時期なら蓬莱山まで行けたでしょうけど、今日はここを最後のピークとします。
下りでロープウェイに乗車するのを前提にすれば蓬莱山まで行けますが、
山行中はケガでもしない限り自力で下山したいのです。
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打見山山頂(1,108m) ※現地表記より地形図の標高のほうが高いです。

最後のスキー場の斜面を登るのがきつかった…。
長い縦走を経てようやく到着した山頂ではありますが、半分は下界のような不思議な空間。
日の長い時期なら蓬莱山まで行けたでしょうけど、今日はここを最後のピークとします。
下りでロープウェイに乗車するのを前提にすれば蓬莱山まで行けますが、
山行中はケガでもしない限り自力で下山したいのです。
打見山から蓬莱山を眺める。
行きたかったけど蓬莱山まで行くと完全に日没に間に合わないでしょう。

考えてみれば休日にここに来るのは初めてでした。
本当に大賑わいで驚きました。
居るだけで気持ち良い場所であることは間違いないし、
今日の好天であればお客さんが多いことは充分に頷けます。
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打見山から蓬莱山を眺める。
行きたかったけど蓬莱山まで行くと完全に日没に間に合わないでしょう。

考えてみれば休日にここに来るのは初めてでした。
本当に大賑わいで驚きました。
居るだけで気持ち良い場所であることは間違いないし、
今日の好天であればお客さんが多いことは充分に頷けます。
せっかく辿り着いた打見山ですが、ゆっくりしている時間はないのでさっさと下山にかかります。

8年前に平からここまで歩いてきて以来ですが、下り口は何となく覚えていました。
クロトノハゲ経由、キタダカ道(一度下りで経験済)を通って下山します。
せっかく辿り着いた打見山ですが、ゆっくりしている時間はないのでさっさと下山にかかります。

8年前に平からここまで歩いてきて以来ですが、下り口は何となく覚えていました。
クロトノハゲ経由、キタダカ道(一度下りで経験済)を通って下山します。
下り始めて間もなくロープウェイが通り掛かりました。
シャッターが下りるタイミングが一瞬遅くて底しか写ってませんが…。(^^;
ロープウェイの乗客の方々が手を振ってくれましたので、こちらも振り返しました。
短い時間でしたが打見山では観光気分も味わえて良かったです。
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下り始めて間もなくロープウェイが通り掛かりました。
シャッターが下りるタイミングが一瞬遅くて底しか写ってませんが…。(^^;
ロープウェイの乗客の方々が手を振ってくれましたので、こちらも振り返しました。
短い時間でしたが打見山では観光気分も味わえて良かったです。
下山するまでまだけっこうな標高差があります…。
ちょうど写真中央少し上に山麓駅の駐車場が写っていますが、
あそこが下山地点。
キタダカ道は一度は歩いているところだけに、撮影回数は減らして下りに集中したいと思います。
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下山するまでまだけっこうな標高差があります…。
ちょうど写真中央少し上に山麓駅の駐車場が写っていますが、
あそこが下山地点。
キタダカ道は一度は歩いているところだけに、撮影回数は減らして下りに集中したいと思います。
クロトノハゲ分岐(1,030m)

木戸峠からの山腹道が合流してきますが、こちら側も入らないように封鎖されています。
崩壊の具合にもよるでしょうけど、早く復旧出来ればいいのですが。
クロトノハゲ分岐(1,030m)

木戸峠からの山腹道が合流してきますが、こちら側も入らないように封鎖されています。
崩壊の具合にもよるでしょうけど、早く復旧出来ればいいのですが。
クロトノハゲの展望地。
打見山の喧騒を離れて、静かに今日の縦走を振り返ります。
右から釈迦岳、カラ岳、堂満、烏谷、比良の山々。
ここからの景観は2度目なのですが、やはり縦走してきた山々を眺めるのは格別です。

この先は延々とジグザグが続く、長く感じる下りとなります。
日没までの時間は押していて、安全は確保しながらもややペースを上げて降りていきます。
キタダカ道は整備が行き届いていて、比較的安全な下山ルートと感じました。
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クロトノハゲの展望地。
打見山の喧騒を離れて、静かに今日の縦走を振り返ります。
右から釈迦岳、カラ岳、堂満、烏谷、比良の山々。
ここからの景観は2度目なのですが、やはり縦走してきた山々を眺めるのは格別です。

