恵那山〜富士見台縦走


- GPS
- 64:00
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,395m
- 下り
- 2,330m
コースタイム
黒井沢キャンプ場(8:50)〜黒井沢(9:15)〜野熊の池(10:15〜10:25)〜不動沢分岐(11:20〜11:40)
〜最後の水場(12:05〜12:10)〜恵那山山頂小屋 (12:20〜13:20)〜大判山(14:35〜14:50)
〜鳥越峠(15:20〜15:30)〜神坂峠 (16:05〜16:20)〜水またぎ避難小屋(16:40〜)
7/20
水またぎ(5:45)〜神坂峠(6:00)〜富士見台(6:20〜8:00)〜水またぎ(9:00〜9:10)〜強清水
(9:45〜12:00)〜霧ヶ原公会堂(13:20〜13:25)〜 中津川駅(15:30)
天候 | 7月19火日・20日 共に晴れ |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
黒井沢までの林道歩きは長いので、中津川からタクシーで約40分かけ、黒井沢登山口へ向かう。 霧ヶ原公会堂から中津川行きのバスは約2時間に1本の運行だ。 待ちきれずバス停から中津川駅目指し歩く。 |
写真
感想
【 古い当時の記録です。 】
7月19日 晴れ
中津川に沿って行くと営林署中津川事業所が目に入る。次第に林道も細くなりやがて、黒井沢の
キャンプ場となり、タクシーを降りる。
最初は中津川の源流部の左岸に伸びる林道をゆっくりと登って行く。やがて右岸に移った後、
大きく左へ回りこむと右手に細い登山道が派生している。
丸木橋を渡り樹林帯の岩の上を歩き、沢の右岸沿いから離れて台地へ出ると黒井沢となる。
幕営できる広さがある。
いよいよ尾根から稜線へと行くわけだが、最初は山腹にからんで高度を上げる。
沢を右岸から左岸へ横切ると第一ピークへの苦しい登りとなる。山腹をトラバース状に行き、
明るいササのコースに変わるといよいよ尾根に出る。一度平坦になった後登りにかかり、
いきなり展望台地に出ると左手に「野熊の池」を見る。 今日はガスが覆って展望は無理。
涸れること無く、山から流れ出る清水をたたえたキレイな池は手がしびれるほど冷たい。
脇の野仏に賽銭を上げて、先へ行く。ササの中の道を辛抱強く登る。ピークを登りきりコルまでは
ぬかるんだ下りだ。コルから再度登りにかかると、二股になり右へササの中へ細い道が分かれて
不動沢へ延びている。
ここは風の通りも良いので脇の木陰で小休止とする。
分岐を右に見送り狭い樹林のぬって行くと、ぬかるみがうっそうとした苔むした岩道のコースに
変わると、しばらくして水場になる。ここが最後なので水を補給して行く。
一息登ると樹林が開けて広々とした山頂小屋の前に出る。
周囲を岩で囲まれた小屋は傷みが激しいが寝泊りは十分可能だ。
小屋上部の岩場は絶好の展望台になっているが、今日は?。岩の上で昼食タイムとする。
今日の予定は神坂峠なので先を急ごう。
少し先の四の宮祠を左に折れ、三の宮祠で恵那山頂と別れ富士見台への縦走路を右に進む。
樹林帯のガラガラしたコースを急降下し、ササの中に道を探しと、悪い道を行く。
平坦コースになると左手に大きな崩壊地「天狗ナギ」を見下ろす。
再び急降下して行くと更に道は悪くなり、ぬかるみの中 倒木をまたいだり、くぐったりと手こずる。
やがてササの背丈も高くなり、空が開けてくると、大判山の測量木枠をみる。
稜線上のピークとなる木枠が山頂を示すのみの大判山山頂で、トンボの乱舞を見ながら
残りのオニギリをほうばる。
ササに覆われた道を下り、左手に「ウバナギ」を見送る。やがて一面ササの海となりコースが
はっきりしない。平坦なササの海を慎重にコースを探しながら進むと古ぼけた道標が。
「鳥越峠」で分岐となる。左へは追分へ下り、右手の小ピークへの登りが縦走路である。
やがて刈り払われたササを踏み行くと、ササの背丈も低くなり快適な尾根歩きとなる。
右手に見える林道へ降り、突っ切って登ると神坂峠である。
峠で小休止の後、左手の道を降りると「水またぎの避難小屋」が建っている。
造りは雑だが、トイレも水場もあるので今夜の泊りには困らない。
7月20日 晴れ
寒さのせいで目が覚めた。小屋の中に朝もやが流れ込み、ひんやりして良いものだ。
小屋の中を掃除してから避難小屋を出る。
ササが朝露で濡れているので合羽を着込んで出発する。この当たりはダケカンバなどが多く
秋の紅葉が素晴らしいだろうな?・
小屋から峠までの間で腰から下はもうビッショリ。神坂峠から富士見台までは山腹をゆるく
からんで登る指標も完備した明確なコースだ。
やがてササの丈が落ち着き高原状になる頃、右手に大きく回り込みピークを捲きながら富士見台
までコースが延びている。左に恵那山を見ながら行くと、ザレのコースになり神坂小屋が現れる。
出発前のパーティーと言葉を交わしながら進むと、広々したササの原となり富士見台頂上となる。
頂上の吹き上げる風は強いので、展望を楽しむため岩陰で風を避けガスの晴れ間を待つ。、
なかなか晴れないガスにしびれを切らして下山しようとしたところ、風が止みガスが晴れた!
東方の雲海上に見える!見える。南アルプスの峰がずらりと並ぶ。
東から更に南アルプス前衛・恵那山・中津川の盆地・中央アルプス等が眺められる。
展望も休憩も充分楽しんだが朝一番のバスには間に合わないが、する事もないので下山する。
来た道を「水またぎ」まで戻り、あとははっきりした林道を串刺しに下ればいい。
長い長い林道歩きの末やっと「強清水」に着く。霧ヶ原側の登山口になるので、ベンチも水場も
設備してあるが、時間をもて余して中津川を目指し下る。
林道から近道らしき道をみつけこちらをを行くが、久しく使われていないようだ。冷川に沿う頃は
枝も伸び放題、くもの巣もはり放題でひどい道だ。道がはっきりして民家も近くなり、別荘地となり
舗装道路に変わるとやっと霧ヶ原公会堂のバス停だ。
しかしここも次のバスまで2時間もあるので、結局中津川まで歩くことにして国道19号を目指す。
長い歩きでノドが渇いたが、今日は日曜日で商店も休みだ。ついてない!
まだ駅まで5kmほどの所で、親切な車に拾ってもらい中津川駅まで送ってもらう。
装備品: グランドシート・シュラフ・コッフェル・食器・スプーンセット・ヘッドランプ・ラジオ・蝋燭・
ポリタンク・洗面具・タオル×2・軍手×2・網シャツ×2・半袖&長袖ポロシャツ・
雨具・アノラック・ガスコンロ・マッチ・救急用品・地図&ガイドブック・磁石・筆記用具・
カメラ・新聞紙・チリ紙・ビニール袋・
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