西岳〜編笠山:111210(富士見高原登山口より周回)
- GPS
- 09:50
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,263m
コースタイム
-11:45西岳11:55-13:10青年小屋-14:15編笠山14:50-18:10富士見高原登山口
天候 | 天気:晴れのち曇り 気温:山頂で-8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に指導標も多く、西岳までは目立った危険個所はありません。指導標もテープも多いです。 西岳から青年小屋までも同じく危険個所はありませんが、青年小屋から編笠山への登りは岩に雪がついていて非常に危険です。アイゼンがないと滑りやすいし、アイゼンを付けるとバランスを取りにくいです。編笠山からの下りも同様です。 全体を通して、もう少し雪深い状態の方が登りやすそうですが、微妙な雪の量ではアイゼンもピッケルも効果をあまり発揮できず、特にアイゼンは雪の下の岩の形状が分からないで、バランスを崩しやすく少し危険です。自分のスキルが低いだけかもしれませんが・・・。(雪が薄く、アイゼンの歯はすぐに岩や石にぶつかる感じ) |
写真
感想
今回は、大好きな八ヶ岳の雪山登山。西岳は少しマイナーかもしれませんが、展望もそれなりによさそうなので、以前登ったことのある編笠山と一緒に富士見高原側からの周回コースとしました。
自宅から出発だと時間的に厳しいので、原村のホテルに前夜泊しました。
にもかかわらず、朝の7:30に登り始めるつもりが結局8:30くらいからになってしまいました。。朝5時半には起きていたのに、寛ぎすぎました。。我ながらおバカです。。
で、富士見高原のゴルフ場のクラブハウスのすぐ下にある登山者専用の駐車場に車を停めて出発!
ゴルフ場の脇を通ってまずは不動清水を目指します。先行者のトレースがあり、ありがたいです。
雪は最初からチラホラとありましたが、標高が2200mくらいになるまではアイゼンなしで登りました。途中からアイゼンを付けましたが、着けなくてもよかったかもしれません。(雪のすぐ下が岩でバランスがとりにくいので・・・)
西岳まで2時間半程度で登れるかと思いましたが、雪と岩のミックスの状態は個人的には慎重にならざるを得ず、意外と時間がかかりました。結局西岳まで3時間程度かかってしまいました。一瞬このまま下山しようかとも思いましたが、以前、秋に見た編笠山からの景色が忘れられず、意を決して青年小屋に向かいます。
青年小屋までは樹林帯を降りて行く感じですが、たまに視界が開けると真っ白な権現岳が視界に飛び込みます。絶景です!!
青年小屋まで、結局1時間以上かかりましたがもう後戻りできません。休まずに編笠山山頂を目指します。
前回、編笠山に登った時には下山で利用した「編笠山-青年小屋」のルートを、今回は登っていきます。雪でペンキの矢印マークが見えないのと、中途半端な雪の量のせいで、足場を選ぶのに慎重にならざるを得ません。通常は30分で登れるところを1時間もかかってしまいました。
さらに残念なことに、上空には雲が・・・。八ヶ岳の絶景を見たかったのですが、権現や赤岳、阿弥陀岳など、山頂付近は雲に覆われてしまっています。。
それでも富士山側や南アルプスは見えたので、遅めの昼食休憩をして下山開始です。が、しかし富士見高原方面への下山口が見つかりません。5分ほど山頂をうろうろしてやっと見つけました。探して歩き回ったのは5分程度ですが、ちょっと焦りました。最悪の場合は通ったことのある観音平へののコースで下山してタクシーを呼ぶことも考えましたが、下山口を見つけられてほっとしました。
ちなみに、富士見高原側も岩と雪の世界でここも慎重にならざるを得ず時間がかかりました。樹林帯に入るころには心の中で認めていなかったナイトハイクを確信しました。
樹林帯に入ってからはかなり歩きやすくなります。雪も少なめなのでアイゼンを外します。アイゼンがないと滑りやすいのは確かですが、バランスは圧倒的に取りやすくなります。今回はアイゼンは不要だったのかも・・・。(もしくはスノースパイクのような鋲だけの方がよかったかも。。)
標高2100mの標識を確認したあたりで、やけくそになって15分も休憩(笑)
ヘッデンと予備電池、ランプを首から下げます。
いつ陽が沈んでもOK状態でしたが16:30の日没以降、17時くらいまではなかなか明るいです。17時半を過ぎると完全に真っ暗になりますが、落ち着いて歩きます。ルートを見失わないことだけに注意しながら、地図とコンパスを頻繁に確認しつつ、降りて行くと18時を過ぎてようやくゴルフ場の明かりが見えてきました。
我ながら、思いがけないナイトハイクにも対応できて、ささやかながら経験値を得た気がしました。そして先行者のトレースにも感謝です。
でもやっぱり陽が沈む前に下山しなくては・・・・。それって鉄則だし。当初は時間に余裕を見ていたプランのつもりなのに日没を迎えるとは・・・。雪山は通常の1.5倍の時間を考慮すべきだというのはよく言われることですが、身をもって実感しました。
西岳までで引き返すべきだったと、反省しまくりなのでした。。
同日同ルート登ってました。morotomoniです。
コメント、ありがとうございました。
登山中はほとんど人と会わなかったので、同ルート
登られた方がいてうれしかったです。
ルートが同じというだけでなく、途中で考えてることや
感想があまりにも同じなのでびっくりです 。
岩石帯を通過するときの気持ち、よくわかります。
編笠山頂から観音平に下りようと私も考えました。
そしてだいぶ下ったと思ったのに2100mの標識を見たときのやるせなさ… 。
私も反省しましたが、絶景を堪能できたし、良い山行でしたね。
今度は山でお会いできるといいですね 。
morotomoniさん
こちらこそ、コメントありがとうございました!
ホント、考えていたことが似ていますね!
今回の岩石帯にはやられました
でも、お昼くらいまでは天候にも恵まれて素晴らしい山行でした
私はよくカメラを首から下げてあるいていますので、またどこかでお会いできたらよろしくお願いします
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