唐松岳(頂上山荘まで)2696m


- GPS
- 08:33
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,675m
- 下り
- 2,661m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 8:32
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気によると思いますが今回のような天候ならスリップ・転倒に気を付ければ問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | 白馬村に日帰り温泉 みみずくの湯(600円がイベントで半額でした)あり。コンビニも国道147号沿いにあり。ただ深夜は営業しているガソリンスタンドはみあたらず高速道で入れた方がいいと思います。当初燕岳に登ろうと中房温泉登山口へ向かいましたが午前2時の時点で満車でした。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | カッパを忘れたので途中ホームセンターで購入。テント泊ならサンダル持参がよさそう。 |
感想
10/8・10/9の連休、天気が良
さそうなのでアルプスへテン
ト泊で登ってみることにした
。燕岳へ登ることに。ただ夏
に比べるとずっと重さが増え
るのでどのくらいかかるのや
ら。16時半に出発して山陽道
へ。ところが途中でカッパを
持ってくるのを忘れたことに
気づいた。やむなく播但道で
いったん降りて福崎のホーム
センターでビニールガッパを
購入。あぶないあぶない。最
終チェックで気づくだろうが
観光で終わってしまうところ
だった。
渋滞に合うこともなく安曇野
で降りて中房温泉林道入り口
へ向かうとガードマンがいて
すでに駐車場はいっぱいとの
こと。どのくらいこんでるの
か行ってみると
満車で路駐の車もいる。夏・
GWでもこんなにまで混まない
のに。行き先変更して
唐松岳へ。白馬八方にて舗装
観光林道である黒菱林道へ。
少々狭いけれども普通車なら
対向できそう。かなりクネク
ネして登っていく。終点には
右手に建物があり(トイレ・
自販機あり)。駐車場はまだ
まだ余裕があった。ただ時間
はすでに4時。
6時半に目覚ましをセットす
るも案の定切ってしまった。
食事を摂ってトイレへいって
(混んでる・・)。外を見る
と快晴できれいな雲海になっ
ている。雲海目当てで来てい
る人もいるようだ。7時に出
発。リフトは7時15分からと
放送していてたくさんの人が
待っている。足慣らしにいい
かなとリフトは使わずリフト
手前左へ続く林道から登って
いく。ペット同伴禁止のゲー
トのところから登る。リフト
のかかっている斜面がきれい
に紅葉している。1600mあた
りが紅葉真っ盛り。振り返る
と特徴的な格好をした高妻山
や花の山である雨飾山などが
雲上に見えている。二つ目の
リフトもパスしてリフト手前
から山上へ続く道を登ってい
く。こちらはつるつるの岩が
多くて下山に使うとスリップ
しそう。二つ目のリフトの真
ん中あたりまで登ってくると
左に鹿島槍ヶ岳と五竜岳が見
えている。
リフト上まで登ると(7時55
分)、白馬三山である鑓ケ岳
2903m・杓子岳2812m・白馬
岳2932mが並んで見える。こ
こには八方池山荘がある。こ
こからコースタイムでは1時
間半で八方池だ。とても見晴
らしがいい尾根を登っていく
。雲上の尾根歩き。小岩がゴ
ロゴロした道が続く。背後は
モコモコした雲海になってい
て浅間山、その右に八ヶ岳連
峰がそのわきに富士山が見え
ている。尾根の左につけられ
た木道を登っていく。左側通
行との注意書きが出てくるあ
たりで不帰嶮の険しい峰々が
見えてきた。先に続く尾根が
ずーっと見えている。左側に
沢がありその先には小屋が見
えている。
8時40分にその小屋のところ
までやってきた。小屋はトイ
レだった。ベンチもある。こ
こからは南アルプスもよく見
える。北岳・甲斐駒がわかる
。その先に石神井ケルンがあ
る。終わりかけの草黄葉のな
だかな尾根が続く。尾根の向
こうには別のケルンが見えて
いる(第二ケルン2005m地点
)。白馬岳山頂左肩に白馬山
荘が見えている。左下は高原
上になっていて紅葉がとても
美しい。後ろは山並みが浮か
ぶ雲海で左下は紅葉の高原、
左には鹿島槍ヶ岳と五竜、右
には白馬連峰と見ていると時
がたつのを忘れてしまう。た
だ登山者はこれまで見たこと
がないくらい多くてずっと
列をなしている。誰かが富士
山みたいなと話していた。
9時に第二ケルンに着いた。
鹿島槍の左に同じく双耳峰の
爺ケ岳が見える。GWに登っ
たところだ。ここまでくると
不帰嶮〜白馬がよく見える。
そこから10分ほど尾根を歩く
と八方池の上の尾根(第3ケ
ルン)に到着した。池に天狗
の頭が映っている。そこから
尾根は左へ曲がって右へ丸山
ケルンへと向かっている。白
樺などの木立へ入るがすぐ抜
ける。その先が急登できつい
ところ。くの字の真ん中をす
ぎると尾根の左側をたんたん
と登っていく。2361mピーク
の手前で再び斜度がきつくな
りガレ場もでてきた。これを
登りきると前方に扇雪渓がで
てきた。ここでもザックを下
して休憩。
薬師峠でテント泊をしたとき
は荷物がずっと軽かったので
ほとんど休まず登れたけど今
回は渋滞で休んでいるのに下
