41年ぶりに歩いた山神経路 (伊勢沢ノ頭南東尾根↓)
- GPS
- 09:51
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日6時前の段階で4台目でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯寄大橋〜雨山峠〜雨山橋 (詳細図名:雨山峠コース) 一般登山道です。基本沢沿いコースなので渡渉部も多く、雨中雨後は注意。 ◯雨山橋先の山神経路入口〜山神峠(山神経路) 昔は玄倉からユーシン方面に行く生活道路で、また一般登山道(破線ルート)でもありましたが、沢横断部の崩壊が激しく廃道となった経路です。バリエーションルートですので、自己責任で(事が起った時に自らで解決する装備・スキルを持つこと)。地図・コンパス、GPS必須。 崩壊地だらけですが、中でも大きい崩壊地が二つあり、蛇小屋沢近くの崩壊地は最近出来た巻道のおかげで比較的楽に通過できましたが、小沢とモチノキ沢間にある手すり付き桟橋のある白ザレの崩壊地は無難に高巻こうかと思いましたが、レコやブログの記事で白ザレの横断が可能なようなので、無謀ながら横断しました。 しかし、今回の山行で最も危険だと思った場所はこの二つの崩壊地ではなくて、モチノキ沢と板小屋沢間にある二連の桟橋で、手前のユーシン側にある桟橋が谷側に傾いていて更にかなり痛んでいてとても渡れない状態で、桟橋の山側の地面を歩いて巻こうとしたらズルズル滑ってこれもまた危なそうだったので、仕方なく桟橋を四つん這いになり這った状態で何とか渡りました。これは山神峠に向かって登り坂の傾斜だったのが功をそうしました。(逆コースだったら敗退してました。)山神峠側の桟橋は普通に渡れました。 これ以外にもかなり危ない場所が多々あり、バリルート慣れした熟達者以外は立ち入らない方がいいと感じました。 ◯山神峠〜伊勢沢ノ頭(詳細図名:伊勢沢ノ頭北西尾根ルート) 破線ルートです。不明瞭な部分もあるので、地図・コンパス、GPS必須。 ◯伊勢沢ノ頭〜寄大橋(詳細図名:伊勢沢ノ頭南東尾根ルート) バリエーションルートです。バリエーションルートですので、自己責任で(事が起った時に自らで解決する装備・スキルを持つこと)。地図・コンパス、GPS必須。 植林中の林業用経路が錯綜しており分かりづらい部分がありました。 |
その他周辺情報 | 秦野天然温泉さざんかで汗を流しました。(平日650円) |
写真
装備
MYアイテム |
まーとぴ(MartP)🌋
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポット
コッヘル
ライター
熊鈴
ラジオ
ツールナイフ
チェーンスパイク
スパッツ
ヘルメット
アルコールストーブ
|
感想
今から41年前の1977年3月にワンゲル部のクラブ活動で一泊2日の計画で檜洞丸に登ることになり、玄倉から宿泊先のユーシンロッジへと向かうのに山神経路を使い歩きました。うろ覚えですが、その当時もかなり荒れた感じの道だった事を記憶しています。
という訳で3年前に登山を再開してから山神経路を再訪したい気持ちで一杯だったのですが、レコやブログの記事を見ると、2000年頃に再整備をしたものの沢沿いの崩壊が酷くて廃道になり、かなり難易度の高い経路になっているようで、尾根道専門の私のスキルではとても無理そうだと半ば諦めてしましたが、ここ最近、鍋割峠から旧鍋割峠への崩壊地越えや前回の道志歩道の崩壊地を歩いて少し自信がつき、また、zuppy1519さんのレコで経路の山神峠側前半部が再整備されているようなレコを見たこともあり、無謀ながらも歩いてきました。
尚、今回の山行は下記レコを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
zuppy1519さん、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1397611.html
majikamasaさん、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1136376.html
nenetaさん、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-664981.html
事前の予習で二つの大きな崩壊地があるとの事でして、山神峠側の崩壊地は最近作られた巻道経路が出来ていて比較的楽に越えました。ユーシン側の手摺り付き桟橋のある白ザレ崩壊地は高巻くか無理なら引き返そうかと思っていたのですが、丹沢バリの猛者の皆様が白ザレをトラバースするごとく、チェーンスパイク効果で何とか渡りきりました。
コース状況にも書いていますが、今回の山神経路の核心部は二連の桟橋でした。手前のユーシン側の桟橋が傾いていて更に痛んでいる感じで、とても歩けそうにないので、レコの記事で見た左側の崖側をトラバースするのを試みようとしましたが、そこも結構急傾斜で足を置いたらズルズル滑ってかなり危険なので、あるブログ記事で四つん這いになり這って桟橋を渡った記事も頭にあったので、それを試して何とか渡りました。今思うと、もしも四つん這いで這っている最中に桟橋が破損、若しくは橋ごとズリ落ちでもしたらタダでは済まなかっただろうなと思い、怖さが蘇ります。
後半の山神峠側はzuppyさんのレコの通り林業関係者か電力関係者の為の整備が行われているみたいで真新しい桟橋まで架けてありました。実際、山神峠近くで電力関係の方2名とばったり鉢合わせしてビックリもしました。
41年ぶりの山神経路は記憶とはだいぶ違っていましたが、横断する沢にある沢名道標があった事が記憶にあったので懐かしく思い出しました。
山神峠から伊勢沢ノ頭に登り、下山は初ルートになる伊勢沢ノ頭南東尾根で下山しました。
山神経路を歩いたあとなので精神的には楽な気持ちで歩けましたが、植林内の林業経路が長く感じて、予想より時間も掛かりました。
あと、寄大橋に戻ってきたらスパッツにヒルが一匹くっ付いていてビックリしました。実害は無かったのですが、今年は暖かいせいかヒルの活動が早そうで注意が必要ですね。次回の山行時はヒル下がりのジョニーを携帯しよっと。
山神経路残りの蕗平橋から山神峠までの経路もいつか歩いてみたいです。
artpanoramaさん、こんばんは。山神径路うまく踏破できたようで、おめでとうございます。 私も来週、残区間を偵察するつもりなので判りやすい写真解説して頂き、大変助かります。 組み合わせる尾根とか進行方向は迷ってますが、早く行かないとヘビやヒルが出てくるので焦ってます。二連の桟橋のところで、「左側の崖側をトラバース・・ズルズル滑って」これって私が先日通った大滝峠近くの奥野歩道の桟橋と同じですな。今からドキドキしてしまいます。 山神峠から西も相当な危険場所がありますが二連の桟橋よりはマシかもしれないです。(玄倉側からしか通ってません)行かれるときは気をつけて。。。
zuppyさん、こんばんは。
zuppyさんのレコで山神峠側の経路が比較的整備されているとの情報が大変役立ちましたありがとうございます。
一応山神峠までは踏破しましたが蕗平橋までは今後の楽しみとして取っておきます
zuppyさんの技量ならどちらでも大丈夫かとは思いますが、二連桟橋は上りの方が歩きやすいのでユーシン側からの方が危険は少ないと思います。
zuppyさんのコメントで思い出しました。寄大橋に戻ったらスパッツにヒルが一匹付いていて焦りました。実害はなったのですが、今年は活動が早いですね。
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