八ヶ岳（赤岳〜天狗岳〜にゅう）縦走

2017年09月24日(日) 〜 2017年09月26日(火)

• GPS: 53:06
• 距離: 26.9km
• 登り: 2,458m
• 下り: 1,844m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:57

10:22 美濃戸口
11:24 11:33 やまのこ村
11:34 11:35 赤岳山荘
11:40 11:41 美濃戸山荘
12:22 12:35 堰堤広場
14:19 14:19 赤岳鉱泉
14:19 行者小屋

2日目

• 山行: 6:07
• 休憩: 3:02
• 合計: 9:09

6:47 行者小屋
6:57 6:57 阿弥陀岳分岐
7:58 7:58 文三郎尾根分岐
8:37 8:37 竜頭峰
8:43 9:20 赤岳
9:24 9:25 赤岳頂上山荘
9:58 9:59 赤岳天望荘
10:07 10:07 地蔵の頭
10:29 10:32 二十三夜峰
10:48 10:48 日ノ岳
10:56 10:57 鉾岳
11:03 11:05 石尊峰
11:13 11:14 横岳（三叉峰）
11:24 11:25 無名峰
11:33 12:43 横岳（奥ノ院）
13:01 13:02 台座ノ頭
13:20 13:53 硫黄岳山荘
14:19 14:36 硫黄岳
14:56 15:10 赤岩の頭
15:56 オーレン小屋

3日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 4:06
• 合計: 10:30

4:55 オーレン小屋
5:19 6:40 夏沢峠
7:14 7:14 箕冠山
7:19 7:35 根石山荘
7:47 7:53 根石岳
8:07 8:08 白砂新道入口
8:30 8:41 東天狗岳
8:52 9:09 天狗岳
9:27 9:29 東天狗岳
9:34 9:38 天狗の鼻
9:46 9:46 天狗岳分岐
10:42 10:44 天狗の奥庭
11:00 12:31 黒百合ヒュッテ
12:41 12:43 中山峠
12:45 12:46 見晴らし台
12:54 12:55 中山分岐
13:49 13:58 ニュウ
14:00 14:02 にゅう
14:37 14:37 白駒にゅう分岐
15:13 15:13 青苔荘
15:25 白駒の池 駐車場

天候

1日目：曇り時々晴れ
2,3日目：晴れのち一時霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

【往路】JRすずらんの里駅の無料駐車場に止め、中央線で茅野駅下車。
アルピコ交通バスで美濃戸口下車。
【復路】白駒池バス停よりアルピコ交通バスで茅野駅へ。JR中央線ですずらんの里駅下車。車で帰京。

コース状況／危険箇所等

全体的にコースは良く整備されている。
危険個所には必ず鎖や梯子等あるが、岩場が多いので慎重に進む必要はある。
個人的には南エリアの赤岳や横岳周辺の岩場より、北エリアの天狗岳からの
岩場に方が滑りやすく歩きにくいと思う。

