スピード山行 高天原〜雲ノ平

2011年08月03日(水) 〜 2011年08月06日(土)

• GPS: 76:10
• 距離: 47.9km
• 登り: 3,682m
• 下り: 3,665m

コースタイム

3日　4時半　七倉ダム出発-12時　野口五郎小屋
4日　5時半　出発-8時45分水晶岳山頂-温泉沢経由で11時45分高天原温泉〜竜晶池往復〜13時半　高天原山荘
5日　5時半出発　7時20分　雲ノ平　祖父岳〜鷲羽岳〜11時　三俣山荘〜
　巻き道で13時半　双六山荘
6日　5時出発　8時40分　新穂高温泉口

天候

晴れ・曇り・霧雨・ガスと全部あり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

毎日あるぺん号で七倉へ。前日は満席でやむなく2日発の便に。こちらはキャンセルが出たということで余裕でした。
帰りは路線バスと松本13時2分のスーパーあずさ。甲府までは自由席の空席あり。

コース状況／危険箇所等

水晶岳から温泉沢経由で降りる道は超ハードトレイルでした。温泉についたら擦り傷がしみるという覚悟をしてください(笑)。

写真

8/3 10:46

裏銀座、最初はそこそこの天気でした。

8/3 12:06

野口五郎小屋ですね、頭を何度もぶつけました。

8/4 10:56

この温泉沢ルートが凄い。
写っていませんが、がんがんと沢は濁流です。

8/4 12:30

温泉です。

8/4 12:05

竜晶池。女神様はまだか・・

8/4 14:51

高天原からの道がいちばんよかった

8/4 14:54

高天原山荘です。ジブリの世界ですね。

8/4 13:32

生まれ変わった山荘

8/4 15:43

体育館みたいです。

8/5 6:52

雲ノ平にあがっていきます。

8/5 7:48

はい、雲ノ平。

8/5 10:49

有名な、三俣山荘のレストランですね。

8/5 12:08

天候不順のためか、かえって花は盛んのようです。

8/5 14:18

双六山荘です。カレーは200円、三俣山荘より安いです。

8/6 5:25

帰路、向こうに見える槍ヶ岳。

8/4 8:43

こういうスタイルで山登りしてきました。
ランのレースはトレイル・ロードあわせてまだ5回、先日のおんたけ100Kは13時間弱でした。
でも巨大なザックでテン泊縦走している人は、すごいなあと思います。

撮影機器：

FinePix AX200 FUJIFILM

感想

kareha

3日、あるぺん号で七倉ダム着、4時半スタート、エンジン全開で登って12時前に野口五郎小屋。でも霧、霧、霧でやる気を喪失し、ここでおしまい。野口五郎小屋は今となっては希少な「生きている新田次郎の世界」です。壁という壁に「掟」。でもスタッフは暖かいです。ぜひ泊まってみてください。

4日、霧の中を5時半出発、何も見えず、寒く、単なる高地トレにめげましたが、9時前に水晶岳につくころは晴れました。そのまま進み、温泉沢から高天原温泉に一気に千メートル急降下。この道は超ハードトレイルです。ヤマノボラーだったら一度はチャレンジしてください。私は4回すっころんで傷だらけで温泉に浸かりました。さらに奥の、竜晶池は花だけが咲き乱れていました。池から女神さまが現れるのを待ちましたが・・。今回はここが一番よかった。こんな山奥の、今年ぴかぴかになった高天原山荘でしたが、定員50名はほぼいっぱいでした。

5日、今度は雲ノ平への急登、1時間50分。四方が開け、まるで飛行場です。こちらも全くといっていいほど人に会いません。縦走路から外れているとこうも静かなんですね。
祖父岳からワリモ北分岐に抜け、1時間10分で鷲羽岳を突っ走って11時に三俣山荘。すでに相当の混雑だそうです。カレーをいただき、さあ次は三俣蓮華岳へと思ったらあっという間にガスって冷凍室状態。稜線はやめて、花の咲き乱れる静かな巻き道を双六山荘に直行しました。今年は天候不順でかえって花がまだよく咲いているとか。1時半ごろ到着し布団2枚に3人、といわれたけれど結局一人一枚で済みました。双六小屋は、野口五郎小屋とは別の国かと思わせる「欧米路線」小屋、というか高原のホテルです。夜中は豪雨。

6日、ほぼ雨も上がり5時に出発、新穂高に8時40分着。ここってあきれるほど何もない・・バスの止まっている広場には食べ物もコーラもありません。想定外の食料難・・バス経由地の平湯で分単位で用を足し、松本駅で目を疑う行列を並んで、駅下のパン屋にダッシュし、取って返し13時のあずさ自由席に駆け込みました。時間がなくて列車のトイレで着替え。あずさはがらがらでしたが甲府で満員。山には山の、地上には地上の緊張感が必要なんだと再確認させられました。でも山で鍛えられれば街でも役立つってことです。雷鳥の親子も、かえるにも会えました。

コメント

Maie

高天原温泉気持ち良さそうですね。
karehaさん、はじめましてmaieです。

私も盆休みに雲の平の周回縦走を考えていて、時間に余裕があれば高天原温泉 にも入りたいと思っています。

水晶岳〜高天原温泉までは難路標記されていますが、穂高のような岩場が続くのでしょうか？
すり傷だらけとはかなりハードのようですね

BIMOTA

たぶん・・・
こんにちは。
５日の７：２０に雲の平・・・　それに見覚えのある色の服装・・・
たぶん、雲の平山荘で「トレランですか？」「高天原へはこっちの道ですか？」と聞いた方だと思います。
その節はお世話になりました。
あれからすぐ雷鳥に出会って無事温泉にも入り、雨にも降られず三俣テン場へ戻りました。
またどこかでお会いできればいいですね。

kareha

コメントをありがとうございます
maieさん、BIMOTAさん、こんにちは、コメントをありがとうございます。
　maieさん、あの道は上は浮石のローラー滑り台、森林限界に降りたらトレースのあるある藪漕ぎ、沢に出たらザックを背負ってのケンケン、と「体力強化コース」でした。特に沢は、続いた雨のため濁流で○印を追って右岸に左岸にジャンプの連続。ブログのほうに詳細を載せてあります。よく地図を見たら「熟練者向き」ってありましたが、もう「選手向き」というか（笑）。
　BIMOTAさん、大阪弁のイントネーションとともによく覚えています、なんせ人に会わない雲ノ平でしたし。「三俣山荘が激混み」情報、とても助かりました。BIMOTAさんもまた色々な山でご活躍ください。