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Yamareco

記録ID: 152068
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(赤岳/真教寺尾根〜県界尾根)

2011年11月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:23
距離
12.4km
登り
1,417m
下り
1,407m

コースタイム

06:18たかね荘駐車場〜06:26羽衣池06:26〜07:09賽ノ河原07:14〜08:00牛首山08:05〜10:20真教寺尾根分岐10:23〜10:35赤岳山頂11:00〜12:00大天狗12:04〜12:37小天狗12:37〜13:02登山道入口13:02〜13:23ゲート13:23〜13:41たかね荘駐車場
天候 快晴。風は山頂で5〜10mくらい。
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森ファーム(旧たかね荘)登山者用無料駐車場
06:00時点で気温はマイナス3度。先客なし。
コース状況/
危険箇所等
【コース状況】
コース全体を通してアイゼン、ピッケルは使用しませんでした。
ただし、これからは必須だと思います。

<真教寺尾根>
●たかね荘〜賽ノ河原
駐車場から歩き始めるとすぐに羽衣池に。笹の道をしばらく登ると右手にスキー場のリフト降り場を見ながら、少し歩くと賽ノ河原に到着。
賽ノ河原からは振り向くと富士山、南アルプスが。前方を見るとこれから向かう赤岳の姿も見ることができる。危険箇所なし。

●賽の河原〜牛首山
ここから本格的な斜面に。雪も賽ノ河原を過ぎてからつき始める。この辺りの積雪は2〜3cm程度。
途中カモシカに遭遇。危険箇所なし。

●牛首山〜真教寺尾根分岐
牛首山を過ぎると少し下り、しばらく平坦な道を進む。時おり樹林の間から赤岳の姿が見られる。
積雪量は徐々に増え始め5〜10cmくらいに。ただし日当りが良い場所は融けている。
2400m付近から岩場の急登となり、2500m付近からはずっと鎖場が続く。
今日の時点では鎖が隠れるほどの積雪はないが、あとひと降りするとかなり危険な状態になりそう。
高度感と落ちたら止まらないという観点では県界尾根より真教寺尾根の方が緊張感を強いられるように個人的には感じた。
真教寺尾根分岐の手前の痩せ尾根でひと心地つくことができる。

●真教寺尾根分岐〜赤岳山頂
真教寺尾根分岐までたどり着くと山頂まではすぐ。
階段を登り、竜頭峰を経て左側を巻くように少し下ると文三郎ルートと合流。
ここのトラバースも注意が必要。
山頂付近は強風で雪は飛ばされていて、砕けたエビの尻尾が散乱して白くなっている感じ。

<県界尾根>
●赤岳山頂〜大天狗
赤岳頂上山荘の脇から県界尾根へ。今回、ここの下りが一番難しかった。
頂上直下から鎖場の連続。真教寺尾根よりも県界尾根の方が雪の量が多く、
さらに溶解した雪の上にサラサラ雪が積もっているのでたいへん滑りやすい状態。
鎖はほとんど出ていたが、一部雪に隠れているところも。鎖に頼らないと転んで滑落します。
これからは充分な装備が必要。積雪は10〜20cm程度。
県界尾根の方が登り降りは難しいが、滑落したら何百メートルも先の谷底へ、
というポイントは真教寺尾根の方が多いのでは。
難所を過ぎてホッとすると大天狗に到着。

