大池〜雪倉岳・朝日岳〜蓮華温泉
- GPS
- 20:44
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 2,621m
- 下り
- 2,994m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 3:05
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 12:36
天候 | 8/10 曇り 8/11 雨〜曇り〜晴れ 8/12 曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大池テント場はほぼ一杯。 池側は禁止。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
8/10
新宿から夜行バスに乗車し栂池へと向かう。途中七倉ダム、扇沢、白馬登山口を経由するものの、早朝ゴンドラの運転開始前には栂池に到着するので便利ではあるがやはり疲れるし寝不足となる。今回も寝つきが悪くまた眠りも浅いためか、スタートからすっきりしない。それでも登山口まで乗り換え無しにこれるので人気があり、ほぼ満席であった。たまたま隣りは空席で、座席間も通常より広く条件はよかったのだが、熟睡はできない。
さて、ゴンドラは7:00〜の運転開始で、その上のロープウェイも最初の便は10分間隔で運転しているため思ったより早く到着。すでに標高も1800mを超えているので、暑い中の登りが大分短縮出来るのでかなり助かる。また、朝方は白馬稜線の山が辛うじて見えていたものの、次第に雲が低く垂れ込み出し、日差しを遮ってくれたのでそれも功をそうした。
さてここから白馬岳までのルートでは乗鞍岳までの登りが一番の急登となり、天狗原を超えて森林限界までが一番きついが、それも僅かである。乗鞍岳を過ぎればこの日のテント場である白馬大池が出迎えてくれる。ここは4年ほど前に来た時に是非ともテント泊してみたいと思っていた。広々とした湖畔のテント場は北アルプスの中でも最上位の風光明媚な箇所に位置する。午前中に到着したため、その時点では数張り程度であり好きな場所に張る事ができたが、16:00すぎるる頃にはほぼ満杯状態であった。残念ながら今回は湖畔側に張る事ができなくなっていたが(ヘリコプターの離発着のため)、それを無視して2張り張っており、小屋も注意しなのであるからして結構ルーズなものだ。
早々ににテントを張り、ビールを一杯飲みその後寝不足解消のために一寝入り、起きると次第にテント場も混み出してきた。時間もあるので付近(稜線、池周囲)を散歩し夕方までの時間を潰し再びテントに戻ると小雨がしばし降り出す天気となる。明日の天気を隣人のテント泊客に尋ねると、朝方は降らないが10:00過ぎからは雨との事だが、山の天気はあてにならない事を願うばかりだ。
8/11
夜半テントを叩く雨音に何度か眼を覚ますもグッスリと眠れた。起きたとこには雨音は聞こえず換気口から覗くと霧模様。起きてすぐにトイレに行った際は雨は降ってなかったが、朝食そして出発の準備をしているうちに雨が降り出す。雨脚はそろほど強くないが、やはり雨の中の出発は気が滅入る。すでに何組かが出発しているが、天候のせいか他のパーティーの出足もかなり鈍い。予定通り5:00出発し、白馬を目指すも小雨の濃霧で視界は100m程度といったところである。天気が良ければ素晴らしい眺望の尾根なのだが今日は我慢強く天候の回復に期待するしかない。登る登山者は少なく、白馬からの下山者そして早朝出発した大池からのピストン登山者に途中多くすれ違う。
小蓮華岳にて圏内となったところで天気予報のチェックそして、わすれていた地形図のキャッシュをする。天気は昼頃より北側山域の高いところから雲がなくなるとの予報に、うまくいけば雪倉岳あたりで晴れ間を望めるのではと期待する。
当初予定していた白馬はキャンセルし、三方境から雪倉岳へと向かうが相変わらず風雨は弱まらないが、雪倉岳までの道のりは北アルプス唯一といわれる高山植物の宝庫といわれるだけありそれには癒される。途中鉢ヶ岳の巻道あたりより幾分日差しが射す間が生じ明るくなる時間ができて来て青空への期待が高まる。避難小屋を過ぎ、雪倉岳への登りに差し掛かると雲の動きが確実に好転への向かっている事が分かる。そして頂上間近にて待ちに待った青空が背後に見えだし、幸運にも頂上にて白馬岳の勇姿を拝む事ができた。
朝日平へは一旦600mほどの下りとなるため森林帯に再び入る事、そして日差しがさして来た事も相まって、汗が噴き出る暑さとなる。涼しげであるはずの池塘もこの暑さではなかな効果を感じられない。水平道分岐から朝日平まではだらだらとした登りが続く。とくに最後に朝日小屋が見えてからの登りが辛い。途中2箇所ほど新道工事が進められており、最初の1箇所は新道への切り替えが完了している。もう1箇所も早々に新道へ切り替えが行われるだろう。
朝日平到着後付近を散策、白馬、雪倉岳、剱岳を見ながらビールで飲み干す。明日の朝は霧が朝方は残るとの予報をヤマテンで確認したので、朝日岳まで足を伸ばす。確かに翌朝は濃霧でしたので正解でした。
8/12
昨夜は一旦眼を覚まし後、近くのテント客の22時過ぎまでの会話が耳障りでなかなか熟睡できなかった。(暗騒音がないので小声でも響くのですね)静かにしてくれと言ってようやく会話を辞めてくれたが、最近の登山者のマナー低下がこんなところにもと言った感じがした。
小屋にて12:35、15:45のバス出発時刻を確認、できれば蓮華温泉にて一風呂浴びて12:35のバスに乗りたい。
小屋の方曰く、一旦1100mまで降ってそこから300m以上登り返して蓮華温泉に着くとの事、結構ながいので5:00出発だとぎりぎりで12:35に間に合えば良い、ゆっくりと降りて温泉に浸かり15:45で帰ればとのアドバイスを受けた。
予報通り朝日岳は霧の中だったが、頂上を通過後間もなく雲が切れだし栂海新道、そして五輪高原が眺望できるほどになる。朝日岳頂上も次第にその姿を望めるようになって来たが、雪倉岳、白馬、蓮華岳の稜線はなかなかスッキリとは眺望出来ずであった。
朝日岳標高2420m、朝日平標高2140mと決して標高は高くないが、北アルプスのなかでも北側に位置し豪雪地帯でもあるこのあたりはかなり森林限界が低い。その為、下山道も標高1800m付近の五輪高原を過ぎるとすでに森林限界を超えすこぶる景色が良い。ただし、蓮華温泉(標高1500m)からそこに至るまでが、途中1100mまで下るので登り返しは結構たいへんな様だ。
朝日岳から下る事1時間強、五輪高原上部まで降りて来ると蓮華温泉からの入山者にちらほらとすれ違う様になり、最後は瀬戸川(標高1100m)を過ぎたあたりであったのだから、最後の方は到着はゆうに18:00ごろであろう。
さて、小屋の方の忠告通り二つの沢を超えてからの登りは、バス、風呂の時間を気にしながら汗だくになり最後の急登を登り切ると(それでも樹林が陽射しを遮るので助かる)、兵馬平の池塘原が広がる場所に辿り着く。ここからは緩やかな上りを辿りながら3日間を振り返りながら蓮華温泉へと向かう。
上りが最後に待ち受ける下山路も滅多にお目にかかれないですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する