ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1557492
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

高天原・雲ノ平・薬師岳〜黒部源流の夏休み

2018年08月12日(日) 〜 2018年08月15日(水)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
81:37
距離
56.9km
登り
3,946m
下り
3,936m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:25
休憩
3:00
合計
11:25
5:02
10
スタート地点
5:12
5:22
1
5:23
5:24
58
7:07
7:20
13
7:33
7:33
81
8:54
8:54
20
9:14
9:15
30
9:45
9:47
18
10:05
11:42
38
12:20
12:25
43
13:08
13:16
37
13:53
13:59
17
14:16
14:37
15
14:52
14:53
22
15:15
15:20
33
15:53
15:54
33
16:27
2日目
山行
5:51
休憩
1:10
合計
7:01
5:44
20
6:04
6:12
36
6:48
6:50
6
6:56
6:56
21
7:17
7:17
36
7:53
7:53
8
8:01
8:43
156
11:19
11:26
29
11:55
11:55
22
12:17
12:28
17
3日目
山行
7:23
休憩
2:26
合計
9:49
6:51
6:58
16
7:14
7:14
3
7:17
7:18
37
7:55
7:55
30
8:25
8:25
4
8:29
8:33
2
8:35
8:45
10
8:55
9:57
14
10:11
10:35
3
10:38
10:44
4
10:48
10:48
42
11:30
11:36
48
12:24
12:29
4
12:33
12:33
18
12:51
12:59
27
13:26
13:39
93
4日目
山行
7:41
休憩
1:34
合計
9:15
5:43
5:43
11
5:54
5:54
23
6:17
6:17
89
7:46
8:21
11
8:32
8:32
47
9:19
9:20
38
9:58
9:58
7
10:05
10:07
61
11:08
11:52
17
12:09
12:09
15
12:24
12:24
44
13:08
13:08
9
13:17
13:17
22
13:39
13:44
36
14:20
14:20
2
14:22
14:29
10
14:39
ゴール地点
天候 12日:曇り・霧・小雨
13日:雨
14日:晴れ後雨
15日:晴れ後曇り・小雨
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
折立無料駐車場:ゲート閉鎖直前の20時前到着で400mほど離れた臨時駐車場でした。(臨時もほぼ満車)
有峰林道は夜間(20時から6時)通行止め、各ゲートは19時過ぎに閉鎖になりますのでご注意を。
コース状況/
危険箇所等
北アルプスの最深部と呼ばれる地域ですが、登山道の整備は行き届いており、危険な場所や間違いやすい場所などは有りません。要点のみ記載します。

【折立~薬師岳】
整備の行き届いた歩きやすい道です。登山届けは折立では無く太郎平小屋に出します。この時期富山県警の山岳レスキューも常駐しており相談も可能です。
薬師峠のテント場は混みますので出来るだけ早く着いてテントを張るのが良いと思います。テント場に受付や飲み物の販売が有ります。
薬師峠から薬師岳の往復は意外に時間が掛かりますので、遅くても昼までに出発したいところです。
【太郎平小屋〜雲ノ平】
薬師沢小屋までの下りは歩きやすい道です。薬師沢を何回か渡りますが全てしっかりした橋が架かっていますので増水時以外は安全です。
薬師沢小屋から雲ノ平は激登りです。大きな岩が多く濡れて滑ると非常に歩きにくい道です。雲ノ平の台地に乗ってしまえば後は天国のような楽な道です。
雲ノ平のテント場は山荘から1Km程離れています。受付は山荘で行います。
テント場は広いですが岩が多い傾斜地で良いサイトは少ないです。沢状の地形なので雨が降るとあちこちに水流が出来ます、キャンプサイト選びは慎重に。
【雲ノ平〜高天原】
雲ノ平山荘の前で薬師沢方面の道と分かれ小高い丘に登って行きます。ちなみにこの付近で唯一この丘の上だけdocomoの電波が来ています。
丘からは歩きやすい道を高天原峠までハイマツの中や木道を下って行きます。
高天原峠で薬師沢への道を分岐し、ひとしきり下ると岩苔小谷に出ます、沢を渡りますが橋が有ります。その後少し登ると高天原の高層湿原、高天原山荘です。
温泉は小屋から15分ほど離れています。
その他周辺情報 亀谷ゲート近くの白樺ハイツ日帰り入浴、610円。
久々のテント3泊、20Kgオーバーの荷物に心が萎えます。
2018年08月12日 04:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 4:59
久々のテント3泊、20Kgオーバーの荷物に心が萎えます。
さすがお盆休み、折立の駐車場は臨時も含めほぼ満車です。
2018年08月12日 04:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 4:59
さすがお盆休み、折立の駐車場は臨時も含めほぼ満車です。
臨時駐車場は登山口から400mほど離れています。
2018年08月12日 05:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 5:08
臨時駐車場は登山口から400mほど離れています。
こちらが折立。立派なキャンプ場にはテントが2、3張り、駐車場に解放してくれれば良いのですが・・・。
2018年08月12日 05:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 5:21
こちらが折立。立派なキャンプ場にはテントが2、3張り、駐車場に解放してくれれば良いのですが・・・。
登山口。まだ林道のゲートが開く前なので前夜泊の人しかおらずすいています。
2018年08月12日 05:22撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 5:22
