8月11日は山スキーの日?剱沢雪渓滑降 #75, #76


- GPS
- 23:46
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,541m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:18
天候 | 1日目 : 雨のち曇り時々晴れ 小雨 2日目 : 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
天気が結構微妙でしたが、雨覚悟でスキー持って立山行きです。朝の立山駅周辺の駐車場はもう結構いっぱいで、河原のところで準備中も雨に。それでもたくさんの人が駅に向かいますが、チケット売り場の列はかなり少なめ。私はネットで予約したパノラマバス6:30の便に乗り込みます。500円高いのですが、立山駅から室堂まで直行便なので重いザックにスキーをケーブルカーからバスに運搬するのがないので快適です。そのパノラマバスも車内は7割くらいの埋まり具合で、雨で行くのを止めた人も多いみたいです。
ひょっとして室堂は雲海の上かも〜という淡い期待を裏切るように室堂も雨。本当に淡い期待、薄口醤油のほうがよっぽど濃いですよ。さてどうしようか最新の天気予報を見るも午後過ぎまで雨が残りそう。と悩んでいると同じ会(IMP)のkさんも同じような時刻に室堂入りされているということで、少々の探索で無事に合流。何せピンクヘルメットでスキー担いでいると目立ちます(笑)
雨は覚悟で雨具着てスキー担いで出ることにしました。雷鳥沢から登って下山される方々の表情が雨の登り返しで悲壮感満載でした。
雷鳥沢から乗越に向けての登りの後半で青空が出始め、太陽が当たると雨具が暑くなります。もう雨も大丈夫そうなので雨具を脱いで爽快に歩きます。荷物はずっしりと重いですから爽快には程遠いですが(笑)
乗越を過ぎればテント場まで下るのみ。ここでこれから祖母谷から白馬まで抜けるというなかなかの変態な方と休憩を共にして、山スキー変態とロングでハード変態?の異様な空気を漂わせていたと思います。
テント場で手続きを済ませて、テントを張ればkさんはこれからトレランスタイルで剱岳アタック。私はスキー背負って雪渓アタック(笑)とそれぞれの本来の山行スタイルで行動します。
さてまずは登山道沿いの斜面を登って一滑り。凹凸はありますがそれほど硬くなくまあまあの斜面でした。そして小屋から剱沢に入り、雪が切れるまで滑ります。最後の方は踏み抜きしそうな感じだったので少し手前で終了。滑った雪渓を登り返すと、登山道(雪渓の下ですが)の先にまだまだ雪渓がつながっています。これは是非行かないと〜とばかりそのまま歩き続けます。しばらくすると右手に豪快な急斜面の雪渓が稜線付近まで続いており、ここでアイゼン(10本爪)を装着して登ります。途中から斜度が強く、ダブルピックストックの歯を出して慎重に登ります。
途中で登山道と合流します。登山道はしっかり雪を削ってあるので安心ですが、雪渓に落ちるとタダでは済まなさそうです。そのままさらに上を目指し、さらに斜度が強くなり、雪の凹凸も強くなってきたので大岩のところの凹みに入って登りは終了。スキーを装着して滑る準備をします。(もうちょっと登って先端まで行っておけばよかったかなと何度か後悔・・・)
斜度はおよそ40度くらい、雪面は凹凸となかなかの難易度。スキーが外れるとか転倒するとかがあるとそのままズルズルと凹凸で汚れた雪の上を滑落してしまうでしょう。スピードコントロールを確実に行い、ターンはジャンプターンです。
登山道と合流するところで登山者の方と歓談。とにかくこの時期はスキー持っているとまるで山ガール並みの人気振りです。もっとも山ガールはキュートで爽やかさの中に強さが見え隠れするところが魅力なのだと思いますが、私の場合は単なる年中山スキーする変態山スキーヤーというネタで声をかけていただいているに過ぎません(笑)
後半の雪渓はやや斜度も緩く30度程度で無事に終了。そのまま続いて剱沢を滑って元の登山道に戻り、スキーを片付けて兼用履とともにザックにくくりつけて小屋でビール3本買ってまたテント場に戻りました。
kさんはまだ剱岳から戻ってきてないのでヒマなのでお昼寝。夕方になって先に夕飯を用意して食べますがビールはお預けにしましょう。17:30過ぎにkさん無事下山。ちょっと落ち着いたところでお待ちかねのビールで乾杯〜としていると雨が降ってきてテントに避難。そのままビールを飲んで、後ほどkさん持参のウォッカをいただきます。もちろんストレートなので度数強すぎて飲むとむせます(笑)。もっとも酒豪アスリート(?)のkさんもむせてましたから、ちょっと安心。
ウォッカがなくなって宴も終わってテントに戻ります。腰までシュラフに潜り込んだところでいつの間にか寝てました。上はダウンを着てましたが寒くはなくちょうどいい気温でした。
翌朝は3:30のアラームを20分くらい引っ張って(笑)、朝ごはんを済ませたらテントを撤収して、ノルマの雪渓滑りを一本こなしてkさんとはお別れです。kさんは別山から雄山に向かって下山、私は目的を果たしたため雷鳥沢経由で下山。室堂には8時に到着し、8:25のバスで車中の人となりました。下界に戻ると立山駅周辺の駐車場は満車で、臨時駐車場からシャトルバスで送迎・・・ということに。きっと車を停めて山で泊まっている人が多いのでしょう。
結果山頂はどこにも寄りませんでしたが雪渓をたっぷり滑って満足度はかなり高かったです。当初は日曜日に長次郎谷を滑るつもりでしたが、天候が怪しかったので次回の宿題にしておきました。天気は結局大丈夫そうだったので行っておいてもよかったのですが、それは後悔には感じません。楽しみはまた次に取っておいた方が、また次の山行が待ち遠しくなりますし、達成できたときの感慨も一入でしょう。
山の日は雷鳥沢でテント泊してました(◍′◡‵◍)
同じ日に立山にいたとは不思議な感じですね〜!
あの暑い日にスキーをしているももちゃんの姿はもっと不思議ですが。。。笑
朝の雨が嘘のようにお昼には晴れてきて♪これは日頃の行いが良いからですね!
はじめての立山はまるでももちゃんのお庭を歩いているようでした!
すごく良いところですね(*´∇`*)今度は秋に行ってみたいです。
雷鳥沢テント泊いいですね〜ご馳走の写真見て羨ましくなりました〜私は毎食お雑煮です
立山初めてだったんですね。次は剣沢のテント場で剱岳眺めながらの山行なんかいいと思います
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