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Yamareco

記録ID: 1418693
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳南稜

2018年03月31日(土) 〜 2018年04月01日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:17
距離
8.8km
登り
1,316m
下り
738m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:29
休憩
0:48
合計
8:17
5:22
31
スタート地点
5:53
5:57
124
8:01
8:10
25
8:35
8:35
34
9:09
9:10
158
11:48
12:15
25
12:40
12:41
7
12:59
12:59
7
13:06
13:09
29
13:38
13:39
0
13:39
ゴール地点
1日目:船山十字路→南稜→阿弥陀岳山頂→中岳のコル→赤岳鉱泉(約8hr/9km)
2日目:赤岳鉱泉→八ヶ岳山荘(約2hr/7km)
天候 快晴・無風
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
下山後の車の回収:八ヶ岳山荘でタクシーを呼び舟山十字路登山口Pまで約10分、料金は2,300円でした。歩くと約6kmあるので大変そうです。
コース状況/
危険箇所等
舟山十字路登山口にポストはありません。登山届は事前にオンライン申請する必要があります。今回は山ピコを利用しました。

3Pのルンゼは60mのザイルであれば2ピッチで行けるそうです。
50mの私たちは最後の15m程が足りず3ピッチになりました。ルンゼ内には支点が見当たらずカムも使えなかったので、2人ともアックスビレーになりました。潅木も脆くあまり信用できない様子です。スノーバーを持っていくべきでした。
船山十字路登山口P。全部で3台、今日入る人は少なそうです。
2018年03月31日 05:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3/31 5:19
船山十字路登山口P。全部で3台、今日入る人は少なそうです。
登山口ゲート
2018年03月31日 05:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3/31 5:19
登山口ゲート
南稜への取付き分岐を右へ。朽ちた看板とピンクテープがありました。
2018年03月31日 05:59撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 5:59
南稜への取付き分岐を右へ。朽ちた看板とピンクテープがありました。
暫く進むと急登が現れました。雪の下は完全に凍っています。登山靴で突っ込んだので難儀しました。思わぬ核心部です。
2018年03月31日 06:01撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 6:01
暫く進むと急登が現れました。雪の下は完全に凍っています。登山靴で突っ込んだので難儀しました。思わぬ核心部です。
すぐにアイゼンを装着
2018年03月31日 06:18撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 6:18
すぐにアイゼンを装着
また脱いで。今日はこれの繰り返しです
2018年03月31日 06:22撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 6:22
また脱いで。今日はこれの繰り返しです
所々ツルッツルに凍っています
2018年03月31日 07:15撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 7:15
所々ツルッツルに凍っています
ようやくしっかりした雪道になってきました
2018年03月31日 07:24撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 7:24
ようやくしっかりした雪道になってきました
立場山に到着。ここで後ろからきた日帰りソロの男性に抜かれました。
2018年03月31日 08:03撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 8:03
立場山に到着。ここで後ろからきた日帰りソロの男性に抜かれました。
視界が開けました。目指す阿弥陀岳山頂がはっきりと見えます。
2018年03月31日 08:23撮影 by  iPhone SE, Apple
3
3/31 8:23
視界が開けました。目指す阿弥陀岳山頂がはっきりと見えます。
私と
2018年03月31日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 8:23
私と
しもさん
2018年03月31日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 8:23
しもさん
青ナギ。雪少ないです
2018年03月31日 08:31撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 8:31
青ナギ。雪少ないです
急登です
2018年03月31日 09:00撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 9:00
急登です
稜線に抜けると、ごつごつした岩場が目前に迫ってきました
2018年03月31日 09:23撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 9:23
稜線に抜けると、ごつごつした岩場が目前に迫ってきました
ここでギアを装着。念のためハードシェルも来てアンザイレンで進みます。
2018年03月31日 09:56撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 9:56
ここでギアを装着。念のためハードシェルも来てアンザイレンで進みます。
振り返ると結構な稜線でした
2018年03月31日 10:01撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 10:01
振り返ると結構な稜線でした
山頂付近は全く雪がなく夏山のようです
2018年03月31日 10:09撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 10:09
山頂付近は全く雪がなく夏山のようです
P3へ続くトラバース。雪がないので問題ありませんでした
2018年03月31日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 10:10
P3へ続くトラバース。雪がないので問題ありませんでした
見事な富士山
2018年03月31日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 10:11
見事な富士山
抜けるような青空。ハードシェルが暑い
2018年03月31日 10:15撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 10:15
