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Yamareco

記録ID: 131617
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

JWV 新越街道から針ノ木岳

2010年09月10日(金) 〜 2010年09月12日(日)
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aaib1360 その他1人
GPS
48:35
距離
19.8km
登り
2,135m
下り
2,133m

コースタイム

10日 扇沢10:00〜11:00…ケルン12:15〜12:30〜一枚岩13:15〜13:20…石
   タタミ13:50〜14:00…種池山荘15:25(泊) 夕食17:00
11日 朝食5:00
   種池山荘6:00…岩小屋沢岳7:50〜7:55…新越山荘8:30〜8:40…鳴沢岳
   9:40〜9:50…赤沢岳11:00〜11:30…スバリ岳13:40…針ノ木岳14:50〜
   15:05…針ノ木小屋15:55(泊)
12日 針ノ木小屋6:50…大沢小屋9:15〜9:25…扇沢10:35
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢には無料駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
種池山荘〜針の木岳の間は、道はしっかりしているが稜線は要注意の事。
風が黒部湖側から吹き上げてきて、風の強い日はくれぐれも注意をしてください。
コース最大の難所はスバリ岳の登りです。
針ノ木雪渓は、雪渓の状況を事前に針ノ木小屋か大沢小屋に確認してください。
登山ポストは各登山口にあります。
入浴は、大町温泉・薬師の湯か、信濃大町駅近くの七倉荘旅館が便利です。
種池山荘が見えて来ました。
種池山荘が見えて来ました。
翌朝、富士山が遥か彼方に見えました。
翌朝、富士山が遥か彼方に見えました。
富士は良いですね…
富士は良いですね…
種池山荘です。
これから針の木小屋まで歩きます。
種池山荘です。
これから針の木小屋まで歩きます。
槍・穂高連峰と富士山です。
槍・穂高連峰と富士山です。
針ノ木沢と蓮華岳です。
針ノ木岳は雲の中です。
針ノ木沢と蓮華岳です。
針ノ木岳は雲の中です。
剱岳が見えて来ました。
剱岳が見えて来ました。
針ノ木岳が姿を現しました。
針ノ木岳が姿を現しました。
鹿島槍ケ岳方面です。
鹿島槍ケ岳方面です。
五龍・白馬方面かな?
五龍・白馬方面かな?
剱岳です。
立山連峰です。
鹿島槍・五龍・白馬が見えます。
鹿島槍・五龍・白馬が見えます。
五龍・白馬をアップしました。
五龍・白馬をアップしました。
黒部湖が見えて来ました。
黒部湖が見えて来ました。
鳴沢岳方面です。
鳴沢岳方面です。
岩小屋沢岳山頂です。
岩小屋沢岳山頂です。
鹿島槍と五龍岳です。
鹿島槍と五龍岳です。
剱岳、長次郎谷が良く見えます。
剱岳、長次郎谷が良く見えます。
立山、内蔵助カールが良く見えますね…
立山、内蔵助カールが良く見えますね…
新越山荘と今日歩く稜線です。
新越山荘と今日歩く稜線です。
針ノ木岳です。
針ノ木峠に槍ヶ岳の穂先が見えますね…
針ノ木峠に槍ヶ岳の穂先が見えますね…
鳴沢岳山頂です。
鳴沢岳山頂です。
剱からハシゴ谷を登り
内蔵助谷を歩いた道です。
剱からハシゴ谷を登り
内蔵助谷を歩いた道です。
赤沢岳山頂です。
ランチタイムにもってこいの所です。
晴れていればですよ…
赤沢岳山頂です。
ランチタイムにもってこいの所です。
晴れていればですよ…
黒部湖の上に薬師岳が見えます。
右端が五色ケ原です。
黒部湖の上に薬師岳が見えます。
右端が五色ケ原です。
スバリ岳です。
このコースいちばんの難所です。
風の強い日は落ちないように…
スバリ岳です。
このコースいちばんの難所です。
風の強い日は落ちないように…
いいですね…
スバリの岩道。
どこを歩けば良いのでしょう…
スバリの岩道。
どこを歩けば良いのでしょう…
スバリ岳山頂ですよ…
スバリ岳山頂ですよ…
針ノ木岳が近づきました。
針ノ木岳が近づきました。
あと少しです。
スバリ方面を振り返る。
スバリ方面を振り返る。
翌日雨です。風も強いです。
針ノ木沢を慎重に下ります。
翌日雨です。風も強いです。
針ノ木沢を慎重に下ります。
高巻の岩場です。
高巻の岩場です。
後ろの組は岩場で苦戦中です。
後ろの組は岩場で苦戦中です。

感想

2010年9月10日〜9月12日
10日 晴後曇
今回の山行は、Y氏と2名なので埼玉から車で扇沢まで行く。中央道は曇り時々小雨であるが、現地に着かないと分からないので、そのまま進む。渋滞もなく3時間30分で扇沢に着く。町営無料駐車場に車を停める。駐車場はガラガラだ。現地の天候はだいぶ良くなっており、早めの昼食をバスターミナルの2階で摂る。支度をして、少し車道を下って扇沢の橋を渡り左に折れれば柏原新道登山口だ。これから種池山荘まで、標高差1120mの登りだ。2週間前に鹿島槍ケ岳から下りてきたコースなので気分的には楽だ。相変わらず気温は高く、モミジ坂の急な登りには汗をかく。コメツガの深い樹林帯をジグザグに登る。大町の市街地が見渡せる地点を通過すれば、傾斜が緩くなり、眼下に扇沢バスターミナルが見下ろせる。登山道にケルンがおかれた地点まで登ると、前方に目指す主稜線が眺められる。針ノ木沢の雪渓は、台風と大雨でだいぶ小さくなっている。明後日に下るのが少し心配だ。余りに退屈な登りなので看板を書きとめておいた。ケルン、一枚岩、石タタミ、水平道、水平岬、大曲り、石ベンチ、アザミ沢、黄金岬、ガラ場、富士見坂、鉄砲坂、そして種池山荘である。ガスが出てきたので山荘に入り、部屋に入る。今日はすいているので、楽々寝られる。どうも初日は体調が良くない。夕食まで横になる。
11日 晴
今日は天気が上々、赤沢岳を越えて針ノ木小屋までの長丁場だ。朝日に輝く蓮華岳、尖った針ノ木岳が望まれ、鞍部の針ノ木峠がはっきりと確認出来る。種池山荘を出発する登山者の大半は、鹿島槍ヶ岳、爺ケ岳を目指し、針ノ木岳方面に向かう登山者は、我々だけである。樹林に囲まれたテント場から、窪地に入る。灌木帯を抜けだした棒小屋乗越にはお花畑が広がり、花の最盛期はもっとすごいだろう。後方には赤い屋根の種池山荘と三角形の爺ケ岳が眺められる。右手には、剱岳が威風堂々と大きく鎮座している。稜線まで登り返して、灌木帯を岩小屋沢岳に向かう。山頂からは剱岳の勇姿がひときわ大きく、ハイマツの稜線の先には、鳴沢岳や赤沢岳が眺められる。しばらく下ると鳴沢岳の鞍部である新越乗越に着く。新越山荘前にはお花畑が広がり、静かでのんびり出来る場所だ。乗越から鳴沢岳に向かう。ハイマツ帯からゴツゴツした岩稜に変わって、きつい登りを標高差180m登ると鳴沢岳の山頂である。狭い山頂からは、剱・立山連峰が、素晴しい光景を見せる。稜線の先には、大きな赤沢岳が眺められる。この稜線直下には、扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネルが貫通している。眼下には、扇沢のバスターミナルが眺められ、弓状の稜線を登り返すと、赤沢岳に着く。この山頂は広く絶景の休憩地点である。眺望を楽しみながら昼食を摂る。立山連峰から、五色ケ原、薬師岳、黒部五郎岳の山々が視界に飛び込んでくる。特に黒部別山越しに釼岳、源次郎尾根、長次郎谷、八ツ峰、三ノ窓雪渓、小窓ノ頭、池ノ平山が眺められ、ハシゴ谷乗越から内蔵助平、内蔵助谷が眼下にある。ここは深い谷だったと思い起こす。眼下には黒部湖がコバルトブルーの湖面を見せている。前方のスバリ岳から針ノ木岳方面は、稜線が一変し荒々しい岩肌に支配された光景に変化する。赤沢岳直下は岩がゴロゴロした斜面である。しばらくハイマツの稜線を下り、やせ尾根のもろい岩峰を黒部側から越え、スバリ岳との鞍部に出る。要注意点を無事に通過するが、ここから見上げるほどに高いスバリ岳を目指して登り返す。岩稜の道は、アップダウンを繰り返しながら高度を上げて行く。岩屑の急な斜面をジグザグに登りスバリ岳に着く。スバリ沢の深い谷の源頭である。空には雲がだいぶ出てくる。あと一つ、針ノ木岳を登れば今日は終わりである。岩ザクの斜面を下り、小スバリ岳から望む針ノ木岳は、鋭さを増し、ひときわ印象的だ。マヤクボのコルを過ぎ、砂礫を登ると、やっと針ノ木岳山頂に着く。種池山荘から8時間50分かかった。雲が湧き出てきて、展望も良くないので針ノ木小屋を目指して下る。ハイマツの稜線から岩混じりの斜面を下る途中で、やっと人に会う。小屋に荷物を置き、山頂を目指す人達だ。10時間掛ってやっと小屋に到着する。素晴らしい稜線歩きであり、後半はスリル満点のやせ尾根歩きであった。夕食まで、宿泊者とだんらんのひと時を過ごす。前回より秋が近い様だ。夜半より風雨が激しくなり、小屋を打つ風雨の音がうるさく、夜半に目を覚ます。
12日 風雨、霧、曇り
蓮華岳に再度登る予定であったが、この天候では無理だと判断し、下山とする。大半がその様にするが、一組の母子が小屋の従業員に、船窪小屋までの様子を聞いている。初めてだし、この天候では無理と思うが行くらしい。我々は、先日登って来た針ノ木沢を下る。雪渓は台風と豪雨のためほとんど崩れており、ノド付近の通過が危険なために左岸を高巻きをする。高巻きの最後は雨で濡れた滑りそうなクサリ場の連続である。後から来るグループは、女性が多いので大変だと思う。クサリ場を無事に下ると、今度は水量の多い沢と雪渓のトラバースだ。アイゼンを着けていないし、滑ると大変なので、慎重に雪渓を進み右岸に到着する。やっと終了だ。岩屑の道を下り木の仮設橋を渡り、樹林帯を進むと突然、大沢小屋が現れる。小屋が開いていると思ったら、9月5日で今シーズンは終了との張り紙が貼ってある。軒下で立ち休みをし、Y氏のくれたリンゴをかじる。扇沢までは、樹林帯の中を沢を二度ほど渡りやっと車道に出る。車道を四度ほど渡ると扇沢のバスターミナルに到着する。雨もやっとやんでくる。濡れた雨具やシャツを脱ぎ、これから大町温泉の薬師の湯に向かう。温泉で汗を流し、上信越道で埼玉に向かう。今回の山行は素晴らしい稜線歩きと、展望に恵まれとても楽しい山行であった。
次回は、逆コースを歩いてみたいと思う。

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