この先は延々とジグザグが続く、長く感じる下りとなります。
日没までの時間は押していて、安全は確保しながらもややペースを上げて降りていきます。
キタダカ道は整備が行き届いていて、比較的安全な下山ルートと感じました。
一気に写真が飛んでもう山麓です。
ここは指導標がありませんが、JR志賀駅とロープウェイ山麓駅駐車場へ向かう林道が分岐します。
8年前は左折してキタダカ谷左岸沿いを志賀駅へ向かいましたが、
今回はびわこバレイの国道の入口付近に自転車を置いたので直進します。
一気に写真が飛んでもう山麓です。
ここは指導標がありませんが、JR志賀駅とロープウェイ山麓駅駐車場へ向かう林道が分岐します。
8年前は左折してキタダカ谷左岸沿いを志賀駅へ向かいましたが、
今回はびわこバレイの国道の入口付近に自転車を置いたので直進します。
長く感じる林道を緩く下っていくと、今度は指導標のあるT字路に。
ここは右折です。この後僅かに登り返していくとようやく駐車場へ!
長く感じる林道を緩く下っていくと、今度は指導標のあるT字路に。
ここは右折です。この後僅かに登り返していくとようやく駐車場へ!
ロープウェイ山麓駅の駐車場の一角に出てきました!(260m)
でもここに自転車をデポするという目論見は外れたので、
まだ国道161号まで下っていかなければ。
ロープウェイ山麓駅の駐車場の一角に出てきました!(260m)
でもここに自転車をデポするという目論見は外れたので、
まだ国道161号まで下っていかなければ。
駐車場は260mなので下界からはまだ標高差があります。
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駐車場は260mなので下界からはまだ標高差があります。
夜間は閉じられているゲートまで降りてきました。
ゲートから国道まではすぐで、やっとデポしてる自転車に辿り着きます。
夜間は閉じられているゲートまで降りてきました。
ゲートから国道まではすぐで、やっとデポしてる自転車に辿り着きます。
国道161号、びわこバレイ入口の交差点(110m)

やっと自転車を回収。
日没が迫っていますが、もう下界には降りてきたので問題なし。
次はイン谷口に停めている車へ戻ります。

国道は小幅なアップダウンの勾配なので、ずっと自転車を漕げました。
沿道で出会う地元の方々からご挨拶いただいたのが嬉しかったです。
国道161号、びわこバレイ入口の交差点(110m)

やっと自転車を回収。
日没が迫っていますが、もう下界には降りてきたので問題なし。
次はイン谷口に停めている車へ戻ります。

国道は小幅なアップダウンの勾配なので、ずっと自転車を漕げました。
沿道で出会う地元の方々からご挨拶いただいたのが嬉しかったです。
比良川に掛かる橋上(110m)より、堂満岳、釈迦岳を見上げる。

比良舞子口交差点より県道322号へ入り、一路イン谷口へ。
比良駅からイン谷口へ歩いたことがありますが、
下手に脇道に入ると迷いそうだったので多少遠回りでも国道沿いに北上してきました。
ここからは登り勾配が続くので、ほぼ徒歩にてイン谷口へ戻らなくてはいけません。

自転車は湖西道路の高架下辺りでデポして、身一つになってイン谷口の車へ戻りました。
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比良川に掛かる橋上(110m)より、堂満岳、釈迦岳を見上げる。

比良舞子口交差点より県道322号へ入り、一路イン谷口へ。
比良駅からイン谷口へ歩いたことがありますが、
下手に脇道に入ると迷いそうだったので多少遠回りでも国道沿いに北上してきました。
ここからは登り勾配が続くので、ほぼ徒歩にてイン谷口へ戻らなくてはいけません。

自転車は湖西道路の高架下辺りでデポして、身一つになってイン谷口の車へ戻りました。
比良イン谷口バス停。

すっかり暗くなってしまいましたが、ようやく辿り着きました。
車はこのすぐ奥に停めています。
比良イン谷口バス停。

すっかり暗くなってしまいましたが、ようやく辿り着きました。
車はこのすぐ奥に停めています。
イン谷口駐車場下部・大津ワンゲル道登山口(260m)

車までは長い道のりで明るいうちに戻れませんでしたが、
今回も無事に周回して全行程を終えました。
温泉に入ってから帰りたかったのですが、今回も真っ直ぐ帰途に就きました。

湖西道路の渋滞は首尾良く回避出来たのですが、堅田周辺は下道も混んでいました。
しかも名神の茨木付近で事故渋滞6kmも発生。
帰宅時刻は先週よりやや遅い21:15でした。

