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Yamareco

記録ID: 1232932
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アで1,2を争うレア度の高さ? 静寂に包まれた大滝山荘でテント泊

2017年08月19日(土) 〜 2017年08月20日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
34.1km
登り
1,732m
下り
1,727m

コースタイム

1日目
山行
6:42
休憩
0:33
合計
7:15
6:55
0:00
45
7:40
0:00
50
8:30
8:40
30
9:10
0:00
30
槍見台
9:40
0:00
65
第二ベンチ
10:45
0:00
35
第三ベンチ
11:47
11:49
3
11:52
12:00
78
13:18
0:00
2
13:20
13:28
2
2日目
山行
5:35
休憩
0:55
合計
6:30
5:20
5
5:25
5:30
110
8:15
8:20
50
9:10
9:25
65
10:30
0:00
5
10:35
11:00
50
今年の大滝山荘の営業期間は7/20〜9/20
天候 8/19 雨→曇り→晴れ→曇り
8/20 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
長野自動車道松本ICより国道158号を経て、沢渡第三駐車場 600円/日
(以前に利用していた第一駐車場は、上高地交通規制日の観光バス専用駐車場となり、閉鎖されていました)
沢渡バスターミナル⇔上高地バスターミナル:乗合いタクシー/4,200円、バス/片道1,250円、往復2,050円
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません
この時期の大滝山荘では、ブヨと蚊の大群に襲われます
特に蚊は、服の上からでも普通に刺してくるので気を付けてください
私は、両腕・両足はもちろん、肩や背中を含めて15箇所以上刺されました…
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
今年初めての北アルプスです
今週末は天気が良いはずだが…!?
ヘルメットの持参率が高いですね
2013年01月01日 00:00撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 0:00
今年初めての北アルプスです
今週末は天気が良いはずだが…!?
ヘルメットの持参率が高いですね
河童橋
穂高方面はどんより
2013年01月01日 00:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 0:05
河童橋
穂高方面はどんより
明神館
雨が降ってきてしまいました
しかも、結構な雨脚です
西の空が明るかったので、ザックカバーだけ装着
2013年01月01日 00:44撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 0:44
明神館
雨が降ってきてしまいました
しかも、結構な雨脚です
西の空が明るかったので、ザックカバーだけ装着
徳沢の手前で雨は上がりました
しかし、これでは槍見台で眺望は望めそうもありません
多くの方がこの場でレインウェアを脱いでいました
2013年01月01日 01:17撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 1:17
徳沢の手前で雨は上がりました
しかし、これでは槍見台で眺望は望めそうもありません
多くの方がこの場でレインウェアを脱いでいました
徳澤園
本日は体調が悪いなぁ
休憩しようかどうか迷いましたが、先に進みました
2013年01月01日 01:24撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 1:24
徳澤園
本日は体調が悪いなぁ
休憩しようかどうか迷いましたが、先に進みました
横尾山荘
途中で頭痛と息切れに見舞われ、ここで10分ほど休憩しました
2013年01月01日 02:19撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 2:19
横尾山荘
途中で頭痛と息切れに見舞われ、ここで10分ほど休憩しました
一昨年に工事中だった建屋は、トイレだったのですね
2013年01月01日 02:24撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 2:24
一昨年に工事中だった建屋は、トイレだったのですね
あそこを登るのか…
不安になってきました
2013年01月01日 02:28撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 2:28
あそこを登るのか…
不安になってきました
横尾大橋
ここまでにたくさんのヘルメットを見て、無性に橋を渡りたくなりました
北穂高小屋泊に変更しようかな?今日の体調では無理かな?
2013年01月01日 02:19撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 2:19
横尾大橋
ここまでにたくさんのヘルメットを見て、無性に橋を渡りたくなりました
北穂高小屋泊に変更しようかな?今日の体調では無理かな?
北穂高小屋への誘惑に負けず、分岐を蝶ヶ岳方面へ
親切なご年配の女性から「槍ヶ岳はそっちじゃないわよ!」と声をかけられました
99.999…%は槍ヶ岳に進むのでしょうね
2013年01月01日 02:29撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
4
1/1 2:29
北穂高小屋への誘惑に負けず、分岐を蝶ヶ岳方面へ
親切なご年配の女性から「槍ヶ岳はそっちじゃないわよ!」と声をかけられました
99.999…%は槍ヶ岳に進むのでしょうね
いきなり急登スタート
雨上がり後のせいもあって、蒸し暑い
汗が噴き出ました
2013年01月01日 02:37撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 2:37
いきなり急登スタート
雨上がり後のせいもあって、蒸し暑い
汗が噴き出ました
ラッパみたいなきのこ
正露丸でも持って来れば良かったな
2013年01月01日 02:40撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 2:40
ラッパみたいなきのこ
正露丸でも持って来れば良かったな
頭痛が治まり、覚醒したきた頃に槍見台に到着
2013年01月01日 02:55撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 2:55
頭痛が治まり、覚醒したきた頃に槍見台に到着
予想通りの展開です
稜線を期待しよう
2013年01月01日 02:57撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 2:57
予想通りの展開です
稜線を期待しよう
思っていたよりも、ずっと歩きやすい道でした
久しぶりの山行、テント泊装備にはありがたい
2013年01月01日 03:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:05
思っていたよりも、ずっと歩きやすい道でした
久しぶりの山行、テント泊装備にはありがたい
標高2,000m
稜線まであと2/3、600mと書かれています
この辺りから風が抜け始め、楽になってきました
2013年01月01日 03:19撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 3:19
標高2,000m
稜線まであと2/3、600mと書かれています
この辺りから風が抜け始め、楽になってきました
所々に休憩ポイントが設けられています
2013年01月01日 03:24撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:24
所々に休憩ポイントが設けられています
蝶ヶ岳まであと3km地点にある第2ベンチ
カウントダウンのおかげで、精神的に楽でした
あれ?第1ベンチはどこにあった???
2013年01月01日 03:27撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:27
蝶ヶ岳まであと3km地点にある第2ベンチ
カウントダウンのおかげで、精神的に楽でした
あれ?第1ベンチはどこにあった???
見晴しの良い場所にベンチがあるようですね
2013年01月01日 03:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:35
見晴しの良い場所にベンチがあるようですね
ここにも
2013年01月01日 03:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:35
ここにも
この整備っぷり!
最終的には、稜線まで整備されていました
昨年に歩いた長塀尾根と比べると、こちらの方が歩きやすいかな
2013年01月01日 03:38撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 3:38
この整備っぷり!
最終的には、稜線まで整備されていました
昨年に歩いた長塀尾根と比べると、こちらの方が歩きやすいかな
晴れてきたようです
稜線が楽しみだ…
2013年01月01日 03:48撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 3:48
晴れてきたようです
稜線が楽しみだ…
…しかし、久しぶりの山行につき、体力の低下は顕著でした
頭で描いていたイメージに身体がついていきません
2013年01月01日 04:07撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 4:07
…しかし、久しぶりの山行につき、体力の低下は顕著でした
頭で描いていたイメージに身体がついていきません
蝶ヶ岳まであと2km
2013年01月01日 04:16撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 4:16
蝶ヶ岳まであと2km
ベニテングダケでしたっけ?
これを見ると、サーティーワンのアイスを食べたくなります
2013年01月01日 04:22撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 4:22
ベニテングダケでしたっけ?
これを見ると、サーティーワンのアイスを食べたくなります
第2ベンチ以降、いくつかベンチがありましたが、ここが第3ベンチです
2013年01月01日 04:31撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 4:31
第2ベンチ以降、いくつかベンチがありましたが、ここが第3ベンチです
稜線はまだかな?
2013年01月01日 04:49撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 4:49
稜線はまだかな?
森林限界を抜けました
2013年01月01日 05:04撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 5:04
森林限界を抜けました
蝶ヶ岳まであと1km
2013年01月01日 05:08撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:08
蝶ヶ岳まであと1km
稜線にある分岐に到着
さて、槍穂は見えるかな?
2013年01月01日 05:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:10
稜線にある分岐に到着
さて、槍穂は見えるかな?
振り返って…う〜ん、残念!
5分ほど粘りましたが、諦めました
2013年01月01日 05:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:10
振り返って…う〜ん、残念!
5分ほど粘りましたが、諦めました
蝶ヶ岳ヒュッテまで進みましょう
2013年01月01日 05:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 5:11
蝶ヶ岳ヒュッテまで進みましょう
振り返って蝶槍方面
2013年01月01日 05:16撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
6
1/1 5:16
振り返って蝶槍方面
蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきました
常念山脈の中で、蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテはお気に入りです
2013年01月01日 05:16撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 5:16
蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきました
常念山脈の中で、蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテはお気に入りです
蝶ヶ岳ヒュッテに到着
男性スタッフに大滝山荘でビールなどを購入できるかどうか確認しました
2013年01月01日 05:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 5:35
蝶ヶ岳ヒュッテに到着
男性スタッフに大滝山荘でビールなどを購入できるかどうか確認しました
蝶ヶ岳に到着
2013年01月01日 05:41撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
4
1/1 5:41
蝶ヶ岳に到着
槍ヶ岳は見えそうで見えません…
2013年01月01日 05:44撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:44
槍ヶ岳は見えそうで見えません…
テント場
体調はいまいちだし、まだ平らな場所に空きがあるし、笑顔でのんびりされている方々を見て、心が揺らぎました
2013年01月01日 05:38撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 5:38
テント場
体調はいまいちだし、まだ平らな場所に空きがあるし、笑顔でのんびりされている方々を見て、心が揺らぎました
でも、大滝山方面へ
2013年01月01日 05:46撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:46
でも、大滝山方面へ
あれが大滝山かな?
コースタイム的に近くても、アップダウンがあるではないか…
2013年01月01日 05:49撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 5:49
あれが大滝山かな?
コースタイム的に近くても、アップダウンがあるではないか…
三股との分岐を右へ
2013年01月01日 05:53撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 5:53
三股との分岐を右へ
しばらくの間、お花畑を突き進みます
でも…
2013年01月01日 05:56撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 5:56
しばらくの間、お花畑を突き進みます
でも…
お花の…
2013年01月01日 05:56撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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お花の…
名前が…
2013年01月01日 05:57撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 5:57
名前が…
わかりません…
2013年01月01日 05:57撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 5:57
わかりません…
お花畑を通過
そろそろ下りが始まるかな?
2013年01月01日 05:58撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 5:58
お花畑を通過
そろそろ下りが始まるかな?
結構下った後、同じくらい登り返しがあります
でも、歩きやすい道でした
途中でたくさんの猿がお出迎えしてくれます
2013年01月01日 06:08撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 6:08
結構下った後、同じくらい登り返しがあります
でも、歩きやすい道でした
途中でたくさんの猿がお出迎えしてくれます
登り返すと、池がありました
2013年01月01日 06:25撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
5
1/1 6:25
登り返すと、池がありました
変化に富んで飽きさせない、楽しい歩きです
2013年01月01日 06:26撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 6:26
変化に富んで飽きさせない、楽しい歩きです
橋を渡ります
2013年01月01日 06:27撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 6:27
橋を渡ります
この体形は…オタマジャクシしではなく、サンショウウオかな?
たくさんいました
2013年01月01日 06:27撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 6:27
この体形は…オタマジャクシしではなく、サンショウウオかな?
たくさんいました
あと1km
2013年01月01日 06:34撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 6:34
あと1km
稜線に出ました
これまで歩いてきた方面
2013年01月01日 06:44撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 6:44
稜線に出ました
これまで歩いてきた方面
これから歩く方面
途中にある低い場所が大滝山荘かな?
2013年01月01日 06:47撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
5
1/1 6:47
これから歩く方面
途中にある低い場所が大滝山荘かな?
冷沢との分岐
鍋冠山方面も歩いてみたいな
2013年01月01日 07:00撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 7:00
冷沢との分岐
鍋冠山方面も歩いてみたいな
もう少し!
2013年01月01日 07:03撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 7:03
もう少し!
大滝山北峰
2013年01月01日 07:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 7:05
大滝山北峰
ここがテント場なのかな?
2013年01月01日 07:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 7:05
ここがテント場なのかな?
大滝山荘まで110m
ザックをデポしようかどうか悩みましたが、ここがテント場ではないと嫌なので、そのまま進みました
2013年01月01日 07:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 7:05
大滝山荘まで110m
ザックをデポしようかどうか悩みましたが、ここがテント場ではないと嫌なので、そのまま進みました
110m下って大滝山荘に到着
やはりテント場は北峰でした
2013年01月01日 07:18撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
6
1/1 7:18
110m下って大滝山荘に到着
やはりテント場は北峰でした
熊の出没に注意!
2013年01月01日 23:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 23:09
熊の出没に注意!
何の変哲も無い簡易トイレに見えますが…
2013年01月01日 07:15撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 7:15
何の変哲も無い簡易トイレに見えますが…
なんと、バイオトイレでした
掃除が行き届いていて、とても綺麗でした
2013年01月01日 07:16撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 7:16
なんと、バイオトイレでした
掃除が行き届いていて、とても綺麗でした
ブヨの大群と格闘しつつ、眺望を楽しみながらテントを設営
この日のテント泊は私のみで、まさに「ソロ」テント泊です
熊に襲われたらどうしよう…
2013年01月01日 08:24撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
13
1/1 8:24
ブヨの大群と格闘しつつ、眺望を楽しみながらテントを設営
この日のテント泊は私のみで、まさに「ソロ」テント泊です
熊に襲われたらどうしよう…
北穂高岳〜大キレット〜南岳以外は雲隠れ
2013年01月01日 08:22撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 8:22
北穂高岳〜大キレット〜南岳以外は雲隠れ
テント場ではブヨの大群に襲われるので、大滝山荘に避難してお疲れさま会
常温を覚悟していましたが、冷蔵庫できちんと冷やされていました
小屋番さんや宿泊の団体さんとお話しながらのんびりするも、こちらでは蚊の大群と格闘することに
2013年01月01日 08:30撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
6
1/1 8:30
テント場ではブヨの大群に襲われるので、大滝山荘に避難してお疲れさま会
常温を覚悟していましたが、冷蔵庫できちんと冷やされていました
小屋番さんや宿泊の団体さんとお話しながらのんびりするも、こちらでは蚊の大群と格闘することに
翌朝
安曇野方面から太陽が昇ってきます
2013年01月01日 23:03撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
7
1/1 23:03
翌朝
安曇野方面から太陽が昇ってきます
前日の夕方からガスで真っ白になりましたが、そこそこ風が吹いていたせいかスッキリと晴れました
焼岳から常念岳まで綺麗に見えました
2013年01月01日 23:02撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 23:02
前日の夕方からガスで真っ白になりましたが、そこそこ風が吹いていたせいかスッキリと晴れました
焼岳から常念岳まで綺麗に見えました
肉眼では富士山、南アルプス、八ヶ岳も綺麗に見えました
2013年01月01日 23:03撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 23:03
肉眼では富士山、南アルプス、八ヶ岳も綺麗に見えました
さて、出発です
大滝山荘の目の前にある池
この池が蚊が発生する原因なのでしょう
2013年01月01日 23:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 23:09
さて、出発です
大滝山荘の目の前にある池
この池が蚊が発生する原因なのでしょう
すぐに大滝山南峰に到着
2013年01月01日 23:14撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 23:14
すぐに大滝山南峰に到着
肉眼では乗鞍岳が見えました
2013年01月01日 23:15撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 23:15
肉眼では乗鞍岳が見えました
北峰からは見えなかったジャンダルムがひょっこり
2013年01月01日 23:16撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
4
1/1 23:16
北峰からは見えなかったジャンダルムがひょっこり
少し際どい崖沿いを下ります
バランスを崩したらかなり下まで落ちそうです
2013年01月01日 23:21撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 23:21
少し際どい崖沿いを下ります
バランスを崩したらかなり下まで落ちそうです
これから進む方面が見えてきました
結構な登り返しがあるな
2013年01月01日 23:25撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 23:25
これから進む方面が見えてきました
結構な登り返しがあるな
下り終えて樹林帯に入ると、泥濘箇所が多数
靴が泥だらけになります
2013年01月01日 23:33撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 23:33
下り終えて樹林帯に入ると、泥濘箇所が多数
靴が泥だらけになります
北アルプスなのに、八ヶ岳や奥秩父のような歩きが続きます
2013年01月01日 23:40撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 23:40
北アルプスなのに、八ヶ岳や奥秩父のような歩きが続きます
大滝槍見台まであと2km
この道にもカウントダウンがあって、精神的に楽でした
2013年01月02日 00:19撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 0:19
大滝槍見台まであと2km
この道にもカウントダウンがあって、精神的に楽でした
あと1km
ここから大滝槍見台まで結構登ります
本日の頑張りどころ
2013年01月02日 00:42撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 0:42
あと1km
ここから大滝槍見台まで結構登ります
本日の頑張りどころ
丸太で組まれた大滝槍見台に到着
高さは4~5mといったところでしょうか
2013年01月02日 01:07撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/2 1:07
丸太で組まれた大滝槍見台に到着
高さは4~5mといったところでしょうか
丸太が腐っていたらどうしよう…
2013年01月02日 01:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 1:09
丸太が腐っていたらどうしよう…
少し霞んできてしまいましたが、セーフ!
蝶ヶ岳と常念岳は見えなくなりますが、代わりに燕岳を見ることができます
2013年01月02日 01:08撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/2 1:08
少し霞んできてしまいましたが、セーフ!
蝶ヶ岳と常念岳は見えなくなりますが、代わりに燕岳を見ることができます
梯子は垂直、かつ丸太の表面が剥けています
濡れているときは滑りやすいので気を付けましょう
2013年01月02日 01:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 1:11
梯子は垂直、かつ丸太の表面が剥けています
濡れているときは滑りやすいので気を付けましょう
徳本峠まであと4km
この道は長いなぁ
2013年01月02日 01:20撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 1:20
徳本峠まであと4km
この道は長いなぁ
下り基調で進みます
2013年01月02日 01:37撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 1:37
下り基調で進みます
あと3km
2013年01月02日 01:45撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 1:45
あと3km
明神見晴しに到着
2013年01月02日 02:04撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 2:04
明神見晴しに到着
あ〜、ガスが湧いてきてしましました
霞沢岳組もがっかりしているだろうなぁ
2013年01月02日 02:04撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/2 2:04
あ〜、ガスが湧いてきてしましました
霞沢岳組もがっかりしているだろうなぁ
あと2km
2013年01月02日 02:13撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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あと2km
あと1km
最後のひと踏ん張り
2013年01月02日 02:38撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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あと1km
最後のひと踏ん張り
徳本峠小屋の赤い屋根が見えてきました
ピンボケしているのは、何かを燃やしている煙のせいです
2013年01月02日 02:55撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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徳本峠小屋の赤い屋根が見えてきました
ピンボケしているのは、何かを燃やしている煙のせいです
相変わらず渋い佇まいの徳本峠小屋
富子とこたろうはまだいるかな?
2013年01月02日 03:00撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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相変わらず渋い佇まいの徳本峠小屋
富子とこたろうはまだいるかな?
いたいた
富子(33才)とこたろう(7才)
徳本峠小屋はブタさんのイラストがいっぱい
2013年01月02日 02:59撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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いたいた
富子(33才)とこたろう(7才)
徳本峠小屋はブタさんのイラストがいっぱい
徳本峠
2013年01月02日 03:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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徳本峠
この時間でもテントが多数
霞沢岳にアタック中のようですね
2013年01月02日 03:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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この時間でもテントが多数
霞沢岳にアタック中のようですね
さて、あとは下るのみ
2013年01月02日 03:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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さて、あとは下るのみ
途中の水場から明神岳
2013年01月02日 03:25撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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途中の水場から明神岳
だいぶ下ってきました
2013年01月02日 03:52撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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だいぶ下ってきました
明神館に戻ってきました
2013年01月02日 04:17撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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明神館に戻ってきました
ここから先は初めて歩きます
2013年01月02日 04:17撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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ここから先は初めて歩きます
明神橋を渡って…
2013年01月02日 04:20撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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明神橋を渡って…
鳥居を潜って…
2013年01月02日 04:23撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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鳥居を潜って…
嘉門次小屋に到着
お昼前だからまだ空いていました
注文から提供まで待ち時間は5〜10分程度
2013年01月02日 04:23撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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嘉門次小屋に到着
お昼前だからまだ空いていました
注文から提供まで待ち時間は5〜10分程度
昨年から楽しみにしていた岩魚の塩焼き
とても柔らかく、頭から尻尾まで全ていただきました
最高にうまし!
2013年01月02日 04:31撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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昨年から楽しみにしていた岩魚の塩焼き
とても柔らかく、頭から尻尾まで全ていただきました
最高にうまし!
上條嘉門次が愛用した猟銃とW・ウェストンから友情の記念として贈られたピッケル
2013年01月02日 04:36撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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上條嘉門次が愛用した猟銃とW・ウェストンから友情の記念として贈られたピッケル
穂高神社奥宮でお参り
2013年01月02日 04:40撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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穂高神社奥宮でお参り
嘉門次レリーフ
2013年01月02日 04:44撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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嘉門次レリーフ
さあ、ゴールを目指しましょう
2013年01月02日 04:50撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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さあ、ゴールを目指しましょう
観光客で溢れる河童橋
2013年01月02日 05:33撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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観光客で溢れる河童橋
上高地バスターミナルに到着
お疲れさまでした!
2013年01月02日 05:37撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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上高地バスターミナルに到着
お疲れさまでした!
白骨温泉の煤香庵で汗を流しました
2013年01月02日 06:43撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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白骨温泉の煤香庵で汗を流しました

感想

春先から、今年の夏はどこを歩いてみようかな?とあれこれ考えていましたが、諸般の事情で休日の行動が制限されることになってしまいました。これまでのように複数日かけて外出することはできず、外出することができても日帰りがメインで、月イチ程度の1泊2日が限度でしょうか。

身体が鈍らないように肥満防止も兼ねて気休め程度に運動していましたが、今回は1ヵ月ぶりの山行、かつ2ヵ月半ぶりのテント泊となるため、体力に自信がありません。今の実力でも可能な場所はどこだろう?久しぶりにヘルメットを被ってみたいけれど体力的に厳しいかな?既に行ったことがある山域で、残したままの宿題を片付けに行くことにしました。

昨年の敬老の日3連休に予定していた常念山脈の縦走では、2泊目は既に利用したことがある蝶ヶ岳ヒュッテではなく、大滝山荘を計画していました。しかし、台風16号の影響で延期することとなり、大滝山荘は9月23日までの営業であったため、残念ながら諦めることになりました。

また、その翌週に歩いた徳本峠超えのクラシックルートでは、W・ウェストンにちなんで嘉門次小屋で岩魚の塩焼きを食べる予定でしたが、夜半からの降雨の影響で霞沢岳アタックが遅れたため、時間切れでこちらも諦めることになりました。

そこで今回は、大滝山荘の利用を兼ねて蝶ヶ岳〜徳本峠をつなげること、嘉門次小屋で岩魚の塩焼きを食べることを目的としたのでした。蝶ヶ岳までは、同じく歩いたことがない横尾から目指すことにしました。

8/19
久しぶりの山行なので、珍しく2時間程度仮眠をしてから予定より少し遅れて自宅を出発。松本のあたりで頭痛に見舞われましたが、単なる寝不足かな?と受け止めながら沢渡に到着すると、これまでに利用していた第一駐車場が閉鎖されていて、少し戸惑いました。

バスターミナルがある第三駐車場に誘導され、期待していたタクシーの相乗りはできず、しかしすぐに臨時バスが発車したので、そんなに遅れることなく上高地に到着しました。ヘルメットの持参率が高く、少し羨ましくなりました。登山届を提出して、出発です。

空梅雨のような梅雨が明け、梅雨に逆戻りしたように悪天候が続く中、19日と20日の天気予報は久しぶりの「晴れ」でした。しかし、河童橋のあたりからポツリ、ポツリと…。

次第に本降りとなり、初っ端から心が折れそうでした。周りの方々がレインウェアを着用する中、しばらくは樹林帯歩きが続くし、西の空が明るかったので雨はすぐに上がるだろうと判断し、ザックカバーだけ装着しました。

徳澤の手前で雨は上がりましたが、何だか体調がよくありません。軽い頭痛に見舞われ、運転中の頭痛が残っているのかな?と思いながら徳澤に到着。徳澤園で休憩しようかどうか迷いましたが、そのまま進みました。しかし、頭痛は酷くなるばかりか息切れも…。今回は厳しい山行になるかな?

横尾に到着し、ベンチに座って10分ほど休憩しました。何となく回復したので、先に進むことにします。ここまでにたくさんのヘルメットを見て、北穂高小屋泊に変更しようかとも考えましたが、今日の体調では涸沢からの登りが厳しそう。当初の予定通り、まずは蝶ヶ岳を目指しましょう。

分岐で蝶ヶ岳方面に進むと、親切なご年配の女性から「お兄さん、槍ヶ岳はそっちじゃないわよ!」と声をかけらました。横尾大橋を渡らないのであれば、槍ヶ岳方面に進む人は99.9%以上なのでしょう。「蝶ヶ岳に行きますので」と答えると、珍しいものを見るような顔をされてしまいました。

いきなり急登が始まります。雨が上がったばかりのせいか湿度が高く、大量の汗が噴き出ました。このおかげか、頭痛が治まって覚醒してきた頃に槍見台に到着。勿論、こんな天気では真っ白で何も見えず、稜線に期待して先に進みました。

傾斜は急でしたが、標高2,000mを超えたあたりで風が抜けるようになって楽になりました。また、階段や梯子以外にも、見晴しの良さそうな場所には休憩用のベンチが設置されるなどきちんと整備されていて、歩きやすい道でした。

しかし、久しぶりの山行につき、体力の低下は顕著でした。頭で描いていたイメージに身体がついていかず、テント泊を始めて以降、一番ゆっくりとしたペースで登ったと思います。1kmごとにあったカウントダウンは、精神的に救われました。今回の計画では、横尾から稜線に登ってしまえばあとは明日のゴールまで楽なはずなので、頑張ろう。

森林限界を抜けると稜線が見えてきて、ヤル気が湧いてきました。稜線に到着し、後ろを振り返ると、槍穂は雲に覆われてしまっていました。5分ほど粘りましたが、諦めて先に進みました。

この界隈(蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテ)は、とても歩きやすくて、お気に入りです。横尾から稜線まではマイナーゆえに、1名の若者に抜かされ、1名の女性、6名の団体を追い抜き、4人の下山者とすれ違っただけでしたが、一気に縦走者が増えて賑やかになり、自然と心も弾みます。

久しぶりの北アルプスを楽しみながら、のんびり歩いて蝶ヶ岳ヒュッテに到着。スタッフさんに大滝山荘でビールなどを購入できるかどうか確認しました。

蝶ヶ岳山頂では、多くの方が槍穂の雲が切れるのを待っていました。槍ヶ岳だけ雲が切れることがあっても半分だけで、全体が綺麗に見えることはありませんでした。すぐ下のテント場からは楽しそうな笑い声が聞こえてきて心が揺らぎましたが、ここまで来たからには、あと1時間程度頑張って大滝山荘に進むことにしました。

三股との分岐で大滝山方面へ。大滝山までは、距離は短くてもかなりのアップダウンがありそうでした。普段はお花に興味がないくせに、この日はなぜかお花畑で癒されて、下ります。登り返しではたくさんの猿に出迎えられました。登り終えると池があり、体形からしておそらくサンショウウオがたくさん生息していました。

池を渡り、再び登って稜線に出て冷沢との分岐を過ぎると、大滝山北峰に到着。なんだかテント場らしき感じがして、ここにザックをデポして110m離れた大滝山荘に進もうかと思いましたが、違うと嫌のなのでそのまま進みました。

大滝山荘に到着すると、人の気配がありません。しまった、小屋番さんは外出中かな?大きな声で「ごめんくださ〜い」と言うと、裏手で作業していた小屋番さんに出迎えられました。

テントの受付を済ませ、蝶ヶ岳ヒュッテでは購入できない大滝山のバッジを購入しました。飲み物は常温を覚悟していましたが、小さな冷蔵庫できちんと冷やされているようで、安心しました。

やはりテント場であった北峰まで戻り、テントを設営します。ここでブヨの大群に襲われ、設営に手間取っているうちに直射日光でクラクラになり、何度も立ちくらみをしながらようやく設営を終えました。

槍穂の雲が切れそうだったので、ブヨと格闘しながらカメラを片手にしばらく待機していると、大滝山荘泊という8名の団体さんが通過しました。しまった、あの冷蔵庫では、冷えたビールがなくなるかもしれない…。慌てて大滝山荘に向かうと、まだ在庫に余裕がありました。テント場ではブヨに襲われるし、テントの中は暑すぎるので、ここでお疲れさま会をすることにしました。

団体さんは、某登山用品店の登山学校(名古屋校)の中級とのことで、皆さんとても仲が良さそうでした。部屋の準備ができるまで少しお話をさせていただき、団体さんがいなくなって以降は小屋番さんとお話していました。

ここで、腕が痒いな〜と思って確認すると、いつの間にか蚊の大群に襲われていることに気が付きました。比較的大きな蚊で、服の上からでも平気で刺してくるので、今度は蚊との格闘が始まりました。どうやら山荘の前にある池が原因のようです。

ちょうど曇ってきたので、もうテントに戻っても大丈夫かな?テントに戻ってひと眠りすることにしました。夕方に目を覚ますと、外から小屋番さんの声が…。夕食の準備の合間に蝶ヶ岳ヒュッテと無線で連絡をとりあっているようでした。外に出ると、ガスで真っ白。仕事の邪魔をしてはいけないので、売店は何時までか確認すると「22:00くらいまでならウトウトしているだけだから大丈夫ですよ」と返事をいただき、再びテントへ。

目を覚ますと、22:30でした。よほど疲れていたのでしょうか?消灯時間はとっくに過ぎていて、小屋番さん以外にも団体さんにも迷惑がかかるので、ビールを諦めて遅い夕食にしました。

2:00頃に目を覚まし、星を見に外へ。まだガスで真っ白で、星はおろか、安曇野方面の夜景すら見えませんでした。でも、風が吹いてきたので朝の眺望は期待できそう。この時に2匹の蚊に侵入され、10分ほど格闘しました。

8/20
いつもより少し遅めの3:50起床。朝食を済ませ、荷物を整理してテントを撤収していると、蚊の大群に襲われました。日中はテント場に殆どいなかったのにな…。テントの撤収に手間取っていると、団体さんが朝日を見にやってきました。

予想通りガスが切れて、焼岳から常念岳まで綺麗に見ることができました。ここまで綺麗に見えたのは久しぶりだったので、のんびりと眺めていたかったのですが、蚊との格闘は続き、さらには明るくなるにつれてブヨが襲ってきたので、出発することにしました。

小屋番さんに売店の時間を確認しておきながらビールを購入できなかったことをお詫びして、南峰に到着。北峰からは見えなかったジャンダルムや乗鞍岳が見えました。同時に、大滝槍見台まで結構なアップダウンがありそうなことがわかりました。

少し際どい崖沿いを下り、樹林帯に入ると、北アルプスなのに八ヶ岳や奥秩父のような道となりました。下り基調の緩やかなアップダウンが続き、ひどい泥濘状態の箇所が多数あり、靴がドロドロになってしまいました。ここでもカウントダウンがあり、やはり精神的に楽でした。大滝槍見台まであと1kmから先はそこそこ傾斜が急な登りが続きました。

まるで櫓のような大滝槍見台に到着。高さは4〜5mはあるでしょうか。丸太の梯子は表面の皮が剥けていたので、濡れているときは滑りやすそうでした。少し霞んできてしまいましたが、まだセーフ。蝶ヶ岳と常念岳が見えなくなった代わりに、燕岳が見えました。

大滝槍見台を後にし、これまでと同じような道を進みます。「この道(中村新道)は長い」との情報を得ていましたが、確かにその通りでした。それでも、大滝槍見台手前のような登りはなく、順調に進むことができました。

途中にある見晴しでは既にガスが湧いてきてしまっていて、明神岳はイマイチでした。霞沢岳アタック組はガッカリしているだろうな…。また、途中でトレランの男性とすれ違いました。この先ドロドロだけれどあの靴で大丈夫かな?靴の中に泥が入ってしまうと思うが…。

さらに進んで徳本峠小屋に到着すると、若いスタッフが私の靴を見て「やはり、ドロドロになりますよね?」とひと言。どうやら先ほどのトレランの男性を心配していたようでした。ブタさんの富子とこたろうを確認して、休憩するために表に回ると、テントがたくさんありました。霞沢岳にアタックしているようです。

小屋番さんに挨拶すると「昨年の秋に来ましたよね?」と言われました。驚いて「昨年の10月の第1週に来ました」と返すと「声と語り口に特徴があるから覚えていたよ」とのこと。その微妙な覚え方に対して素直に喜んで良いかどうか微妙でしたが、話が弾んでしまい、ついついビールを購入して予定よりも長居してしまいました。少し反省。でも、これで餓鬼岳から常念山脈がつながりました。

また訪れることを約束して、出発です。あとは明神へ下るだけ。1時間と少しで明神館に到着し、嘉門次小屋を目指します。まだお昼前だから一般観光客はあまりいないだろうし、登山者でも槍ヶ岳組は到着していないはず。

岩魚を焼くのに40分程度かかるそうで、タイミングが悪いと1回転分の40分、大混雑の場合は2回転分の80分待ちになるとのことで、ドキドキしながら嘉門次小屋に到着すると、まだ空いていて、5〜10分程度の待ち時間でした。

早速注文して、いただきました。「硬さ」を理由に頭と尻尾を残す方が多い中、提供時に「全て食べられますので」と言われました。その通り、とても柔らかく、塩分の補給ができ、さらには1年間待ち侘びたこともあって、最高においしゅうござました。

食後には、W・ウェストンから贈られたという有名なピッケルを見物させていただき、穂高神社奥宮でお参りを済ませ、上高地に到着。ゴールとなりました。

蝶ヶ岳ヒュッテの人気が高すぎて、通過されてしまう大滝小屋。北アルプスの営業小屋の中で、その営業期間の短さから「レア度が高い」「利用難易度が高い」と言われているようで、とても楽しみにしていました。また、その人気度の低さから、もっと質素なサービスを覚悟していましたが、テント泊であれば蝶ヶ岳ヒュッテと大差なく、隠れ家的に利用することができました。蝶ヶ岳ヒュッテから1時間程度であるし、喧騒を離れて静かな宿泊を希望するのであれば、大滝山荘が断然おススメです。

ただし、ブヨと蚊の大群と格闘することになるので、折れない心を持つか、時期を選ぶ必要があることをお忘れなく・・・。

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コメント

レコ参考に歩いてきました^^
kenboさんこんばんは。
この土日でkenboさんのこのレコを参考に同じルートを歩いてきましたので報告とお礼にコメント致しました。蝶ヶ岳の賑わいから一転中村新道は激渋で良い道でした(^^)
ありがとうございました
2017/9/10 21:10
krkdxさん、こんにちは
私の「思い出」としての記録が参考になりましたでしょうか?

蝶ヶ岳から徳本峠まで静かですよね。
あまりにも静かなので、熊鈴をリンリン鳴らしながら歩きました。

大人気の北アルプスの中で、危険箇所は特になく、のんびり歩くことができる点でとても気に入りました。

いつか逆回りをやってみようと思っています。
2017/9/12 8:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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