ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1124064
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

毛猛山−前毛猛山 (ツエルト泊周回)

2017年04月29日(土) 〜 2017年04月30日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
31:05
距離
22.3km
登り
1,935m
下り
1,939m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:38
休憩
0:05
合計
9:43
5:56
153
小雪崩沢2号SS
8:29
8:30
167
11:17
11:20
159
13:59
14:00
99
15:39
宿泊地
2日目
山行
7:48
休憩
0:17
合計
8:05
4:57
240
宿泊地
8:57
9:12
50
10:02
10:03
81
11:24
11:25
41
12:06
12:06
56
13:02
小雪崩沢2号SS
天候 1.晴れのち雨と雪  2.快晴
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
小雪崩沢2号スノーシェッド〜足沢山
只見線の鉄橋を渡り尾根に取り付く。雪はほとんどなく尾根筋には濃い踏み跡があり、イワウチワの花畑となっていた。送電線を見上げながら鉄塔を目指し、p711までは約1時間で着。足沢山までは若干の残雪があるも尾根の踏み跡が歩きやすい。背後に守門・浅草の山容を背負い、C930の尾根分岐に乗ると太郎助山が顔を覗かせる。足沢山直下は残雪を拾い山頂に到着、ここまで2時間10分。かなり歩かれている印象の尾根道である。

足沢山〜太郎助山
足沢山を越えると残雪箇所・積雪ともに一気に増えてくる。そのため雪上を気持ちよく歩けるか、と思うもそういう訳にはいかない。同時に尾根の藪も少しずつ濃くなるがまだ歩き辛くはない。結果として雪か藪かで迷うケースが出てくる。残雪に乗るまで、または雪から尾根に戻るために数メートル斜面の登り下りを必要とすることがある。さらにしっかりとした雪上に見えても落とし穴が多数あり、いきなり目前の雪がすっぱり切れ落ちて藪に戻ることを余儀なくさせる。私は尾根歩きが安心できる(というか藪が好き)なこともあり、時間は要するが着実に歩みを進めた。この辺りは年度による降雪、歩く時期、残雪歩きのスキルや好みで意見が分かれてくると思う。それでも太郎助山の直下では安定した雪上歩きをたっぷり楽しんで5時間ちょっとで山頂着。おなじみの三連ピークを望みながらしばしの休憩。前日購入のピン長靴が右足のみ水漏れしている。

太郎助山〜毛猛山
この区間は歩ける残雪とそれ以外が明瞭であるためにそれほどルート取りに迷うことはない。ただ藪が徐々に濃くなってくるために距離だけでの時間判断は予想が難しくなる。地形図通りの緩やかなアップダウンだが場合により崩れた雪を避けてのへつり部を越えるため注意が必要。毛猛山の北西尾根のみ若干の急斜に見えるが雪が緩んでいればそれほどの危険は感じない。テン泊後の朝方ピークハントであればアイゼンの使用をお薦めしたい。ただ南西の斜面に雪が残っており活用しながら巻いていくと背丈ほどの激笹藪が出てくる。大人しく尾根を辿った方が登り易いかもしれないがむしろ毛猛山に来た充実感を十分に与えてくれる。山頂には8時間弱で到着。ものの数分で降雨に始まり、暴風雪と続いた。ここまでは主観で残雪:尾根道が6:4といったところ。

毛猛山〜前毛猛山
毛猛山の山頂を越えた東斜面は豊富な残雪に覆われている。時に突風が突き上げてくる。この日は悪天候により見通しが悪くコンパスを用いて進路を探った。前毛猛への尾根上には残雪の中から木々が頭を出しているために目印にして下ることが出来る。P1268を越えると尾根の雪はほぼ落ちており灌木の藪道になる。右手には崩れた残雪のブロックが数メートルの高さで口を開ける。藪はそれほど濃くはないがガレた細尾根や岩場が点在している。

P1176からP1001、また前毛猛山へは半分以上が残雪を拾えたが毛猛山への藪に比べて幾分濃い。それでも踏み跡はそれなりに付いており漕ぐにはちょうど良いくらい。最鞍部周辺は雪が豊富に残っており幕営地には最適と言える。スコップで掘ったような雪洞があった。前毛猛山の手前で藪に戻りひと漕ぎすると山頂の三角点に辿り着く。ここまでは残雪:藪道が7:3程度。



