後立山連峰縦走(白馬岳−唐松岳−五竜岳)
- GPS
- 24:35
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 3,923m
- 下り
- 3,623m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:47
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:23
天候 | 9/22 雨と強烈な風(午後から雨は止んだ) 9/23 晴れ(風はやや強い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
毎日アルペン号 https://www.maitabi.jp/bus/tokusyu14.php 22:30発 竹橋 5:50着 白馬猿倉 ※到着予定は5:50だったが、繁忙期で白馬方面のバスが4台出ており、1台は猿倉に行く乗客のみ乗せたため1時間半早く到着 《五竜岳からアルプス平へ下山後》 アルプス平からテレキャビンに乗り、エスカルガーデンへ 料金:1,000円(片道) 運行時間は時期によって異なるので下記参照 http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/gondola/cal/ 《復路》 さわやか信州号 http://sawayaka.alpico.co.jp/area/hakuba/shinjuku/#a01 16:42発 白馬五竜 21:43着 新宿バスタ ※(時期によるのか分からないが)大抵、中央道が渋滞するので、到着時間は遅れると思われる。過去、上高地から乗った時も同様で、以来、松本まで出てあずさで帰るようになった。 なお、さわやか信州号のバス乗り場は、エスカルガーデンから徒歩20分かかるので注意(神城駅から国道148線に出て右折100mほどのバス停)。 《参考》 帰りの時間帯が合えば、毎日アルペン号がエスカルガーデンの駐車場が乗り場なので良いと思う。 https://www.maitabi.jp/parts/detail.php?t_type=&course_no=10295 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《猿倉〜白馬岳》 危険箇所はない。 ただし、この日は雨の影響で増水しており、1箇所橋が架かっているのだが、まるで渡渉するかのようなところがあり、少し緊張感があった。 また、大雪渓は、ほぼ脇のトレイルを歩くので、実質は2〜300mくらいか(白馬尻小屋には600mとの記載あり)。 大雪渓はカチカチに凍っていて、踏み跡をしっかり歩けば問題ない(が、僕はトレイルから大雪渓に飛び移ったときにスベった)。 《白馬岳〜天狗山荘》 危険箇所はない。 《天狗山荘〜唐松岳》 不帰嶮(不帰キレット)は、注意して進まないと危険な箇所はあるが、足の置き場もはっきりしている。 岩場に慣れていれば、問題なく通過できるのではないか。唐松岳からも白馬岳に向けて沢山の登山者がいた。 《唐松岳〜五竜山荘》 身体を半身にしながら進む鎖場が数カ所ある。 五竜岳の抜群にカッコイイ姿を拝みながら歩ける素晴らしいトレイル(五竜岳を近くで見るより、ここから見るのが抜群)。 《五竜山荘〜五竜岳》 基本的には岩場をよじ登って行く。危険箇所はないが、あくまで岩場なので注意。 五竜山荘にザックをデポするなら、トレッキングポールは置いて行くべし。鹿島槍ヶ岳方面へ行くならしまうべし。 《五竜山荘〜アルプス平》 危険箇所はなし。 すぐに視界の開けた稜線は終わり、周辺を木々に囲まれたトレイルにかわる。故にぬかるんでるところや多少の虫(この時期は異常なまでにトンボがいた)がいる。でも、気になるほどじゃない(稜線歩きしてただけに気になった)。 |
その他周辺情報 | ▪︎山荘 《白馬山荘》 めちゃくちゃキレイでオシャレ。 暴風雨が凄かったので、ここで暖まらせてもらったが、ずっとここにいたかった。 ランチ営業前だったが、軽食メニュー(おでんなど数種類)あり。 《天狗山荘》 昨年の雪により、小屋が壊れてしまっているため、テント場と売店のみの営業(水場、トイレもOK) ただし、僕が泊まった9/22が今年最後の営業で、翌23日には小屋じまいでオーナーさんは下山してしまうとのこと。 来年は営業できるように、小屋の修理をするとおっしゃってました。名物の窯焼きプリンを食べたい。 《唐松山荘》 最高なロケーションのテント場。 日帰りの人はトイレ300円とちょっと高め。 《五竜山荘》 山が好き、酒が好きで有名な五竜山荘。 ここのテント場は更に最高。カッコイイ五竜岳を望むロケーションは、いつか来たいと思う(心から)。 昼食メニューはそこまで充実してない。 ▪︎温泉 《白馬姫川温泉 竜神の湯》 テレキャビンを降りたところにあるエスカルプラザ内にある温泉施設。 綺麗な施設とは言えないが、数日間山に入っていた身としては有難い立地。風呂場よりも広い手前のスペースが気になる。 http://www.hakubaescal.com/winter/escal/spa/ |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
