また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1031432
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

餓鬼岳から大天井岳一の沢下山:MTBで登山口まで戻る

2010年08月23日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
58.5km
登り
3,595m
下り
3,599m
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一の沢に自転車MTBデポ。登山口まで根性で戻る。
コース状況/
危険箇所等
特になし

感想

 山行計画は大体標準コースタイム(以後CT)の半分位で歩くことが出来る。
かつ12時間行動する予定なので、12×2=24 となるのでCTで20〜22時間になるルートとした。
 登山口まで車で行くが、なるべく往復ルートにはしたくないので、下山口に自転車をデポ、下山後その自転車で戻ることとした。また北アルプスで行ってないところの一つに餓鬼岳があるので、餓鬼岳〜燕岳〜中房温泉も考えられたが、これだと少し物足りないかな?と思い、(実際は、これくらいにしておいた方がよかったな)餓鬼岳〜常念一の沢下山とした。

8/22(日)
 自宅を7時前に出発 8時過ぎに、一の沢に到着。自転車MTBをデポ。どこに自転車をおくか悩むが、変に隠すより目立った場所に置いた方が良いかな?と考え、入山口の監視所のある直ぐ横にヘルメットとともにチェーン錠でロックした。
 トイレの横には、某大学の山岳部がテントを張っていた。男女のパーティで、なにやら楽しそうである。私が自転車を置くころ、歯磨きかなんかで何人か外で出てきていた。彼らの今後の山行を聞くと、翌日は常念乗越までだと。その後西岳、槍へと縦走していくらしい。そういうまったり登山もいいですな、なんて会話をして、さて今回の登山口となる餓鬼岳白沢へ急ごう。ナビをセットし暗闇の中行く。
 明日の行動食等をまだ買っていないため、これまたナビで検索して寄り道していく。松川村に入り、国営あずみの公園建設予定地を左折。(この一の沢と三俣の合流する付近にも国営公園がありますが、これとは別の場所です)しばらくこれで良いのかな?なんて思うが、そのうちやっと餓鬼岳のたて看板を見てほっとする。2車線の道が1車線になり、更に億へ奥へと入っていく。コングランド?というモトクラスの練習場??の横を通り、更に奥へ。途中、すれ違いのための待避所が何箇所も出てくる。駐車場が数箇所、全部で計20台ぐらい駐車可能だろうか?1台車が止まっていたので、その横の横に停めて、ビールをプシュ!車中泊する。

8/23(月)
 携帯の目覚ましで3:15に起きるが、まだ早いか!二度寝しないよう気をつけながら、3:30行動開始。ちょうどそのころ、一台の車が上がってくるが、その車の人より先に出発。
4:05 白沢駐車場発。 勿論、真っ暗なのでヘッドランプである。BD(ブラック・ダイヤモンド)のスポットというヘッドランプの他、レッドレンザーのハンドランプも使用した。レッドレンザーは150ルーメンクラス。走らない限り、この手の強さのランプはいらないが、クマ怖さ対策のための使用である。
 歩き出して、左の草むらからガサガサと音が。びくっと立ち止まり、更に注視。音は更に続く。そんなに大きな音ではないので、クマじゃなかろう?いたちの類と判断し、歩き出す。1人で歩くとき(前後に誰も人がいないとき)は、必ず聞き耳を立てて歩いています。その音が、風の音によるものか?何か獣が動く音なのか?だからか、複数で歩いているときも、私のほうが先にこれからすれ違う人の足音を聞き分けますね。
 小屋まであと30分というたて看板がありました。実際15分で行きましたので、やっぱりCTの50%の速さで歩いている。月曜日ということもあるだろうが、ここまですれ違った人は全部で20人はいなかった。小屋の発動機の音が聞こえたが、小屋に着く直前に音が止んだ。小屋に着くと、展望が開けます。小屋から餓鬼岳山頂へはほんの5分くらいです。
 今回の行動食はコンビニのおにぎり1個、細い6本入りのスティっクパン、コンデンスミルク2本のみなんです。コンデンスミルクを時々ちゅうちゅうしますが、お腹に溜まる物が食べたくなる。ここでおにぎりを食べるが(スティックパンは非常食として温存することに)燕山荘で何か買って食べるぞー、って思っていたんですが、自分の山に入ったら買わない主義とあまりに人が多かったので、写真を撮ったら即出発することにした。
 山頂及び常念岳は左(13:39)ここの登りはそんなにきつくなかった。多分本格的な登りはこれで最後だろうと思うと身も軽い。稜線に出ると小屋だった。大天井岳山頂はスルー。
 今回、水はハイドレーション2ℓに2倍に薄めたアクエリアス 他にプラティプアス水筒に水1ℓ弱(これは登りだしの沢で詰めた)大天荘を過ぎたところで、ハイドレの水が尽きた。プラティパスの水をはいどれに移すが、それでも救急時の水も残しておかなきゃいけないので、思う存分水が飲めなかったので、この水場はありがたい。ごくごくと飲みます。
 ここも学校登山対象の山なので非常に整備されています。
 
 下っていると、落石の音が。猿が急斜面をトラバース中で石を落としている。そう言えば、燕岳から燕山荘へ行くときも見かけたが、昔。猿なんかいたんだろうが見かけたことなかったような気がするが。
 意外と時間がかかる。こんな時間降りているの自分だけかなと思っていたが、3人組、3組を追い抜いた。下がいいところは走った。
17:07  やっと着きました。トイレ横にテントがあった。昨日と同じ色のテント、・・・・、もしやと思って聞いてみると、昨日夜MTBをデポしに来たときいた某山岳部と同じパーティで後発隊らしい。

 さあ、これからが試練だ。すとんと高度が落ちているところが、MTBで穂高への下り。ほとんどペダルをこぐことなく快適に行く。MTBで50km/h以上出すのは初めてかも。しかし、その後左に有明山が見えるからまだまだ先だよな、とうとう日が暮れて真っ暗。あずみの公園予定地の2車線まで無灯火で頑張る。1車線になってからハンドライトで照らしながら、登りがきつい!
 もうそろそろ駐車場でしょう、という思い、休みたいのをぐっと我慢し、HRTの値高くなっているがさらに気合を入れる。
7時半頃、やっと到着。自分の車の横に1台止まっていて、私が自転車で着くとびっくりしていた。単独の彼は車中泊ではなくて、車の横にテントを張ってそこで寝るそうだ。MTBを車に詰め込んで、彼としばらく山談義し、出発。
 途中大盛りカレーを食べ自販機の飲料500mlを2本、350mlを2本。
カレー食べたところでコップの麦茶3杯。これだけ摂取したのに、自宅の風呂あがりに体重を量るとそれでもまだ2kg減でした。

 いやー、疲れました。大腿四頭筋の疲れはあまりないようです。強くなったもんです。ふくらはぎがまだちょっと重いです。










お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:309人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら