初☆八ヶ岳〜アブとお花とカミナリと〜

2011年07月09日(土) 〜 2011年07月10日(日)

• GPS: 31:55
• 距離: 20.7km
• 登り: 1,619m
• 下り: 1,607m

コースタイム

8:15美濃戸口‐9:20美濃戸‐11:30赤岳鉱泉(昼食休憩)12:20‐13:50赤岩の頭‐14:15硫黄岳‐15:10硫黄岳山荘
6:20硫黄岳山荘‐7:00台座の頭‐7:40横岳‐8:50地蔵の頭‐9:45赤岳(休憩)10:20‐12:00行者小屋‐16:10美濃戸口

天候

1日目　晴れのち曇り
2日目　ピーカンのちややガスのち雷&どしゃ降り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

登山ポストは八ヶ岳山荘に出しました。用紙、鉛筆も置いてあります。
下山届けはいらないそうです。

温泉は八ヶ岳山荘から4キロ辺りのところの「もみの湯」によりました。
少し熱めのお湯で虫さされあとにジンジンきます。
大人500円。

写真

7/9 9:55

ニョロニョロみたい

7/9 10:40

美しいです

7/9 10:51

ハリキリですか?結構かたいハリで触ると痛いです。

7/9 14:08

ミヤマシオガマ

7/9 14:24

硫黄岳　爆裂火口の下からガスがふきあがってます。

7/9 14:52

青い屋根の硫黄岳山荘

7/9 15:09

ウルップソウ

7/9 15:34

こまくさ祭り神事

7/10 4:32

でた

7/10 4:31

念願のご来光♪このためにあんまり熟睡できなかったけど、見れてヨカッターー!!

7/10 4:49

槍もみえてます

7/10 4:50

横岳〜硫黄岳

7/10 6:58

台座の頭まで登って富士山が見えた時が一番テンションあがったかも

富士山をながめつつ

お花畑

7/10 7:48

ギザギザしてます

7/10 7:58

とんがり3兄弟

7/10 8:40

美しいです。まさに高嶺の花。

7/10 8:51

ハイマツにもお花が

7/11 8:21

やっときましたー赤岳

7/10 10:02

赤岳より富士山。この時地震が。そしてすぐあっという間にガスに包まれました。

7/10 12:56

南沢にてシカ

撮影機器：

FinePix F550EXR 富士フイルム

REGZA Phone IS04 au FCNT

EXILIMケータイ W53CA カシオ

感想

HEIDI

まだ、山登りはじめて2年に満たないし、私にはまだまだムリなんじゃないかと思ってました。八ヶ岳。

でも行ってみるもんですねー♪行けちゃいました!私にも♪
案ずるより産むがやすし…まぁ案ずるのが好きなんですが。

朝が苦手な夫婦ですが、初日は5時起き。遅いか…
順調に車を飛ばし美濃戸口には8時前に着きました。
天気もバッチリ!テンションあがってキターー!!と車から降りると

ものすごいアブの大群が!!(覚悟はしてましたが)
囲まれてはらってもはらってもどんだけいるのよーー↴↴
しっかり虫よけしてるし長袖、タイツで肌出してないのに
美濃戸まで車で行けばよかったと追い越す車に恨み節…
2000mを過ぎたあたりまでずっとアブにたかられてました。
軽く見積もって30匹以上。
夫よりも私の方にたくさんたかるのはナゼ?!
なんかフェロモンでちゃってる?
ずっと汗ふきタオルをぶんまわしながらしばらく歩きかなり消耗しました。

やっとアブの姿が見えなくなって北沢沿いを行くけど、行程長いですねー。だいぶ飽きました。
赤岳鉱泉についてお昼ごはん。棒ラーメンと梅おにぎりでエネルギーチャージ。
少し雲が出てきて風もなかなか涼しい登りでした。
いよいよ稜線にでて周りの景色がみえると
ヤッターー!!　来てヨカッターー!!　と自然に絶叫してしまう私。
6時間もかかって硫黄岳登頂!(休憩が長すぎです)

爆裂火口すごい!下からガスがビュービューと風にふかれてます。
立ち入り禁止ロープが続いてる先まで行ってみました。
ロープの杭がささってる地面がすでに割れてすぐ近くまでクレバスのような裂け目がありました。
怖いですよー。ジャンプしたら足元が崩れて落っこちそうです。そーっと帰りました。

3時近くなり、これ以上はムリだねーということで
硫黄岳山荘に泊まろうと行ってみるとなんと「こまくさ祭り」に出くわしました。
(ホントは行けそうなら赤岳展望荘まで行こうかと思ってました)
受付で飛び込みでも嫌な顔一つせず、逆に混んでることを恐縮してくださってイイ感じの人たちでした。
実際布団は談話室でした。廊下や更衣室なんて人も。
神事があって、演奏会があって、鯉の甘露煮やら樽酒、ワイン飲み放題があって
小屋についても休む間もなくイベント目白押しでした(汗)
うっかり呑みすぎて、熟睡できず(涙)

私の3大小屋泊目当ては山の上の夕日、星空、ご来光です。
残念ながら夕日は全く見えませんでした。
で、ガスが晴れてることを祈り布団に入り
ソワソワして1時ごろ外に出ると

ウーーワーーー!!!
星だらけ!

星座も全然わからないくらい星だらけ!
真上に天の川がダーーーーンとあって!

月も出てなくてただ宇宙に放り出されたかのような感覚です。

目が回る・・・・・

なんとか私のカメラでも写真に収められないかとやってみるけど
うーん、撮れない↴　大体使い方わかってないのよねー↴

いじってる間にガーーン↴↴　メモリ不足の表示が!!
ゲーー!!　今ですか?　ここでですか?　明日の分が撮れないーー?!
慌てて過去の分を消去しまくって、それで電池もだいぶ消耗してしまいました↴
ああぁ…やっちまったなぁ(涙)

憔悴して布団に戻り、でも3時ごろまでなかなか眠れず。
ゆすられて目が覚めるともう明るい。
ヤベッ!と飛び起きて外に飛び出すと、間もなくご来光が始まりました。

美しい・・・

来てヨカッタ・・・とジーーンとしました。

360度見える高い山にも雲はかかっていません。
近くの山は赤く照らされ、遠くの山はピンクです。
槍ヶ岳まで見えてうれしかった。もっと遠いのは白馬?立山?
御嶽山もかっこよかった!　浅間山も!　次はこのあたりかな?

朝ごはんは第1陣には入れず、ゆっくり出発決定です。
でも、団体さんの勢いすごいですね!　みなさん、明るくて優しいですけど、数に圧倒されます(汗)

硫黄岳山荘はトイレも新しくきれいで、食事は特別メニューだったし、お得でした。
お味噌汁がぬかみそっぽい酸味のあるのが印象的。
小屋番のお兄さん、「いい天気でうらやましいなぁ」って。
そこにずっといられるのに、登りに出掛けて行く人がやっぱりうらやましいんですね。

デジカメはバッテリー残量が少なくなって、あまり欲張らずに節約して撮るハメに(涙)
代わりにケータイで撮ろうと思ったらこちらも電池少な…↴
結局圏外なんだから、電源落としとけばよかった(涙)
次回から、気をつけよう。

横岳に向けて出発。ホントに最高のお天気で、ホントに気分イイ!!
イワヒバリかな?鳥もいて。蝶もいて。
「日本の名峰」で見た見た!　この景色!　このお花も、この稜線も。
台座の頭に登りついたらドーーーンと360度の展望♪
富士山おはようございまーす。でも人気のスポットは人が多い!
横岳のクサリやはしごは思ってた以上に楽勝で通過しました。逆に何も捕まるとこのない方が怖いです。
渋滞するのでそのたびに座り込んで「どうぞどうぞ」なんてやってるからかなり時間ロスしてるんだけど、
なんたってこの展望だし、ゆっくり行きましょうよ。急いでたらもったいない。

なんてのろのろしてたら、赤岳に近づいてくるとややガスがわいてきた。
最後の展望荘過ぎてからの登り。怖かったです。
自分、初めて高所恐怖症になったかと思いました。
どこに足おいていいかわからなくて。登りながら下りれないかも。と思ったり。
なんとか登りきり、最高峰登頂です。疲れちゃって感動はちとうすかった(汗)
山頂で休憩中、夫が「地震だ!」と言いましたが私には感じませんでした。
でも不安になりますよねー。少ししてガスに包まれて全くの展望ゼロに。

下山は文三朗尾根で。これも長かったー!　足元をすくわれるようにずるずると。
やっと行者小屋に着いてカレーを注文してすぐに、雨が降り出して。間一髪、間に合った。
でも南沢途中でシカに会って喜ぶのもつかの間。カミナリもなりだして、程なくどしゃ降りに(涙)
ひどく鳴りだした時はその場で待機。止んだら歩く。また鳴りだす。でも歩く。
雨があがるとカッパが暑くて(汗)しかも行程長ッ!!
美濃戸山荘に着いてどしゃ降りを回避。雨宿りでかなり時間ロスです。
車まで戻るうち、全くアブがいなくて雨もいいなと思いましたが(汗)

帰りに最近のもみの湯によりました。風呂の後の氷結サイコー!
高速はやはり渋滞…談合坂で仮眠して帰りました。

初めての八ヶ岳。
天気よくて素敵な稜線歩きができて、星空もご来光も拝めて、お花がいっぱいで。
うちらやっぱり「持ってるよねー」なんて言ってたけど
最後雷雨にあって、前言撤回。アブに10か所もさされたし(痒)

でもホントによい山行でした。たくさんのお花に励まされて登れました。
次は行けなかった阿弥陀岳と天狗岳と蓼科山もいいなー♪
また楽しみがたくさん増えました。

あまりに濃い思い出になったので感想長くなりましたが
読んで下さった方、お疲れ様でした。
きっとあなたにはいいことありますように神様に頼んどきます☆

コメント

aonuma1000

はじめまして。きれいなご来光、懐かしく拝見させていただきました。
はじめまして、HEIDI様

梅雨明けがバッチリ合い、八ヶ岳初山行おめでとうございます。
娘さんは、車山＆清里と八ヶ岳周辺の自然を満喫したのでしょう。
そして、親御様は目一杯八ヶ岳のメインコースを堪能されたようですね。うらやましい。

硫黄岳山荘ではご主人の浦野栄作さんにお会いしましたか？（もしかしたら息子さんに譲って、根石山荘かな？）
山小屋での宿泊は山小屋の方との語らいも楽しみに一つです。若い頃、浦野さんに沢山のお話しを聞かせていただきました。懐かしいです。

高崎のご出身とか？佐久の地域は
群馬八幡のだるまがどの家庭にもあります。
これからも、是非お気軽に八ヶ岳へお出で下さい。
いつか八ヶ岳でお会いできるといいですね。

muscat

いいレポですね〜
はじめましてHEIDIさん。mustcut15kと申します

いいレポを拝見させていただきました

楽しんでいらしたんだなー、という感じがとてもよく伝わってきます

読んでいるうちに何かこっちも楽しくなってきて八ヶ岳にも高崎にも何の縁もないのにコメントさせていただきたくなっちゃいました

私も先日初アルプスで北岳に登ってきましたが、初めて3000Ｍクラスの山に登ると景色が圧倒的ですよね〜
これからも楽しそうなレポ拝見させてくださいね

HEIDI

aonuma1000さん
aonuma1000さん、はじめまして

コメントありがとうございます
娘も車山、天気よくて楽しかったようです。
ただ、自然を堪能するよりもお友達との思い出の方が数段濃いようで…

初めての八ヶ岳、いろんな顔を見せてもらいました。
１度行っただけで語るのはおこがましいですね。
ここには大先輩がたくさんいらっしゃるので。

でも初めてってホントに一回きりじゃないですか。貴重ですよね。
この思い出大事にしたくて、こんなにレポが長くなってしまいました
（これでも短くしたのですが ）

硫黄岳山荘のご主人、浦野さんとおっしゃっていましたが、下のお名前は記憶していません
ですが語り口も柔らかく上品な中にシャレがきいててダンディーな方でした。マムートのシャツがよくお似合いで。
ただどなたもとっても忙しそうでしたので、(お祭りだったので）お話しすることも少なくてそれはちょっと残念でしたが、また次回の楽しみにしようと思います

aonuma1000さんは佐久なんですか？
山に近くていいところですね！
私も子供のころから実家の高崎から浅間山を眺めて過ごしました。
近々、狙ってます
山頂から佐久の方を見てaonuma1000さんを思い出しますよ

HEIDI

mustcut15kさん
mustcut15kさん、こんにちは

コメントありがとうございます。
伝わったのならホントにうれしい

北岳のレポ、楽しく拝見しまして、「あーあの人！」と気づきました。
拍手ボタン１個しかないのが残念なくらいおもしろかったです

南アルプスステキですね！！
私にはまだハードルが高いように思いますが
八ヶ岳のように一つ一つクリアしていずれ行ってみたいです

千葉からは遠いでしょうけど群馬の山も行かれてみてくださいね！
私の初登山は雨とガスガスの谷川岳でした
展望ゼロでキツイ思いをしたのが、登山にハマるきっかけになりました。

mustcut15kさんの次の山行日記楽しみにしていますね！