前毛猛山〜六十里トンネル
こちらは前毛猛山までと変わり残雪はごく一部、ほぼ藪漕ぎの区間となる。細尾根には灌木がせり出しており、手掛かりを握って慎重に進む。なだらかな登り下りが続くも背や腰高ほどの藪を掻き分けるため体力勝負。右手に田子倉湖を眺めながら左手には国道が見えてくる。P962から六十里トンネル西口へと下る。ここはそこそこ歩かれているようで急尾根でも安心して下ることが出来た。右手に残雪があったが斜面が急で、どこかで詰むのも困るために真面目に尾根を下る。最後に雪斜面に乗り半ば滑り落ちる格好でトンネル入り口に降り立った。前毛猛より下山までは残雪:藪漕ぎ2:8、藪好きな方にはお薦め。


※残雪と藪の具合により難易度に差が出そうです。
おなじみの小雪崩沢第二SS、出発.
2017年04月29日 05:57撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 5:57
おなじみの小雪崩沢第二SS、出発.
ネット記録で送電線を目印に、と予習してたので迷わずOK.
2017年04月29日 06:00撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 6:00
ネット記録で送電線を目印に、と予習してたので迷わずOK.
電車来ないと判っててもソワソワ.
2017年04月29日 06:02撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 6:02
電車来ないと判っててもソワソワ.
山道化した尾根はお花畑.
2017年04月29日 06:12撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 6:12
山道化した尾根はお花畑.
鉄橋着、のんびりペース.
2017年04月29日 06:23撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 6:23
鉄橋着、のんびりペース.
左手に浅草.
2017年04月29日 06:46撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 6:46
左手に浅草.
拍子抜けするくらい山道.
2017年04月29日 06:59撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 6:59
拍子抜けするくらい山道.
太郎助山が見えてくる.
2017年04月29日 07:05撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 7:05
太郎助山が見えてくる.
雪は半分ほど拾える.
2017年04月29日 07:09撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 7:09
雪は半分ほど拾える.
守門〜浅草が両方視界に.
2017年04月29日 07:27撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 7:27
守門〜浅草が両方視界に.
太郎助山.
2017年04月29日 07:55撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 7:55
太郎助山.
浅草岳.
2017年04月29日 07:55撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 7:55
浅草岳.
完全に道.
2017年04月29日 08:07撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 8:07
完全に道.
足沢山への登り.
2017年04月29日 08:13撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 8:13
足沢山への登り.
結構何度もハマリそのたびに左手首をヤラれる.
2017年04月29日 08:28撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 8:28
結構何度もハマリそのたびに左手首をヤラれる.
足沢山着.
2017年04月29日 08:29撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 8:29
足沢山着.
太郎助山と百字ヶ岳.
2017年04月29日 08:30撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 8:30
太郎助山と百字ヶ岳.
権現堂〜唐松〜大倉.
想い出の尾根.
2017年04月29日 08:52撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 8:52
権現堂〜唐松〜大倉.
想い出の尾根.
ルートを考えつつ.
2017年04月29日 09:47撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 9:47
ルートを考えつつ.
太郎助山まで一息.
2017年04月29日 09:54撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 9:54
太郎助山まで一息.
ポール先端のみ、保管してます.連絡下さい.
→終了.連絡いただきました.
2017年04月29日 10:17撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 10:17
ポール先端のみ、保管してます.連絡下さい.
→終了.連絡いただきました.
先まで行って登れるのか偵察.
2017年04月29日 10:34撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 10:34
先まで行って登れるのか偵察.
守門〜浅草.
2017年04月29日 11:12撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 11:12
守門〜浅草.
権現堂〜唐松、魚止〜高鼻.
2017年04月29日 11:12撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:12
権現堂〜唐松、魚止〜高鼻.
百字ヶ岳と桧岳.この角度だと桧岳は難易度が高そうに見えた.
2017年04月29日 11:12撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:12
百字ヶ岳と桧岳.この角度だと桧岳は難易度が高そうに見えた.
毛猛山が見えたけど天気がんー.
2017年04月29日 11:18撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:18
毛猛山が見えたけど天気がんー.
迷路的に進む.
2017年04月29日 11:33撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:33
迷路的に進む.
百字ヶ岳手前、雪が拾えた.
2017年04月29日 11:37撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:37
百字ヶ岳手前、雪が拾えた.
浅草岳〜前毛猛.
2017年04月29日 11:39撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 11:39
浅草岳〜前毛猛.
けっこう脆いとこアリ.
2017年04月29日 11:53撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 11:53
