南八ヶ岳


- GPS
- 26:25
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:55
天候 | 25日…晴天・26日…曇り、南西よりの風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三週間前に編笠山から見た赤岳や阿弥陀岳。残雪の残るその姿はとてもカッコいい。
そんなわけで友人と合流して久しぶりの南八ヶ岳。
美濃戸口の雪の状況がわからなかったので少し心配だったけれども僕の軽自動車でも問題なく、雪は微塵もなくぬかるんだ深い轍だけが厄介なだけだった。
赤岳山荘で二日分の駐車料金を払い(展望荘を利用するんだから割引してくれてもいいのになあ)身支度をし、なんちゃってストレッチを行い歩きだす。
友人のお気に入りの北沢だ。
この年になってもいまだに輪環もスノーシューも履いたことがない。一度は履いて雪の上を歩いてみたい。
たまにずぼりと雪に埋もれながらも赤岳鉱泉を目指す。
道のりも友人との会話をしながらだとあっという間だ。ひとりだと来しかた行きかたなどを考えてしまうことが多いので、わりとどんよりすることが多い。
赤岳鉱泉のアイスキャンディは崩れていく過程を表していて雪の季節が過ぎていったことを表している。
小屋の人と挨拶をして少し腹に米を入れる。
この日はほとんど風がなく前の硫黄への歩きとはかけ離れている。あの時は稜線に出た瞬間に飛ばされるかと思ったものなあ。青空とその下で連なるケルン。穏やかな北八つの三様。中央アルプスから北までうっすらと望める。
久しぶりの硫黄だ。
爆裂火口(だっけ?)を覗き込むが僕には火口というより派手なカールのように映る。
横岳から赤岳、硫黄が美しく連なる。空とほどよい雲と山。完璧である。うれしー。
しかし持病の股関節が痛い。だましだまし進む。
アイゼンは研いであるのでがっちりと刻んでくれる。しかし雪が飛ばされている岩では絶妙に不快な音を出してくれる。
硫黄山荘の小屋番とも挨拶。休憩を勧めてもらったが道程が遅れ気味なので先を急いだ。
穏やかな登山日和である。
危険だなと思うようなところもなく夕方に赤岳展望荘に到着。
くつろぎの一杯をゆっくりやっているとすかさずに夕食の時間なのだ。
この日の食事はタラの芽の天婦羅。豚の角煮。チキンのトマト煮。筍や山菜などなど。我が人生の友の豚汁。炊き込みご飯に原木からおろした生ハム。
天国か。
暗くなると風が強くなる。雨戸をしめるスタッフには頭が下がるがお腹がいっぱいなので牛のように転がったまま。
堕落は限度を知らない。
翌朝、絶望のガス。
地蔵からおりるパーティーと声を交わし僕らは赤岳へ。安定のアイゼン。眺望はまるでなく斜面の雪とガスが混ざり白い世界が広がる。
トレースがしっかりしているので二割増しの安堵感だ。
まつげを凍らしながら山頂でパチリと記念撮影。さて文三郎を下ろう。
眼前に見えるはずの阿弥陀の姿もなくひたすら降りる。この季節は冗長なメッシュのステップも雪に覆われていて数倍は楽。
行者小屋のテン場では二張りが幕営中。あいにくのガスなので中で不貞寝をしているようだった。
雪景色の南沢をダラダラと歩きながらたまに鹿の群れと遭遇したりした。
やっぱり山はいいなあ。それにしても食い過ぎたなあと、なんだかだらしない感想しかない二日間なのでした。
今回も事故もケガもなくてなにより。
ゴールデンウイークを先取りした僕らなのです。
昼飯はなににすっかね?と呑気なことをほざきながら美濃戸に帰着。
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