裏劔(室堂〜雷鳥沢〜剱沢〜真砂沢〜二股〜池の平小屋の往復)


- GPS
- 22:49
- 距離
- 33.5km
- 登り
- 3,937m
- 下り
- 3,942m
コースタイム
08:35 室堂
09:10 雷鳥沢キャンプ場
10:30 剱御前小屋 着(昼食)
11:20 剱御前小屋 発
12:00 剱沢小屋
13:40 真砂沢ロッジ 着(トイレ休憩)
14:05 真砂沢ロッジ 発
14:45 二股
17:00 池の平小屋
<10/10>
10:00 池の平小屋
11:30 池ノ平山 着
11:55 池ノ平山 発
12:40 池の平小屋
13:30 池の平小屋
13:45 展望台
14:10 小窓雪渓取り付き
14:45 池の平小屋
<10/11>
06:30 池の平小屋
07:55 二股
08:45 真砂沢ロッジ 着
09:05 真砂沢ロッジ 発
09:35 長次郎谷出合 着
10:00 長次郎谷出合 発
12:05 剱沢野営場管理所跡 着(昼食休憩)
12:40 剱沢野営場管理所跡 発
13:20 剱御前小屋
14:10 新室堂乗越
14:30 雷鳥沢キャンプ場 着(トイレ休憩)
14:50 雷鳥沢キャンプ場 発
15:25 みくりが池温泉(喫茶みくりで休憩)
15:50 みくりが池温泉
16:00 室堂
天候 | 10/9晴れ、10/10晴れ、10/11薄曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
踏切を越えたところにある臨時駐車場に駐車。朝6時頃起きたらそこも満車だった。 7時発のWebきっぷをネットで予約してあったので並ばなくてもよかった。しかも室堂への直通バスだったので楽チン。 どうしても始発に乗らないといけない訳ではなかったのでこれは混雑時に有用。ただしJAF割引を適用できるのかは不明。(今回は時間がなくて聞けなかった) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※三連休前に雪が降ったようで雷鳥沢のルートの日陰には2〜3箇所雪がまだ残っていた。凍結注意。下りだとWストック+アイゼンが欲しい感じ。 ※剱御前小屋〜剱沢小屋も雪が残っていたので最初から6本爪アイゼンを着けて下る。ただし途中の斜度が緩くなった所で外した方が歩きやすい。 ※剱沢の雪渓は崩壊気味。剱沢小屋の人に聞いたところ、巻き道が出来ているのでそこを歩いた方がよいと言われた。 ※平蔵谷との出合の雪渓の所で山岳警備隊の人が常駐してアドバイスしていた。 ※平蔵谷の先は右岸のスラブのところに板やハシゴで巻き道を作ってある。長次郎谷の雪渓を横断して左岸に渡って真砂沢方面へ下る。 ※真砂沢ロッジ〜二股はマークやケルンを辿れば問題ない。 ※仙人尾根は急な登りできつい。 ※池の平小屋〜池の平山はマークもしっかりしているが、お花畑過ぎてからは急な岩場があるので注意。 ※池の平小屋から展望台への道も明瞭。その先の三の窓雪渓へ行く道もロープ等で整備されてはいたが、落石で危険な箇所が多々ある。ヘルメットが欲しいところ。 ※帰りは剱御前小屋までの道も雪は残っていたがアイゼンが要るほどではなかった。下山は室堂乗越方面を行き、雷鳥沢は通らなかったが、こちらでも問題はなさそう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
<10/9>
前日木曽派の面々とBBQを楽しんだ後、北陸道で富山へ。
立山駅に着くといつもの駐車場は超満車。
とりあえず踏切越えた臨時の駐車場に停めて仮眠。朝起きてみたらそこも満車になっててビックリした。
朝余裕を持って支度をしていたが、気がついたらWebきっぷ予約した7時が迫ってる!
慌てて走っていき、Webきっぷの受付をしたらなんと室堂までの直通バス。こりゃ楽でいいや。
切符売り場には朝から長蛇の列だったのでWebきっぷでホントよかったよ。
室堂に着き、さぁ出発。
なんだかんだで観光客も含めて人多いなー。山ガールもちらほら。
とりあえず雷鳥沢のキャンプ場まで下りて木の橋を渡ってさぁ登るぞと思いきや、
立山の紅葉に気を取られて足を踏み外して橋から落ちてしまった!
イテテ・・・恥ずかしい。
やっぱり難所と言うよりこういうなんでもない所で事故は起こるんだなと身を引き締めて登山再開。
雷鳥沢の登りは結構きつい。日陰には数カ所この前の雪が溶けずに残っており登りだからいいものの、下りだったら怖いだろうなぁ。
剱御前小屋に着いて小屋陰で昼食取ってたらiPad使って写真撮ってた女性が居てビックリした。
剱御前小屋から剱沢へは雪がついていたので万一を考え、6本爪アイゼン&Wストックで下る。
雪があるところはいいけれど少なくなってくるとアイゼン歩きは辛い。なだらかになったところで外せばよかった。
剱沢小屋に着いてから雪渓に関する情報収集。
剱沢の雪渓は所々崩壊しており巻き道を勧められる。
これが結構ハードでしんどかった。
平蔵の谷との出合で一旦雪渓に下りると山岳警備隊の方が居てこれからのルートの注意等アドバイスを受ける。
雪渓を巻くスラブにつけられた板の道を行き、ハシゴを下りて長次郎谷との出合で再び雪渓に下り、対岸に渡る。
それからガンガン下って真砂沢ロッジへ。
この時点で14時。コースタイム的には池の平小屋まであと4時間。
こりゃキツイかなと思っていたところ小屋のご主人に『若いんだから行け!3時間で行けるぞ!』とハッパをかけられる。
まぁ自分も登りは得意だから仙人尾根をガンガン登ったるわ!と思って登るが、
これが結構急な尾根で今回一番きつかった。水と行動食以外取らなかったぐらいだからほんと余裕がなかったもんな。
何とか登り切って池の平小屋まで着いたときには17時過ぎ。ホントに3時間ちょっとで来れたよ。
しかし室堂から一日で来るにはほんとは室堂始発でないといかんわな。
テントを張ってすぐにでも夕食。
アマノフーズのカレーを使ったスープカレーはめちゃウマ。
落ち着いたら今回の目的の一つの星空撮影にチャレンジ。
月が出ており星の撮影には向かなかったが、月明かりを利用して八ツ峰を撮ってみました。
ちょうど同じようにPENTAX K-xで撮影していた人がアドバイスしてくれて勉強になったなぁ。
もっときれいに星空を撮った人と比べると段違いだけれど・・・(^^;)
<10/10>
夜明け前に起床してちょっと撮影。月明かりがない昨日に比べて上手くいかない。
O-GPSも電池切れ?でダメダメ。しょうがないので不貞寝。
今日は一日フリーなので、明るくなってからゆっくり朝食の麻婆春雨を食べる。
この時期、日の出は6時ちょっと前だが八ツ峰や平の池に日が当たるのは7時を越えてからになるので、8時頃に平の池まで撮影に行く。
なんと誰も居らず平の池と八ツ峰を独り占め。
池塘に映る逆さ八ツ峰も撮れた。
いやー草紅葉もきれいだしええとこだわ。
しかし撮影はオートだと全然駄目なのでマニュアル露出でいろいろ変えてみて撮らないといけなく大変だった。
テントまで帰ってきてどうしようかと思ったけれど仙人温泉までは遠いし、帰りにまた汗かきそうなので池ノ平山に行くことにした。
道はハッキリしており、お花畑と呼ばれる場所にはチングルマの穂がたくさんあった。夏は綺麗だろうなあ。
その後急な岩場に差し掛かった時、ものすごい音がしたので落石かと思ってビビった。
よーく見ると雷鳥の雄が縄張りに侵襲した俺を威嚇したようだ。あんな声初めて聞いたぞ。
登っても登ってもなかなか山頂までたどり着かずピストン装備でも結構きつかったがようやく山頂到着。
目の前には八ツ峰!大窓や赤ハゲ白ハゲも!
雲がかかってきたけれどそれがまたいい雰囲気だった。
池ノ平山から戻ってきたちょっと休憩した後は小屋の方に教えてもらった鉱山道から展望台へ行ってみる。
展望台は八ツ峰はもちろん後立方面や平の池まで眺めがいい。
その後、ちょっと悩んだが小窓の雪渓取り付きまで行ってみることにする。
コース的にはロープやらマークやらで整備されているが、途中何度も落石が怖そうな箇所がありヘルメットがあった方がいいかも。
小窓の雪渓はだいぶ汚くなっていたが小窓までは雪渓は大丈夫そうだ。
この先は北方稜線に行くような人でないと無理かな。
慎重に引き返して小屋まで戻ったらホッとした。
当初はテント連泊の予定だったが、小屋泊は空いているし、小屋泊だと五右衛門風呂のチンネの湯(あの剱岳点の記の撮影で香川照之も入った!)にも入れるし、
知り合ったツェルト泊の撮影の人も小屋泊にするってことで小屋泊にすることに決定!
夕食は山菜の煮物やらクリームスープやらの手作り料理にデザートまで。
食後は焼酎呑みまくって消灯時間までしゃべりまくった。
しかしまさか山岳雑誌写真の入賞常連者と同席できるとは思わなかったぞ。恐るべし池の平小屋・・・
<10/11>
5時前に起きて朝食を取り、6時半頃室堂に向けて出発!
二股に掛かる橋もハシゴ谷への道の橋も明日明後日には外されるとか。
真砂沢ロッジや剱沢小屋も小屋締めの仕事真っ最中だった。
帰りは山岳警備隊の人も居ないし、行きにはアンテナがバリ3だった剱御前小屋でもなんと圏外。
つくづく三連休を過ぎると急激にシーズンオフになるんだなぁ・・・
剱沢で水が切れそうになりちょっと焦ったり、室堂乗越方面から行くと意外に遠かったり、
雷鳥沢キャンプ場で急激に腹痛に襲われたり、みくりが池温泉でレアチーズケーキセットを嗜んだり・・・
いろいろあったけれど何とか最終一本前の16時半のバスに乗って下山。
最後は亀谷温泉に入って、すし玉できときとな寿司で満足して高速で帰ろうとしたけれど、いつもの通り途中で撃沈したので、予想通り朝帰りになっちゃいました(笑)
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