けっこう脆いとこアリ.
なんだかんだ踏み跡あります.
2017年04月29日 12:13撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:13
なんだかんだ踏み跡あります.
百字ヶ岳より.
2017年04月29日 12:14撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:14
百字ヶ岳より.
越後三山、荒沢は雲ですっぽり.マズイ.
2017年04月29日 12:15撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:15
越後三山、荒沢は雲ですっぽり.マズイ.
浅草方面はまだもってる.
2017年04月29日 12:28撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:28
浅草方面はまだもってる.
中岳へ.
2017年04月29日 12:33撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:33
中岳へ.
毛猛沢.
2017年04月29日 12:38撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 12:38
毛猛沢.
毛猛山に手が届く.
2017年04月29日 12:54撮影 by  SO-02H, Sony
4
4/29 12:54
毛猛山に手が届く.
ルート考察.
2017年04月29日 13:02撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:02
ルート考察.
念のためアイゼン装着.準備不足にて意味無し.
2017年04月29日 13:07撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 13:07
念のためアイゼン装着.準備不足にて意味無し.
南から巻いたが最後は激笹.
2017年04月29日 13:39撮影 by  SO-02H, Sony
4/29 13:39
南から巻いたが最後は激笹.
稜線に出るとひざ高の藪.この頃から小雨が当たる.
2017年04月29日 13:52撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:52
稜線に出るとひざ高の藪.この頃から小雨が当たる.
おー、ありました.
2017年04月29日 13:57撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:57
おー、ありました.
目まぐるしく風向きが変化する.守門・浅草方面は不気味な曇天.
2017年04月29日 13:57撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:57
目まぐるしく風向きが変化する.守門・浅草方面は不気味な曇天.
東の横山〜村杉岳稜線.こっちも雲.
2017年04月29日 13:57撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:57
東の横山〜村杉岳稜線.こっちも雲.
大鳥岳〜未丈ヶ岳.美しい.
2017年04月29日 13:57撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:57
大鳥岳〜未丈ヶ岳.美しい.
先ほどいた百字ヶ岳.雨が近づいて来るのが目視できる.風も吹いてきた.
2017年04月29日 13:57撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 13:57
先ほどいた百字ヶ岳.雨が近づいて来るのが目視できる.風も吹いてきた.
ちゃっかり自撮りして猛ダッシュ下山!
2017年04月29日 14:00撮影 by  SO-02H, Sony
5
4/29 14:00
ちゃっかり自撮りして猛ダッシュ下山!
下り始めて暴風雪に.ちょっと避難.
2017年04月29日 14:07撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 14:07
下り始めて暴風雪に.ちょっと避難.
新雪.
2017年04月29日 14:11撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 14:11
新雪.
さようなら、毛猛山.
2017年04月29日 14:18撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 14:18
さようなら、毛猛山.
雪から小雨へ.行けるとこまで下る.
2017年04月29日 14:20撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 14:20
雪から小雨へ.行けるとこまで下る.
太郎助山〜百字.
2017年04月29日 14:31撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 14:31
太郎助山〜百字.
こちらは毛猛までに比べて濃い.細尾根も数ヶ所あるためスピード上がらず.
2017年04月29日 14:32撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 14:32
こちらは毛猛までに比べて濃い.細尾根も数ヶ所あるためスピード上がらず.
こちらを下って藪内にツエルト設営、ってか引っかけただけ.
2017年04月29日 15:12撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 15:12
こちらを下って藪内にツエルト設営、ってか引っかけただけ.
ご褒美!
2017年04月29日 16:12撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/29 16:12
ご褒美!
ツエルトより.晴れたり降ったり.おやすみなさいzzz
2017年04月29日 18:04撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/29 18:04
ツエルトより.晴れたり降ったり.おやすみなさいzzz
2日目、快晴の予感.
2017年04月30日 04:20撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/30 4:20
2日目、快晴の予感.
こんな寝床.グダグダ(笑
2017年04月30日 04:36撮影 by  SO-02H, Sony
4
4/30 4:36
こんな寝床.グダグダ(笑
明けます.
2017年04月30日 04:51撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 4:51
明けます.
明けました!
2017年04月30日 04:55撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/30 4:55
明けました!
前沢から田子倉湖.
2017年04月30日 05:26撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 5:26
前沢から田子倉湖.
P1176と横山.
2017年04月30日 05:52撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 5:52
P1176と横山.
振り向いて毛猛山〜太郎助.
2017年04月30日 06:05撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:05
振り向いて毛猛山〜太郎助.
守門〜浅草.