その他周辺情報

【使用したテン場】
・行者小屋：1泊1000円/1人
・オーレン小屋：1泊1000円/1人

写真

9/24 8:31

茅野駅周辺の駐車場が一杯なので
JRすずらんの里駅前駐車場に車を止める。
日曜で約80%

9/24 9:14

中央線普通列車で茅野駅へ。
約10分

9/24 10:19

茅野駅から930発のバスで美濃戸口へ。
ここから歩き始める。

9/24 10:36

しばらくはやや荒れた舗装道。
たしかに乗用車だと走りにくい。

9/24 11:37

トリカブトが多く咲いている。

9/24 11:40

美濃戸山荘。これより一般車両通行禁止。

9/24 11:41

北沢経由で行く。

9/24 12:09

相変わらず広い未舗装路なので歩きやすい。

9/24 12:22

堰堤広場。
河原に出られる。小休止。

9/24 12:42

広場を少し進むと橋。
関係車両もここまで。
これより登山道。

9/24 13:51

気持ちの良い沢沿いを行く。
途中で横岳がお目見え。

9/24 14:17

赤岳鉱泉のテン場。
日曜なので撤収モード。

9/24 14:19

小休止して、行者小屋を目指す。

9/24 15:37

中山乗越。
鉄製の味わい深い指導標だ。

9/24 15:30

中山展望台より。
明日登る山々を予習しておく。

9/24 15:46

展望台から数分で行者小屋。
ここからの眺めも◎

9/24 17:21

小屋とテン場。
思ったより宿泊者が多い。

9/24 16:14

テント設営終了。

9/24 17:32

初日はお約束のすき焼き。
明日に備える。

9/25 5:42

ご来光はあきらめてゆっくり目に出発。
快晴だ！

9/25 5:49

その分放射冷却でかかなり冷え込んだ。
小屋の温度計は0度。

9/25 6:58

文三郎尾根を行く。

9/25 7:01

朝陽に輝く阿弥陀岳が出現。

9/25 7:16

振り返ると、北ア連峰が！
槍がみえる。

9/25 7:19

展望が良くなると階段が続く。

9/25 7:46

やや赤紫を帯びた赤岳の岩場が見えてくる。

9/25 7:59

ひたすら階段を登りきると、阿弥陀岳からのルートに合流。

9/25 8:00

南ア連峰が出現。
北岳、甲斐駒、千丈とすべて見える。

9/25 8:00

中央アの向こうに御嶽山。
もうすぐ噴火より2年が経つ。

9/25 8:00

荒涼とした岩場を登る。

9/25 8:07

キレット小屋、権現岳、編笠山、その向こうは南ア。

9/25 8:10

9/25 8:20

了解！

9/25 8:24

あともう少し。

9/25 8:33

キレットからの道と合流。

9/25 8:37

ようやく富士山がお目見え。
甲府盆地側は雲海の下。

9/25 8:42

山頂が見えた。

9/25 9:17

八ヶ岳最高峰に到着。

9/25 9:19

9/25 8:53

富士山〜南ア〜恵那山〜中央ア〜御嶽〜乗鞍〜北ア
そのはるか向こうに白山も見えた！

9/25 8:55

これから向かう稜線。
絶景だ！

9/25 9:21

赤岳頂上山荘。
まさにほぼ頂上にある。
ご来光のために泊まっても良いかも。

9/25 9:27

横岳の岩場を目指す。

9/25 9:30

9/25 9:59

少し下るともう一軒の山小屋、赤岳天望荘。
行者小屋からも良く見えた。

9/25 10:06

さらに少し下って振り返りざま。

9/25 10:07

地蔵尾根を分岐する地蔵の頭。
これから険しい岩場が続く。

9/25 10:33

今朝発った行者小屋が見える。

9/25 10:37

なかなか手ごわそう。

9/25 10:40

急登だが鎖がある。

9/25 10:50

高度感があるところ。
絶景がつづく！

9/25 11:05

横岳三叉峰と主峰である奥ノ院。

9/25 11:15

イワヒバリ？
飛ばずに歩いている姿がかわいい。

9/25 11:27

梯子も。
あと一息。

9/25 11:32

主峰である奥ノ院。
自分の好きなダンゴ型。
快晴＆ほぼ無風の中、ランチとする。

9/25 12:49

硫黄岳方面。東の小海側がガスってきた。

9/25 13:00

大同心。
ゴリラの斜め後ろ姿に見える？

9/25 13:04

次第に猛々しい岩場がなくなり、なだらかな硫黄岳の稜線になる。

9/25 13:19

硫黄岳山荘。

9/25 13:32

友人に勧められ山での初アイス。
バニラ味。想定以上に美味い！
ちなみにここのトイレはウォシュレット。これも初！

9/25 14:01

硫黄岳山頂への緩やかな登り。
目印のケルンが並んでいる。

9/25 14:21

硫黄岳。
雲が多くなってきた。

9/25 14:21

石だらけの広大な山頂だ。

9/25 14:33

すさまじい爆裂火口。

9/25 14:40

赤岳〜阿弥陀岳。

9/25 14:50

