赤岳(八ヶ岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,977m
- 下り
- 1,976m
コースタイム
5:40 美濃戸口出発
6:40 美濃戸
9:40 行者小屋
10:50 文三郎尾根分岐
11:40 赤岳頂上(昼食)
13:00 赤岳天望荘(宿泊)
<2日目>
5:40 赤岳天望荘出発
6:40 大権現
7:15 横岳
8:05 硫黄岳
8:30 赤岩の頭
9:15 赤岳鉱泉
10:15 美濃戸
11:00 美濃戸口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰路は15時に美濃戸口から同バス乗車、19時15分ごろ新宿西口着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から行者小屋までは樹林帯(初めは沢筋)。同小屋から文三郎尾根分岐までは心臓破りの急登で長いハシゴなどもありしんどい。同分岐から赤岳山頂へは険阻な岩峰で遠目に見ると厳しいががホールド・スタンスは豊富で、特に危ない個所には鎖などもあるので安心。赤岳頂上は最高地点の南峰と頂上小屋のある北峰に分かれており、休憩や食事には後者が向いている。北峰から赤岳天望荘までは勾配はきついがトレイルの状態は良好。 天望荘から横岳を経て硫黄岳まではアップダウンの激しい岩稜帯。いくつかのピークを越えたり巻いたりして進むが、特に注意を要するのは横岳を過ぎてからのナイフリッジ。左右に(逆だったかも)サイドを変えて「カニのヨコバイ」よろしくトラバースするが、鎖が付いているので慎重に行けば大丈夫。この難所を過ぎれば、後は高原状の緩い尾根をブラブラ歩き。硫黄岳山荘を経て賽の河原のようなガレ場をジワジワと登れば硫黄岳山頂(最高点ではないようだが)に至る。南八ヶ岳連峰を一望できるパノラマが素晴らしい。赤岩の頭を過ぎれば樹林帯を縫う道となる。赤岳鉱泉を過ぎてからは瀬音さわやかな北沢沿いに西進。堰堤広場から先は林道で歩きやすいが、大きなアブが10匹以上も現れ、しつこくまとわりつく。アブに追われるように美濃戸を駆け抜けて美濃戸口までは一気に下山した。 |
写真
感想
当初は赤岳鉱泉から硫黄岳、横岳、赤岳という時計回りの縦走を計画しましたが、同行する息子が「自信がない」と言い出したため、まずは南沢コースで行者小屋から天望荘に向かい、2日目の朝に赤岳山頂を踏んで阿弥陀岳、文三郎尾根分岐まで戻って行者小屋経由で下山と計画を縮小しました。
八王子を深夜に出た美濃戸口行きの登山バス「毎日アルペン号」で午前5時過ぎに着きましたが、車中で眠れなかった息子はフラフラしてかなり頼りない状態。「これは天望荘にもたどり着けないかも」と心配しましたが、途中から急に元気になり、行者小屋から先はオヤジが追いつけないほどのペースでどんどん先に行ってしまいました。赤岳頂上は2日目の朝に取っておくつもりでしたが、行者小屋の先で分岐点を間違えて文三郎尾根に入り、気がつくと赤岳と阿弥陀岳を結ぶ尾根の鞍部に。天望荘に行くには赤岳を超えるしかないので、予定外の初日登頂を余儀なくされました。
2日目は「行けるところまで行ってみよう」とだまして横岳まで連れだし「ここまで来たら戻るのも大変だから」と言いくるめて硫黄岳まで縦走。結局、当初計画を逆回りする形で達成しました。息子の足は2日目も速く「おい、オレのザックはお前の倍の重さがあるんだからな」と負け惜しみを言うと、ザックを交換してスタスタ歩き始めました。赤岳鉱泉を過ぎてからは大きなアブ(刺しアブかどうかはわかりませんが)の群れに追われ、二人して駆け足で下山。11時ごろには美濃戸口の八ヶ岳山荘に着いてしまい、女子サッカーの決勝を見ながらビール(もちろん私だけ)を飲んだり、風呂に入ったりして15時のバスを待ちました。
なんだかかったるそうに着いてきた息子ですが、新宿について居酒屋でビール(くどいようですが私だけ。息子はカルピスウオーター)を飲みながら「どうだった?」と聞くと「良かった。特に景色が」。「また誘っていいか?」に「いいよ」。一番ホッとした瞬間はこの時でした。高校生ぐらいになると、親子関係もスリリングな岩稜帯のようです。
それはともかく、息子が言う通り、八ヶ岳はとにかく景色が素晴らしい。北、南、中央アルプスと富士山、奥秩父が一望できるというのは何という贅沢でしょうか。残念ながら今回はやや雲量が多くすべてを一遍には見られませんでしたが、もう一度行ってみたいと思います。また、たくさんの高山植物と低山では見られない珍しい鳥(イワヒバリやカヤクグリ)にも出逢え、大満足でした。
ところで、ルートのトレースはガーミンですか。
息子さんも八ヶ岳、気に入ったみたいで良かったですね!高校生になっても親父さんと出かけてくれるなんて、感謝ですよ!あ、僕も出かけましたが、そもそもうちの親父はインドア派(笑)山とか川とか自然に関係する場所はなかったです。
僕もGWに硫黄岳に行きました。あのときは山頂でいきなり吹雪いてきて。でも、雪をかぶった赤岳がどす黒い曇天の下にある姿は、冬山の厳しさの名残を示すようでかっこよかったです。
僕も次は八ヶ岳縦走したい!と思います。あ、僕はもちろんテントで!
調査中は
ウツボグサまたはミヤマウツボグサでは?
もう調査済みでしたら、失礼しました。
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