2017年04月30日 06:06撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:06
守門〜浅草.
前毛猛〜猿倉山.
2017年04月30日 06:17撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:17
前毛猛〜猿倉山.
残雪拾えるが微妙なとこもあり.
2017年04月30日 06:18撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:18
残雪拾えるが微妙なとこもあり.
慎重に.
2017年04月30日 06:34撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:34
慎重に.
浅草〜前毛猛.
2017年04月30日 06:37撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:37
浅草〜前毛猛.
すでに暑い.
2017年04月30日 06:53撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 6:53
すでに暑い.
急ぎつつも自撮る.
2017年04月30日 07:01撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 7:01
急ぎつつも自撮る.
前毛猛もイケている.
2017年04月30日 07:12撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/30 7:12
前毛猛もイケている.
雪洞跡?
2017年04月30日 07:31撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 7:31
雪洞跡?
毛猛〜太郎助.
2017年04月30日 08:24撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 8:24
毛猛〜太郎助.
前毛猛手前より.
P951〜P851経由も悪くない尾根と思いつつもどっかで詰んだら困るなぁ、、、と悩んでやっぱり前毛猛へ.
2017年04月30日 08:37撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 8:37
前毛猛手前より.
P951〜P851経由も悪くない尾根と思いつつもどっかで詰んだら困るなぁ、、、と悩んでやっぱり前毛猛へ.
振り向いて燧ヶ岳.
(トリミング)
1
振り向いて燧ヶ岳.
(トリミング)
前毛猛山着.お湯沸かす.
2017年04月30日 08:50撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 8:50
前毛猛山着.お湯沸かす.
昨日の毛猛を眺めてのチリトマ!美味いけど喉渇く!
2017年04月30日 09:00撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/30 9:00
昨日の毛猛を眺めてのチリトマ!美味いけど喉渇く!
3分待ってる間に記念撮影.
2017年04月30日 09:05撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 9:05
3分待ってる間に記念撮影.
下ります.
2017年04月30日 09:12撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 9:12
下ります.
正面に守門〜浅草、最高.
2017年04月30日 09:27撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 9:27
正面に守門〜浅草、最高.
振り返って前毛猛.
2017年04月30日 09:42撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 9:42
振り返って前毛猛.
こちらの藪は濃いめ.
2017年04月30日 10:16撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 10:16
こちらの藪は濃いめ.
P962.
2017年04月30日 10:20撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 10:20
P962.
前毛猛と奥に毛猛.
2017年04月30日 11:10撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 11:10
前毛猛と奥に毛猛.
P962より西北西尾根を下る,
2017年04月30日 11:25撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 11:25
P962より西北西尾根を下る,
滑りたい気持ちを抑えて藪へ.
2017年04月30日 11:48撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 11:48
滑りたい気持ちを抑えて藪へ.
この辺から滑る.
2017年04月30日 11:55撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 11:55
この辺から滑る.
無事に下山!
2017年04月30日 12:03撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 12:03
無事に下山!
では歩きます.
2017年04月30日 12:06撮影 by  SO-02H, Sony
4/30 12:06
では歩きます.
スノーシェッドの雪解け水を拝借.冷たくて美味い!!!
2017年04月30日 12:20撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 12:20
スノーシェッドの雪解け水を拝借.冷たくて美味い!!!
ふきのとうフィーバー.
2017年04月30日 12:39撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 12:39
ふきのとうフィーバー.
長岡のご夫妻に送っていただきました!いざ山古志へ!
2017年04月30日 13:03撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 13:03
長岡のご夫妻に送っていただきました!いざ山古志へ!
ご馳走になったご飯、牛汁.旨い!!!
2017年04月30日 13:53撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 13:53
ご馳走になったご飯、牛汁.旨い!!!
山菜フルコース!さらに甘酒も!
2017年04月30日 13:53撮影 by  SO-02H, Sony
1
4/30 13:53
山菜フルコース!さらに甘酒も!
山古志:木篭(こごも)地区の公民館です.毎日どなたかいらっしゃるそうですのでお立ち寄りください!ありがとうございました〜!
2017年04月30日 14:18撮影 by  SO-02H, Sony
2
4/30 14:18
山古志:木篭(こごも)地区の公民館です.毎日どなたかいらっしゃるそうですのでお立ち寄りください!ありがとうございました〜!
2日目
幕営地スグより振り返って撮影.陽に照らされた毛猛山は威厳と風格のある圧倒的存在感を放っていた.
2017年04月30日 05:25撮影 by  SO-02H, Sony
4
4/30 5:25
2日目
幕営地スグより振り返って撮影.陽に照らされた毛猛山は威厳と風格のある圧倒的存在感を放っていた.

感想

毎度のトイレ都合で道の駅いりひろせを5:30に出発する。6時前に小雪崩沢第二SSに到着。予定より30分遅れで取り付いた。

歩き始めてスグそこそこの斜度を登る。足沢山直下の残雪歩きで前日に購入したピン付き長靴の右足が水漏れしている。足汗かと思ったが左はなんともない。しょんぼりしながら歩を進める。足沢山から太郎助山を眺めるとP1126へ続く尾根が美しい。チャンスがあればP864経由で周回したいなぁ、、、妄想が膨らむ。

太郎助山までは藪と残雪を交互に進み、直下は残雪の上を気持ち良く歩いて登り切る。すでに日差しが強く水の消費が激しい。山頂からはネット記録でもおなじみの百字ヶ岳、中岳、毛猛山が連なりついにここまで来たか、とにやける。桧岳の北斜面は崖が切れ落ちており、地形図で見る以上に難しそうに見えた。またピストンの時にでもお邪魔したい。

百字ヶ岳に向かうとここまでに比べて藪も濃くなってきたが、それでも予想よりは薄かった。百字、中岳とこなすと毛猛山への急尾根には残雪が張りついている。このために持ってきたアイゼンを装着するもコバが合わずに踵が浮いてしまう。つま先で引っかけるようにして進む、なんたる誤算。それでも直下に辿り着いて最後の笹薮を漕ぎ進む。周囲は薄暗くなり登頂祝福ムードには縁遠かった。ポツポツと小雨が降って来た。

毛猛山山頂には二畳ほどの空き地と三角点のみ。周囲の素晴らしい景色だけで十分だった。用意していた山頂チリトマを諦めてさっさと記念撮影する。徐々に雨が強くなる。守門・浅草方面の空から真っ黒な雲が迫ってくる。一度南東斜面で暴風雨をやり過ごし、駆けるように前毛猛方面に下った。

時間的にはP1176を越えた北尾根で幕にしようと考えていたが、雨風に雪が交じり始めて早いうちに適地を探し始めた。それでもなるべく進んでおきたい。雨雪で若干濡れたもののここで上下の雨具を着た。水漏れの右足はすでに冷たくなり感覚が無い。灌木の藪尾根を一心に漕ぎ進めているうちにP1268を越えて稜線を外してしまう。薄い踏み跡、枝には傷があり人が歩いた気配に安心し過ぎていた。左手にはあるはずの無い尾根を確認して引き返した。本線に戻って先ほどいた右尾根を見ると先が崖になっている。早い段階で気付いたことに安堵しつつ適地があったら幕営しようと決めた。時間と体力的には先に進めそうであったが雨により岩場や灌木の手掛かりが心許ない。予定よりも手前の1150m地点に雨の中でツエルトを設営した。

ツエルトの中で着替えて祝杯をあげた。右足からの冷えが身体に巡ってきたが、短時間でも毛猛山の山頂に立てた実感でぬるいビールが美味い。ガスを使うのが億劫になりおでんは温めずにそのまま頬張った。雨と風がツエルトに打ちつけてくる。時折遠くから雷音が聞こえてヒヤヒヤするも20時過ぎに雨はやんだ。小さいマットのみを腰に当てて、シュラフにカバーを被せる。上に化繊、下はダウンパンツを着込んで包まるも身体が冷えて眠りに就けない。シュラフを薄めにしたこと、マットを省いたことが悔やまれる。1時間おきに目が覚めてしまいそのたびに乾いた喉を潤し水が減っていく。断片的に3.4時間ほど眠っただろうか、3時過ぎには朝食とした。食後にガスで靴の中敷きを乾かして2日目の行程に備えた。