登山口。まだ林道のゲートが開く前なので前夜泊の人しかおらずすいています。
ここはやはり定番のこれでしょう。
2018年08月12日 06:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 6:25
ここはやはり定番のこれでしょう。
天気は曇り。暑くなくて良いのですが雨になりそうな雲行きです。
2018年08月12日 06:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 6:54
天気は曇り。暑くなくて良いのですが雨になりそうな雲行きです。
歩きやすい道を快適に進みます。テン泊の重荷も何とかなりそうです。
2018年08月12日 06:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 6:54
歩きやすい道を快適に進みます。テン泊の重荷も何とかなりそうです。
稜線が見えてきました。薬師岳は雲の中です。
2018年08月12日 07:15撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 7:15
稜線が見えてきました。薬師岳は雲の中です。
稜線の太郎平小屋が見えてきました。
2018年08月12日 08:55撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/12 8:55
稜線の太郎平小屋が見えてきました。
歩き易い緩やかな道で助かります。
2018年08月12日 09:36撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 9:36
歩き易い緩やかな道で助かります。
太郎平小屋到着。残念ながら辺りの山頂は全て雲の中。
2018年08月12日 09:44撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 9:44
太郎平小屋到着。残念ながら辺りの山頂は全て雲の中。
テント場の有る薬師峠に向けて下って行きます。
2018年08月12日 09:52撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 9:52
テント場の有る薬師峠に向けて下って行きます。
薬師峠のテント場が見えてきました。まだ早いのでサイトは余裕たっぷりです。
2018年08月12日 09:58撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 9:58
薬師峠のテント場が見えてきました。まだ早いのでサイトは余裕たっぷりです。
本日の我が家完成。何とか雨が降る前に設営できました。
重いのは承知のElixir2ですが居住性は抜群です。
2018年08月12日 11:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/12 11:41
本日の我が家完成。何とか雨が降る前に設営できました。
重いのは承知のElixir2ですが居住性は抜群です。
お昼前の薬師峠、まだ十分空きがあります。
2018年08月12日 11:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 11:41
お昼前の薬師峠、まだ十分空きがあります。
黄色い花を咲き誇っていたチングルマも今は全て綿毛、何となく秋を感じますね。
2018年08月12日 12:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 12:13
黄色い花を咲き誇っていたチングルマも今は全て綿毛、何となく秋を感じますね。
チングルマは綿毛の方が有名かな?
2018年08月12日 12:14撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 12:14
チングルマは綿毛の方が有名かな?
何とか天気も持ちそうなので薬師岳に向かいます。
2018年08月12日 12:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 12:24
何とか天気も持ちそうなので薬師岳に向かいます。
相変わらず山頂は雲の中です。
2018年08月12日 12:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 12:24
相変わらず山頂は雲の中です。
花は意外に少なくもう時期が遅いようです。
2018年08月12日 12:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 12:25
花は意外に少なくもう時期が遅いようです。
振り返って。夏山最盛期ですが意外に登山者は少ないようです。
2018年08月12日 12:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 12:50
振り返って。夏山最盛期ですが意外に登山者は少ないようです。
このガレ場を登ると稜線です。薬師岳山荘は間近です。
2018年08月12日 12:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 12:50
このガレ場を登ると稜線です。薬師岳山荘は間近です。
霧の中薬師岳山荘が見えてきました。
2018年08月12日 13:07撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 13:07
霧の中薬師岳山荘が見えてきました。
山荘から目の前に見えるのは山頂では有りません。(東南稜分岐点)
2018年08月12日 13:33撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/12 13:33
山荘から目の前に見えるのは山頂では有りません。(東南稜分岐点)
東南稜分岐から見た薬師岳山頂。
2018年08月12日 13:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/12 13:59
東南稜分岐から見た薬師岳山頂。
ガスガスで視界0ですが薬師岳山頂到着。山頂は10年振りくらいでしょうか?
2018年08月12日 14:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/12 14:38
ガスガスで視界0ですが薬師岳山頂到着。山頂は10年振りくらいでしょうか?
薬師岳と言えば広大なカールですね。ガスが無く見えました。
2018年08月12日 14:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/12 14:45
薬師岳と言えば広大なカールですね。ガスが無く見えました。
山頂を後に小屋まで降りてきましたがやはり山頂はガスの中でした。
2018年08月12日 15:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/12 15:21
山頂を後に小屋まで降りてきましたがやはり山頂はガスの中でした。
名残のお花畑を見ながらテントまで下ります。
2018年08月12日 15:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/12 15:46
名残のお花畑を見ながらテントまで下ります。
2日目、今日は雨の予報ですが雲ノ平まで移動します。
何とか雨が降る前に撤収できました。
2018年08月13日 05:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 5:40
2日目、今日は雨の予報ですが雲ノ平まで移動します。
何とか雨が降る前に撤収できました。
小雨がパラつくなか、皆さん撤収しています。
2018年08月13日 05:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 5:40
小雨がパラつくなか、皆さん撤収しています。
太郎平小屋まで登り返します。
2018年08月13日 06:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:00
太郎平小屋まで登り返します。
早速雨が降ってきました。小雨なので雨具は着ずにザックカバーのみで出発します。
2018年08月13日 06:09撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:09
早速雨が降ってきました。小雨なので雨具は着ずにザックカバーのみで出発します。
ここから黒部川を挟んで雲ノ平が見えるのですが・・・。
2018年08月13日 06:12撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:12
ここから黒部川を挟んで雲ノ平が見えるのですが・・・。
北ノ股岳方面に向かう主稜線を離れ黒部川に下ります。
2018年08月13日 06:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:13
北ノ股岳方面に向かう主稜線を離れ黒部川に下ります。
ガスで視界が無い中、花が目を楽しませてくれます。
2018年08月13日 06:23撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:23
ガスで視界が無い中、花が目を楽しませてくれます。
沢に出ましたがまだ黒部川では有りません。薬師沢の中俣です。
2018年08月13日 06:55撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 6:55
沢に出ましたがまだ黒部川では有りません。薬師沢の中俣です。
雨が本降りになって来ました。木道が滑ります。
2018年08月13日 07:11撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 7:11
雨が本降りになって来ました。木道が滑ります。
やっと黒部川に降り立ちました。ここまで来るとあの黒部川も水量が少ないですね。
2018年08月13日 08:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/13 8:24
やっと黒部川に降り立ちました。ここまで来るとあの黒部川も水量が少ないですね。
吊り橋で黒部川を渡ります。
2018年08月13日 08:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 8:24
吊り橋で黒部川を渡ります。
吊り橋はこんな感じ。太いワイヤーと鉄板でガッシリとした作りです。
2018年08月13日 08:32撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 8:32
吊り橋はこんな感じ。太いワイヤーと鉄板でガッシリとした作りです。
高天原に向かう大東新道と別れいよいよ雲ノ平に向かって激登が始まります。
2018年08月13日 08:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3
8/13 8:39
高天原に向かう大東新道と別れいよいよ雲ノ平に向かって激登が始まります。
雨は降っていますが河原でくつろぐ人々。
2018年08月13日 08:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 8:39
雨は降っていますが河原でくつろぐ人々。
こんな鉄ハシゴからスタートです。
2018年08月13日 08:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 8:41
こんな鉄ハシゴからスタートです。
正に激登、雨の中本当に厳しい2時間半の登りでした。
2018年08月13日 11:19撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 11:19
正に激登、雨の中本当に厳しい2時間半の登りでした。
雨で何も見えませんがここは間違いなく雲ノ平「最後の秘境」です。
2018年08月13日 11:20撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 11:20
雨で何も見えませんがここは間違いなく雲ノ平「最後の秘境」です。
さっきまでの激登がまるで嘘の様な穏やかな台地です。
2018年08月13日 11:52撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 11:52
さっきまでの激登がまるで嘘の様な穏やかな台地です。
晴れていればさぞ素晴らしい展望が広がっていることでしょう。
2018年08月13日 11:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 11:54
晴れていればさぞ素晴らしい展望が広がっていることでしょう。
雨は降り続いていますが、「雲ノ平」を楽しみながら歩いています。
2018年08月13日 11:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 11:54
雨は降り続いていますが、「雲ノ平」を楽しみながら歩いています。
あちこちに池塘が有ります(雨の水たまり?)。
2018年08月13日 11:55撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 11:55
あちこちに池塘が有ります(雨の水たまり?)。
緩やかな木道をのんびりと歩いて行きます。
2018年08月13日 12:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 12:00
緩やかな木道をのんびりと歩いて行きます。
やはりこの時期の主役はチングルマの綿毛ですね。
2018年08月13日 12:02撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/13 12:02
やはりこの時期の主役はチングルマの綿毛ですね。
雨に濡れたチングルマ、名前の由来のように風車に見えますね。
2018年08月13日 12:04撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 12:04
雨に濡れたチングルマ、名前の由来のように風車に見えますね。
霧の中に独特な形をした雲ノ平山荘が見えてきました。
2018年08月13日 12:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 12:13
霧の中に独特な形をした雲ノ平山荘が見えてきました。
テント場は山荘から1Kmほど先になります。
2018年08月13日 12:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 12:41
テント場は山荘から1Kmほど先になります。
テントを張る終える頃には本降りに、疲れて昼寝をしているとすぐ側で水音が、入口を開けてみるとテントの下を水が流れていました。最近のテントはこんな状態でも全く浸水せず快適ですね。
2018年08月13日 16:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/13 16:40
テントを張る終える頃には本降りに、疲れて昼寝をしているとすぐ側で水音が、入口を開けてみるとテントの下を水が流れていました。最近のテントはこんな状態でも全く浸水せず快適ですね。
3日目。雨は夜半には止み、朝起きると良い感じの天気!
今日は今回の最終目的地「高天原温泉」に行きます。
2018年08月14日 04:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 4:45
3日目。雨は夜半には止み、朝起きると良い感じの天気!
今日は今回の最終目的地「高天原温泉」に行きます。
テントの向こうに黒部五郎岳が見えていました。
2018年08月14日 05:19撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:19
テントの向こうに黒部五郎岳が見えていました。
黒部五郎岳
2018年08月14日 05:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/14 5:21
黒部五郎岳
薬師岳
2018年08月14日 05:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:27
薬師岳
尖った笠ヶ岳
2018年08月14日 05:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:27
尖った笠ヶ岳
水晶岳
2018年08月14日 05:28撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/14 5:28
水晶岳
祖父岳の中腹に広がる雲ノ平のテント場です。
2018年08月14日 05:28撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:28
祖父岳の中腹に広がる雲ノ平のテント場です。
雲ノ平を進みます。
2018年08月14日 05:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:29
雲ノ平を進みます。
木道の先に雲ノ平山荘が見えてきました。
2018年08月14日 05:36撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:36
木道の先に雲ノ平山荘が見えてきました。
黒部五郎岳が朝の光に輝いています。
2018年08月14日 05:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:38
黒部五郎岳が朝の光に輝いています。
雲ノ平山荘。是非泊まって見たい山小屋です。
2018年08月14日 05:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:41
雲ノ平山荘。是非泊まって見たい山小屋です。
高天原への分岐です。
2018年08月14日 05:42撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 5:42
高天原への分岐です。
薬師岳です。3日目にして初めて全容を表してくれました。
2018年08月14日 06:01撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/14 6:01
薬師岳です。3日目にして初めて全容を表してくれました。
雲ノ平山荘と黒部五郎岳。
2018年08月14日 06:01撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:01
雲ノ平山荘と黒部五郎岳。
笠ヶ岳が存在感を出してますね。
2018年08月14日 06:01撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:01
笠ヶ岳が存在感を出してますね。
途中で眼鏡を壊すアクシデント発生!
写真を撮る余裕が無く一気に高天原近くの岩苔小谷まで飛びます。
2018年08月14日 08:15撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 8:15
途中で眼鏡を壊すアクシデント発生!
写真を撮る余裕が無く一気に高天原近くの岩苔小谷まで飛びます。
高天原山荘到着。(曇っているのはガスでは無くカメラレンズの曇りです)
2018年08月14日 08:30撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 8:30
高天原山荘到着。(曇っているのはガスでは無くカメラレンズの曇りです)
高天原温泉は小屋から少し先に有ります。
2018年08月14日 08:58撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 8:58
高天原温泉は小屋から少し先に有ります。
高天原温泉到着。河原に露天が二つ、対岸に女性用(囲い有り)が有ります。
3日間掛けてたどり着く甲斐の有る最高の温泉でした。
2018年08月14日 09:44撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/14 9:44
高天原温泉到着。河原に露天が二つ、対岸に女性用(囲い有り)が有ります。
3日間掛けてたどり着く甲斐の有る最高の温泉でした。
温泉を満喫し小屋まで戻って来ました。
ここも是非泊まりたい小屋なのですが、今回は日程的に難しく泣く泣く諦めます(;_;)
2018年08月14日 10:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 10:37
温泉を満喫し小屋まで戻って来ました。
ここも是非泊まりたい小屋なのですが、今回は日程的に難しく泣く泣く諦めます(;_;)
高天原の池塘。
2018年08月14日 10:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 10:37
高天原の池塘。
高天原を一望。正に最後の秘境天上世界ですね。
2018年08月14日 10:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/14 10:41
高天原を一望。正に最後の秘境天上世界ですね。
私の好きな高層湿原が広がっています。
2018年08月14日 10:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/14 10:41
私の好きな高層湿原が広がっています。
雲ノ平のベースキャンプまで戻ります。
午後の天気が不安定なので岩苔乗越への道は諦め、元来た道を引き返します。
2018年08月14日 10:48撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 10:48
雲ノ平のベースキャンプまで戻ります。
午後の天気が不安定なので岩苔乗越への道は諦め、元来た道を引き返します。
行く夏を惜しむようにシシウドが咲き誇っています。
2018年08月14日 11:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 11:00
行く夏を惜しむようにシシウドが咲き誇っています。
大東新道分岐(高天原峠)まで戻って来ました。
2018年08月14日 11:31撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 11:31
大東新道分岐(高天原峠)まで戻って来ました。
予想通り積乱雲がどんどん湧いてきて赤牛岳を隠してしまいました。
2018年08月14日 12:11撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 12:11
予想通り積乱雲がどんどん湧いてきて赤牛岳を隠してしまいました。
雲ノ平に向かって木道を進みます。
2018年08月14日 12:11撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 12:11
雲ノ平に向かって木道を進みます。
水晶岳も雲に飲まれました。
雨が降る前にテントに戻りたい!
2018年08月14日 12:11撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 12:11
水晶岳も雲に飲まれました。
雨が降る前にテントに戻りたい!
花はチラホラ。
2018年08月14日 12:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 12:13
花はチラホラ。
雲ノ平には色々な地名が付いています。
名前の由来は?
2018年08月14日 12:32撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/14 12:32
雲ノ平には色々な地名が付いています。
名前の由来は?
雲ノ平まで戻って来たので、雨が降る前にあちこち歩き回りました。連日の雨の為かあちこちに水流や池塘が有り「水ノ平」の様でした。
2018年08月14日 15:03撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/14 15:03
雲ノ平まで戻って来たので、雨が降る前にあちこち歩き回りました。連日の雨の為かあちこちに水流や池塘が有り「水ノ平」の様でした。
4日目最終日、今日は下山です。
昨日は午後から雷雨となり、結局毎日雨に降られました。
撤収した後、今日は下山、寂しくなりますね。
2018年08月15日 05:15撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 5:15
4日目最終日、今日は下山です。
昨日は午後から雷雨となり、結局毎日雨に降られました。
撤収した後、今日は下山、寂しくなりますね。
テント場から見た黒部五郎岳。
2018年08月15日 05:15撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 5:15
テント場から見た黒部五郎岳。
2泊しただけですが離れるのは寂しいですね。
2018年08月15日 05:15撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 5:15
2泊しただけですが離れるのは寂しいですね。
水晶岳にも行きたかった。
2018年08月15日 05:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3
8/15 5:29
水晶岳にも行きたかった。
最後にテント場を振り返って。
2018年08月15日 05:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 5:29
最後にテント場を振り返って。
笠ヶ岳のとんがり頭も馴染みましたね。
2018年08月15日 05:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 5:29
笠ヶ岳のとんがり頭も馴染みましたね。
今日は薬師岳がよく見えています。
2018年08月15日 05:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 5:29
今日は薬師岳がよく見えています。
雲ノ平山荘も見納めです。
2018年08月15日 05:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/15 5:40
雲ノ平山荘も見納めです。
何度でも写したくなる黒部五郎岳です。
2018年08月15日 05:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/15 5:53
何度でも写したくなる黒部五郎岳です。
なだらかな北ノ股岳。
2018年08月15日 05:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 5:53
なだらかな北ノ股岳。
そして薬師岳。今回唯一山頂に登った山です。
2018年08月15日 05:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/15 5:53
そして薬師岳。今回唯一山頂に登った山です。
太郎平の先には日本海が広がっています。
2018年08月15日 05:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 5:53
太郎平の先には日本海が広がっています。
薬師岳
2018年08月15日 05:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 5:54
薬師岳
黒部五郎と笠ヶ岳
2018年08月15日 05:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
8/15 5:56
黒部五郎と笠ヶ岳
立山・剱岳
2018年08月15日 05:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 5:57
立山・剱岳
この広々した景色が雲ノ平の魅力ですね。
2018年08月15日 06:02撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 6:02
この広々した景色が雲ノ平の魅力ですね。
遠くには槍ヶ岳も見えています。
2018年08月15日 06:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 6:08
遠くには槍ヶ岳も見えています。
槍をアップで。
2018年08月15日 06:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 6:08
槍をアップで。
槍ヶ岳と三俣蓮華岳
2018年08月15日 06:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 6:10
槍ヶ岳と三俣蓮華岳
最終日に雲ノ平は大展望を用意しておいてくれました。
2018年08月15日 06:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/15 6:10
最終日に雲ノ平は大展望を用意しておいてくれました。
名残惜しい雲ノ平を後にして黒部川へ激下りします。
2018年08月15日 06:16撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 6:16
名残惜しい雲ノ平を後にして黒部川へ激下りします。
連日の雨で濡れた岩が滑り登り以上に疲れた激下りを終え薬師沢小屋に到着しました。
2018年08月15日 07:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 7:57
連日の雨で濡れた岩が滑り登り以上に疲れた激下りを終え薬師沢小屋に到着しました。
連日の雨にもかかわらず澄み切った黒部川の流れです。
2018年08月15日 08:04撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 8:04
連日の雨にもかかわらず澄み切った黒部川の流れです。
太郎平への登りは雲ノ平への道とは異なり穏やかで歩きやすい道です。この辺りがカベッケが原でしょうか?確かにカッパやもののけが住んでいそうな場所ですね。
2018年08月15日 09:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 9:56
太郎平への登りは雲ノ平への道とは異なり穏やかで歩きやすい道です。この辺りがカベッケが原でしょうか?確かにカッパやもののけが住んでいそうな場所ですね。
薬師岳がずいぶん近づいてきました。
2018年08月15日 10:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 10:57
薬師岳がずいぶん近づいてきました。
いよいよ太郎平小屋が見えてきました。
2018年08月15日 10:58撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 10:58
いよいよ太郎平小屋が見えてきました。
振り返って雲ノ平の台地と水晶岳、鷲羽岳を望みます。
2018年08月15日 11:07撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 11:07
振り返って雲ノ平の台地と水晶岳、鷲羽岳を望みます。
最後に思い出の雲ノ平と水晶岳をバックに1枚。
山に入って5日目、すっかり髭面のオヤジ顔になってしまいました。
2018年08月15日 11:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
6
8/15 11:10
最後に思い出の雲ノ平と水晶岳をバックに1枚。
山に入って5日目、すっかり髭面のオヤジ顔になってしまいました。
また雲行きが怪しくなってきましたので急いで下山します。
2018年08月15日 11:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 11:53
また雲行きが怪しくなってきましたので急いで下山します。
遊歩道の様な道を快調に飛ばします。
2018年08月15日 11:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 11:57
遊歩道の様な道を快調に飛ばします。
前を歩くこのお二人の若い女性と最後に折立までご一緒させて頂きました。一見素人(すみません)と思って甘く見ていましたが、お話をすると何とフルマラソンも走る強者、ついて行くのがやっとでした、強くてキュートでさわやかなお二人でした。
2018年08月15日 12:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 12:13
前を歩くこのお二人の若い女性と最後に折立までご一緒させて頂きました。一見素人(すみません)と思って甘く見ていましたが、お話をすると何とフルマラソンも走る強者、ついて行くのがやっとでした、強くてキュートでさわやかなお二人でした。
富山平野の町が見えてきましたが雲も広がり、また雨が落ちてきました。
2018年08月15日 13:06撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 13:06
富山平野の町が見えてきましたが雲も広がり、また雨が落ちてきました。
雨が激しくならないうちに急いで下ります。
2018年08月15日 13:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 13:08
雨が激しくならないうちに急いで下ります。
帰りもここで1枚。
2018年08月15日 13:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
8/15 13:37
帰りもここで1枚。
無事に折立に下山しました。
黒部源流の夏休み、本当に楽しい4日間の山旅でした。
2018年08月15日 14:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
8/15 14:21
無事に折立に下山しました。
黒部源流の夏休み、本当に楽しい4日間の山旅でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

【長文です、お暇な時にどうぞ】
昨年悪天候で中止した高天原と雲ノ平を巡る「黒部源流の夏休み」1年遅れで行ってきました。
毎年夏のこの時期だけテントを背負って3泊で山に行くのを楽しみにしているのですが、お盆の時期は台風が来たりして天気の悪いことが多く、予定通り行けるのは2、3年に1回位でしょうか?
今年も8月の初めまでは天気が安定していたのですが、生憎この時期湿った空気が入って天気が不安定になり、結果として毎日雨に降られることとなりました。
ただ今回のコースも大縦走では無く雲ノ平でのんびりして高天原温泉に入るのが目的のゆるゆる山行だったため、雨に降られながらも予定通り歩く事が出来ました。
久々のテン泊装備出発時の重量は23Kg、現地で水を2L持った為結局25Kgもの重量になってしまいザックを見ただけで気分が落ち込むようでした。ただ初日は曇りで気温が高くなかった為ずいぶん助かりました。これで暑かったら途中でバテてしまったかも知れません。また折立から太郎平までの道が歩きやすいのも助けられました。(歩きやすい道なのでこのコースを選んだのですが)
初日意外に元気に薬師峠まで登れたので、テントを張った後はサブザックで薬師岳まで往復しました。薬師岳はアプローチが遠いのでこんな機会で無いと中々行けない山で山頂に登るのは10年ぶり位でした。生憎山頂はガスの中で視界は有りませんでしたが、久々の山頂でゆっくりしました。
テントに戻り初日は重いのを承知で担ぎ上げた沢山の食材を使って豪華に夕食を食べました。明日からはアルファー米主体の軽量化食料のみですがこのままの重装備では雲ノ平に登るのは体力的に厳しいので背に腹は代えられない苦渋の選択です(笑)
苦労して担ぎ上げた食料は殊の外美味しかったです。(食べるのに夢中で写真を撮る事はすっかり忘れてました(^o^)

2日目は今回の山行の最難関、黒部川から雲ノ平まで標高差500mの激登りです。天気は雨、まあ暑いよりはマシとポジティブにとらえました。
重たい食料は食べてしまい、雨なので水も最小限に減らして多分20kg程に荷物を減らして出発しました。
太郎からの下りは歩きやすい道で雨でも楽に進めました。薬師沢小屋で行動食を食べサプリを飲んで準備万端で雲ノ平に向いました。
激登りに加えて大きな岩と木の根の張り出した歩くと言うよりはよじ登る様な悪路、更に雨で滑って本当に辛い登りでした。標準コースタイムを30分もオーバーして2時間半の苦闘で何とか雲ノ平の台地に登り着いた時は達成感が半端無かったです。
雲ノ平は登ってしまえばその名の通り平らなので今までの激登りが嘘の様な遊歩道の様な楽々な道、雨は降り続いて居ましたが楽しく歩けました。
雲ノ平山荘でお昼を食べたかったのですが、一度休んでしまうとそのまま小屋泊まりになってしまいそうに思えたので、心を鬼にして雨の中テント場に向かいました。
久しぶりに雨の中テントを張り、濡れものを着替えて落ち着いたのは14時近い時間になっていました。朝4時過ぎから動き始め約10時間雨の中我ながらよく頑張ったと思いました。まあ大雨だったら途中で諦めていたと思いますが、年間最大の山行なので後から後悔する様なまねだけはしたくないと思っていました。テントの中でラーメンを食べながら自己満足に浸っていました。
その後横になって休んでいると雨が強くなってきたのはわかっていたのですが、最近のテントは全く雨漏りせず浸水もしないため雨音を聞きながら良い感じでうたた寝していました、ふと気がつくと耳元でちょろちょろと水音が、少し離れたところでは沢の流れる音がしていました。気になってテントの入り口を開けてみるとさっきまで涸れ沢だったところが沢になって勢いよく流れていました、そしてちょろちょろした水音の正体は自分のテントの下を流れる水の音でした。グランドシートの下にフットプリントも有る仕様の為か下を水が流れても浸水しないとは恐れ入りました。
雨は結局夜半まで降り続きました22時過ぎには雨は上がり星空が出ていたと後から人に聞いたのですが、私は19時過ぎには寝てしまい朝までまったく起きることは有りませんでした。

3日目、朝といってもまだ暗い4時に起き外を見ると多少のガスは有りますが雨は上がり良い感じです。一気に元気になって朝食を食べサブザックに荷物を詰めて今回の最終目的地「高天原温泉」に向かいました。
雲ノ平を歩いていると昨日見えなかった辺りの景色が広がりアルプスのど真ん中に居る実感がわいてきました。天気もどんどん良くなり気分も最高で進んでいると何とアクシデント発生、何でも無いところでハイマツの根に滑って転んでしまいその拍子に眼鏡が外れて落ちてしまいました。私は眼鏡が無いと視力は0.1も無いため、最悪の状態です、殆ど手探りで必死になって眼鏡を探しました、しかし手探りで見つかる訳も無く時間だけがむなしく過ぎてゆく頃、後から来た屈強の若者二人が探してくれてあっという間に見つけてくれました、本当に親切が身にしみました。せっかく探して頂いた眼鏡ですが私が探し回っているときに自分で踏んづけてしまった様で無残にもバラバラに壊れていました。幸いレンズは割れてなかった為手持ちのバンドエイドで無理矢理くっつけて何とか掛けられる状態まで直しましたが、使っている人ならわかると思うのですが遠近両用の眼鏡レンズはほんの少しズレただけで全くピントの合う位置が変わってしまうため両眼で同じ位置にピントが合わず、片目だけ見える変な眼鏡になってしまいました、遠近感がつかめずこわごわ歩いていると今度は単独行の若者が声を掛けてくれ、訳を話すと一緒に高天原まで行きましょうと同行を申し出てくれました。申し訳なかったのですがもし一人で歩いていて何かまたトラブルが有ったら怖いのでありがたく同行させて頂くことにしました。
最初は片眼でおっかなびっくり歩いて居たのですが、人間の適応力はすごいものでしばらく歩いていると、慣れてきて普通に歩けるようになりました。その後もその若者とは楽しく山の話などしながら高天原温泉までご一緒させて頂きました。
さてお目当ての高天原温泉、アクシデントにめげず行っただけの甲斐が有るすばらしい温泉でした。天気も良くアルプスのど真ん中で温泉に浸かっているのは正に極楽、なかなか去りがたく結局1時間近く長湯してしまいました。高天原山荘も趣の有る小屋で絶好のロケーション、ここに1泊して朝夕に温泉に入ったらどんなに良いだろうと思ったのですが、ここに泊まったら明日下山することは出来なくなってしまうため、後ろ髪を引かれる思いで小屋を後にして雲ノ平に戻りました。
