餓鬼岳から大天井岳一の沢下山:MTBで登山口まで戻る
- GPS
- --:--
- 距離
- 58.5km
- 登り
- 3,595m
- 下り
- 3,599m
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
感想
山行計画は大体標準コースタイム(以後CT)の半分位で歩くことが出来る。
かつ12時間行動する予定なので、12×2=24 となるのでCTで20〜22時間になるルートとした。
登山口まで車で行くが、なるべく往復ルートにはしたくないので、下山口に自転車をデポ、下山後その自転車で戻ることとした。また北アルプスで行ってないところの一つに餓鬼岳があるので、餓鬼岳〜燕岳〜中房温泉も考えられたが、これだと少し物足りないかな?と思い、(実際は、これくらいにしておいた方がよかったな)餓鬼岳〜常念一の沢下山とした。
8/22(日)
自宅を7時前に出発 8時過ぎに、一の沢に到着。自転車MTBをデポ。どこに自転車をおくか悩むが、変に隠すより目立った場所に置いた方が良いかな?と考え、入山口の監視所のある直ぐ横にヘルメットとともにチェーン錠でロックした。
トイレの横には、某大学の山岳部がテントを張っていた。男女のパーティで、なにやら楽しそうである。私が自転車を置くころ、歯磨きかなんかで何人か外で出てきていた。彼らの今後の山行を聞くと、翌日は常念乗越までだと。その後西岳、槍へと縦走していくらしい。そういうまったり登山もいいですな、なんて会話をして、さて今回の登山口となる餓鬼岳白沢へ急ごう。ナビをセットし暗闇の中行く。
明日の行動食等をまだ買っていないため、これまたナビで検索して寄り道していく。松川村に入り、国営あずみの公園建設予定地を左折。(この一の沢と三俣の合流する付近にも国営公園がありますが、これとは別の場所です)しばらくこれで良いのかな?なんて思うが、そのうちやっと餓鬼岳のたて看板を見てほっとする。2車線の道が1車線になり、更に億へ奥へと入っていく。コングランド?というモトクラスの練習場??の横を通り、更に奥へ。途中、すれ違いのための待避所が何箇所も出てくる。駐車場が数箇所、全部で計20台ぐらい駐車可能だろうか?1台車が止まっていたので、その横の横に停めて、ビールをプシュ!車中泊する。
8/23(月)
携帯の目覚ましで3:15に起きるが、まだ早いか!二度寝しないよう気をつけながら、3:30行動開始。ちょうどそのころ、一台の車が上がってくるが、その車の人より先に出発。
4:05 白沢駐車場発。 勿論、真っ暗なのでヘッドランプである。BD(ブラック・ダイヤモンド)のスポットというヘッドランプの他、レッドレンザーのハンドランプも使用した。レッドレンザーは150ルーメンクラス。走らない限り、この手の強さのランプはいらないが、クマ怖さ対策のための使用である。
歩き出して、左の草むらからガサガサと音が。びくっと立ち止まり、更に注視。音は更に続く。そんなに大きな音ではないので、クマじゃなかろう?いたちの類と判断し、歩き出す。1人で歩くとき(前後に誰も人がいないとき)は、必ず聞き耳を立てて歩いています。その音が、風の音によるものか?何か獣が動く音なのか?だからか、複数で歩いているときも、私のほうが先にこれからすれ違う人の足音を聞き分けますね。
小屋まであと30分というたて看板がありました。実際15分で行きましたので、やっぱりCTの50%の速さで歩いている。月曜日ということもあるだろうが、ここまですれ違った人は全部で20人はいなかった。小屋の発動機の音が聞こえたが、小屋に着く直前に音が止んだ。小屋に着くと、展望が開けます。小屋から餓鬼岳山頂へはほんの5分くらいです。
今回の行動食はコンビニのおにぎり1個、細い6本入りのスティっクパン、コンデンスミルク2本のみなんです。コンデンスミルクを時々ちゅうちゅうしますが、お腹に溜まる物が食べたくなる。ここでおにぎりを食べるが(スティックパンは非常食として温存することに)燕山荘で何か買って食べるぞー、って思っていたんですが、自分の山に入ったら買わない主義とあまりに人が多かったので、写真を撮ったら即出発することにした。
山頂及び常念岳は左(13:39)ここの登りはそんなにきつくなかった。多分本格的な登りはこれで最後だろうと思うと身も軽い。稜線に出ると小屋だった。大天井岳山頂はスルー。
今回、水はハイドレーション2ℓに2倍に薄めたアクエリアス 他にプラティプアス水筒に水1ℓ弱(これは登りだしの沢で詰めた)大天荘を過ぎたところで、ハイドレの水が尽きた。プラティパスの水をはいどれに移すが、それでも救急時の水も残しておかなきゃいけないので、思う存分水が飲めなかったので、この水場はありがたい。ごくごくと飲みます。
ここも学校登山対象の山なので非常に整備されています。
下っていると、落石の音が。猿が急斜面をトラバース中で石を落としている。そう言えば、燕岳から燕山荘へ行くときも見かけたが、昔。猿なんかいたんだろうが見かけたことなかったような気がするが。
意外と時間がかかる。こんな時間降りているの自分だけかなと思っていたが、3人組、3組を追い抜いた。下がいいところは走った。
17:07 やっと着きました。トイレ横にテントがあった。昨日と同じ色のテント、・・・・、もしやと思って聞いてみると、昨日夜MTBをデポしに来たときいた某山岳部と同じパーティで後発隊らしい。
さあ、これからが試練だ。すとんと高度が落ちているところが、MTBで穂高への下り。ほとんどペダルをこぐことなく快適に行く。MTBで50km/h以上出すのは初めてかも。しかし、その後左に有明山が見えるからまだまだ先だよな、とうとう日が暮れて真っ暗。あずみの公園予定地の2車線まで無灯火で頑張る。1車線になってからハンドライトで照らしながら、登りがきつい!
もうそろそろ駐車場でしょう、という思い、休みたいのをぐっと我慢し、HRTの値高くなっているがさらに気合を入れる。
7時半頃、やっと到着。自分の車の横に1台止まっていて、私が自転車で着くとびっくりしていた。単独の彼は車中泊ではなくて、車の横にテントを張ってそこで寝るそうだ。MTBを車に詰め込んで、彼としばらく山談義し、出発。
途中大盛りカレーを食べ自販機の飲料500mlを2本、350mlを2本。
カレー食べたところでコップの麦茶3杯。これだけ摂取したのに、自宅の風呂あがりに体重を量るとそれでもまだ2kg減でした。
いやー、疲れました。大腿四頭筋の疲れはあまりないようです。強くなったもんです。ふくらはぎがまだちょっと重いです。
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