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Yamareco

記録ID: 1609558
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

台風一過の大展望!餓鬼岳・唐沢岳(白沢登山口→東沢乗越→中房温泉)

2018年10月07日(日) 〜 2018年10月08日(月)
 - 拍手
ちろる その他1人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
18:41
距離
22.6km
登り
2,842m
下り
2,360m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:17
休憩
1:48
合計
12:05
5:49
111
7:40
7:41
98
9:19
9:19
144
11:43
11:45
3
11:48
12:45
10
12:55
12:55
29
13:24
13:25
21
13:46
13:52
73
15:05
15:40
63
16:43
16:44
30
17:14
17:18
25
17:43
17:44
5
17:49
17:49
5
17:54
餓鬼岳キャンプ指定地
2日目
山行
6:19
休憩
0:17
合計
6:36
6:27
180
餓鬼岳キャンプ指定地
9:27
9:27
33
10:00
10:16
102
11:58
11:59
64
13:03
天候 10月7日:晴れ
10月8日:快晴
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
バスタ新宿〜(さわやか信州号)〜信濃大町
信濃大町〜(タクシー)〜白沢登山口 通常4,000円
途中コンビニに寄って貰ったので4,500円でした。
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト
白沢登山口にあり

■コース状況
<白沢登山口〜餓鬼岳>
・登山道下部、魚止めの滝までずっと沢沿い。
 梯子や朽ちかけた橋の連続でアスレチック。
 増水時には注意!
・登山道上部は急登。大凪山を挟んで2回急登がある。

<餓鬼岳〜唐沢岳〜餓鬼岳>
・アップダウンが激しく体力的・精神的にキツい。
・花崗岩のザレ地や岩場と倒木だらけの樹林帯が交互に現れる。
・唐沢岳直下の急登は、滑りやすいズルズルの砂で危険。傾斜もかなりある。

<餓鬼岳〜剣ズリ〜東沢岳〜東沢乗越>
・剣のような岩が屹立するが殆ど巻き道で水平移動が多い。
・核心部は梯子や一本橋などスリリング。滑落注意!

<東沢乗越〜中房温泉>※破線ルート
・乗越上部の笹薮が深い。
・マーキングはあるので、注意さえすれば道迷いするような箇所は無かった。
・道は少し荒れ気味だが、この時期は整備された後なのか、踏み跡も多く意外と歩きやすかった。
(他のレコでは、沢沿いに溜まった倒木の山&崩落しまくった登山道など、とても酷い状況で身構えていましたが、今回はそれほどでもなく普通の登山道でした。)
・しかし沢の増水時は注意!

※このルート(燕岳〜東沢乗越)、以前7月に登った時は羽虫がうるさい印象だったので、今度は虫の少ない秋に登ろうと思っていました。
東沢の水量も秋のほうが少ないだろうし、7月よりは歩きやすかったと思います。 
 
 
その他周辺情報 ■登山後の温泉
中房温泉
東沢登山口にある中房温泉は、宿泊者専用で日帰り入浴は出来ません。
バス停近く(合戦尾根登山口)の中房温泉を利用。
前日夜、キャンセル続出のさわやか信州号で信濃大町へ。そして早朝、信濃大町からタクシーで白沢登山口に到着。登山口には簡易トイレが一基(ペーパー有/清潔感有)
前日夜、キャンセル続出のさわやか信州号で信濃大町へ。そして早朝、信濃大町からタクシーで白沢登山口に到着。登山口には簡易トイレが一基(ペーパー有/清潔感有)
登山口には数人の登山者。餓鬼岳は人気のないエリアだと思っていたので、意外と登山者がいることにビックリ。
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登山口には数人の登山者。餓鬼岳は人気のないエリアだと思っていたので、意外と登山者がいることにビックリ。
登山口のベンチで支度をして6時前に出発!
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登山口のベンチで支度をして6時前に出発!
