火打山。GW1日フライングでテント泊
- GPS
- 12:53
- 距離
- 20.2km
- 上り
- 1,417m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
天候 | 27日:高曇り→夕方晴れ 28日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰登山口までは雪は完全になくノーマルタイヤで問題なかった。笹ヶ峰の駐車場は上の駐車場(35台位)も下の駐車場もOK。20時から朝5時までの夜間通行止めは解除されている |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストがあり、入山届と下山届を出すようになっている 登山口から黒沢橋: 駐車場奥から雪の上を歩く。黒沢橋までに3つの橋を渡る。一つ目の大き目の橋、その後小さい橋を2つ。私は適当に雪の上をあるいていたので、3つ目の橋を渡り損なって、雪のブリッジを渡ることに。リボンが50m位の間隔であるので、しばらく見なければルートを外れている 黒沢橋から十二曲り: 黒沢橋を渡るとほんの少しだけ夏道の階段が出ている。そこから雪の上を十二曲りに向けて歩くが、どこが取り付きかわからない。適当に進んだら雪の上を直登して尾根に上がる 十二曲りから富士見平: 途中夏道がしばらく出ている。ここも結構な登り。富士見平は夏道通りピークを越えていくルートと、左側をトラバース気味に進むルートがある。どちらでもよい 富士見平から高谷池ヒュッテ: 黒沢岳の左側斜面をトラバースしてすすむ。雪が緩んでいればストックとノーアイゼンで通過できる。不安な方はアイゼンを付ける。トラバース途中で見えていたヒュッテは、トラバース終了地点から見えなくなる。小屋の位置を覚えておくこと 高谷池ヒュッテから火打山: 天狗の庭まで進み、右手側(反時計回りに)進んで雷鳥平へ登る。最初は急斜面でその後は尾根歩き。雷鳥平から最後の斜面を登る。直下の斜面はきついのでアイゼンとピッケルでしっかりステップを踏む 高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテ: ヒュッテから黒沢岳方向を見て左手にある尾根に上がる。尾根を進めば茶臼山。そこから尾根伝いに下る。雪一面なので黒沢池に向かって好きなところを下りればいい 黒沢池から富士見平: 広い湿原を緩やかに下っていく。両側の斜面が狭まってきたあたりで、右側の斜面に登り返す。その後は水平気味にトラバースして富士見平へ |
その他周辺情報 | コンビニ: インターを降りると何もない。高速途中か乗る前に調達 日帰り温泉: 「苗名の湯」に入った。内湯のみ。450円。10‐20時。水曜定休。 0255−86−6565 強酸なので加水している。そして加温、循環 温泉としては正直魅力ないが、汗を流すには良い。 |
写真
感想
もう1−2週間早くやりたかった火打山。結局GWになってしまった。天気予報では土日の方が天気が良い。でも混むのは嫌で、静かな雪上テント泊を楽しみたかったので、1日早めてスタート。3時過ぎに高山のアパートを出るも、安房峠を越えたところでマットを忘れたことに気が付く。釜トンネル前でUターンしてアパートに戻る。結果的に予定より2時間弱遅れて8時過ぎに登山口に到着
駐車場でお会いした二人連れの常連さんとは、ヒュッテまでほぼ同じペースだった。常連さん曰く、例年に比べ雪が少ない。雪が多い時は黒沢沿いに登り上げていくのだが、今年は沢が出ていて沢をクロスすることもできない。上の駐車場が使え、ゲートの小屋が露出しているのも珍しいとのこと。それでも雪はそこそこあって楽しめた
初日は久しぶりのテン泊装備を担いで息が上がり汗ぐっしょり。高曇りで助かった。1か月前に避難小屋泊装備で御嶽山に登った時に惨憺たる状況だったので、次の山行までに鍛えなくてはと思いつつ、そのまま今回になってしまった。心配した通り、腰や足にきて青息吐息の悲惨な状態でヒュッテに到着
風もなく、のんびりテントを張って、小屋の外のベンチで早速ビールとおつまみで一息。このまま飲み続けると夕飯までに出来上がってしまうなと思っていると、火打の山頂が青空になってきた。夕暮れまでに山頂に登って、暗くなる前にそこそこ下りてこられそうだったので、この日に火打山の頂を目指すことに
夏道のルートも分からないので、雪の斜面を適当に進んで標高を上げ、火打の最後の登りの取り付きまで進む。アタックザックの軽装で登ってきたが、重いザックを背負った疲れがドット出てペースが上がらない。アイゼンとピッケルを利かせて6時過ぎに山頂に到着
寒くなってきたので、フリースの帽子にテムレスをはめ、雪山用のシェルを羽織る。しばらく楽しんだ後、山を下りる。急斜面を飛ぶように下りて、あっという間に天狗の庭まで戻る。緩やかな登り返しにあえぎながら、最後にヒュッテ目指して一気に下る
夜はトラブル続き。まずランプが点かない。ヘッデンでやりくりする。次にバーナーの自動着火が途中でダメになる。持ってきたマッチが見つからず、小屋でライターを借りた。装備はちゃんと点検しておかないとだめだな。小屋のスタッフ数名と常連さん二人で明日からに備えてアルコールで英気を養っていた(本日宿泊者ゼロ!)。一緒に飲むよう勧められたが、夕飯の支度途中だったので、丁重にお断りして後ろ髪を引かれる思いでテントに戻った
静かな一夜も明け方に風が出てきて、テントの撤収に手こずった。ビニール袋に雪を詰めて埋め、取っ手部分にテントの細引きを括りつけてアンカーを取っていたが、外した途端にテントが風でひっくり返りポールが少し湾曲してしまった。先にポールを抜いてからアンカーを外すべきだった。まだまだテン泊は初心者だ
小屋のスタッフに大倉乗越のトラバースが危険なので妙高を諦めるよう諭され、思案の末に従うことに。長い急斜面のトラバースをやるには、昨日の重いザックで相当足腰に来ていて踏ん張れそうもなかった。スタッフの勧めで黒沢池を巡って帰ることにした
結果は大正解で、誰もいない静かな素晴らしい黒沢の湿原を満喫できた。妙高山には季節を変えてまた来ることにしよう。昨年秋の剱沢以来のテン泊を存分に楽しんだ山行となった。感謝感謝!
テント泊お疲れ様です。
GPSがあっても、残雪期の樹林帯の取り付きは本当に分かりずらいですよね。
青空の火打山と北アルプスが素晴らしいです。
私は越後駒でした。こちらも例年よりずっと雪が少なそうです。
このGWは残雪の山は静かなところが多いのかな?
Jimnyさん、コメありがとうございました
Jimnyさんの最近のハイペースの山行には目を見張るばかりです
ブログのレコが追いつかないのもよく分かります(笑)
越後駒に行かれましたか。あの山はいいですね。私も積雪期に2回行きましたし、駒の小屋で一人だけの宿泊もしました。お気に入りの山の一つです
残雪の山が静かになったかどうか分かりませんが、多くの人がJimnyさんのレコを見て花の山に出かけたのは間違いないと思いますよ
テント泊、お疲れ様でした。
頚城山塊はいまだ足を踏み入れたことがないですが、北アルプスの大展望ですね。
雪山でのテント泊で、静かな山を満喫されたことと思います。
装備不備ですが、発生してしまいますよね。
秋に鹿島槍に行った際に、同じようにバーナーの着火装置が壊れ、周りに人もおらず、水筒に雪を詰めて水を作り、食事は行動食だけで夕食と朝食をしのいだ記憶があります。
また、先週の白馬鑓温泉も、アイゼンを装着しようとしたら、つま先のハーネスが一部割れていました。アイゼンのこんなところが壊れるんだとビックリしました。一部はまだつながっていたので一部壊れたままで登山続行しましたが、登山中に完全に壊れていたら危ないところでした。
行く前にチェックすればいいのでしょうが、わざわざ袋から出してチェックするのがどうも面倒くさくて。。。
テン泊ベテランのeurekapapaさんのようにはなかなか手際よくいきません
この日はヒュッテに泊まっても大正解だったですね。宿泊客は常連さん二人と私だけで、スタッフと一緒に楽しくストーブの横で酒盛りができました
でも前から計画していたので、テント泊を押し通しました
相変わらず要領の悪さと熟睡できない夜(小屋でも変わりませんが)に嫌気もさしますが、テン泊ならではの満足感も大きく、これからも時々テン泊したいと思っています
道具の点検は大切ですね
実はヘッデンも最初は点かなくて焦りました。電池を外したり装着したり、何度もごちゃごちゃやっているうちに点きました。予備電池もよく考えたら交換した古い電池で、予備になってませんでした。ランプは電池の液漏れが原因でした。家に帰ってヤスリで電極を磨いたりしたら点きましたが、ヘッデンは原因がよく分からないので新調しました。バーナーの自動着火は店に持っていけば2‐3週間で1000円くらいで直るといわれましたが、当面はマッチかライターで点火するつもりです
出発前に一つ一つ点検しないとだめですね。大いに反省しました
さすが火打、南アルプスより雪が多いです。
私はテン泊装備担いで行ったのですが冬期開放が居心地よさそうでしたのでそっちにしてしまいました
テン泊装備は鍛えたって重いので諦めてます(笑)
割り切って30分に一度は肩から降ろし休憩するようにしてます。
トラバースや積雪した藪地帯急斜面の下降、雪が腐っていても油断なりませんね。
小屋上の斜面、ストックとチェーンスパイクで真っすぐ下降しようとしたら二度かなり滑って焦りました。
ピッケルとアイゼン使われるPinball_1957さん、やはり似たような経験されてるんですね。
装備の着脱に手間を惜しんではいけませんね。
テン泊のトラブル、場数踏んでいろいろ対策練るようになります。
今回私がやらかしたのがライター二つともザックのストック刺しの袋に入れて(喫煙者なもんで)斜面滑ってしまい二つとも雪で濡らしてしまいました。
一つはスマホのバッテリー入れるジップロックに入れておくべきでした。
テン泊場数踏んで快適にしたいものですね。
危険個所の通過、自分の心に忠実になるのが一番だと思います。
なんやかんやで自身の技量わかっているのは自分ですから。
それにしても二日目のパノラマは重い装備背負ってきたご褒美と言わんばかりの素晴らしいものです。
これだから山歩きは止められませんね
トムさん、コメありがとうございます
あの快適な千枚小屋なら百枚小屋(この時期は閉まっているか)よりもテン泊よりもずっといいです。担いだテントは横に置いといて小屋泊にしたのは正解です
装備の着脱は手間を惜しんではいけませんね。私もそう思います。折角担ぎ上げてきたギアは使わない手はないです。何かあったら後の祭りでは済まされません。ということで、面倒でも大袈裟に見えても安全側で行こうと思っています。とは言いつつ、タイミングを逸することが多いのですが
テン泊は場数を踏まないとだめですね。これからも老体に鞭打って機会があればテン泊に挑みます
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