シェラフ
|
---|---|
備考 | 7kg〜8kgの荷物で1日20km程度の行動ではストックは不要かもしれない |
感想
後立山連峰のうち、白馬岳から鹿島槍ヶ岳までを1泊2日で縦走する計画。
標準コースタイムを0.6で行く必要があり、初日のうちに五竜山荘(最低でも唐松山荘まで)行きたいと考えていた。
自分自身の身体と会話しながら無理せずに、とは考えていたが、今回は天候の影響を大きく受けることになる。
初日午前は雨の予報で、その通りの天候。
バスの到着が早まったこともあり、出来るだけ距離を稼ごうと序盤はまずまずのペースだったが、大雪渓のあたりから風が強まり、稜線に出ると身体が持っていかれるほどの強風。
濡れた身体に冷たい稜線の風はかなり応えた。
途中、雨は上がり、青空も見えるようになったが、風はおさまる気配もなく、更に強めていった。
天狗山荘に着く頃には、相当体力は削られた。
自身が歩いたことのない不帰キレットをこの身体、この環境、この時間(唐松岳に着くのは日没ギリギリという状況)。
鹿島槍ヶ岳まで行くことを断念して、天狗山荘でテントを張ることに。
この時間、風は最も強く、一人ではまともに立てることもできない。なんとか骨組みを通したが、風に煽られ、ひとり凧揚げしてるみたいな状況。
その後、テント場に到着した大学生が手伝ってくれたおかげでなんとかテントを立てることができた。
その後、テント場に到着する人がいると、みんなで手伝ってテントを立てる。名前も知らない人たちの間に見えない信頼感のようなものが感じられるような気がした。
夕方には風も弱まって夜が更けていった。
2日目。鹿島槍ヶ岳を断念し、この日のコースは五竜岳登頂後、五竜山荘に戻ってから遠見山尾根からアルプス平へ降りるルートに変更。
バスの時間を17時台のにすれば少し時間的余裕も生まれるが、早く帰りたいのとペースを上げるモチベーションにするために16時台に。
この日、朝の雲海から登って来た朝日はとても美しかった。
一日中、天気は良く、唐松岳の登山者は今年一番になるという。森林の雨の中歩くのは良いかもしれないが、やはり稜線は晴れじゃないと。
天狗山荘から唐松岳までの稜線も良かったが、唐松岳から五竜岳の稜線はもっと良かった。
五竜岳がこんなにカッコイイ山だとは知らなかった。唐松岳の山頂から五竜岳を望んだとき、惚れ惚れした。そして、その山頂からの景色は北アルプスのほとんどが綺麗に見える。
断念した鹿島槍ヶ岳までの稜線は起伏に富み、いつかチャレンジしたいと思わせる道だった。
新しい山に登ると、また新しく登りたくなる山ができるから登山はやめられない。
そして、他人のようだった山が、一度その山に登ると、とても親身に感じられ、遠くからその山を見るだけで自分の景色になる。
白馬岳、唐松岳、五竜岳とそれを繋ぐ稜線を遠くから見たときにそれは今までとは違って見えるんだろうな。
五竜岳の素晴らしい景色を後にして、一気にアルプス平まで遠見山尾根を降りる。
コースタイムで4時間のところ、2時間程度で下山。ほとんど同じペースで駆け下りていた女性の気配をずっと背中に感じていたが、最後の最後で抜かされてしまった。その人がいなかったらこのペースで2時間下り続けることはできなかっただろう。速かったなぁ。
初日は久しぶりの悪天候で新しい経験や気づきがあったし、2日目は思い通りのペースで歩くことができた充実した山行となった。
こんにちは!
23日〜24日で、八方尾根から栂池まで反対方向に歩きましたが、私達が唐松に上がった時は既に五竜岳に行かれてたのでニアミスですね。
22日は悪天候だったんですね!(>_<)こちらは同行者の休みの都合で23〜24になったんですが、二日とも素晴らしい天気で良かったです(笑)
23日の10時過ぎに唐松岳から不帰キレット方向へ行ったら、天狗の頭でおじさんを一人抜いただけで、白馬鑓まで同方向は誰も来ませんでした!(笑)
テント泊された天狗山荘は先を急いでいたのと、玄関に営業終了の表示があって窓も締まっていたので覗きませんでしたが、売店とテントの受付は開いてたんですね!
扇沢から唐松岳のルートは去年テント二泊で歩きましたが、とてもいい所ですね♪
Bur0さんのおっしゃる通り、歩いた山はそれまで遠くから見ていた時と違って見えます!
お互いこれからも山歩きを楽しみましょう。
四国からですがアルプス辺りには頻繁に出没してますので、何処かで見かけたら宜しくお願い致します。(^^♪
コメントありがとうございます。
ニアミスでしたね。24日も良い天気だったんですね。羨ましい!
天狗山荘のオーナーさんは24日に小屋閉めて下山するとおっしゃっていたので、もしかしたらnekojigenさんが到着したときには空いてなかったかもしれません。
四国だったらいつか石鎚山にも行きたいですねー!
どこかでお会いできたらと素敵ですね。よろしくおねがいします!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する