台風25号通過の影響で稜線上は風が強いという話だったけど、登山口は無風。朝日に染まる山が美しい。
台風25号通過の影響で稜線上は風が強いという話だったけど、登山口は無風。朝日に染まる山が美しい。
しばらく林道を歩き、ここから左折。登山道に入ります。
しばらく林道を歩き、ここから左折。登山道に入ります。
雲も赤く染まります。
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雲も赤く染まります。
まずは軽く橋を渡ります。
まずは軽く橋を渡ります。
うっそうとした樹林帯
うっそうとした樹林帯
本格的な橋を渡って…
本格的な橋を渡って…
いよいよ白沢登山道って感じです。
いよいよ白沢登山道って感じです。
ここからしばらく沢沿いを進みます。
ここからしばらく沢沿いを進みます。
荷物がぶつからないように慎重にへつる。今回はテント泊なので荷物が重い。
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荷物がぶつからないように慎重にへつる。今回はテント泊なので荷物が重い。
水場の標識。このルートの水場は全て沢水。
水場の標識。このルートの水場は全て沢水。
しばらく橋や梯子のオンパレード。
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しばらく橋や梯子のオンパレード。
アスレチックが続きます。
アスレチックが続きます。
このまま沢を登るのかと思ったら、梯子で左手へ移動。
このまま沢を登るのかと思ったら、梯子で左手へ移動。
崩壊地のトラバース
崩壊地のトラバース
このあたりには、飛騨乗越のような、岩につけられたステップだけへつりもあった。そしてこの橋の途中から見えるのが…
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このあたりには、飛騨乗越のような、岩につけられたステップだけへつりもあった。そしてこの橋の途中から見えるのが…
紅葉の滝
紅葉は…まだ早いかな?
紅葉は…まだ早いかな?
こういう斜めな橋が続くと、なんとなく徳本峠に似ていると感じた。
こういう斜めな橋が続くと、なんとなく徳本峠に似ていると感じた。
そして軽く徒渉
向こう岸を登ります。
向こう岸を登ります。
梯子の連続
岩壁沿いを鎖を掴みながら進む。
岩壁沿いを鎖を掴みながら進む。
このような橋は数え切れないくらい。
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このような橋は数え切れないくらい。
ちょっと長めの橋で沢を渡る。
ちょっと長めの橋で沢を渡る。
きれいな沢の流れ
きれいな沢の流れ
昔はこの丸太橋を渡っていたのかな?
昔はこの丸太橋を渡っていたのかな?
その後は、はしごで岩を登り沢沿いの河原をゆく
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その後は、はしごで岩を登り沢沿いの河原をゆく
ヤバい楽しい!
歩いてきた道を振り返る。結構スリリング
歩いてきた道を振り返る。結構スリリング
魚止めの滝が見えてきた
魚止めの滝が見えてきた
吹割の滝?ちょっと違う
吹割の滝?ちょっと違う
滝の脇を登った先に…
滝の脇を登った先に…
ようやく指導標
まだまだアスレチックは続く。
まだまだアスレチックは続く。
そしてこの梯子を下った時、突然梯子が動いてビビる。上部だけ固定されていて下はグラグラ。
そしてこの梯子を下った時、突然梯子が動いてビビる。上部だけ固定されていて下はグラグラ。
樹がゴロゴロ
何気に倒木が多い
何気に倒木が多い
ちょっと渡るのが怖い橋
ちょっと渡るのが怖い橋
その橋を渡ってすぐに最終水場
その橋を渡ってすぐに最終水場
ここから急登が続く。
ここから急登が続く。
色づきはまだまだ
色づきはまだまだ
ここは先行者が間違えて直登した場所。よく見ると通行止めの目印として木の枝が置いてある。
ここは先行者が間違えて直登した場所。よく見ると通行止めの目印として木の枝が置いてある。
正解はこちら。直登前の場所から右折します。
正解はこちら。直登前の場所から右折します。
岩がゴロゴロしてきた。
岩がゴロゴロしてきた。
まだまだ急登
休み休み登る
登ってきた道を振り返る。
登ってきた道を振り返る。
まだまだガッツリ登ります。
まだまだガッツリ登ります。
足元は落ち葉。
振り返ると大町方面。
振り返ると大町方面。
やっと傾斜が緩くなったと思ったら大凪山を通過。
やっと傾斜が緩くなったと思ったら大凪山を通過。
ここで急登は一段落。ようやく気持ちよく歩ける。と思ったら…
ここで急登は一段落。ようやく気持ちよく歩ける。と思ったら…
倒木…まったく!変化に富んだ楽しい道です(笑)
倒木…まったく!変化に富んだ楽しい道です(笑)
奥に見えるのは唐沢岳?
奥に見えるのは唐沢岳?
この辺りはガスが漂っていたけど却って涼しくてよかった。
この辺りはガスが漂っていたけど却って涼しくてよかった。
崩壊地脇を通過
百曲がり入り口。ここから最後の急登。細かくジグザグに登るので最初の急登より少し楽だった。
百曲がり入り口。ここから最後の急登。細かくジグザグに登るので最初の急登より少し楽だった。
小屋まで30分。この案内に心が救われる。
小屋まで30分。この案内に心が救われる。
あと15分
餓鬼岳小屋に到着
餓鬼岳小屋に到着
「よくきた餓鬼岳」これを見に来た。
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「よくきた餓鬼岳」これを見に来た。
小屋のメニュー表
小屋のメニュー表
明日下山する東沢登山道の注意書き。確かに上部の笹は深いが、倒木や崩壊地はそれほどでもなかった。
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明日下山する東沢登山道の注意書き。確かに上部の笹は深いが、倒木や崩壊地はそれほどでもなかった。
キャンプ指定地にテントを設営して唐沢岳ピストンに出発。
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キャンプ指定地にテントを設営して唐沢岳ピストンに出発。
餓鬼岳と餓鬼岳小屋
餓鬼岳と餓鬼岳小屋
トイレ(紙無し)清潔ではありますが、靴を脱いでスリッパに履き替えるのがちょっと面倒。
トイレ(紙無し)清潔ではありますが、靴を脱いでスリッパに履き替えるのがちょっと面倒。
餓鬼岳到着
雲は多めだけど、風もないし空も青い。
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雲は多めだけど、風もないし空も青い。
明日進む予定の剣ズリ方面。東側のみ雲がもくもく
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明日進む予定の剣ズリ方面。東側のみ雲がもくもく
これから進む唐沢岳方面。
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これから進む唐沢岳方面。
餓鬼岳を出発。燕岳を彷彿とする稜線をゆく
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餓鬼岳を出発。燕岳を彷彿とする稜線をゆく
今にも落ちてきそうな岩の下を通ったり…
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今にも落ちてきそうな岩の下を通ったり…
奇岩を眺めつつザレた白い花崗岩の道を進む
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奇岩を眺めつつザレた白い花崗岩の道を進む
そしてここから樹林帯の中へ
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そしてここから樹林帯の中へ
樹林帯の中はなかなかハード
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樹林帯の中はなかなかハード
餓鬼岳から20分程で展望台に到着。こちらは餓鬼岳。
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餓鬼岳から20分程で展望台に到着。こちらは餓鬼岳。
餓鬼岳から剣ズリの稜線。燕岳方面は雲の中。
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餓鬼岳から剣ズリの稜線。燕岳方面は雲の中。
野口五郎岳など裏銀座の稜線
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野口五郎岳など裏銀座の稜線
展望台を出発。しばらく潅木の中を下る。
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展望台を出発。しばらく潅木の中を下る。
展望台から少し進むと行き止まり。唐沢岳へ行くにはここを右折します。
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展望台から少し進むと行き止まり。唐沢岳へ行くにはここを右折します。
右折してここから激下り!
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右折してここから激下り!
ガッツリ下って、餓鬼のコブを登り返して、しばらくダラダラ登って、最後に急登を登り唐沢岳…見るからにキツそう!
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ガッツリ下って、餓鬼のコブを登り返して、しばらくダラダラ登って、最後に急登を登り唐沢岳…見るからにキツそう!
しかも奥の大きなピークが唐沢岳だと思ったら大違い。唐沢岳は更にこの奥に隠れています。偽ピークに騙されたダメージは大きいので注意。
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しかも奥の大きなピークが唐沢岳だと思ったら大違い。唐沢岳は更にこの奥に隠れています。偽ピークに騙されたダメージは大きいので注意。
さてガッツリ下って登り返したここが餓鬼のコブ。まるで日本庭園のよう。唐沢岳が近く見えるけど気のせい。
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さてガッツリ下って登り返したここが餓鬼のコブ。まるで日本庭園のよう。唐沢岳が近く見えるけど気のせい。
餓鬼のコブから裏銀座の稜線。
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餓鬼のコブから裏銀座の稜線。
激下りしてきた斜面を振り返る。
激下りしてきた斜面を振り返る。
低い場所にはガスが湧いてきた。この先も何気にアップダウンが多い。
低い場所にはガスが湧いてきた。この先も何気にアップダウンが多い。
野口五郎岳〜三ッ岳の稜線。左に見えるのは竹村新道…あそこはとにかく長くてキツかった><
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野口五郎岳〜三ッ岳の稜線。左に見えるのは竹村新道…あそこはとにかく長くてキツかった><
餓鬼のコブの岩地帯を過ぎると、しばらく樹林帯の中をダラダラと登ったり下ったり…
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餓鬼のコブの岩地帯を過ぎると、しばらく樹林帯の中をダラダラと登ったり下ったり…
この区間が意外と長い。
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この区間が意外と長い。
唐沢岳が近づくと岩場が多くなる。もうすぐ唐沢岳だと思ったらピークはまだ先…一旦下ってまた登り返すこの絶望感。
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唐沢岳が近づくと岩場が多くなる。もうすぐ唐沢岳だと思ったらピークはまだ先…一旦下ってまた登り返すこの絶望感。
最後は砂でズルズル滑る急登(手を使って登るような急な傾斜)が続き心が折れかけた所で…
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最後は砂でズルズル滑る急登(手を使って登るような急な傾斜)が続き心が折れかけた所で…
唐沢岳到着!目の前は北アルプスの大展望!…のはずがガスガス
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唐沢岳到着!目の前は北アルプスの大展望!…のはずがガスガス
高瀬ダムが見えるかな?と、楽しみにしてたんだけど残念!
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高瀬ダムが見えるかな?と、楽しみにしてたんだけど残念!
丁度一番ガスってる時間帯。剣ズリ方面を眺めながら寒さに震えつつ行動食を食べてると…
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丁度一番ガスってる時間帯。剣ズリ方面を眺めながら寒さに震えつつ行動食を食べてると…
時々ガスが取れてその姿がくっきり!
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時々ガスが取れてその姿がくっきり!
さて唐沢岳を後にして餓鬼岳へ戻ります。
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さて唐沢岳を後にして餓鬼岳へ戻ります。
ここも倒木多し!
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ここも倒木多し!
ふと遠くを見ると槍ヶ岳。
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ふと遠くを見ると槍ヶ岳。
ようやくガスが切れて槍ヶ岳がひょっこり顔を出していた!
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ようやくガスが切れて槍ヶ岳がひょっこり顔を出していた!
これから登る餓鬼のコブ
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これから登る餓鬼のコブ
日没までにあの稜線まで登り返したい…と何気に急ぐ。
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日没までにあの稜線まで登り返したい…と何気に急ぐ。
なんとか日没に間に合った!歩いてきた唐沢岳方面を見下ろす。
なんとか日没に間に合った!歩いてきた唐沢岳方面を見下ろす。
燕岳〜北燕岳はまだ雲の中だけど、その稜線の肩に槍ヶ岳。
燕岳〜北燕岳はまだ雲の中だけど、その稜線の肩に槍ヶ岳。
赤いガスを纏った槍ヶ岳
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赤いガスを纏った槍ヶ岳
北アルプスの向こうに陽が沈む。
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北アルプスの向こうに陽が沈む。
太陽を飲み込んだ裏銀座のシルエット
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太陽を飲み込んだ裏銀座のシルエット
東側(大町方面)は雲海
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東側(大町方面)は雲海
雲海と唐沢岳への稜線。奥には蓮華岳・針木岳方面が見えるはず
雲海と唐沢岳への稜線。奥には蓮華岳・針木岳方面が見えるはず
展望台で日没の光景を楽しんで餓鬼岳へと戻ります。
展望台で日没の光景を楽しんで餓鬼岳へと戻ります。
もうすぐ餓鬼岳という地点で振り返ると…
もうすぐ餓鬼岳という地点で振り返ると…
雲の上に立山と剱岳のシルエット!以外と近い!
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雲の上に立山と剱岳のシルエット!以外と近い!
餓鬼岳から見た剣ズリ〜燕岳の稜線。稜線の奥に槍ヶ岳も見えた。
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餓鬼岳から見た剣ズリ〜燕岳の稜線。稜線の奥に槍ヶ岳も見えた。
満天の星空が白みだし、翌日は快晴。雲海の上に浮かぶ下弦の月が幻想的。
満天の星空が白みだし、翌日は快晴。雲海の上に浮かぶ下弦の月が幻想的。
今日も裏銀座はよく見える。昨日見えなかった烏帽子岳もバッチリ!
今日も裏銀座はよく見える。昨日見えなかった烏帽子岳もバッチリ!
燕岳〜剣ズリ〜裏銀座のパノラマ
燕岳〜剣ズリ〜裏銀座のパノラマ
6:30頃テント場を出発。少し登ると展望台。そこからこれから進む剣ズリ方面を見る。
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6:30頃テント場を出発。少し登ると展望台。そこからこれから進む剣ズリ方面を見る。
こちらは餓鬼岳方面。
こちらは餓鬼岳方面。
東側の大町方面は一面の雲海。
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東側の大町方面は一面の雲海。
さて、いよいよ難所の剣ズリへ出発!
さて、いよいよ難所の剣ズリへ出発!
今にも落ちてきそうな岩の下を進みます。
今にも落ちてきそうな岩の下を進みます。
剣ズリ付近は基本巻き道。鋭い岩峰に登ることは殆どありません。
剣ズリ付近は基本巻き道。鋭い岩峰に登ることは殆どありません。
稜線の西面を通ることが多いので涼しくていい。が、寒い時期だと逆の印象になるだろう。
稜線の西面を通ることが多いので涼しくていい。が、寒い時期だと逆の印象になるだろう。
さて、いよいよ剣ズリの核心部。長い梯子を下って…
さて、いよいよ剣ズリの核心部。長い梯子を下って…
大岩を巻いていくと、早速渋滞中。
大岩を巻いていくと、早速渋滞中。
八峰キレットや東鎌尾根のような印象です。
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八峰キレットや東鎌尾根のような印象です。
烏帽子岳〜針木岳・蓮華岳までの稜線が見える。一際目立つのは七倉岳と昨日登った唐沢岳。
烏帽子岳〜針木岳・蓮華岳までの稜線が見える。一際目立つのは七倉岳と昨日登った唐沢岳。
眼下に高瀬ダムが見えてきた。
眼下に高瀬ダムが見えてきた。
紅葉と剣ズリ方面
紅葉と剣ズリ方面
岩岩してきました。
岩岩してきました。
足元は角材のみ!
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足元は角材のみ!
ふと振り返ると…
ふと振り返ると…
鹿島槍ヶ岳!
立山・剣岳!
針ノ木岳と蓮華岳
針ノ木岳と蓮華岳
昨日登った唐沢岳の奥に北アの山々
昨日登った唐沢岳の奥に北アの山々
裏銀座と高瀬ダム。
裏銀座と高瀬ダム。
燕岳とその奥に槍ヶ岳。遠景は大天井岳〜常念岳かな?
燕岳とその奥に槍ヶ岳。遠景は大天井岳〜常念岳かな?
パノラマ!北アの大展望に笑いが止まりません。来て良かった!
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パノラマ!北アの大展望に笑いが止まりません。来て良かった!