下り始めると、白い砂地が見える。

9/25 14:57

赤岩の頭。

9/25 14:58

ここから本日辿ったルートが見渡せる。

9/25 15:09

振り返って硫黄岳。
南八ヶ岳から北八ヶ岳に移行していることを実感する。

9/25 15:13

オーレン小屋へ下る。

9/25 15:19

ハイマツの回廊。北八っぽい。

9/25 15:42

樹林帯に突入。

9/25 15:55

小一時間でオーレン小屋。
テン場は5張程度。
トイレは建物内にありとても綺麗。

9/26 4:53

ヘッデンでオーレン小屋を出発。

9/26 5:20

夏沢峠。快晴ほぼ無風。

9/26 5:43

ご来光！

9/26 6:38

2軒ある小屋は8月末で閉鎖。
静かな峠でゆっくりと朝食。

9/26 6:44

樹林帯を行く。
朝陽の木漏れ日が気持ち良い。

9/26 7:06

根石岳が出現。

9/26 7:12

展望のない箕冠山。

9/26 7:17

少し下ると根石岳山荘と根石岳、天狗岳も見えてくる。

9/26 7:17

根石岳山荘。
トイレを拝借する。ここもとても綺麗。

9/26 7:47

根石岳山頂。
ここも絶景！

9/26 7:48

本日も南ア完璧。

9/26 7:49

天狗岳の双峰。

9/26 8:02

まずは東へ。

9/26 8:06

本沢温泉への白砂新道分岐。
この辺も白砂が多い。

9/26 8:06

しばらくなだらかな道。

9/26 8:22

山頂付近は岩場で梯子も。
赤岳付近に比べればおとなしいが。

9/26 8:30

東の天狗山頂。

9/26 8:38

リュックを置き、空身で西の天狗へ。
実に軽快だ！

9/26 8:53

西天狗。
平日だが賑わっていた。

9/26 9:40

秋の気配の蓼科〜霧ヶ峰方面。
すっかり北八ヶ岳エリアになったことを実感する。

9/26 9:45

東天狗に戻り、再び重い荷物を背負いこんで下ると、
二手に分かれる。左手のすりばち池経由で。

9/26 9:54

振り返ると今までとは違う北八仕様？の西天狗。

9/26 10:10

このあたり天狗の奥庭と呼ばれている。
大きな岩がゴロゴロしていて重装備だと歩きにくい。

9/26 10:11

けれど景色は◎

9/26 10:52

振り返って裏天狗。

9/26 10:55

意外と時間がかかったが、黒百合ヒュッテが見えてくる。

9/26 11:11

黒百合ヒュッテ。
なかなか良い雰囲気だが水場が無いのが残念。
ここでゆっくりとランチタイム。

9/26 12:37

北八っぽく？木道が出現。

9/26 12:41

中山峠から白駒池方面へ。

9/26 12:55

樹林帯を進むと分岐。
「にゅう」という名前に惹かれ右手を進む。

9/26 12:55

9/26 13:46

樹林帯を進むと展望が開け、岩のピークが。
にゅう山頂だ。

9/26 13:56

北八らしさ100%の展望だ！
白駒池も見えた。
バスの時間もあるので先を急ぐ。

9/26 14:33

途中の指導票は「にう」か。

9/26 14:35

苔蒸した「にゅうの森」
良い雰囲気。

9/26 14:36

9/26 14:36

9/26 14:49

白駒湿原。このあたりからほぼ木道となる。

9/26 14:57

白駒池に到達。
一方通行原則らしいので右折する。

9/26 15:11

木道を半周して青苔荘。
ここも良い雰囲気だがバスの時刻もあるのでスルー。

9/26 15:24

今回の山旅のゴール。

9/26 15:25

バス停と駐車場。
下界に戻った。
バスで茅野駅へ。

9/26 17:36

茅野駅からすずらんの里駅へ。

9/26 17:55

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

ogaya

今回は八ヶ岳のだいたい中央部のミニ縦走となったが、
前半の荒々しい岩場が連続する南部（赤岳〜横岳あたり）、
後半の比較的なだらかなで原生林が多い北部（天狗岳以北）、
そして中間部の荒涼とした火山である硫黄岳と、
移動するにつれてその変化を実感しながら楽しめた山行となった。
しかも天気も良く風も穏やかな絶景の稜線を歩けたことは、
とてもラッキーであった。

テン泊装備での山行は、日帰り軽装時のように歩けない。
赤岳〜横岳の岩場はバランスを崩さぬよう、慎重に進んだ。
幸いこのコースでは鎖等の補助がしっかりしていたので、
安心して進むことが出来たが、天狗の奥庭のような岩場歩行が
難しいと実感した。

それにしても、八ヶ岳エリアの山小屋はすごい。
今回利用させていただいた中で、硫黄岳山荘ではトイレにウォシュレットがあるし、
ほとんどの小屋が水洗トイレだった。
3日間山にいたのだが、下山時に下界に戻った感？があまりしなかったのは、
整備された環境によるものなのだろうか？

今年の秋には息子の山テン泊デビューを考えていたのだが、
八ヶ岳エリアは有力候補になりそうだ。