抜けるような青空。ハードシェルが暑い
ルンゼへ続くP3のトラバースに不安があったので
2018年03月31日 10:18撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 10:18
ルンゼへ続くP3のトラバースに不安があったので
潅木でビレーしながら下から回り込みました。しもさんが見上げている箇所にワイヤーが見えたそうです。この時3人組のパーティーが真上から現れました。
2018年03月31日 10:27撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 10:27
潅木でビレーしながら下から回り込みました。しもさんが見上げている箇所にワイヤーが見えたそうです。この時3人組のパーティーが真上から現れました。
ルンゼを上から見た写真。斜度はそんなになくトレースはシャーベット状の階段になっていたので、そのままつるべで2P目は私がリードしました。
2018年03月31日 11:01撮影 by  iPhone SE, Apple
3
3/31 11:01
ルンゼを上から見た写真。斜度はそんなになくトレースはシャーベット状の階段になっていたので、そのままつるべで2P目は私がリードしました。
3ピッチ目しもさんリード。斜度があり草付きでちょっと難しかったです
2018年03月31日 11:02撮影 by  iPhone SE, Apple
3
3/31 11:02
3ピッチ目しもさんリード。斜度があり草付きでちょっと難しかったです
ルンゼを抜けると稜線に出ました
2018年03月31日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 11:02
ルンゼを抜けると稜線に出ました
暑すぎたのでハードシェルを脱いで
2018年03月31日 11:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 11:21
暑すぎたのでハードシェルを脱いで
P4を目指します
2018年03月31日 11:21撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 11:21
P4を目指します
このルートの1番の核心であるP4のトラバース
2018年03月31日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3/31 11:25
このルートの1番の核心であるP4のトラバース
雪がないので素手で岩を掴みならが慎重に通過しました。途中、岩肌から水が流れていて手や手袋が濡れましたが必死なのでお構い無しです。これが雪があって寒くてテン泊装備ならもっとグレードが上がって、かなり怖いトラバースになると思いました。
2018年03月31日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 11:28
雪がないので素手で岩を掴みならが慎重に通過しました。途中、岩肌から水が流れていて手や手袋が濡れましたが必死なのでお構い無しです。これが雪があって寒くてテン泊装備ならもっとグレードが上がって、かなり怖いトラバースになると思いました。
アックスをしまい両手で岩を掴んでクライミング開始
2018年03月31日 11:31撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 11:31
アックスをしまい両手で岩を掴んでクライミング開始
山頂直下の登り
2018年03月31日 11:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
3/31 11:40
山頂直下の登り
信じられないくらい静かでした。北西稜から登ってきたベテランの2人組もこんなに風のない日は初めてだと言っていました。
2018年03月31日 11:45撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 11:45
信じられないくらい静かでした。北西稜から登ってきたベテランの2人組もこんなに風のない日は初めてだと言っていました。
今日は赤岳に登っている人も少なそうです。みんなお花見に行っているのでしょうか
2018年03月31日 12:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/31 12:14
今日は赤岳に登っている人も少なそうです。みんなお花見に行っているのでしょうか
中岳のコルから下山
2018年03月31日 12:38撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 12:38
中岳のコルから下山
過去に雪崩事故もあった場所です。なるべく早く下ります
2018年03月31日 12:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3/31 12:42
過去に雪崩事故もあった場所です。なるべく早く下ります
先月登った石尊稜が見えました。また行きたいです
2018年03月31日 12:49撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 12:49
先月登った石尊稜が見えました。また行きたいです
行者小屋は閉まっていました
2018年03月31日 13:04撮影 by  iPhone SE, Apple
3/31 13:04
行者小屋は閉まっていました
赤岳鉱泉も今日は人が少なかったです。ここで七丈小屋の花谷さんにお会いすることができました。偉大なのにとても気さくな方でした。
2018年03月31日 13:39撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/31 13:39
赤岳鉱泉も今日は人が少なかったです。ここで七丈小屋の花谷さんにお会いすることができました。偉大なのにとても気さくな方でした。
おまけ(しもさんカスタマイズ)グリベルのアイゼンにモンベルのストラップを付け替えました。脱着が簡単です。
2018年04月01日 06:51撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/1 6:51
おまけ(しもさんカスタマイズ)グリベルのアイゼンにモンベルのストラップを付け替えました。脱着が簡単です。

感想

今回は慎重にと言う事で、御小屋尾根から下山する日帰りコースではなく赤岳鉱泉に下り一泊する余裕を持った山行にしました。

先週の滑落事故があった現場は、大分雪も少なくなっていたと思われます。例のルンゼ内の残置ザックはなくなっていました。事故の際に起きた雪崩で流されたか、回収されたかのどちらかでしょうか。下山後に赤岳鉱泉で、私たちの後続だった3人組のパーティーの方達と話すことができました。今日南稜に登ったのは彼らとソロの男性、私達の3組だけのようです。彼らによると、ルンゼ取り付きにあるはずのワイヤーが無くなっていたので、支点構築ができず途中で引き返して私たちのように下から回り込んだそうです。また、ルンゼの上部終了点付近にアックスが2本残されていたそうです。事故があったパーティーのものでしょうか。

改めて降雪直後の雪山はとても危険であり、雪山の状況は日々変わりその都度難易度も変化することを身をもって感じました。



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