比良の縦走はもちろん大満足だったのですが、自転車と車の回収まで長い道のり。
その後の渋滞の連続にはまいりました。
良いことから悪いこと、いろいろあった長い一日でした。
イン谷口駐車場下部・大津ワンゲル道登山口(260m)

車までは長い道のりで明るいうちに戻れませんでしたが、
今回も無事に周回して全行程を終えました。
温泉に入ってから帰りたかったのですが、今回も真っ直ぐ帰途に就きました。

湖西道路の渋滞は首尾良く回避出来たのですが、堅田周辺は下道も混んでいました。
しかも名神の茨木付近で事故渋滞6kmも発生。
帰宅時刻は先週よりやや遅い21:15でした。

比良の縦走はもちろん大満足だったのですが、自転車と車の回収まで長い道のり。
その後の渋滞の連続にはまいりました。
良いことから悪いこと、いろいろあった長い一日でした。

装備

個人装備
三脚 水筒 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル カメラ

感想

大津ワンゲル道、そして釈迦岳から打見山までの比良縦走。
ちょうど紅葉見ごろで好天にも恵まれ、最高の道のりとなりました。
これで比良の主稜線は全てひと通りは踏破出来ました。

但し今回の下山後のアクセスは改善点が多いですので参考になりません。

日が暮れてからは本当に寒くて、今年は寒気が順調に降りてきているのを肌で感じました。
1日の気温差も激しく、冬山の気配も濃厚な山行でした。

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コメント

摩耶山さん歩
ルーンさん またまたロングコースですね。
すごいなぁー♪
私は3回に分けて 歩いたような。
急な大津ワンゲルから 入られたんですね。
雄松山荘への道は 以前、
かおりさんが 良く歩いておられましたね。
釈迦岳 懐かしいです。
静かな歩きが出来られらようですね。
堂満にもきっちりよられたんですね。
この時期 落ち葉が登山道を 隠していますね。
ドキッとしたことがありました。
注意が必要ですね
荒川峠 キタダカ道と自力で下って行かれ、
自転車へ。
自転車 車の置き場に 苦労されたようでした。
それに 渋滞でしたか。
主人と車で比良へ行ったのは一度きりですが、
湖西道路で渋滞でした。
一号線に乗ろうとして迷った記憶があります。

お疲れ様でした。
大台は 大杉谷へ、大峰弥山川など
ルーンさんなら 楽々行けるでしょう。
山は 待ってくれない、と感じるこの頃です。
しかし 歩けるところを歩くと言う意識では
山は待ってくれますね。
いつまで歩けるか、、課題ですが、
気力 体力 脚力を保ち 少しでも長く歩いていたいです。
ありがとうございました。
2016/11/11 7:47
Re: 摩耶山さん歩
おはようございます。今週から遅出になりましてまだゆっくりしています。

数値上の歩行距離は六甲での山行とあまり変わらないのですが、
比良の場合はそのほぼ全てが山道ということで中身が濃いですね。
釈迦岳から打見山まで10km、稜線上だけで約6時間掛かっています。
帰路の渋滞がうっとおしいですが、車で行かないと山行時間を確保出来ないです。

大津ワンゲル道は以前から興味を持っていましたが、今回まで機会を残しておいてちょうど良かったです。
雄松山荘からの道もしっかり歩き込まれた方が居られたのですね。
イチョウガレは岩場が好きな人なら楽しく登れますよ。

堂満岳への登りはけっこうハードでした。こんなに急登だったかなと思いました。

縦走の終点にしては打見山は賑やか過ぎるところでしたが…。(^^;
あそこから南は歩いたことがあるので、とりあえず未踏区間は埋めることが出来たので良しとします。

長い行程でしたがほぼ予定どおりに完遂出来て良かったです。
下山後の自転車と車の回収のほうが問題ありましたが・・。

大台ケ原は雨が多いということですが、本当に好天で歩けて良かったですね!
日曜はTVでは晴れと言ってましたが、冬型の気圧配置になっていたので好天は土曜までとみました。
初の比良でのテント泊を狙ってたんですがそれだけが残念です。

mayasanpoさん、まだまだ山に登れます。大丈夫です。
なんといっても筋肉はいつからでも付けられます。
でも無理はせずに安全第一で山行を重ねていっていただければと思います。
来週末は予定どおり行ければ1ヶ月ぶりくらいの六甲での山行になりますね。今週末同様、好天を願っています。

ありがとうございました。
2016/11/11 9:08
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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