ここで一旦景色とはさよなら。
ここで一旦景色とはさよなら。
ここからしばらく稜線から離れて下ります。
ここからしばらく稜線から離れて下ります。
長い梯子を下って…
長い梯子を下って…
樹林帯に突入。しばらく景色の見えない樹林帯が続く。
樹林帯に突入。しばらく景色の見えない樹林帯が続く。
大岩の間をすり抜け…
大岩の間をすり抜け…
ザレ地を横切り、東沢岳を目指します。
ザレ地を横切り、東沢岳を目指します。
燕岳〜北燕岳が目の前。手前へ伸びる尾根の鞍部が東沢乗越。
燕岳〜北燕岳が目の前。手前へ伸びる尾根の鞍部が東沢乗越。
東沢岳は岩峰の奥にありまだ見えない。
東沢岳は岩峰の奥にありまだ見えない。
ロウソクのような細い岩塔。
ロウソクのような細い岩塔。
そして東沢岳に到着。
そして東沢岳に到着。
ここは山頂には登らずに…
ここは山頂には登らずに…
巻いて進むようです。
巻いて進むようです。
東沢岳から歩いてきた稜線を振り返る。一番奥の餓鬼岳からなだらかな稜線〜剣ズリ(中沢岳)〜樹林帯と、アップダウンを繰り返しここまで来た。
東沢岳から歩いてきた稜線を振り返る。一番奥の餓鬼岳からなだらかな稜線〜剣ズリ(中沢岳)〜樹林帯と、アップダウンを繰り返しここまで来た。
後はもう下るだけ。東沢乗越まで下ります。
後はもう下るだけ。東沢乗越まで下ります。
東沢乗越までほぼ笹道。笹をかき分け、何度も倒木を跨いだり潜ったりしながら…
東沢乗越までほぼ笹道。笹をかき分け、何度も倒木を跨いだり潜ったりしながら…
東沢乗越到着。これで前回常念岳から歩いてきた稜線が繋がった!
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東沢乗越到着。これで前回常念岳から歩いてきた稜線が繋がった!
ここで遅い朝ごはん。これから下る東沢登山道は「荒れている」とか「ほぼ廃道」と言われているので気を引き締めます。
ここで遅い朝ごはん。これから下る東沢登山道は「荒れている」とか「ほぼ廃道」と言われているので気を引き締めます。
さて東沢乗越からまずは笹の激ヤブを下ります。足元が見えにくいうえに細い道の片側は崖…踏み外すとヤバい感じは皇海山の六林班峠付近の笹薮に似ている(あそこまで酷くないけど)
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さて東沢乗越からまずは笹の激ヤブを下ります。足元が見えにくいうえに細い道の片側は崖…踏み外すとヤバい感じは皇海山の六林班峠付近の笹薮に似ている(あそこまで酷くないけど)
10分程下って、ビッシリ生い茂った笹薮地帯を抜けました。辺りは枯れた植物ばかりだけど、やっと道らしい道になって安堵。
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10分程下って、ビッシリ生い茂った笹薮地帯を抜けました。辺りは枯れた植物ばかりだけど、やっと道らしい道になって安堵。
下ってきた方を見上げるとかなりの急斜面。ここの下りは砂地ズルズルで歩きにくい。ここを登りに使うと足元不安定で疲れやすいかも。
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下ってきた方を見上げるとかなりの急斜面。ここの下りは砂地ズルズルで歩きにくい。ここを登りに使うと足元不安定で疲れやすいかも。
西大ホラ沢出合に到着!白い河原が眩しい!そしていきなり渡渉…ここから対岸へ渡ります。
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西大ホラ沢出合に到着!白い河原が眩しい!そしていきなり渡渉…ここから対岸へ渡ります。
沢上部を見上げる。
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沢上部を見上げる。
その後は沢沿いを歩き、7〜8回渡渉を繰り返す。
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その後は沢沿いを歩き、7〜8回渡渉を繰り返す。
この日の水量は特に多いという程でもなく水も澄んでいて、前半は登山靴のまま岩の上を渡れる程度だった。
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この日の水量は特に多いという程でもなく水も澄んでいて、前半は登山靴のまま岩の上を渡れる程度だった。
沢歩きの合間合間にこのような歩きやすいところもあった。
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沢歩きの合間合間にこのような歩きやすいところもあった。
しかし最後の2つの渡渉はちょっと苦戦。水量も多くなり飛び石が少ない。ここで少し靴を濡らした。
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しかし最後の2つの渡渉はちょっと苦戦。水量も多くなり飛び石が少ない。ここで少し靴を濡らした。
そして最後のこの場所は、靴を脱いで裸足で堰堤前の浅瀬を渡渉。沢靴も一応持ってきてたけど、この1回の為に履くのも面倒で裸足で歩いたが、水の冷たさに途中足の指が攣ってヤバかった
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そして最後のこの場所は、靴を脱いで裸足で堰堤前の浅瀬を渡渉。沢靴も一応持ってきてたけど、この1回の為に履くのも面倒で裸足で歩いたが、水の冷たさに途中足の指が攣ってヤバかった
さて渡渉が終わると今度は高巻き。
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さて渡渉が終わると今度は高巻き。
なんと高さにして100m程登るんですこれが!最後の最後にこれはきつい!
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なんと高さにして100m程登るんですこれが!最後の最後にこれはきつい!
そして登ったら下ります。ここは「どうだん坂」というらしい。
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そして登ったら下ります。ここは「どうだん坂」というらしい。
ガンガン下ります。
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ガンガン下ります。
そして小さな沢を渡って、また登り返し…もうホント嫌><
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そして小さな沢を渡って、また登り返し…もうホント嫌><
そしてようやく道がなだらかになってきた所で「ブナ平」
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そしてようやく道がなだらかになってきた所で「ブナ平」
ブナ平付近も笹に覆われているけど、ここまで来ると道も歩きやすくなった。
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ブナ平付近も笹に覆われているけど、ここまで来ると道も歩きやすくなった。
崖の脇に架けられた橋を渡りつつ、幾つか砂防ダムの堰堤を横に見ながら下ります。
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崖の脇に架けられた橋を渡りつつ、幾つか砂防ダムの堰堤を横に見ながら下ります。
広々とした河原を歩く。増水時にはどの様になるのだろうか?(なんとなく流木が流れ溜まっていそうな気がする)
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広々とした河原を歩く。増水時にはどの様になるのだろうか?(なんとなく流木が流れ溜まっていそうな気がする)
河原から樹林帯に入ります。涼しい。
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河原から樹林帯に入ります。涼しい。
もうそろそろ登山口に着きそうな雰囲気。
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もうそろそろ登山口に着きそうな雰囲気。
橋を渡ります。ここまで来れば中房温泉は近い。
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橋を渡ります。ここまで来れば中房温泉は近い。
一際赤い紅葉と、紅葉が始まりつつある山
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一際赤い紅葉と、紅葉が始まりつつある山
中房川の右岸を歩き…
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中房川の右岸を歩き…
最後に橋を登って林道へ…
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最後に橋を登って林道へ…
林道へ出るとすぐ温泉の建物が見えた。階段を下って…
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林道へ出るとすぐ温泉の建物が見えた。階段を下って…
東沢乗越方面の登山道入口に到着!
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東沢乗越方面の登山道入口に到着!
登山口の目の前には中房温泉。しかしここは宿泊専用で日帰り入浴はしていません。日帰り入浴は合戦尾根登山口(バス停)の方にあるので移動。
登山口の目の前には中房温泉。しかしここは宿泊専用で日帰り入浴はしていません。日帰り入浴は合戦尾根登山口(バス停)の方にあるので移動。
東沢乗越登山口にある公衆トイレ。
東沢乗越登山口にある公衆トイレ。
2~3分歩いて、バス停近く(合戦尾根口)の日帰り温泉に到着。前回は有明荘の温泉に入ったのでこちらは初めて
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2~3分歩いて、バス停近く(合戦尾根口)の日帰り温泉に到着。前回は有明荘の温泉に入ったのでこちらは初めて
一応洗い場とボディソープ&シャンプーはあるもののここは露天風呂のみ。女性客は少ない。
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一応洗い場とボディソープ&シャンプーはあるもののここは露天風呂のみ。女性客は少ない。
湯船は2つあるが、一つはとてもぬるくて入れない。もう一つも少しは温かいがぬるめでした。
湯船は2つあるが、一つはとてもぬるくて入れない。もう一つも少しは温かいがぬるめでした。
入浴後は14:00のバスで穂高駅へ。穂高駅から特急スーパーあずさに乗れたので、そのまま新宿まで乗換なしで帰ることが出来てラッキーでした。
入浴後は14:00のバスで穂高駅へ。穂高駅から特急スーパーあずさに乗れたので、そのまま新宿まで乗換なしで帰ることが出来てラッキーでした。

感想

台風25号が通過した体育の日3連休。
初日6日(土)は台風が北陸沖を通過したため、雨の影響は少ないものの夜は強風が予想されていた。なので今回は台風の影響の少ない翌7日から1泊2日で登れる『餓鬼岳・唐沢岳』へ。このルートは4年前、常念岳〜燕岳と縦走してきて、雨のため東沢乗越で撤退したまま。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-477710.html
今回はその続きを縦走しました。

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