白山・楽々新道〜砂防新道（MH.TRC 白山開山1300年特別企画）
shomomo
その他1人 
体力度について
- GPS
- 09:55
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,348m
- 下り
- 2,288m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:51
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
岩間一里野線は問題なく通行できます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
小桜平避難小屋までは苔むした岩での転倒注意。 小桜平〜七倉の辻には何ヶ所か雪渓が残っていますが、距離は短く 傾斜も大したことないのでアイゼンは不要と感じました。 （実際軽アイゼンを持参しましたが未使用） |
写真
拍手
（ちゃんとゲート横から通過しました）
メジャーな山の登山口とは思えないような草の茂りかた・・
平坦トレイルは草木も茂ってなく良好
そしてこの辺りで突然左前方からハッキリ聞こえた唸り声、さらに登山道には糞
単独なら引き返していたかと思う
どちらも仲間が登山中で、「どの辺りに居るかな〜」と話しながら進む
実は後ろのおっさんの方がもっとヘロヘロだけどw
それぞれ加賀禅定道、越前禅定道を完全踏破
神様に感謝です
感想
記録を書く時間が無いので今年初めからヤマレコ止めてましたが、今回は残して
おきたいので書きます。
7月9日（日）
所属するMH.TRCの白山開山1300年特別企画、「白山登山道一斉登山」に参加して
きました。
この企画は白山の各登山道をチームメンバーが一斉に登山（一部ロングルートは前日
から）して室堂に集合。そして皆で揃って山頂を目指すという企画でした。
（※現在通行禁止のルートは除く）
概要（源代表のHPからパクリ）
◎目的
・開山1300年を迎えた記念にチームとして何かを成し遂げたいという思いから企画。
・三つの馬場を含む古の登山道と主要な登山道を全て同時に踏破して皆で登頂して達成感を味わう事。
◎メンバー・17名参加
◎コース・11コース以下参照
加賀禅定道 白山比�弯声匍�点〜ハライ谷登山口〜加賀禅定道〜室堂〜御前峰山頂 源
美濃禅定道 長滝白山神社起点〜石徹白登山口〜美濃禅定道〜室堂〜御前峰山頂 円井
越前禅定道 平泉寺白山神社起点〜越前禅定道〜室堂〜御前峰山頂 みさご＆Kou
中宮道 中宮温泉登山口〜中宮道〜室堂〜御前峰山頂 田上
楽々新道 岩間温泉登山口〜楽々新道〜室堂〜御前峰山頂 しょもも＆ueta
北縦走路 鶴平新道登山口〜北縦走路〜室堂〜御前峰山頂 NOZA
上小池 鳩ヶ湯新道〜三ノ峰〜別山〜南竜〜室堂〜御前峰山頂 コッシー
平瀬道 市ノ瀬〜別当出合〜砂防新道〜室堂〜平瀬道下山〜平瀬道登山〜室堂〜御前峰山頂 源弟
観光新道 市ノ瀬〜別当出合〜観光新道〜室堂〜御前峰山頂 まっきい
砂防新道 市ノ瀬〜別当出合〜砂防新道〜室堂〜御前峰山頂 マッハ（サポート）＆山口（サポート）＆中野
チブリ尾根 市ノ瀬〜別山〜南竜〜室堂〜御前峰山頂 安井＆ムロ
加賀禅定道序盤 一里野〜しかり場分岐 TKD
※白山に至る公式な登山道は全て網羅。
※特に加賀禅定道、美濃禅定道、越前禅定道は馬場（神社）が起点なので長大なコースとなる。
※釈迦新道と岩間道はアクセスする道路が通行止なのでやむを得ずカット。
※禅定道コースや北縦走路及び北部コースは長いうえに残雪も残っているので経験者が担当。
※各自スタート時間を設定して室堂は9日（日曜）の11時集合、その後全員で御前峰山頂へ、山頂で集合写真を撮って皆で別当出合に下山。
このような壮大な企画のために半年以上前からLINEやミーティングで計画を練られていた。
その過程で自分としてはまだ未踏のルートである楽々新道を志願、そしてこの1年で最も
よく一緒に山へ行っているueta君と同行する事となったのでした。
〜前日〜
前日は昼から夕方までお仕事。その後帰宅してすぐに準備を整えて出発する予定だったが、
急遽予定変更、話の流れで家族で焼肉を食べに行くことに（笑）
焼肉を堪能後、家族と別れてそのまま市ノ瀬へと向かった。
市ノ瀬には22時半頃到着で早速この日平泉寺白山神社から越前禅定道を進んできてビバーク
しているみさごさん＆kouさんを激励訪問、その後車に戻って車中泊とした。
〜当日〜
当日は3時起床。
支度を済ませて迎えに来てくれたueta君の車で楽々新道スタート地点の新岩間温泉へ向かう。
新岩間温泉で登山届を提出後、まずはゲートを越えて丸石谷林道を歩きだす。
楽々新道登山口へは20分弱で到着。なるほど、白山の登山口とは思えないほど草が茂って
ますな....しかし茂っていたのは入口だけで登山道に入ると道は明瞭であった。
まずは標高1350m辺りまでソコソコ急登な上に早朝から暑いので汗が噴き出る。さらに
身体が若干重く感じるのは昨晩の焼肉のせいかな（馬鹿）しかし時折あるブナなどの大木に
圧倒されつつ、お喋りしながら楽しく登っていた。
そんなムードが一変したのは標高1500m辺りだったか、突然左前方から「グルルゥゥ」
といった感じの唸り声が聞こえて二人とも足が止まる。今の声って、、明らかにクマでしょ！
しかも近い！しばらく様子を伺ったあと、鈴や拍手、声などありったけの音を出しながら
慎重に進むが、登山道の上にはクマの物と思われる糞が点在していてビビらせてくれるぅ〜。
いやぁ〜二人で良かった。一人なら進むのをかなり躊躇ったかと思います。
そんなビビリ地帯を通過すると次第に左右の展望も得られるようになり、右手の加賀禅定道を
行く源代表やTKD君、左手の北縦走路を行く田上さんやNOZA君はどの辺りかな〜？と気に
なります。標高が上がってくると今回のもう一つの楽しみであった高山植物もちらほら、
写真に収めながら進むと高層湿原的なエリアへ。間もなく小桜平避難小屋でここまでほぼ予定
通りの時間でした。
小屋前のベンチで今日初めてザックを下ろして休憩なのだが、小さな虫の数が尋常ではなく
寛げないので小屋の中へと退散。お腹は昨晩の肉が残っているのか？全然空いてないのだが
行動再開してすぐシャリバテになるのも迷惑なのでゼリー飲料を1個注入です。
小屋前でツーショットを撮ったら行動再開。登山道脇のハクサンコザクラはまだ咲き始めた
ばかりで見頃を迎えるのはもうちょっと先かな。すぐに雪渓が出てきたけどアイゼンを使う
ほどではなく難なく通過。
岩間道との分岐を過ぎてから高山植物を撮るのを口実にちょいちょい休みながら（笑）
順調に高度を上げていく。
左手の北縦走路尾根の斜面には一昨年手取川を濁らせた大規模な土砂崩れの跡が見えてきたり
初めて見る真っ白なイワカガミとか、荒々しい地獄尾根などなど目まぐるしく訪れる見所に
楽々新道の「楽」は「楽しいやな〜」とテンションは上がります♪
しかし直後に迎えた見返坂の急登は足上がらず、、昨秋からのロング山行不足を痛感。
坂を登った先の雪渓辺りからueta君の携帯がぼちぼち繋がるようになってきたので他メンバー
の現在位置を確認できるアプリを開いてみると、もう室堂に着いてるっぽいメンバーや
すぐ間近まで迫っている人も多くて焦りだす。。
焦りだしたのでP2415のピーク巻きの平坦路は小走りで通過。これであとは七倉山への
登りとなったが、ここで今日イチのお花畑が現れたので足を止めて撮影タイムに入るのは
僕の習性なのです（笑）
写真を撮りながら七倉山への登りをクリアするとようやく七倉の辻で加賀禅定道、釈迦新道と
合流。
七倉の辻から大汝峰へと向かうルートに1ヶ所残る雪渓に真新しい足跡があるのは間違いなく
源代表だ。さすが、速い！御手水鉢から大汝北の分岐までにやっと今日初めて他の登山者と
会い、大汝峰は源代表が通過しているので分岐から僕らは巻道へ。
まだ残雪豊富な千蛇ヶ池周辺を通過してがれ場を駆け上がると、あぁ見えました室堂です。
雪渓を横断する時に油断し転倒して膝をちょっと擦りむいてしまったのはツメが甘いですが
室堂に近づくとメンバーが集っているのが見えてニヤニヤが止まらない。
ラストは二人で手を繋いで鳥居をくぐり感動のゴール！到着が一番遅くなったのでメンバー
全員が出迎えてくれたのは結果オーライでしょうか(^_^;)
さらにTJARや各地のトレランレースで動画を撮ってくれているさとみんさんにカメラを
向けられたり（ありがとうございます！）と、何だかTJAR（トランスジャパンアルプス
レース）の選手を疑似体験しているような感覚を味わせてもらえて気分は最高！
みんなと出会えて話をしながら（僕らの持ちネタはやっぱりクマー）少し休んだら全員で
御前峰山頂へ。このメンバーとしてはゆっくりなスピードで登って山頂でも全員集合して
記念写真。みんなの顔が達成感で溢れています(^_^)
僕ももちろん、これで42回目の御前峰山頂だけど過去最大級の達成感を噛み締めつつ
揃って室堂へと下山。食料を補給後は砂防新道から別当出合へこちらも揃って下山ですが
これだけのメンバーがのんびり急がず白山を歩く姿もなかなか見られないので僕の写欲も
治まりません（笑）
室堂から別当出合へ2時間弱ほどで下山したらTKD君も加わって全員揃いの写真を撮って
終了ですか？いえ、ほとんどのメンバーが市ノ瀬まで走って下って終了〜。
皆さんお疲れさまでした。
MH.TRC万歳！
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shomomoさん はじめして
私も前日の７／８に岩間・楽々新道を逆コースで行きました。
室堂までは快晴だったのですが、肝心の岩間・楽々新道を歩行しているときは
曇りがちでガスに包まれたりして、あまり登山道からの景色を満喫するとまではいかなかったので、こんな景色が広がっていたのか・・という感じでレコ拝見しました。
これ見て、やっぱりせっかく白山北部を歩いたんだから、景色をもっと見たかったなぁ・・と思いました。
七倉の辻と大汝の間のクロユリも見逃してしまったし、機会を作ってまた行くしかないか・・なんて思っちゃいました。
それにしても、流石トレイルランナーというか、楽々新道上がって、御前峰も登って、最後は別当から市ノ瀬までラン
hoyanさん、コメントありがとうございます。
土曜に行かれたんですね〜。あの日が曇りがちとは意外ですね。
あまり景色を楽しめない中での楽々新道の下りはキツかっただろう、と想像します。
七倉の辻と大汝の間のクロユリは大汝峰から来たら下りの途中なので見落としやすい
ですね。また次の機会に探してみてください。
いえいえ、最近長めの山行をやれてなかったので自分はヘロヘロ・・同行した若者に
引っ張ってもらいました(^_^;
新岩間温泉の駐車場でお話しさせていただいた者です。
あの時は私と同じ単なるハイカーだと思ってましたが、トレランさんでしたか
しかも、こんな面白いかつすさまじいチャレンジだったんですね！
今年は白山開山1300年、このような素敵なチャレンジをしてくださったMh.Trcの方々に敬意を表します。
各禅定道が登山口ではなく、三馬場起点も凄いですし、平瀬道のコース取りも気違いじみてて好感が持てますw
また、どこかでお会いできたらいいですね
pattattaさん、コメントありがとうございます。
覚えてますよ〜。
私ら2人は大したことないですが、三馬場起点や北縦走路など、
凄いメンバーが何人も居るからこそチャレンジ出来た企画です。
平瀬道を昇り降りしたメンバーにもpattattaさんのコメントを
紹介したら褒め言葉ありがとうございますと喜んでおりました(^_^)
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