雲ノ平には昼過ぎには戻って来たため、あちこち歩き回り雲ノ平を満喫してからテントに戻りました。この日も午後遅くから雨、夕方には雷雨となりましたが昨日の雨でこのテントが雨に強いことはわかっていたため、慌てること無く雨を楽しむ余裕が有りました。午後はゆっくり時間を掛けて眼鏡の修理、といっても工具などは無くやはりバンドエイドで色々貼り付けるだけですが、応急修理とはいえ中々良く修理でき、一応は両眼視も出来る状態になりました。今度からは眼鏡の予備を必ず持ってこようと、良い経験になりました。

4日目最終日です。今日は下山ですが黒部川まで下り太郎平に上り返して折立まで下る長丁場、決して楽な日では有りません。
5時には出発したかったのですが、撤収に手間取ったりして結局出発は昨日と同じ5時20分頃になってしまいました。
最終日は今までで一番良い天気で朝から周りの山々がすべて見えていました。
お馴染みになった黒部五郎岳や水晶岳、薬師や赤牛、のんびりした北ノ股岳、とんがり頭の笠ヶ岳など、オールスターがすべて見えました。何と遠くには槍ヶ岳も見えました。大展望を楽しみながら雲ノ平を抜けいよいよ黒部川への激下りとなります。
登りも大変でしたが下りは濡れた岩や木の根が滑りまくりで本当に大変な道でした。
途中2回も派手に転んでしまいけがは無かったのですが泥だらけになってしまいました。薬師沢小屋が見えたときは本当にほっとしました。
黒部川で泥だらけの靴や装備を洗い服装を整え、行動食を食べて最後の太郎平への登りに向かいました。
太郎平への道は雲ノ平への道とは違い穏やかな道、登りで苦労はしましたが足下が滑ることも無く歩きやすいので助かりました。この途中での出来事、太郎平も近づき登りも最終にさしかかった頃、二人の若い女性(一見初心者風)が猛烈な勢いで登ってきてあっという間に抜かされてしまいました。自称ベテランとしては面白く有りません、初心者はペース配分を知らないから困ったもんだ、等と年寄りじみた考えで見送りました。
そのお二人には太郎平小屋で追いつき少し立ち話させて頂きました。食事をして出発しようとしているとちょうど同じようなタイミングでお二人も出発する様子、少し私が出遅れたので先に進んでいるのが見えたのですが、ここは自称ベテラン、今度は颯爽と抜かしてやろうと意気込んで進んでゆきました。「初心者は下るのが下手」との読みもあり、簡単に追い越せると思ったのですが、全然距離が縮まりません、別に競争では無いので追いつかなくても関係無いのですが、私の頭の中では「初心者」と決めつけていた為追い越せない訳が無いと思い込んでいました。途中また雨が降ってきてお二人がザックカバーを付けたタイミングでやっと追いついたのですが、この時は歩き方や雨を見てすぐザクカバーを付ける事など、決して初心者で無いと確信していました。親父の図々しさで「初心者と思って簡単に追い越せると思ったがしっかりした歩き方は初心者じゃ無いですね」と話しかけると、何とフルマラソンも走るマラソンランナーとのこと、山もあちこち登っており実はすごいアスリートで、親父が太刀打ち出来る相手では有りませんでした。
よくよく考えてみれば雲ノ平に初心者の女性二人で来るわけが無いですね。
その後お二人とは折立まで山の話をしながら楽しく一緒に下りました。

雨に降られ続けた4日間でしたが、要所要所では良いタイミングで晴れてくれ、予定通り登ることが出来ました、小さなトラブルもいくつか有りました、いろいろな人との出会いも有りました、中身がぎっしり詰まった本当にあっという間の4日間でした。長い山行は色々と大変ですが、日帰りや1泊では経験できない多くのことが長い山行には有りますね。
来年も再来年もその次も、テント担いで夏休み山行絶対行くぞ!
そう改めて誓った今年の夏休み山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:505人

コメント

黒部源流で夏休み
yamayaさん、おはようございます
まだかまだかと待ってました お盆休みに入ってから天気も余り良くなかったので、もしや山歩きは控えちゃったのかと思ったりもしていました。
一先ず「お疲れさまでした <(_ _)>」

そして今回はテントを含め20キロ超のザックを背負い、4日間で60km弱を歩かれ、多少の雨にも降られたようですが、所々の晴れ間で日本最後の秘境の素敵な景色を堪能されているので何時にない充実感と満足感に現在も浸りながら、浦学−大阪桐蔭戦を観戦されている頃でしょうか

やっぱり薬師・雲の平は一度は歩いて見たい所、折立までも埼玉からだと1日かかってしまうので、最低でも5日は必要ですね。数年のうちには都合をつけ、歩ければと思っています。
私もyamayaさんの写真で行った事のない薬師・雲の平の景色をいっぱい楽しませていただきました、ありがとうございます
2018/8/18 9:32
Re: 黒部源流で夏休み
opiroさんおはようございます。
いや〜浦和学院、残念でしたね、まあ相手が大阪桐蔭ですからよく頑張ったと褒めたいですね。私は次は金足農業を応援します

山の話でしたね
行ってきましたよ、高天原温泉
毎日雨に降られましたが、楽しい4日間でした。
今回久々に25Kgもの荷物でどうなる事かと思ったのですが、意外に何とかなるものですね。
荷物は軽いのが良いに決まっていますが、たまには重荷を背負って自分を試してみるのも必要ですね なぁんて、今だから言えるのですが。
折立、確かに遠かったです。ただ高速がずっとつながっているので450 Kmの距離の割には楽でした、有峰林道も完全舗装ですし。(飛騨側から入ると山道ですが、長野から上越に抜け立山インター経由で行くとずっと高速で行けます)
天気が若干悪かった事も影響したのか、夏山最盛期のこの時期の北アルプスとは思えないほど空いていたのも評価が高いですね。

opiroさんの夏山レコも楽しみにしています。
今回も早々のコメントありがとうございました。
2018/8/18 10:56
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら