記録ID: 1128040
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
黒部の名峰〜水晶岳と鷲羽岳
2017年05月03日(水) 〜
2017年05月04日(木)
kagoru-dake
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 67.1km
- 上り
- 5,576m
- 下り
- 5,557m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:30
2日目
- 山行
- 14:35
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 17:20
17:30
初日:高曇りの天気が幸いしたのか気温上昇と直射日光を防げた。そのため双六小屋まで雪質が良いまま通過できた。時間に余裕があったため、空身ピストンで双六岳往復しようかと考えたがガスったため行かなかった。
2日目:日付変更時には出発していた。水晶岳までの距離を稼ぐため高低差をなるべく避け、出来る限りトラバースしてルート取りした。昼間は雪崩そうなので推奨できないルート取りではあるが。鷲羽岳通過後は雪が腐り始め、思ったよりも時間を消費した。ワカン様ありがとう。
2日目:日付変更時には出発していた。水晶岳までの距離を稼ぐため高低差をなるべく避け、出来る限りトラバースしてルート取りした。昼間は雪崩そうなので推奨できないルート取りではあるが。鷲羽岳通過後は雪が腐り始め、思ったよりも時間を消費した。ワカン様ありがとう。
天候 | 2017/5/3:高曇の晴れ 2017/5/4:晴後時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【新穂高〜林道終点】 最初から雪道であったが踏み抜きはなく快適に歩けた。途中デブリのトラバースが数箇所あった。 【林道終点〜弓折岳】 デブリだらけの雪渓で標高を600mほど稼ぐことになる。往路は午前中に通過できたので雪質はそんなに悪くなかったが、復路は午後に通過したため雪が腐っており踏み抜き多発。また、あちこちから雪崩や落石が見受けられたので、特に午後は通行注意。今回は沢沿い直登の大ノマ乗越には行かず、弓折岳南斜面の尾根を利用した。 【弓折岳〜双六小屋】 気持ちの良い稜線歩きだが腰くらいまでの踏み抜きが辛い。数年前に来たときよりはマシだったが。。ワカンを利用したためかなり楽できた。ツボ足のパーティはかなり苦労していたようで、出発が遅く午後まで食い込んだ方々は踏み抜き地獄により稜線まで出れずに敗退する者もあったようだ。 【双六小屋〜三俣山荘】 鷲羽〜水晶岳まで短縮したかったためトラバース(巻道コースに近いイメージ)した。往路の明け方前から踏み抜き多数。復路は雪が腐り思うように進めない。稜線方面より雪崩多数。気温上昇時は稜線コース利用が望ましい。 【三俣山荘〜岩苔乗越】 時間短縮のため往路に利用。黒部源流まで下りきらずに三俣山荘の標高を維持しつつひたすらトラバースした。雪が腐る日中は利用不向きかと。 【岩苔乗越〜水晶小屋】 稜線歩き。夏道は8割方雪の下。 【水晶小屋〜水晶岳】 頂上直下に高低差30m、最大斜度60度程の雪壁あり。今回登山ではじめてピッケルを出した。登りよりも下りがいやらしかった。予断だが、このあたりはライチョウが沢山いて癒された。 【水晶小屋〜鷲羽岳】 ほとんどが雪道の稜線歩き。ワリモ岳から鷲羽岳へ向かう下りの途中で高低差30m、最大傾斜45度程の雪壁があり、雪質が悪かったこともあったためピッケル使用。今回登山では最後の出番か。水晶直下とワリモ岳下りの合計2回だけ使用したことになる。 【鷲羽岳〜三俣山荘】 バカ尾根の下り。夏道のジグザグ道は利用せず、三俣山荘までまっすぐ延びる雪屁を利用して下った。時期的にそろそろ限界か。今後推奨はできない。 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉は観光・食事・温泉と揃っている。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 今回の登山で大活躍したのはワカンで、始終履いていたといっても過言ではない。これが無ければ1泊登山で水晶まで届かなかったかも。個人的な雪山三種の神器はアイゼン・ワカン・ストックとなりつつある。 |
感想
GWはどこの山域も混み合いそうなので、人が少なそうな黒部減流域へ赴くことにした。結果想像通りの静けさで、出会ったパーティは一桁だったように思う。今年は久しぶりに積雪豊富で、雪山らしい雰囲気のある良い山行であった。1泊2日としてはロングルートだったかもしれないが、そのルートを駆け抜ける上でワカンが大活躍した。無ければ鷲羽、いや双六くらいでヤル気を無くしていたかもしれない。ワカン様本当にありがとう。今年の積雪期も終わりが近づいてきた。残り少ない積雪期、どこへ行こうか。。
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
初めまして。
自分は積雪があった5/1に双六を目指しましたが、大マノ乗越に抜けられず敗退しました。残り60mでしたが…。
今回は、弓折への直登が正解だったのですかね。ワカンも重要だったとも思っています。
大マノ乗越に向かわれているパーティはいらっしゃいましたか。
初めまして。
今回は直前の積雪情報が下界まで伝わっておりましたので、ルンゼはおっかなく思い尾根直登を選択しました。
ルンゼ越しに大ノマへ向かうパーティは、スキーの4人組1パーティのみおりました。
我々より早くに取り付いておりましたが、こちらが弓折岳に到着する頃にはまだルンゼ内でもがいていました。スキー装着ですらそのような状態です。。
我々も大ノマへ向かっていたら水晶まで行く気力は無かったかと思います笑
スキー装着ですらそんな状態だったんですね。
5/1は積もったばかりなので、弓折岳直ですら怪しかったですが、次回に向けていい勉強になりました。
今度はあの景色がみれるようリベンジしたいと思います。
kagoru-dakeさんの投稿みて、行きたい気持ちが強くなりました笑
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