田子倉湖の南にある横山の左手より陽が昇る。少しずつ身体が温まるのを感じる。予定より1〜2時間ほど手前で幕としたために帰りの行程は長い。5時に出発とした。歩き始めから藪が濃くザックとサイドに差したポールが引っ掛かってしまう。それでも前日よりも脚が軽く藪漕ぎの推進力は高い。藪の1泊山行は五兵衛小屋−光明山の周回で目論見が外れて痛い目に合っている。さらに六十里トンネルから駐車地点までのロードが残っているために出来るだけ早い下山を念頭に置いた。

細尾根が多く時間が掛かる箇所はあるものの拾える残雪が豊富だった。予想通りP1176を越えた緩やかな尾根上には幕営に最適な雪解けの平地が広がっていた。きっと枯葉のベッドでフカフカだったのだろうな、と恨めしいことを考えて先に進む。P1001の前にはたっぷりの残雪があり、ピークを越えた最鞍部は一面の雪原が広がっていた。この辺でいよいよ水が無くなりペットボトル3本に雪を詰め込んで自然に解かすようにした。残雪はあるが斜度が出るに連れて難しい割れ方をしている。無理に乗って行くと藪に復帰するのに手間取るために、先が見越せる残雪以外は藪尾根に乗る。振り向けば燧ヶ岳が見えた。空気が澄んでいる。雪上と尾根を交互に進み、濃い藪を登り切ると前毛猛山の三角点に到着した。

前毛猛山からの景色は素晴らしいものだった。前日登ったピークを見上げてチリトマの調理にかかる。喉が渇くのは十分想像出来たがここで食べない手は無かった。毛猛の山頂では食べられなかったが毛猛山を眺めてのチリトマも最高に美味だった。水が全く足りずまたもペットボトル3本を雪一杯にしたがこれが誤算だった。時間を掛けてでもきちんと水にしておけば良かったとすぐに後悔する。20分ほどゆっくりしてから下山にかかった。

前毛猛山から浅草岳への稜線を眺めると一見して藪尾根が多く、行ってみるとその通りに藪っていた。陽は高く9時過ぎにして猛烈に暑い。チリトマ効果も相まってひと漕ぎごとに喉が渇いて来る。それでもバテ防止に少しずつ水を消費しながら漕ぎ進む。何度か雪解けした水をペットボトルに戻すために藪の中でしゃがむと、お馴染みのマダニが服にズボンに這っていた。P962に到着。ここから200mほど下ると国道に着いてしまう。この山行が終わると思うと何だか寂しい気持ちになった。(ほんとは252号のロードが核心部なんだけど。)

最後の尾根を慎重に下り、六十里トンネルの西側に辿り着いた。何とも言えない充実感が堪らない。2日間を通して人と遭うことはなかった。自撮りしていると小千谷のオジサマがトンネルから徒歩で出て来る。挨拶を交わして下山した旨を伝えると「駐車している所まで送ろうかい?」と仰っていただいた。とても嬉しいご提案だったが折角なので国道を歩いて下りたいと思い、丁重に御礼を申し上げて遠慮させていただいた。国道を下り始めると左右の路肩にふきのとうがこれでもかと咲いている。ほとんどが化けていたが中には良い頃合いの物もあり、ちょうど摘んでいるご家族も居られた。各スノーシェッドには雪解け水の雨どいがあり、大量の水が流れ出ていた。ボトリングして飲んだ水はキンキンに冷えて最高であった。

5つ目のスノーシェッドを越えた所で正面から登って来た車が止まった。どうやら私があまりにもグッタリと歩いていたので心配になり(笑、わざわざ引き返して下さったとのこと。長岡のご夫妻は「どうせだからね、どうぞどうぞ」と仰っていただき、今度はご厚意に甘えることにした。車中では奥様が山菜や田中陽希さんの話しをしていただき楽しかった。取付き点の駐車場に到着する。何か御礼をしたい旨を伝えると、「それならこれから山古志の木篭に行くので着いてらっしゃいな」と言われる、それが御礼で良いですよと。ご夫妻の車を追いかけて山古志の木篭集落に到着。公民館ではご夫妻のたくさんのお仲間がイベントをされていた。そこで今度はたっぷりの白飯に牛汁・甘酒、山菜フルコースをご馳走になってしまった。ご夫妻や会の皆さまに御礼を申し上げて、再訪を約束し帰途に着いた。


毛猛山頂での滞在は悪天により短時間であったが、大鳥・未丈へのうねるような尾根の美しさは忘れることができない。


前毛猛山山頂より


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2396人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら