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Yamareco

記録ID: 1244834
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

針の木、スバリ&蓮華岳。槍を眺めながらの贅沢テン泊!

2017年09月02日(土) 〜 2017年09月03日(日)
 - 拍手
Pengin22 その他1人
GPS
--:--
距離
15.5km
登り
1,971m
下り
1,974m

コースタイム

1日目
山行
4:58
休憩
1:58
合計
6:56
7:19
19
7:38
7:38
37
針の木登山口
8:15
8:24
76
9:40
9:55
35
最終水場
10:30
11:32
36
12:08
12:22
26
針の木岳
12:48
12:53
39
13:32
13:45
30
2日目
山行
3:24
休憩
1:48
合計
5:12
5:19
41
6:00
6:08
32
6:40
8:18
25
8:43
8:43
62
最終水場
9:45
9:46
33
10:19
10:20
11
針の木登山口
10:31
10:31
0
10:31
ゴール地点
天候 2日 晴のちガスガス
3日 晴!
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
針ノ木雪渓は出だしだけ少し雪渓歩き。
しかし、距離は短いが早朝は凍結しているので不安な場合は軽アイゼンを。
その後の雪渓はクレバスが大きく割れて危険なので高巻き道を行くこと。
針ノ木からスバリ岳は脆い岩場で、落石注意。
テント用の水場は最後の水場から持って上がるとよい。

針ノ木テント場は1人700円。テン場内の和式トイレ使用料込み。ペーパーあり。和式の方といれは2個あり。針ノ木岳小屋併設の綺麗な洋式トイレは別途有料。夜間は外からは入れず。
テン場はキャパ狭い。上下段に別れていてフラットで広いのは下段であるが、ソロや2人用であれば上の段々でも問題なし。
その他周辺情報 大町の薬師の湯。
扇沢からスタート
2017年09月02日 07:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/2 7:19
扇沢からスタート
青空だ
2017年09月02日 07:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/2 7:24
青空だ
針ノ木登山道入口。
2017年09月02日 07:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 7:38
針ノ木登山道入口。
大沢小屋
2017年09月02日 08:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/2 8:15
大沢小屋
CCレモン補給
2017年09月02日 08:27撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 8:27
CCレモン補給
雪渓は最初のここだけで後は高巻き道。
2017年09月02日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 8:53
雪渓は最初のここだけで後は高巻き道。
針ノ木小屋到着。ガスった。
2017年09月02日 10:32撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/2 10:32
針ノ木小屋到着。ガスった。
指定制のテン場であるが、
今日は詰めて張ってくれればどこでも良いとのこと。
ここに決めます。
2017年09月02日 10:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/2 10:37
指定制のテン場であるが、
今日は詰めて張ってくれればどこでも良いとのこと。
ここに決めます。
テント設営して、針ノ木岳へ散歩に。
2017年09月02日 11:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/2 11:32
テント設営して、針ノ木岳へ散歩に。
なかなかガス抜けず
2017年09月02日 11:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 11:38
なかなかガス抜けず
チングルマの穂
2017年09月02日 11:49撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 11:49
チングルマの穂
ガスガスの針ノ木岳で昼飯。
2017年09月02日 12:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/2 12:08
ガスガスの針ノ木岳で昼飯。
その後、久しぶりだからスバリ岳まで行きたいという妻。こんなガスガスなのに…。
2017年09月02日 12:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/2 12:22
その後、久しぶりだからスバリ岳まで行きたいという妻。こんなガスガスなのに…。
秋のトウヤクリンドウ。
2017年09月02日 12:25撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/2 12:25
秋のトウヤクリンドウ。
スバリまではイワ。
嬉しげな妻
2017年09月02日 12:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 12:40
スバリまではイワ。
嬉しげな妻
ちょっと青空が出たが
2017年09月02日 12:46撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 12:46
ちょっと青空が出たが
前方がスバリ岳
2017年09月02日 12:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 12:47
前方がスバリ岳
イワイワ
2017年09月02日 12:47撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 12:47
イワイワ
スバリ岳。やはりガスガス。
2017年09月02日 12:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/2 12:53
スバリ岳。やはりガスガス。
幻想的ではある
2017年09月02日 12:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/2 12:53
幻想的ではある
スバリは岩山
2017年09月02日 13:01撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 13:01
スバリは岩山
秋色。
2017年09月02日 13:14撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/2 13:14
秋色。
針ノ木岳まで戻る。やはりガスガス。
2017年09月02日 13:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 13:32
針ノ木岳まで戻る。やはりガスガス。
針ノ木小屋。
2017年09月02日 14:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 14:15
針ノ木小屋。
またもやソーセージ
2017年09月02日 16:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 16:24
またもやソーセージ
今日の我が家。
2017年09月02日 17:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/2 17:08
今日の我が家。
蓮華岳方面の上部だけ晴れている
2017年09月02日 18:04撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 18:04
蓮華岳方面の上部だけ晴れている
テン場。これは上の段。約10張。
2017年09月02日 18:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/2 18:10
テン場。これは上の段。約10張。
夕焼け時になってガスが抜けて来た。
寒いが、ずっとピンク色の雲を眺めていた妻。
2017年09月02日 18:31撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/2 18:31
夕焼け時になってガスが抜けて来た。
寒いが、ずっとピンク色の雲を眺めていた妻。
月が綺麗。
明日は晴れそうだ。
2017年09月02日 18:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 18:32
月が綺麗。
明日は晴れそうだ。
滝雲かかる稜線
2017年09月02日 18:32撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/2 18:32
滝雲かかる稜線
雲海の上に鹿島槍の双耳峰だけニョッキリ!
2017年09月02日 18:36撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/2 18:36
雲海の上に鹿島槍の双耳峰だけニョッキリ!
綺麗な夕焼けで明日に期待!
2017年09月02日 18:40撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/2 18:40
綺麗な夕焼けで明日に期待!
翌朝。テントを開けたら
槍がこんにちは!
2017年09月03日 05:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/3 5:08
翌朝。テントを開けたら
槍がこんにちは!
オレンジ色の中の富士山と八ヶ岳。
2017年09月03日 05:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
9/3 5:10
オレンジ色の中の富士山と八ヶ岳。
鹿島槍の向こうのオレンジの帯
2017年09月03日 05:11撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:11
鹿島槍の向こうのオレンジの帯
2017年09月03日 05:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 5:18
日の出前の蓮華岳へ朝の散歩に。
2017年09月03日 05:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 5:19
日の出前の蓮華岳へ朝の散歩に。
槍ヶ岳がピンク色に。
2017年09月03日 05:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
9/3 5:21
槍ヶ岳がピンク色に。
染まる針ノ木とスバリ岳
2017年09月03日 05:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:22
染まる針ノ木とスバリ岳
2017年09月03日 05:28撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 5:28
強風の中、剱岳がこんにちは。
2017年09月03日 05:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:28
強風の中、剱岳がこんにちは。
黒部源流の峰々に広がる雲海。
2017年09月03日 05:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:37
黒部源流の峰々に広がる雲海。
そして、日の出!
2017年09月03日 05:39撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:39
そして、日の出!
青空広がる剱、立山、スバリ、針ノ木。
2017年09月03日 05:49撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 5:49
青空広がる剱、立山、スバリ、針ノ木。
蓮華岳到着。
2017年09月03日 06:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:00
蓮華岳到着。
いつ見ても良い眺め
2017年09月03日 06:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:04
いつ見ても良い眺め
薬師と源流の山にかかる雲海が素晴らしい
2017年09月03日 06:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
9/3 6:08
薬師と源流の山にかかる雲海が素晴らしい
ここからの快晴の景色は何度も見ているのに、
撮影しまくりの妻
2017年09月03日 06:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/3 6:08
ここからの快晴の景色は何度も見ているのに、
撮影しまくりの妻
まさに、雲の海
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:10
まさに、雲の海
富士山と南アルプス
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:10
富士山と南アルプス
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:10
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/3 6:10
鹿島槍の向こうに白馬。
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/3 6:10
鹿島槍の向こうに白馬。
剣、立山ドドン!
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/3 6:10
剣、立山ドドン!
剱、立山と
2017年09月03日 06:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/3 6:10
剱、立山と
2017年09月03日 06:13撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/3 6:13
秋色。
2017年09月03日 06:14撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 6:14
秋色。
トウヤクリンドウ(←唯一わかる)
2017年09月03日 06:15撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 6:15
トウヤクリンドウ(←唯一わかる)
2017年09月03日 06:19撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 6:19
薬師、赤牛と妻。
2017年09月03日 06:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/3 6:19
薬師、赤牛と妻。
人がいるのかなと思ったら、
2017年09月03日 06:21撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:21
人がいるのかなと思ったら、
我々の影法師!
2017年09月03日 06:21撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:21
我々の影法師!
スッキリ!
2017年09月03日 06:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 6:21
スッキリ!
蓮華岳にさす朝日。
2017年09月03日 06:22撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 6:22
蓮華岳にさす朝日。
名残のコマクサがまだあった。
2017年09月03日 06:26撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/3 6:26
名残のコマクサがまだあった。
テントに戻って。
テント内からこの眺め。
2017年09月03日 07:13撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 7:13
テントに戻って。
テント内からこの眺め。
槍ヶ岳を眺めながらの朝飯はウマい!
2017年09月03日 07:13撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
9/3 7:13
槍ヶ岳を眺めながらの朝飯はウマい!
撤収します。
良いロケーションの我が家跡地。
2017年09月03日 08:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 8:14
撤収します。
良いロケーションの我が家跡地。
雲海も消え去った。
2017年09月03日 08:16撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 8:16
雲海も消え去った。
それでは下山します。
2017年09月03日 08:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 8:18
それでは下山します。
最終水場のリボンは目立つ。
2017年09月03日 08:43撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 8:43
最終水場のリボンは目立つ。
雪渓はクレバス多く危険。
高巻き道を歩行のこと。
2017年09月03日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/3 8:53
雪渓はクレバス多く危険。
高巻き道を歩行のこと。
鎖場。
2017年09月03日 09:32撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 9:32
鎖場。
大沢小屋。
この付近虫多し。
2017年09月03日 09:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/3 9:46
大沢小屋。
この付近虫多し。
針ノ木登山口。
2017年09月03日 10:19撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 10:19
針ノ木登山口。
扇沢到着。
2017年09月03日 10:31撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 10:31
扇沢到着。
稜線はガスってきた。
2017年09月03日 10:35撮影 by  TG-630 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/3 10:35
稜線はガスってきた。

感想

まだ妻の火傷完治せず。すまんのう…。
しかも激務でお疲れモード。
ということで、先週に引き続いてまったりテントとする。
行き先は、針ノ木。
日帰りできる針ノ木であるが、先週の「テントから剱岳」に引き続き、
「テントから槍穂」としよう。
今日は針ノ木までだから扇沢に7時とゆっくり到着。
無料駐車場は無理かと思ったが駐められた。
東京は雨だったからな…。

扇沢から見た稜線は晴れ渡っていたが大沢小屋を過ぎたら早くも雲が湧き上がりガスガスに。
大沢小屋手前で、女性の方に「ヤマレコ見てます」とお声がけいただいた。なんか照れ臭い。
大沢小屋は明日で小屋閉め。短い夏はすぐ終わる。
雪渓は出だしだけ。クレバス多く危険なので、後はイワも出てくる妻の好きな高巻き道を。
ガスが立ち込めて無風で湿気が高く暑い。
ここのところ東京は涼しかったので、こっちの方が暑い!
水代をケチるため、元々3リットル位持っていったが、最終水場でさらに3リットル追加し、6リットルとしたら足が上がらなくなって疲れた。

針ノ木小屋到着。いつもはこのまま針ノ木を通過して、船窪か新越まで行ってしまうので、ここにテント張るのは実は初。
が、この場所にテント張ったら、槍の眺めがよいなと思っていた。
ここは場所指定制の筈であったが、「今日は、詰めて張ってもらえばどこでもいいですよ」とのこと。
7時半と遅くにスタートしたので既に先客がたくさんいるかと思ったらそうでもなかった。
ここのテン場は上の段と下の段に分かれている。が、どちらも詰めて詰めて10張位が限度。その間の段々畑にソロテンスペースが新設された。
フラットで風も当たらず広いのは下の段であるが、隣と近接して混みそうなので稜線の上の段へ。
稜線沿いの天辺は吹きさらしで風が強そうなので、上から2段目のちょうど一張分の場所をGET。妻の好きなお座り木もあり。
現在ガスガスで何も見えないが、槍の見える正面に設営。
ガスガスなのでもうこのままテントでゴロゴロしようと思ったが、妻が許す筈もなく、針ノ木へ散歩に。
ひと登りしたところに臨時テン場スペースあり。正規テン場が溢れたらここに張ることになる。
針ノ木やはりガスガス。昼飯にしたがやはりガスガス。
昼飯食べて戻ろうとしたが、「暇だからスバリまで行こうよ」と妻。こんなガスガスなのに?
「よく行ってるんだからこんなガスガスでわざわざ行かなくても」と言ったが、「だってスバリは4、5年ぶりだよ!」との仰せ。
うーむ、そういえば妻はスバリ愛好家であった。忘れてた…。
「それじゃ1人で行ってくる!」と言っていたが、スバリまではガレザレで落石注意場所なので心配であり、渋々一緒に行く。
新越まで向かう人が何人かいた。
スバリはさすような形の岩がたくさんあり、ガスガスの中にぼうっと見えるだけだが、妻は「久々だね〜」と嬉しげ。
こんなガスガスで嬉しいか??
スバリ山頂もやはりガスガス。
うーむ、2500m以上にいればガスが抜けるかと思ったが、
3000m超えねばダメであったか…。

スバリから針ノ木経由でテントに戻る。
それなりにテントは増えていたが、今日は満杯にはならなさそうだ。
ずっとガスガスであったが、日没頃になってガスが抜けてきた。
蓮華岳方面からガスが抜け、月も。
雲海に浮かぶ2つのニョッキリは鹿島槍か。
明日は期待できそうだ。

夜は0度以下に下がって冷え込んだ。
翌朝、日の出前にテントを開けたら期待通りに槍穂がこんにちは!
コンタクト入れていなかったので、妻に「高曇りだよ」と言ったところ、「何言ってんの!快晴だよ。まだ日の出前だから暗いのよ!」と一蹴された。
そのまま蓮華岳に散歩に行くという妻に付き合う。
皆さん近いから針ノ木方面へ向かったようで、蓮華岳方面へ向かう人は少ない。蓮華までは少し距離あるからな。
強風であるが、槍穂、剱、立山、鹿島槍、白馬から、薬師、赤牛、そして富士山、南アルプス、八ヶ岳、と、まさに、オール豪華キャスト勢揃いの大絶景が、オレンジ色の帯から浮かんで朝日に輝き、見事な雲海が広がる。
蓮華からの大絶景は何度見てもやはり素晴らしい。
人も全然おらず、素晴らしい景色に浸り、スキップしながら
歩く妻。今日はまた山間の雲海も見事だ。
コマクサの名残もまだあった。

そして蓮華岳からテン場に戻り、正面に槍穂を眺めながらの贅沢な朝飯とする。そして食後のコーヒーはまた格別。
先週は「テントを開けたら剱岳」、今週は「テントを開けたら槍ヶ岳」
と、考えると贅沢このうえない。
いつもはさっさと撤収するが、珍しく実にのんびりしてしまった。
テント撤収する頃は雲海も消えた。

下山後は、いつもの薬師の湯で汗を流し、渋滞が始まる前に帰宅。
妻の火傷は完治していないものの、この週末も素晴らしい景色を堪能できて良かった。

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コメント

スバリまで(^_-)
先週に引き続きペンさん達的まったりテント泊も
普通の方から観たら「まったりじゃないかも」
それにスバリ岳まで足を延ばすところは流石です

蓮華の広い山頂からの景色は圧巻ですね
空気が澄んですっかり秋の空気につつまれた
感じが伝わって来ますし、スキップを踏む弾む感じも
解かります。

次回はペンさん達的普通の山行となるのでしょうか?
やっぱり北アはいいですね
楽しみにしています
2017/9/6 10:53
Re: スバリまで(^_-)
そうなんです
妻がスバリ岳愛好家なものでして。
晴れた日にも行ってるんだから、何もこんなガスガスで行かなくとも、
と普通は思いますがね

蓮華岳は広々した開放感があるので好きですが、
いつもは縦走中なので、のんびりするとまた違いますね!
縦走中でも た時はここで30分程過ごしてしまったりもしますが。
コマクサがまだあったのには驚きでした!
2017/9/6 21:52
北アでテン泊
Pengin22さん、こんにちは。

天候不順な夏の北ア縦走から引き続き
ほんとに楽しそうなテント泊のレコが続きますね。
感想を拝見していると、色々な状況が頭に浮かんでくる
ようで、ここのところテント泊をしてないなあと
遠い目になります

私事ですが、歩いた赤線で太平洋から日本海が繋がれば。。。
なんてことを考えており、残った区間が針ノ木峠から
七倉ダム。針ノ木雪渓は夏道の方が快適なので、そろそろ
雪がなくなったかなあと思っていたところでした。
(ちょっと制約があり、なかなかすぐには計画出来ないのですが。。。)

針ノ木のテン場は、なかなかスリルのある?場所
だったように記憶しています。しかし、それだけに
「テントを開けたら槍ヶ岳」ですね
2017/9/6 13:10
Re: 北アでテン泊
youtaroさん、ご無沙汰です。
いつもレコ拝見してますが、最近は人間とは思えぬ日帰りロングレコに
恐れ入るだけで、とてもコメントできずでした
この前の、松本駅から歩いて鍋冠経由の蝶など、
目が点を通り越して でしたよ。
車でもクネクネしていたあの三郷スカイラインを徒歩でとは

針ノ木から七倉間は、静かですし、蓮華の大下りの後の北葛岳からの眺めがなにげにとても良いですよ
色々お忙しそうですが、ぜひ繋げられて下さい。

針ノ木のテン場は、確かに風が強い時は飛ばされそうでデンジャラスですよね!野口五郎のようにテント禁止になってしまうと困りますが
2017/9/6 22:06
のんびり、続きますね。
久しぶりによいお天気の週末でしたね。
縦走の疲れが出て、こちらは日曜の八ヶ岳日帰りのみでしたが、北アルプス、きれいに見えていましたね。あそこにいればなあと、贅沢を言っていました。
秋になって、空気が澄んで、陽射しは強いものの、空気は冷たく、気持ちいいですね。風に当たると。当たらないと暑いけど。

いつも、遠出されて、やはり、お若いと元気ですね。最近、移動がつらくなってきています。北アルプスは遠い・・笑
2017/9/6 13:31
Re: のんびり、続きますね。
devilさん、
日曜日は ましたが、土曜日は予想に反して
日中はガスガスでしたよ
槍穂は ていたようですので、妻はそっちに行けば良かったかなと言ってました。
ま、日曜日は て最高でしたので、
なんの不満も無いのですが

いや、うちも以前に比べてハードさは下がってますよ。
以前は、普通の土日で4週連続槍ヶ岳とかやってましたが、もう流石にそれはないです
帰りの渋滞にもハマりたくないですし
2017/9/6 22:21
0度以下!
針ノ木のテン場で0度以下ですか。
やっぱり山の上も急に冷え込んで来ていますね。
雪渓の様子も良く分かりました。
いつも参考になるレコありがとうございます。
ペンさん達なら今回のコースは楽勝ですね。

ペン妻さんの火傷完治せずですか。
お大事に!
2017/9/6 15:10
Re: 0度以下!
hakkutuさん、
本当に寒くなりましたね!
今年は夏らしい夏がないまま秋に突入した感じです
台風5号に翻弄されましたし

テン場にはツェルトの方もいましたが、さぞや寒かったのではないかと。
雪渓上を歩けるのはほんの少しだけでしたが、
今年はかなり残っていますね!

妻の火傷はもう一息のようです。
ここを指摘されてしまいますと、なにぶん当方の肩身が狭く…
2017/9/6 22:33
あらら?
ぺんさんたちがスタートした時間、私は扇沢駅の始発に並んで、いつもの「お弁当いかがですか〜〜」を聞いていましたよ
超ニアミスですねえ
Pは確かにまだ若干余裕がありました
夏山シーズンも終わりなんでしょうかね?
ゼイタクテン泊良かったですねえ
やっぱり山は青空が良いよね
次はテントを開けたら妙高山でいかがでしょう?
2017/9/7 0:25
Re: あらら?
妻が、扇沢のトロリー待ちの中に姐さんとリフさんといるんじゃないかと言ってましたが、お姿見えなかったので。
建物の中でしたか
姐さんたちは、核心日は快適な で涼しくて
最高のコンディションの中、楽しまれたのではないかと思います
妻が、蓮華山頂から姐さんのいらっしゃると思われる山頂に手を振ってましたよ。
レコアップお待ちしてます
2017/9/7 7:36
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山滑走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
針ノ木岳(残雪期・マヤクボ沢経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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