して休まないともたない・・
・。
丸山ケルン手前でまた黄葉し
た木々の中へ一時入る。ナナ
カマドが実をつけているけど
落葉している。きつい登りを
終えると丸山ケルンに着いた
(10時55分)。沸き立つ雲海
と後立山の峰々とほんとすば
らしい。唐松と五竜との鞍部
がほぼ同じくらいの標高にな
っている。丸山ケルンを過ぎ
るとそれほどきつい登りはな
くなる。前方の尾根の右奥に
三角の唐松岳山頂が見える。
這松帯の中を進む。右手に小
さな
池(水たまり)がある。唐松
岳〜天狗の間の荒々しい岩壁
がすごい迫力。伯耆大山北壁
を何倍にも大きくしたような
感じか。今年は雪が多かった
ためか雪渓があちこちたくさ
ん残っている。11時45分にロ
ープ場がでてきた。崖になっ
ていておっこちるとまずい。
まあ油断しなければ問題ない
だろうが。ここを過ぎると前
方に小屋がみえていた。やれ
やれ。尾根の左側を進む。右
のガレた斜面に緑のネットが
していある。落石が多そう。
長居はあまりしなくない。
12時に唐松岳頂上山荘に着い
た。小屋前にずらーっとザッ
クが並べてある。ものすごい
人。小屋は布団一枚に4人ら
しい。唐松岳山頂へ人がずら
ーっと並んでいる。山頂は何
度か登っているのでパス。
テント場は左斜面下にある。
まだ余裕はあるが張れるとこ
ろはだいぶん下の方になって
しまう。テント場の受付を済
ませるが、トイレは小屋の中
しかないとのこと。
テント場へ向かうが・・・朝
にトイレ難民になってしまい
そう。スリッパをもってきた
らよかった。明日下山で大渋
滞に巻き込まれそう。気持ち
が変わって今日下りることに
。これだけの景色を楽しめた
のだから大満足。剣岳・立山
・薬師岳を見ながらコンビニ
でかった弁当を食べて12時45
分に下山開始。
まだまだ登ってくる人は多い
けれども列は解消している。
雲海はだいぶん高くなってき
ていて五竜岳の斜面を沸き上
がってきている。すでに富士
山は見えなくなった。登りは
見る余裕がなかったけれども
チングルマが紅葉していてい
ちぶ綿毛が残っている。ゆっ
くりと降りていると救急です
と言いながら男性があっとい
う間に下りて行った。ケガ人
が出ている様子。ものすごい
勢いで下りて行かれた。雪渓
を過ぎたところで男性が若い
女性をおんぶして汗だくにな
りながらかついで登ってきた
。
扇雪渓へ行くとのこと。そこ
でヘリで載せるのだろう。14
時17分にへりがやってきた。
14時40分に八方池に着いた。
池の周囲を散策する。15時05
分に上のリフト乗り場に着い
た。下りたところで支払うよ
うにとのこと。列ができてい
るけどもたいしたことはない
。きつかった登りがリフトで
あっという間におりた。そこ
で黒菱林道へのリフト代も支
払う。ほとんどの人がゴンド
ラへ向かうリフトへと向かっ
ている。
黒菱第三リフトは高速リフト
ではないのでゆっくりしてい
る。7分ほどかかってリフト
を下りた。15時半に駐車場ま
で戻ってきた。小屋から3時
間弱で降りることができた。
ものすごい人だったけれども
素晴らしい北アルプスの光景
・空気を満喫できて大満足だ
った。テントを担いでの秋山
の感じもわかったし。夏に比
べるとずっと重たくなってし
まうのでペースもだいぶん落
ちてしまう。平日に泊まりに
これるような身分になれれば
いいけどなああ。
みみずくの湯で汗を流そうと
ナビにセットするも迷って探
して到着。こちらもすごい混
雑だ。なんとか車をとめるこ
とができた。(600円のとこ
ろが何かのイベントで半額だ
った)。車での帰りは南下す
ると渋滞でえらいことになり
そうなので北上して糸魚川へ
。白馬温泉のあたりは小雨が
降っているが糸魚川に近づく
とやんだ。
安曇野インターを降りた時間
帯が深夜だったのでガソリン
があまりない。なのでセルフ
があったら入れようかなと思
たけどないので高速で入れた。
サービスエリアも混んではい
るけどGW・お盆のようなこ
とはない。のんびり北陸道を
渋滞にあうこともなく仮眠し
たり休んだりしながら南下し
てゆき敦賀で舞鶴若狭道へ。
23時とういう時間もあっ
てガラガラ。姫路あたりで車
中泊かと思っていたけど2時
に東広島の自宅に着いた。今
度は時期をずらしてのんびり
テント泊&小屋泊でもしてみ
たい。カメラのバッテリー替
えが充電してなかったのと何
よりカッパを忘れたのが大失
敗だった。チェックリストで
確認しているけど一つ一つ確
認していった方がよさそう。
http://sengamine.sakura.ne.jp/homepagenew/yamakiroku/2017/sankaramatsu171008/sankaramatsu171008.html
秋山の見事な写真の数々に見惚れております。
いいなぁ〜行ってみたいなぁ〜とは思うものの
布団1枚に4人とは…
皆が思う所は同じ様子で 私達は無理して登ると
ろくな事にならないので 今年は写真で満足させてもらいました。
こんにちは。コメントありがとうございます。ゴンドラとリフトを使うとそれほどきつくないですよ。コースタイムも4〜5時間です。草原の尾根歩きが続くので絶景がずーっと続きます。ただ紅葉シーズンの休日は避けた方がよさそうですね。こんなに登山者が多いのははじめてです。夏山シーズンより多いように思います。
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