●大天狗〜小天狗
ほぼ平坦な樹林帯の道を進む。積雪は5〜10cm程度。危険箇所なし。

●小天狗〜登山道入口
小天狗で防火線ノ頭〜野辺山方面と登山道入口〜清里方面へ分岐。
登山道入口方面はここからまた急斜面となり、30分程度下ると登山道入口へ。
日の出とともに富士山。
日の出とともに富士山。
日の出の権現岳。
日の出の権現岳。
南アルプス。
これから登る赤岳。けっこう白い。
これから登る赤岳。けっこう白い。
賽ノ河原を過ぎると雪がつき始める。
賽ノ河原を過ぎると雪がつき始める。
振り返ると富士山。
振り返ると富士山。
真教寺尾根はずっと富士山に見守られながらの山登り。
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真教寺尾根はずっと富士山に見守られながらの山登り。
牛首山。
権現もけっこう白いなぁ。
権現もけっこう白いなぁ。
樹林帯の中、時おり顔をのぞかせる赤岳。
樹林帯の中、時おり顔をのぞかせる赤岳。
この辺りから急な登りに。鎖場の連続。
この辺りから急な登りに。鎖場の連続。
かなりの高度感。
かなりの高度感。
隣の県界尾根。下れるかな。
隣の県界尾根。下れるかな。
痩せ尾根で一息。真教寺尾根と県界尾根。
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痩せ尾根で一息。真教寺尾根と県界尾根。
真教寺尾根分岐までの最後の難所。雪はだいぶ吹き飛ばされている。
真教寺尾根分岐までの最後の難所。雪はだいぶ吹き飛ばされている。
真教寺尾根分岐。
真教寺尾根分岐。
竜頭峰からの赤岳。
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竜頭峰からの赤岳。
あと少し。
赤岳山頂。風は5〜10mくらい。
赤岳山頂。風は5〜10mくらい。
ズドーンと富士山の横位置。
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ズドーンと富士山の横位置。
ズドーンと富士山の縦位置。
ズドーンと富士山の縦位置。
硫黄岳。
天狗岳と蓼科山。
天狗岳と蓼科山。
手前の権現と南アルプス。
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手前の権現と南アルプス。
北アルプス。
御嶽山と中央アルプス。
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御嶽山と中央アルプス。
阿弥陀岳と諏訪湖。
阿弥陀岳と諏訪湖。
登ってきた真教寺尾根。
登ってきた真教寺尾根。
県界尾根は危険。
県界尾根は危険。
頂上直下から鎖場が続く。
頂上直下から鎖場が続く。
真教寺尾根よりも雪がだいぶ多い。
真教寺尾根よりも雪がだいぶ多い。
県界尾根より真教寺尾根を望む。
県界尾根より真教寺尾根を望む。
イヤな箇所が続く1。
イヤな箇所が続く1。
イヤな箇所が続く2。
2
イヤな箇所が続く2。
イヤな箇所が続く3。
イヤな箇所が続く3。
この看板まではホントに危険。ここを過ぎるとホッとできる。
この看板まではホントに危険。ここを過ぎるとホッとできる。
大天狗までもけっこう雪がありました。
大天狗までもけっこう雪がありました。
大天狗〜小天狗までの平坦な道。とても静か。
大天狗〜小天狗までの平坦な道。とても静か。
一日中、富士山がキレイに見えていた。
一日中、富士山がキレイに見えていた。
赤岳と横岳。朝よりも雪がだいぶ減っている感じ。
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赤岳と横岳。朝よりも雪がだいぶ減っている感じ。
登山道入口付近より振り返って赤岳。
登山道入口付近より振り返って赤岳。
たかね荘までの舗装道路でも正面に富士山。
たかね荘までの舗装道路でも正面に富士山。

感想

●八ヶ岳が冠雪したとのことを聞きつけ、早速行くことに。
●でも、美濃戸口からではなく、いつもと違うところから入りたい。
まだそんなに雪もないはずだし、ヤバかったら速攻撤退するつもりで、真教寺尾根から登り、県界尾根から下ることに。
●真教寺尾根、県界尾根ともに次降るともう登れないというギリギリのタイミングだったと思う。これからの時期の単独はかなりリスクが高いので控えた方が無難。
●駐車場はクルマが一台も止まっていないし、真教寺尾根で出会ったのはカモシカ一匹のみ。赤岳頂上でも2人にしか会わず。下りの県界尾根では1人(しかも登山者じゃない)と休日とは思えない閑散ぶり。
●去年もちょうど同じような時期に訪れ、人がとても少なかった。
冬山をやらない人はこの時期はシーズンオフだし、雪山な人たちはもっと雪が増えてからという、ちょうどエアポケットのような時期なのかも知れない。
●今回は久々の単独ということも重なり、とても静かな山歩きができた。

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コメント

コメ有難うございます。
jack-chanです。 こんにちわ。

danyamaさんの権現岳と南アルプスの写真を見て、
赤岳にもし、足を延ばしてたら・・・権現は、こんな風景っていうのが疑似体験できました

冬は、天気が良いと空気が澄んで最高ですね〜〜
2011/11/29 13:08
やっぱり冬はいいですねぇ
>jack-chanさん


こんばんわ!

ギボシの鎖場の写真、緊張感ありますね。
あそこは雪がついてなくてもフツーにコワいですよね。

それにしても、地蔵尾根からの仙丈ヶ岳日帰りと迷われるとは…。
スゴすぎです。

いよいよ、本格的なシーズン到来!ですね。
お互い安全に雪山楽しみましょうね。
2011/11/29 23:30
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